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2011年6月

2011年6月30日 (木)

もったいない

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そのオープンコンペで一緒の組になった人は、もうすぐ80歳というベテランゴルファーだった。
「私は60歳で退職してから、ずっと働いたことはありません。」
「今は少なくなりましたが、平均年間100ラウンドしてました。」
「関東地方のゴルフコースの9割は回りました。」
「イギリスやアメリカの有名なコースも、大体回りました。」

食堂での会話でも、日本のプロゴルフ界の実情やら、アメリカの最新のギアの情報やら、ゴルフスイングの練習方法やら練習道具やらに実に詳しい。
ファッションも流行の物に詳しいし、自分も石川遼ばりに右手にサポーターをしたりして、若々しい。

立ち居振る舞いも、いかにも会社員時代は偉かった人のような余裕と威厳を感じさせる。
キャディー付きのプレーだったが、クラブの受け渡しやちょっとした会話も洒落た感じを見せて、優雅なジェントルマンという風情。
ゴルフの歴史などの知識も、それなりに勉強しているようにも見えた。


...それなのに...
「キャディーさん、6インチありだよね?」
ボールのある場所にたどり着くと、いきなりしゃがみ込んでボールを掴む。
一見してどんなにいいライにあるように見えても、「全部」座り込んでボールをつかみあげて、芝の上にティーアップされたようにそーっと置く。

背筋を伸ばしてキリッとした、いかにも洒落た老紳士という姿が、いきなり「うxこ座り」してボールをつかみあげ、そのままそーっと細心の注意を払ってボールを芝の上にいじましく置く姿は...
それ迄の、威厳やかっこよさを全部トイレに落とし込んで流してしまったように情けなく...

ほかの同伴競技者は、その姿にお互い顔を見合わせてから、彼を見ないようにする。

もちろん、ローカルルールで許されているんだからペナルティーではない。
でも、彼の経験や蘊蓄豊かなゴルフの話は、平気でボールにさわれる神経と一致しない。
普通は、ゴルフが好きでそれなりに深くゴルフに接している人程、プレー中にボールに触ることを嫌悪する。
なぜなら、ゴルフは「play as it lies.」というのが基本中の基本だから。
だからゴルフは「ライのゲーム」ともいわれている訳だから。
ゴルフというゲームは、基本ティーショットを打ってからグリーンに乗せる迄、決して手でボールに振れてはいけないのだ。
(もちろん、アンプレヤブルやボール確認のため、などのいくつかの例外はあるけれど)

ゴルフにそれなりの時間とお金と情熱をかけて、平気でボールを触るゴルファーになるというのは...じつに「もったいない」。
彼がボールに触る度に、彼を見る目が「残念な人」という風になってしまうのが「もったいない」。
自分より遥かに年上でゴルフ経験の長い人...これ迄数十年そうして「ゴルフみたいな物」をゴルフだとして楽しんで来た人に、何も言うべき言葉は持ってないけれど...ただ感じるのは「もったいない」だった。

彼が平気で、あるがままのボールを打つ人だったら、どんなにカッコいいと思えたか。
全てのボールに触って、芝の上に時間をかけて慎重に置いた所で、どれほどショットが違うのか...スコアが良くなるのか、差はないだろうとしか思えない良い状態のフェアウェイで、触るたびに彼の姿がみすぼらしく思えてくる...なんて「もったいない」ことだろう。

なにより「6インチあり?」と聞いて、「6インチプレースありです」というキャディーに「おお、良かった」という気持ちが「もったいない」。


(ただ、どんないい状態のフェアウェイでも「6インチプレースあり」というゴルフ場にも問題がある)...これは後ほど。

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2011年6月29日 (水)

大事なクラブは...

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「キャディーバッグに入っているクラブの中で、大事なのは1にドライバー、2にパター、3にウェッジ」...ベン・ホーガン。

ベン・ホーガンと言えば、クール、冷徹、完全主義者などの人物評価と、メジャー9勝、もちろんグランドスラム達成...なのに1953年にはマスターズ、全米オープン、全英オープンを勝ったのに全米プロには出場しない、という変わった行動が知られている。
その間、1949年には自動車の正面衝突事故を起こして重傷を負い、再起不能と医者に見放されながらも11ヶ月後に奇跡の復活を果たす、という「鉄人」ぶりも知られている。

