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2011年1月18日 (火)

ゴルファー考...2  (2010年5月21日)

Bu100521

以前、ジュニア時代から活躍していたプロに、「フック」「スライス」の打ち分け方を取材した事がある。
...その時のプロの答えは「スライスやフックを打とうと思えばいいんです。」
子供時代からゴルフを本格的に始めた人間にとって、それが自然な事らしい。

例えば我々は100ヤード、60ヤード、30ヤードを打ち分けるのに、練習場でバックスイングをどのくらいあげれば? フォローはどのくらい? スタンスは? フェースは? なんて自分で試して打ってみて覚えようとする。
しかし、子供時代からゴルフをやっていると、「あそこまで打つ」と思うだけで身体が動くようになるという。
それは、ゴルフを純粋な「球技」として接しているから...
例えば他の球技...野球で「どこにどのくらいの強さで投げる」とか、テニスで「頭を越えるロブを打つ」、卓球で「ドライブをかけてコーナーを狙う」、バレーボールで「高いトス、低いトスを上げる」、バスケットで「シュートを打つ」などと同じレベルらしい。
ボールを曲げる事も同じ、打とうと意識すれば身体が自然に反応する。
...大人になって頭で考えながらするゴルフとは違うのだ。

そして、そういうジュニアの「球技」としてのゴルフは、まず「スコア」という事になりやすい。
一番シンプルで、結果の優劣が一番判りやすい...純粋な「球技」としてゴルフに接していれば、他の球技と同じ「勝ち負け」や「順位」が第一になるのは自然な流れとも言える...競技、試合というものがあるんだから。

そして、その道の果てに、あのタイガー・ウッズや石川遼のような「スター」や「成功者」や「大金を稼ぐ」という事を手にした存在がいる。
そしてその道は、本当は極めて厳しいものなんだけど、目の前の試合から繋がっているのも事実。
そこで必要なものは「スコア」。
「スコア」さえ良ければ、何もかも手に入る...例えば、これからの試合を全て2アンダーで回る事ができたら、どのくらいのものが手に入るのだろうか。
上手くいけば、世界一まで手に入る。
二日間で4アンダー、四日で8アンダー、それをずっと続ける...優勝出来ない試合も勿論あるだろうけれど、殆どすべてが手に入るスコアじゃないか?

対して、我々大人になってから始めたゴルファーは、技術的な面ではすぐに「行き着くところ」が見えてしまう。
真面目に仕事している人でも、努力次第でシングルにはなれる。
でも、仕事と両立させながら5下になるのは非常に難しい。
ましてや0やプラスハンデに普通の人がなれるのは奇跡に近いだろう。
それだけ苦労しても、さらに上がいるのはすぐに判る...「下手なプロ」だってアマより上手いのだ。
ただ、どんなゴルファーでも純粋な「スコア」以外の事...マナーやルールを守って楽しんで行く事によって、他の事では得られない多くの喜びを得る事ができるのがゴルフなのだ。
そこが素晴らしいから、スコアが良くならなくてもゴルフをやめない。
自分を高め、いい仲間に出会い、長く続く楽しみを手に入れる事ができる。
ジュニアの競技ゴルフ、トップアマの試合のゴルフ、そしてプロのゴルフとは全く別のゴルフを我々は楽しんでいる。

プロの華麗なスイングやテクニックは、我々にとって「素晴らしいショー」ではあるけれど、決して「参考にする」ゴルフではない、と私は思うのだが。
我々の楽しんでいるゴルフと、プロのゴルフは全く別のもの。
だから、ジュニア時代から「スコア」一辺倒で勝ち抜いて来たプロに、マナーやルールのお手本まで求めるのは間違っている...最近の事件を見ていてそう思う。

そういえば、昔取材に行くたびに感じていた事だけれど、(最近のプロのことは知らないが)試合に勝つようなプロというのは社会人として「?」というような人間が多かった。
挨拶をちゃんとできて、言葉遣いも受け答えも気持ち良いような「いい人」のプロは、試合で良い結果を残す事が少なかった...

スコア至上のゴルフの、行き着いた姿がそうなのか、と感じて淋しかった事を覚えている

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「だからUSPGAはチャリティーに力を入れてるんでしょうね
役に立たない事ではナンバーワンなスポーツだと思いますし ゴルフってば(笑
だからこそ文化レベルの高さ 優雅さが問われると思いますね
なにかっつーとカネカネ言ってる輩ができるモンではナイはずですよ(^-^)v
Posted by:とりあへちゃ at 2010年05月21日(金) 14:35

追記
この場合のカネは賞金のコトです
職業ゴルフにはなんかさもしさが漂ってる気がします(-"-;)
Posted by:とりあへ補足 at 2010年05月21日(金) 14:41

去年の日本シニア、中継を見ていて思った事が有ります。
大雨の降る決勝ですが、優勝者は渡部司、同組の高橋勝成。
終盤のホールでティーショットを終えた高橋勝成が、(恐らく
ハウスキャディーだと思いますが)クラブをしまうキャディーさんに
とても自然に傘をさしている光景でした。
優勝争いでギリギリの位置にいるのにキャディーさんの事を
気遣っている高橋勝成のファンになりました。
プロであり、ごく普通の人の行動がギリギリの時にも出来る
温かい人だと思います。
何故かホッとした自分が居ました・・・。
Posted by:joshua at 2010年05月21日(金) 20:03

