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2011年1月17日 (月)

忘れられないプロゴルファー39「岡本綾子」 (2009年5月25日)

Bu090525


岡本綾子...1951年4月2日、広島生まれ。

日本で最初の海外で「世界基準で戦ったアスリート」。
彼女の後に、野茂が出て、中田が出て、イチローが松井が...と道は出来ていった。

彼女が登場する前までは、女子プロゴルフ界はキャディー出身のプロが殆どだった。
そこに、ソフトボールで国体優勝したチームのエースで4番という、傑出した運動能力を持った岡本が飛び込んできた。
左利きだったのを右利きに変え、73年に22才で池田CCに入った岡本は、翌74年の10月の2度目のプロテストに合格してプロになる。
ゴルフを始めて2年も経っていない快挙だった(ただ素質だけではなく、暗くなっても懐中電灯の明かりでパット練習をやっていた、なんて言う伝説は沢山あるらしい)。

そして75年には初優勝、79年には日本女子プロゴルフ選手権優勝、80年には賞金女王、と一気に日本女子プロのトップに駆け上がって行く。
しかし、彼女の凄いところはプロになったときから、アメリカで戦いたいという意志を持ていたこと。
これを公言したために他の先輩プロから、色々と「いじめ」にあった、なんて言う噂もあった...休会届けを出してアメリカに渡るときも、後年のプロ野球の野茂の時と同じように決して好意ばかりで送られたわけではなかった。

81年からアメリカ女子ツアーに参戦。
アメリカツアーで通算17勝を挙げる。
その間1987年には、米国人以外では初となる「米ツアー賞金女王」となる。
しかし、メジャー競技には何故か勝てずに、単独2位が4回、2位タイが2回という結果を残すのみ。
特に87年のデュ・モーリエでは6打差のリードを最終日逆転負け、同じく87年の全米女子オープンでは3日目トップも最終的には3人のプレーオフとなり、2位に終わった。
(ただ、84年に全英女子オープンに勝っているから、今ならメジャーに勝ったことになる?)

順調すぎるように見える岡本だが、ソフト時代からの腰の酷使がたたり、84年には腰痛のために入院し、85年にはパパイア・インジェクション法という腰の手術を受けている。
怪我の功名というか、この腰の手術の後の岡本のスイングは、それ以前のパワフルなスイングから「パーフェクトスイング」とプロ仲間から言われるほどの、柔らかく膝を使ったスムーズなスイングとなる。

ゴルフ界では、彼女の後も続々とアメリカツアーに参戦する女子ゴルファーはいるけれど、まだ彼女の成績を上回るゴルファーは一人も現れていない。
(宮里や上田の苦戦の様子を見ていると、彼女のようなゴルファーはもう出ないかも知れない、なんて感じる)
今は女子プロ協会の仕事が忙しいようだけど、またあの素晴らしいリズムのスイングを試合で見てみたい、と思うのは俺一人ではないだろう。
...関係ないけれど、人間的にも魅力的な女性だと思っていたのに、独身を通しちゃったなあ...ソレンスタムみたいに、違う幸せも掴んで欲しかったんだけど。


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「トーナメントで活躍する姿は
余り記憶にないですけど
TV 12ch
夜のゴルフ番組は見ていました 
Posted by:toy at 2009年05月25日(月) 11:12

こんにちは。
彼女がアメリカで賞金女王になった頃、週刊文春のグラビアで
特集記事を組んでました。
そのタイトルが「いやぁ~岡本綾子って可愛いんだね」。
今でもハッキリ覚えてます。
確かに、私生活でのショットなんか、なかなか良い表情を
してました。
本業以外での取り上げられ方が、今から思うと??ですが、
女子ゴルフへの認識を広めたってことでは良いのかな・・
最近例の店で、彼女のスイングレリーフ見たばかりなので、
なんだか親しみわいちゃう、今日の大叩きさん記事でした。
Posted by:ばたやん at 2009年05月25日(月) 16:55

岡本綾子、大好きです!
彼女がプロになって、ダイワボウが作ったゴルフ場に勤務してたのが赤穂国際GCというコースなんです。
私の実家の近くにはその当時から岡本綾子が通ってた店とかが色々あるんです。
まぁ、そんなの別にして、競技者としての姿勢をホントに尊敬してます。彼女こそ、大叩きさんの仰る通り本物のパイオニアだと思いますね。
Posted by:ひろみろ at 2009年05月25日(月) 21:53

こんばんは。
全盛期の頃は、USLPGAの放映も少なくて残念でしたけど、今だったら大騒ぎの活躍ですよね。
TVの解説も好きですね~
アナウンサーの間の抜けた質問に苦笑するのが面白です(笑)
Posted by:koba at 2009年05月25日(月) 22:19

toyさん、こんばんは。
テレビの彼女の番組では、何となく気の抜けたのんびりとしたキャラクターでしたよね。
Posted by:大叩き男 at 2009年05月26日(火) 00:44

ばたやんさん、こんばんは。
そう言えば、ばたやんさんの記事にも登場していましたね。
もうちょっと彼女のキャラを、上手くマスコミが伝えられれば良かったんですが。
休会届けを出してアメリカに渡った彼女を、一部ゴルフ誌が良く書かなかった部分もあったので、彼女もマスコミを避けているようなところがあったのが残念です(この辺はプロ野球の野茂野ケースと似ていますね)。
Posted by:大叩き男 at 2009年05月26日(火) 00:50

ひろみろさん、こんばんは。
パイオニアの悲劇と栄光を、彼女ほど味わった人もなかったんじゃないかと...
一般の世界を目指すアスリート達は、もっと彼女に感謝するべきだと思います。
ゴルフ界でも、もっとその軌跡を認められるべき人だと思うんですが。
Posted by:大叩き男 at 2009年05月26日(火) 00:54

kobaさん,こんばんは。
今だったら、どんな騒ぎになっているんでしょうかねえ...
彼女が活躍した頃は、やはりまだゴルフは普通の人が気楽にやれるものではなかったですからねえ...
Posted by:大叩き男 at 2009年05月26日(火) 00:57

こんばんは
私は20年前、父親に連れられ初めて練習場に
見習うべきは、岡本綾子さんのスイングと
しきりに言ってたような記憶が
NHKでゴルフレッスンやってましたかね
岡本さんの米国での活躍、当時は日米変わらんと
思ってましたが、今振返ると凄いことですね
Posted by:海豚イ社員 at 2009年05月26日(火) 01:07

海豚イ社員さん、こんにちは。
腰の手術をした後の、膝を柔らかく使ったスイングは、プロの間で間では「パーフェクトスイング」と言われるほど完成度の高いスイングだった...今でも私はそう思っています。
それに引き替え、今の自分のスイングは(泣)。
これから、岡本並みに米国で活躍できるプロは...出ないでしょうねえ。
Posted by:大叩き男 at 2009年05月26日(火) 09:25

こんちわ (=^・・^=)
 アヤコさんの 柔らかスイング
 フニャスイングと言われていた記憶が
 NEC提供の ゴルフ番組(タイトル忘れました)の
 スキンズマッチは良く見てました。
  前の記事の 私の好奇心を満たしていただき
 ありがとうございました。
 なんとなく 人物像が私の中で浮かんできました。
 Posted by:選ばれし物 at 2009年05月26日(火) 10:00

選ばれし物さん、こんにちは。
柔らかスイング...私は正反対...多分。
理想と現実は何時も違う(笑)。
Posted by:大叩き男 at 2009年05月26日(火) 12:03 」

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