そんな完全主義者のホーガンの言葉、我々アベレージ凡ゴルファーにも十分通用する。
彼のほかの名言が、ちょっと上(遥か上か?)から見下ろすような言葉で、なんだか突き放したような冷たいニュアンスがある中で、この言葉は本当の本音のように聞こえる。

プロレベルの話は我々には関係ないので、自分たちの場合を考えてみると...ゴルフというのは100を切る頃からは、この言葉の通りが真実だと思えてくる。
100を切れるようになると、スコアを一番崩す要因が殆どの場合ティーショットなのだから。
セカンドをなんとか打てる場所にティーショットを打てさえすれば、次はグリーンに乗らなくても近くにはいく。
そうすれば、ピンに寄せるのは難しくてもグリーンには乗せられるし、2回に一回は2パットでボギーにはなるだろう...

でも、ティーショットがOBや池、林の奥や谷の底、なんて事になったら、グリーンに乗る迄に何打費やすことになるか判りやしない。
100切り前後から、アベレージ、シングルハンデだって、大叩きのビッグイニングを作る原因は99パーセント、ティーショットのミスなのだ。

ということで、まず我々はドライバーが2打目を打てる所に飛ぶように練習しなくてはいけない。
レッスンプロや上級者が、「ドライバーばかり練習するんじゃない」と教えてくれても、ともかくOBや林の奥に打ち込まない程度になる迄は練習しなくてはいけない。

...それからだ、パターの練習をしたり、ウェッジの練習をするのは。
そんなこと言うと、殆どの人は練習場でドライバーの練習しか出来ない事になるかもしれないけど...やるしかないでしょ(笑)。
ドライバーの練習に疲れたら、練習グリーンに行ってパターの練習をする。
練習グリーンがなかったら、ウェッジを打つ...フルショットやコントロールショット。

ほかのアイアンやウッドの練習がしたかったら、まずドライバーを安定させること。

...そんなに力の限りに振り回すのをやめたら、曲がり幅はホールの幅で収まるんじゃない?
飛ばしっこで負けたくないのは判るけどさ。

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2011年6月27日 (月)

2011年オープンコンペ第4戦

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急にオープンコンペに行って来た。
6月の梅雨の時期、仕事と天気予報の兼ね合いで雨に降られずにゴルフを出来るときなんて滅多にない。
ちょうど空いた日のオープンコンペを、ネットでいろいろ探す。

調べると、距離や金額や、賞品やコースの面白さなどで、みんな帯に短し襷に長し、という状況。
それなら、雨さえ降られなければ緑が濃くなってコースが奇麗なこの季節、好きなオールドオーチャードにしてしまえ、と。

やはり来てみるとオールドオーチャードは美しかった。
しかし、ゴルフはこの前の漫画家コンペから始めた「ハンマーもどき打法」がそろそろ暴れ出して来たようだ。
普通に打つと左、それを来にすると右にプッシュ。
おかげで2番3番連続池ポチャ。

なんだかんだで、前半43。
初めて使ったスパイダーロングは以外と良く入る。

みんな一人参加の好ましき同伴競技者の男達は、それぞれ独りのゴルフを楽しむためにオープンコンペを楽しんでいるそうな。
77歳のゴルファー以外は、ボールに触らず気持ちのよいゴルフをする。
そんな和気あいあいの昼食を終えて、外に出たとたんに大粒の雨。
天気予報じゃそんなこと言ってなかったし、雨男もいないのに...
10番をスタートする頃には土砂降り。
11・12.13番は、周りが雨でかすむ程の雨の中。
3w・4wのティーショットが池。
12番は7アイアンで大ダフリ。
13番は、グリップが濡れて滑って片手打ち。
雨のせいとは言いたくないけど、終わってみれば出だし4ホール、トリ・トリ・ダボ・ダボの10オーバー。
これじゃあ、50どころか60もある、なんて思ったとたんに雨がやむ。
そうして次が、このコースで一番好きな14番。
ジム・ファジオの設計したこのコースで、ここが一番美しい、と思う。

それじゃあ、慎重にと気を取り直したティーショット。
イメージ通りのフェードで残り90ヤード。
それを52度で軽く打って、ピンそば30センチ。

おかげで、4ホール10オーバーの後、5ホール2アンダー。
久しぶりに良く粘れたゴルフでありました。

おかげ新ペリアにきっちりはまって、ブッチギリの優勝。
黒毛和牛カルビの賞品は、男のメンツを立ててくれました.
これでまた大きな顔でオープンコンペに行けるかと。

ゴルフの女神さん、ありがとうね。

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2011年6月24日 (金)

