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2011年1月17日 (月)

ゴルフ小説挿絵-5(ゴルフ本について-2) (2009年2月26日)

Bu090226


これは、サトルさん ( https://blog.golfdigest.co.jp/user/woodhouse/ )さんのゴルフ小説「サドンデス」の第9話の挿絵です。
サトルさんのブログを是非ごらんになって下さい。

さて、「ゴルフの本」についての考察、その2です。

何回か「レッスン書以外の」ということで書きましたが、レッスン書が「くだらない」とか、「役に立たない」とかは、全く思っていません。
私自身、ゴルフのイラストを描き始めた当初から数えると何十冊のレッスン書のイラストを描いたか判らないくらいです。
その中には、「これは凄いなあ」、とか、「これは絶対役に立つ」なんて感じた本がたくさんありました。
たとえば、金谷多一郎プロの理論を漫画で描いた、「ゴルフはスナップだ!」とか「シングルの法則」なんかは今見ても頭を柔らかくするのに役に立つと思いますし、最近描いた「頭の悪いゴルファー、良いゴルファー」なんかも、発想の転換に非常に役に立つと思います。
そんな中で特に注意したいのが、「ストップモーションの写真」を参考にするな、ということです。
レッスン書は、内容が「写真」のものと「イラスト」のものと2種類ありますが、ただ写真を載せて参考にしてある本は、上級者以外は誤解したり、間違ったりする可能性が非常に高くなります。
そこに乗せてあるプロの「ストップモーション」の形を自分でまねようとすると、とんでもないクセや間違いの入ったスイングになることが多い。
それはプロは「一連のスイングの流れの中で」その形になったわけで、その「形」を作ろうとしてスイングしているのではない、ということ。
でもアマチュアの殆どは、「その形」にしようとしてスイングする...結局その前と後のスイングの形はプロとは似ても似つかぬものになってしまう。
それを真面目なゴルファーは重ねて練習するものだから、いわゆる「練習して下手を固める」とか「直せない酷いクセ」のスイングになってしまうわけだ。
もちろん独学は、プロに習うより遙かに難しいものだけど、(プロに習うなんて事は)環境が許さないアマチュアゴルファーも沢山いるのは間違いない。
だから、そういう人にアドバイスすると、「写真」ではなく「丁寧なイラスト」を使ったレッスン書を選ぶことをお勧めする。
それは自分の仕事でもそうなのだが、「動くものを2次元に納める」過程で、ゴルフを知っているライターとイラストレーターは、「ストップモーションでも誤解が無くなるように、その前後の動きまで含めて、イラストに描こうとするから」だ。
だから、実際に写真でとった形とはあえて違う形にイラストを描いたりする。
もしそれだけを見て独習した場合、その方が「悪い」「やっちゃいけない」事をしなくて済むからだ。
...ただ最近は、そんな良心的な仕事をすることは、難しくなってきてはいるけれど。


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「こんばんは
分かっちゃいるけど、レッスン書や雑誌の写真を参考にしてしまうのが、一般ゴルファーの悲しい性です
探究心だけならプロにも負けていない気はするのですが、センスが努力にフタをしてしまいます(悲)
Posted by:Shu at 2009年02月27日(金) 00:00

Shuさん、こんばんは。
いや参考にするのはいいんですが、「どこを見るか」って難しいんですよ。
動きの中の一瞬を止めた「写真」は、非常に誤解されやすいものなんです。
まあ、その点DVDやビデオ映像なんかの「動き」の中で、見ることが出来れば誤解する部分は少なくなるんですが...
でも、DVDなんかの映像もそれはそれで、今度はプロと自分の身体の違い(例えば身長体重、体型、硬さ柔らかさ...関節の可動範囲、筋力の強さ、バランス、等々)を考慮しないと、自分にプラスどころかマイナスにもなりかねない事もありますし...
ゴルフってのは動かないボールを打つんで難しいんです...
Posted by:大叩き男 at 2009年02月27日(金) 00:59

「頭の悪いゴルファー、良いゴルファー」にも、同様のことが書かれてましたね。連続写真で、真似て良いのは、アドレスやトップくらいだって。
キモに命じておかないと・・・・
Posted by:MR-G at 2009年02月27日(金) 01:1

おはようございます。
プロのスウィング写真を見て参考に出来るほど、自分のスウィングが判ってません(たまに見ると「これ誰?」と思うほど愕然とします・・・笑)
自分が調子良かった頃の画像なり動画なりが有ったら、一番参考になるんじゃないかと思う今日この頃です。
さて、調子良かったのは何時だったっけ?と、考えると悲しくなりますが・・・
Posted by:koba at 2009年02月27日(金) 09:10

MR-Gさん、こんにちは。
そうです。
部分を切り取っても、それだけじゃあ役に立つ薬にはならず、むしろ毒になることが多いんです。
例えば、タイガーの連続写真、素晴らしいスイングですが誰の役にも立ちません。
見て、「すごいなあー!」というしかないスイングなのです。
Posted by:大叩き男 at 2009年02月27日(金) 11:20

kobaさん、こんには。
本当に迷路にどっぷりと嵌ってしまったようですね。
そんな時には、中古クラブショップで「レディス用のアイアン」とか買ってきて、使ってみたらよいかも知れませんよ。
昔やった仕事で、どうにもならない状態になった人が、破れかぶれで奥さんのアイアン使ってみたら、見事に復活できた...なんてことがありました。
今までのと、全く違う硬さ、重さ、バランス、グリップが、がんじがらめになっていたその人の動きを解放した、ってことらしいんですが...いかが?
Posted by:大叩き男 at 2009年02月27日(金) 11:26

大叩き男さん、こんにちは
たびたび紹介していただいてありがとうございます。
 自分も最近思うのですが、レッスン書って難しいですよね。
 ゴルフの動的なものを写真や文章といった静的なもので表現しようとする試みですよね。結局そういったものは大叩き男さんのおっしゃるように受け手の感性次第ってことになるんでしょうか。同じレッスン書を読んでもシングルとアベレージじゃ受け取る内容が全然別ってことすらあるかもしれませんよね。
 レッスン書を正しく読むためにはそれなりの技量が必要とされるってことになれば、逆にそれだけの技量があればレッスン書は必要ないってことにもなりかねないかも・・・パラドックスですよね。
 個人的にはプロに習うのが一番早道かとは思いますが、お金はかかるし、プロ自体が玉石混合だし・・・。アマチュアが上手くなる道のなんと険しいことか・・・。
Posted by:サトル at 2009年02月27日(金) 11:49

サトルさん、こんにちは。
あの小説「サドンデス」を楽しんでくれる人が、一人でも増えると良いんですが...
本当はレッスン書を選ぶことは難しいことなんですよね。
以前、ベン・ホーガンの書いた本がありましたが、怖いのは一番基本が「フックで苦しんだベン・ホーガンが、どうやってフックを抑え、フェードあるいはよりストレートに近いボールを打つ事が出来るようになったか」を書いた本なんですね。
だから、スライスしか打てない人が読むと....
レッスンプロも玉石混淆、というより、教わる人に合う合わないがありますから、選ぶことは難しいことです。
なんだか、それも運次第、なんて気もしてきますねえ(笑)。
Posted by:大叩き男 at 2009年02月27日(金) 12:56 」

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