とりあへさん、こんばんは。
結局、自分たちが楽しむゴルフと賞金を争うプロゴルフは違うものだと、みんなが判って来たような気がします。
プロがいなくても、自分たちがプレーするゴルフは本当に長く楽しめる面白いものだと。
100叩いてもゴルフは面白いんです。
Posted by:大叩き男 at 2010年05月21日(金) 21:03

joshuaさん、こんばんは。
あとで違う機会に書こうと思っていた事ですが...シニアプロの事。
若い頃傲慢で態度が悪くて、普通のアベレージゴルファーなんて鼻も引っかけないようなプロだった男が(高橋勝成の事ではありません)、シニアに出られるくらいの歳になった時に、まるで違う人のように変わっていたのに驚いた事があります。
聞いた話では30半ば過ぎから試合に出ても賞金を稼げないようになり、本当に生活に苦労していたという事でした。
そのために50歳を超えてシニアの試合に出られるようになった時には、その苦労のために礼儀正しく気遣いのできる穏やかなゴルファーになっていたのだと。
苦労しないで、ゴルフの腕だけでプロになって脚光を浴び、勘違いしていた事を猛烈に反省していた、と。
Posted by:大叩き男 at 2010年05月21日(金) 21:17

たぶんゴルフはいいショットがバンカーに入ったりディボットに入ったり上手く行かないことも多いですよね~。他のスポーツでも団体競技なんかは誰かのせいで負けてしまったりとかも多いと思うんです。
おそらくゴルフにはまる人は自分のミスや失敗を認められる人が多いから比較的大人な人が多いんじゃないかと思いますがどうでしょう?
団体競技じゃ人のせいにも出来ますしね。(私も野球をしてましたが仲間意識が出来てそれはすばらしいスポーツだと思います。)
プロゴルフの世界じゃ他の人のせいにしないとやってられないのかもしれませんが、その様なプロの人間性は。。。。かもしれません。
Posted by:サブロー at 2010年05月21日(金) 22:06

「艱難辛苦汝を玉にす」と言いますが。
性格がねじ曲がってしまう場合もあるわけで、
苦労だったら何でもよいわけではない。
「質の良い苦労」をさせてくれる可能性が、
高いのが「ゴルフのルール」だと思います。
Posted by:たま at 2010年05月22日(土) 15:14

ゴルフのマナーってどうなんでしょう
最低限他のプレーヤーに迷惑を掛けない事!
ルールに従って、スムーズなプレー!
  ここまでならやってますが、
服装然り!襟付きのシャツに入場はジャケット着用!
田舎の親爺には精一杯のお洒落をして行かなければ!
外国のゴルフ場も同じなんでしょうか
教えて下さい
Posted by:おっちゃん at 2010年05月22日(土) 19:29

サブローさん、こんばんは。
確かにゴルフは個人競技なので、他人のせいにはできないはず...ところが、いろんなもののせいにする人は多いです(笑)。
天気のせい、同伴競技者のせい、クラブのせい、コースのレイアウトのせい、芝のせい、虫のせい、昨日の夫婦喧嘩のせい、朝の食事のせい...等々、等々。
プロは生活がかかっていますから、自分のせいにしてしまうと良い成績が残せなくなるのかもしれません。
「いいひと」になる必要も無いのかもしれないなあ・・・
まず「食えなくては」いけないのだから。
Posted by:大叩き男 at 2010年05月22日(土) 22:55

たまさん、こんばんは。
話はゴルフとは外れますが、我々貧乏人は小さい時から金で苦労したり、競争で苦労したり、自分の能力や「場」を見つけるのに苦労したりで、どうしても辛い目にあった反動で「疑りぶかく」「不信感の強い」「臆病」で「(自分を守るために)好戦的」になりがちです...その結果一癖も二癖もあるような人間になりがちです。。
(でも、本当のお金持ちは、そういう庶民の苦労を体験せずに真っすぐに育つ人が多いので、本当に純粋で善意に溢れた人間になりやすいような気がします。)
...そんないじけた苦労をして来た我々にとっては、ゴルフの苦労は良い部分だけを残してくれる力があるような気がします。
「気」だけですが(笑)。
Posted by:大叩き男 at 2010年05月22日(土) 23:05

おっちゃんさん、こんばんは。
恥ずかしながら、私は外国でゴルフをした事が無いので何とも言う資格がありません。
ただ聞いた話ですと、クラブによってそれは完全に違うそうで..。
名門と称されるところは、あくまでそのクラブのしきたりに従ってドレスコードはあると聞いています。
逆にハワイなどのリゾートコースでは、どんなカジュアルなスタイルでも良いそうだとか..
やはり「クラブ」ですから、そのクラブのしきたりに従う以外は無いと思いますが。
Posted by:大叩き男 at 2010年05月22日(土) 23:09

> 本当のお金持ちは~
本気でそう思っていらっしゃいますか?(笑)
Posted by:たま at 2010年05月22日(土) 23:15

たまさん、こんばんは。
そう言われると(笑)...僻みかも。
ただねえ、私の周りでは金持ちの息子や娘は「いい子」なんですわ。
本当に心配になるほど、信じやすくて...これは、個人の性格の問題かなあ(笑)。
金持ちの本当の気持ちは判らないし(笑)。
Posted by:大叩き男 at 2010年05月22日(土) 23:22 」

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