温泉旅行から

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はっきり言って、自分は亡くなった自分の親には何一つ親孝行なんて出来なかったような気がする。
時折、孫を連れて遊びに行くことが親孝行だと思おうとしていただけだ。

そんな自分の両親が亡くなってしばらくの時間が過ぎて、奥さんの母親が90歳でただ一人生きている「親」となると、奥さんんがしたいという親孝行に付き合うことで自分の親不孝の罪滅ぼしをしてる気持ちになろうとしている、のが正直なところだと思う。

「温泉に行きたい」と言うので、どうせなら義母が知っている有名な温泉地に行こうと決めた。
誰でも知っている草津温泉で連泊。
東京からかなり高度が上がるので、涼しいことだし。

もう一つ義母の希望が、「食事はバイキングがいい」ということ。
義母は90歳になるというのにいろいろなことに興味津々で、「いろいろなものが食べたい」「コースで決まっている料理は嫌」、「好きなものを好きなだけ食べられるのがいい」と。
で、食事はバイキング形式の所を予約。

到着して、温泉に入り...あまり温泉には興味がないらしい。
夕食のバイキングは良く食べた。

翌日は天気予報以上の好天で、白根山初め2000メートル級の山々がくっきりと見える。
で、ホテルから見える残雪に興味津々の義母は「雪を触りたい」と。
そこで志賀高原迄のドライブをする事に...途中、「高い所が大好き」という義母のために白根山ロープウェイで往復したり、ドライブインで食事をしたり。
そして、折角だからと白根山のエメラルドグリーンの火口湖「湯釜」を見せるために、火口の上迄行くことに...これが大変なことだった。
駐車場から、火口の上迄行くのに結構な高度を登らなくてはならない。
道は、コンクリートに大きめの石が滑り止めにランダムに埋め込まれた狭い急な道。
駐車場の係員に「車椅子で登れるか?」と聞いたら「絶対無理」の返事。
しかし、何とかなるだろうと車椅子を押して登り始めるが....とんでもない運動となった。
手ぶらで、無料貸し出しのストックを両手に持って登る人達が、休み休み喘いでいる。
車椅子を引っ張って登る我々を見て、「無理ですよ」とか「大変ですよ〜」とか。

さすがに3分の一も登らないうちに全身汗だくで、太ももとふくらはぎがつりそうに...
休み休み半分迄行くと、今度は階段。
さすがに車椅子では無理なので、一歩ずつ歩いてもらうことに。
(体重50キロの義母をおぶろうとしたら、膝が痛くて立てなかった...無念)
降りて来る人達が呆れて声をかけてくれる。
...無限に続くような重労働のあと、やっと火口が見渡せる頂上へ。
光景は写真のように、はっきりと残雪や白っぽく光る火口湖が見えて、喜んでくれたのがご褒美か..

下りは下りで、自分が車椅子をこけないように腕と全身でおさえながら、一歩ずつ踏ん張って下りて行く。

もう、両足とも筋肉が震えて...駐車場に降りた時には、さすがにガッツポーズが出てしまった。
この筋肉痛、未だに筋肉の震えが収まらない。

湿原の池の周りに渡された木道も、行ってみたいというので車椅子で行ったが、狭い木道から車椅子が落ちないようにするのに、また両手の筋肉の大運動会...しばらく腕の筋肉と指の震えが収まらなかった。

それも、みんな温泉で寛いで、ビールをひたすら飲んで・・・

二泊三日の温泉旅行から帰る途中、気温19度が、26度、30度、34度と下に降りるに連れて上がって行くのに、いよいよ夏が来ているのか、と...

身体が疲れて重いので、ちょっと休養したあと、日々の暮らしに戻るつもり。
来週はゴルフの練習にでも行きたいと思っている。

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2011年6月21日 (火)

義母を連れて温泉へ

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今日の朝から、義母を連れて23日迄温泉に行ってきます。

年に一度くらいしか出来ない親孝行みたいなものですが、自分の親には何の親孝行も出来なかった身としては、最後の残った義母に出来るだけのことをしてやりたいと...

今回は草津温泉に2泊してきます。
もう90を越えた義母は歩き回ることは難しく、温泉に入ったり車椅子で動ける範囲でお土産買ったりがしたいというので...

