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2011年1月17日 (月)

いかなる星の下に... (2009年6月28日)

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間違いなくスターとなる星の下に生まれてきた男がいる。
ただの実力とか幸運だとかの範囲で測れないようなことをしてしまう人間がいる。

一度二度の幸運ならともかく、予想もしてなかったときに起こるラッキーならともかく...
「ここで、こうなって欲しい」「こんなときこそ、こうなれば..」なんて願いは我々常人ならいつも思うことだろう...そしてそんな都合の良い願いなんて、ほぼ100パーセント叶わないことというのを身に染みて知っている。

ところが世の中には、「ここ一番」でそれをやってしまう人間が居る。
もう一回やっても絶対にそんなことは不可能、なんて事を肝心要の場所で実現させてしまうのだ。
そう言う人間が「スーパースター」と呼ばれる存在になる。
いくら才能があっても努力しても、それだけではその存在になることはできない。

かってのパーマーが、ニクラスが、トム・ワトソンが、バレステロスが、そしてタイガー・ウッズが、そういうことをやって来た。
歴史に残るスター達は、いずれもここ一番で観客の夢を叶えるスーパープレイを出来た男達だ。

石川遼、全英オープン参加資格を優勝で勝ち取った。
一時は5打リードしていたのを、12番で2OBして9を叩き追いつかれる。
このあとに16番でチップインイーグル。
明らかに強すぎるミスと見えたアプローチだったが、ピンに当たってイン。
もう一度入れようとしても、おそらく何回打っても無理だと思われる。

これが女神に愛されている男のプレー...スターとなる資格を持っているもののプレー。
真っ直ぐ育てば、間違いなく日本を代表するゴルファーになるだろう。

まだまだ全英で上位に来るなどとは言えないが、経験を重ねることで間違いなく世界に通用するようなゴルファーになると思う。
ただ心配なことが二つ。
世界に通用するような「何か」があるのを判らせたんだから、もう一般の普通のゴルファー(プロも含めて)が自分のレベルのスタンスから注文をつけることは、「才能の無いものが才能のあるものに教えることは出来ない」ということを周囲が理解するべきだ。
そして、それを理解したら、これからは本人が尊敬できるような、才能のある「本物のレッスンプロ」に自分のスイングのチェックをしてもらうことだ。
それから、ニクラスやタイガーが心配しているとおりに、石川遼自身がゴルフに集中すること以外の楽しみを見つけたら、それを平行して楽しむこと(勉強でも女でも友達でも他のスポーツでも)。
でなければ、20代の半ばには燃え尽きてしまう気がする。

全英オープンで自分の現在の力を身をもって理解して欲しい...そして世界に飛び出していって欲しい。
あのマスターズの前のように、見苦しい騒ぎの数々を身内から巻き起こすなんてバカなことがないように...
もう完全に親離れするときだ。


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「大叩き男さんの意見と同じ気持ちです。
もう石川Proは、一流のコーチについて熟成させて行くべきなんじゃないかと思います。
...それに普通の若者と同じような体験もすることが必要なんじゃないでしょうか。
おそらくでは、そういうことは無理なので.... 留学してある程度離れたほうが良いんじゃないかと老婆心ながら思ってしまいます。
Posted by:Macdady at 2009年06月28日(日) 21:33

こんばんは。
あのチップイン、解説の牧野プロが「ちょっと強い」って
言った直後にパコン・・・
一瞬絶句・・・
見てたジブンはつい「うわぁ~」って大声。
あんなの見たら、次も絶対期待しちゃいます。
18番も同じ様なアプローチ。もしやまたかって、大半の
人は思ったはず。
鳥肌たちました。大叩きさんの言う様に、お父さんは
誰かに託すべきだと思うなー。
Posted by:ばたやん at 2009年06月28日(日) 22:37

観てました
あの場面で、あれが入っちゃうとは...
勝って全英を決めた事も大きいですね
自制心の利かない大人が彼の周りをウロウロしてしまうのも、スターの宿命なんでしょうかね
Posted by:Shu at 2009年06月29日(月) 00:47

Macdadyさん、こんにちは。
そうですね。
日本で普通の暮らしはもう無理でしょうね...
スターの代償として、しょうがないものなんでしょうが、あと5年くらいは自分の意志で動ける「青春」を楽しんで欲しいなあ。
そう言う意味では「留学」も選択肢の一つかも。
Posted by:大叩き男 at 2009年06月29日(月) 08:30

ばたやんさん、こんにちは。
ある意味で解説者である「プロ」の理解を超えているんですよね。
もっともっと大きな「才能」が、こういう「才能」を育てなければ...というより育てることが出来れば、間違いなく世界レベルになると思うんですが。
普通の人間が足を引っ張るような事だけはしないようにしなくては。
全英で4日間戦えれば、彼自身がまた一回り大きくなると思います...楽しみ、楽しみ。
Posted by:大叩き男 at 2009年06月29日(月) 08:35

Shuさん、こんにちは。
ああいうことをしようとしても、99パーセントの人間は出来ません。
例え出来ても、それはほんの一回だけの「マグレ」というやつで、ここしかないという場面で何度もやってしまうのが「選ばれたスーパースター」なんですよね。
これからは、金の匂いをかぎつけて集まってくる「有象無象」をガードして、本人に一番良い環境を作ってやる人間が必要ですね。
Posted by:大叩き男 at 2009年06月29日(月) 08:40

こんにちは。
今の有名どころのレッスンプロにしても、結局は「基本」であって、それに選手の個性をプラスして、いかに良い所を伸ばすかだけだと思います。
マスターズ前に付いた某コーチの「異端の理論」によるスウィング改造なんて愚挙により、大事なマスターズを棒に振った失敗を繰り返さないでと願うばかりです。
Posted by:koba at 2009年06月29日(月) 14:56

こんばんは。
私も彼を大きく成長させるために
お父さんから離れることが必要と思います。
お父さんが子離れしないとだめか。。。
Posted by:よっちゃん at 2009年06月29日(月) 21:57

kobaさん、こんばんは。
私が「彼に必要なコーチ」というのは、彼のスイングを作ろうとか、変えようなんて人ではありません。
今、そして、少し前、そしてこのあと、のスイングをチェックして、「今こういうボールが出るのは前の時と比べて、こういう風にスイングが変わったからだ」と言える人です。
つまり、スイングをちゃんと見ることが出来る人。
意外と、ちゃんとスイングを見ることが出来るコーチというのはいません。
一番多いのは...これは明日の記事に書きましょう。
Posted by:大叩き男 at 2009年06月29日(月) 23:14

よっちゃんさん、こんばんは。

「子供」も、いつまでも「自分の子供」ではありません。
まして、「プロ」として動き出して実績も残して居るんだから、親として関わるなら裏方に回って黒子に徹するべきですね。
Posted by:大叩き男 at 2009年06月29日(月) 23:19 」

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