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2011年2月28日 (月)

ショットを狂わせるのは...

Bu110228


「ショットを狂わせるのは、スイングのメカニズムではなくて、スイングのリズムである」...デビッド・グラハム。

デビッド・グラハムは、オーストラリアのプロゴルファーで、日本でも活躍した後、1979年全米プロで優勝した。
アイアンの設計なども手がける、理論派である。

この言葉が当てはまるのは、おおむね100を切れるようになったゴルファーだろう。
それ以上叩くようなゴルファーの場合は、やはりスイングのメカニズムをレッスンプロにでも教えてもらった方がいいと思うんだけど..。

100を切れるようになったゴルファーには、覚えがあると思う。
ミスした時に、「何となくいつもの打ち方と違ってしまった」なんて事。
こんな時には、「これはテークバックが浅かったから」とか「トップで力んでオーバースイングになってしまった」とか「右を向いていたから悪いんだ」とか、自分のスイングの分析をするのが普通だろう。

デビッド・グラハムは、「そうじゃない!」と言う。
ミスショットなるようなスイングのミスは、そのスイングのメカニズムの狂いではなく、リズムが狂ったのだ、と。

思い当たる事があるだろう。
ほとんどのゴルファーは自分でミスをした時に、「ちょっと早かった」とか「いつもより遅かった」とか感じているはずだ。
それはインパクト迄の時間であったり、トップでの時間であったり、バックスイング全体の時間であったり、フォローやフィニッシュ迄の時間であったり。
それが「スイングのリズムの狂い」という訳だ。

以前、私がゴルフを始めた頃に「サイバービジョン」という、「見ているだけで」ゴルフが上手くなる、がうたい文句のビデオを売っていた(今でもあるかもしれない)。
これをもらって、半信半疑でぼーっと見ていた事がある。
それはドライバーやアイアンやアプローチなどを、プロが打つシーンを繰り返し繰り返し流し続けるものなのだが...見ていて眠くなるような代物ではあった。

しかしある夜、酒を飲みながらそれを何となく見続けていた結果、次の日のラウンドで自分はその当時のベストスコアを更新してしまった。
不思議なもので、何をどう打っていたかなんて映像は頭に残っていなかったのに、その繰り返しの映像についてくる「ヒュッ、バシッ」という音が頭に残っていたのだ。
自分が打とうとする時に、何となく頭に響いている昨夜の映像の音「ヒュッ、バシュッ」にスイングを合わせるとナイスショッットになるのだ。
ドライバーもアイアンも、アプローチからパット迄その音がついて回る。

つまり今思えば、そのスイングリズムが自分の頭に刻み込まれ、それに合わせる事で全てのスイングが同じリズムで出来るようになったと言う事らしい。
ただ、初めて見たと言う事での、その新鮮な刺激だから劇的な結果を生んだようで、その後はそのビデオを見ていると単調過ぎて眠くなってしまって...いつの間にかビデオもどこかに行ってしまったけど。

話はそれてしまったが、ミスのスイングメカニズムを追求して、なおかつそれを修正しようなんてのは、よっぽどの情熱と時間がない限り凡ゴルファーには上手く行きそうもない話。
それより、自分の一番いいスイングの時のリズムを、気合いが入った時も、不安でしょうがない時も、気の抜けた時も、同じように変えないで行けるように訓練したほうが簡単だと思う。

まあ、それはそれで、どんな場面でも心の動揺と興奮をクールに収めなくちゃいけない、なんて言う別な難しさがあるにはあるんだけれど...

自分のリズム、やり通してみない?

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