幸い22日が晴れるということなので、のんびり車椅子を押して温泉街を散策出来そう。
食べ物はバイキングがいいというので、そういうホテルを予約して行ってきます。

三日程アップ出来ませんので、よろしく。

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2011年6月20日 (月)

2011年全米オープン最終日

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ゴルフの歴史に、新しい1ページが開かれた。
我々は新しい時代が始まったのを目撃したんだと思う。

かってタイガーが登場した時と同じ、時代を背負うスーパースターが見事に華やかに登場した。
といっても、4日間ブッチギリでトップを独走するという離れ業で舞台の中央に飛び出したローリー・マキロイは、一度ならずゴール直前で大崩壊を起こすという「苦労」ないしは「悲劇」を味わってからの登場であるので、単なるラッキーや勢いで脚光を浴びたわけではない。
普通の「強い」程度のゴルファーでは、一度手痛い自滅による崩壊を経験してしまうと、もう二度とこういうチャンスに平静でプレー出来なくなるし、チャンスそのものを掴むことさえ出来なくなる。
本物の「時代を作るゴルファー」のみが、手痛い経験を経てもなお強くなって戻って来ることが出来る。

マキロイにとって、最終日のラスト9ホール迄独走していたマスターズでの自滅の大崩れは、決して半端な傷ではなかっただろう。
普通なら、あんな経験をしたら自分自身が信じられなくなり、次のチャンスがあったとしてもその悪夢にずっと脅かされ続けるだろう。
だからこそ、それを乗り越えての今回の完全優勝は、技術のみならず気持ちの強さでも真のスーパースターになれたことを証明するものだと思う。

2位争いとは全く別次元でプレーしているような18ホール。
気持ちの乱れでバタバタするようなシーンは一つもなかった。
勝手に興奮するような派手なガッツポーズもなかった。

強さを感じるのに、まだまだ「未完成」という雰囲気も多くあった。
...つまり、まだまだ完成形ではなく、進化する余地が沢山あると感じさせるようなゴルフでもあった。
これからのマキロイのゴルフがどうなるのか、楽しみだ。
そしてマキロイを追う者達が、これでどう変わるかも楽しみだ。

タイガーの時代は終わった。
挑戦者の時には好感を覚えた態度も、チャンピオンになってからの大人げない態度には失望しかなかったタイガー。
馬鹿騒ぎのガッツポーズと、自分のミスなのに不愉快な顔や態度を隠そうともせず、周囲を不愉快さで一杯にするような、嫌なゴルフの時代は終わった。

マキロイはタイガーを反面教師として、真のチャンピオンに成長してほしいと願う。
そして願わくば、マキロイを追う若者達がのびのびと淡々と、溜め息をつくような技と姿勢を見せてくれる時代になることを望む。
暗く陰鬱なものではない、明るく爽やかで気持ちの良いゴルフの時代になることを願う

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2011年6月19日 (日)

2011年全米オープン3日目

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マキロイの1番ホールから18番迄をずっと見てしまった。
さすがに4時半頃からだと、眠い。

ほぼマキロイの優勝が決まったような今年の全米オープンになってしまった。
そのゴルフをずっと見ていると、ほかのゴルファーとは次元の違うゴルフをやっているように見える。
特に前の組で回っていたセルジオ・ガルシアが、かっては「神の子」と呼ばれた天才ゴルファーだったことを思えば、ガルシアとマキロイのプレーの差がほかのゴルファーとの実力差そのものと見えて感慨深い。

ゴルフのプレーというものに「絶対」はないから、最終日に何かが起こる可能性もない訳ではないが、あのマスターズでの大崩壊を経験しているマキロイであるからこそ、この全米オープンの最終日に再びの大崩壊が起きる可能性は少ないと思える。
それより、あのタイガーウッズがツアーデビューして初優勝をした時のような、「時代の変わり目」をまた目撃出来ることが幸運だと思いながら、最終日を見ることになるだろうと予想している。

昨年からのメジャーの優勝者は皆違うゴルファーだったけれど、どのゴルファーも時代を背負う程の存在感のない、いわば「小物」の優勝と感じていた。
それが、このマキロイには彼等と違うオーラを感じる。
だからこそ、最終日にもスコアを伸ばして、「全米オープンのぶっちぎり完全優勝」を成し遂げれば、これからはマキロイがゴルフ界を代表するスーパースターとなるだろう。
そうなればこれからは、マキロイを中心にJ・デイや、マナセロ、キロス、スネデカー、カイマー、それに石川らが挑戦して行く時代になる。
それはタイガーの時代の終焉であり、ミケルソンやエルスたちの時代の終焉でもあるということ。

既に我々が実際にプレーするゴルフとは全く関係が無い世界となってしまったプロツアーの世界だから、誰が優勝しようと自分のゴルフには関係ないのだけれど...ゴルフの歴史の1ページが書き変わる瞬間に遭遇することは滅多にないこと。

明日の朝は、新しいゴルフの世界を背負うスーパースターの誕生を、ゆっくりと楽しみたいと思っている。
それにしても彼等のゴルフ自体は、飛距離やホールの長さなど、我々のやるゴルフとは比較も共感も出来ない別なゲームをやっているような、「しらけた距離感」を感じるなあ...

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2011年6月18日 (土)

2011年全米オープン2日目

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朝早くから起きて見ていたけど、雷雨中断なんかがあって長い時間がかかった。
結局全員が終わることは出来なかったけど、日本の石川と久保谷は予選を通過出来たようだ。

いつも予選のカットライン上でドラマが起きる2日目、予選通過出来ないのが確実な大物はエルス、カブレラ、ヒューリック、キャンベル、イメルマンのメジャー経験者。
それに、一頃勢いのあった「元」若手、ローズ、スコット、ビジェガス...

上位に来た大物は、ガルシア、それに自分の好きなプレーの速いスネデカーが2アンダー。
飛ばしやキロスと唯一と言っていい旧世代D・ラブ3が1アンダー。
ミケルソン、ウェストウッドが1オーバー。
ヤンが5アンダーの2位となっている。

...この辺のスコアを見ると、いつもの全米オープンのように感じるんだけど、トップを独走するのがあのローリー・マキロイ11アンダー。
これは全米オープンの新記録のスコアだそうだ。
それも最終ホールでダボにして。

今の所、マキロイだけが別次元のゴルフをやっているように見える。
それほど彼のゴルフは勢いがあり、飛ぶし、正確であり、パットも良い。
マキロイの今のゴルフに欠点は見当たらない...もうほぼ優勝が決まったとさえ言える。
それはマスターズであのような大失速を経験して、何らかの強さが加わったはず...として。

今のマキロイのゴルフに唯一の弱点があるとしたら、その激しい気持ちの問題だろう。
気性が激しいと言われるアイリッシュの人特有の「猛烈すぎる闘争心」...
彼のゴルフは、ブッチギリで独走していても守りに入ろうとはしないだろう。
だからこそ魅力があるし、彼が次の世代を背負ってスーパースターになることを期待しているんだけど。

今回は3日目で10打以上のリードを作って、最終日にも攻めまくって優勝を決めてほしい。
まあ、こんなことをあえて書くのも、どこか彼のゴルフには危うさが感じられるからなんだけど...そこがまた、ほかの機械のようなゴルフをする若手とは違った大きな魅力でもあると思う。

石川は強くなった。
マスターズに次いで、今回もカットラインぎりぎりで良く粘った。
不安定なドライバーで、スコアを伸ばしたのは見事なものだと思う。
石川の目指すものはタイガーではなくてマキロイだろう。
マナセロも予選を通ったし、この辺の若手のスコアがどうなるかも楽しみだ。

久保谷は、ただ暴れてほしい。
スコアでしか存在感を示せないのだから、3日目に「いつの間にか」といわれるようなスコアを出すことを期待する。

今年は「優勝争い」、というより、「マキロイのゴルフがどうなるか?」に注目が集まる全米オープンとなってしまった。
それもまた、楽しみ楽しみ。

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2011年6月17日 (金)

2011年全米オープン1日目

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昨日のゴルフで、身体のあちこちが筋肉痛なのを我慢して、朝起きて見ていた。

飛び出したのが、あのローリー・マキロイ。
マスターズで、最終日の残り9ホール迄独走していたのに、見事に自爆してしまったマキロイ。
しかし、この男はやっぱりただ者ではない。
今日のゴルフの安定感を見ても、本当の今の世界実力ナンバーワンのゴルファーではないのか...

残念だが、石川との実力の差はかなりある...ほかの若手とも数段違うと思える。
ただローリー・マキロイに問題があるとすれば、アイルランド人らしい「熱すぎる闘争心」が冷静なプレーの足を引っ張ることだろう。

でも、タイガーがデビューした頃もそうだった。
闘争心丸出しのプレーで、それ迄のスター達をなぎ倒して行ったものだった。

今回の全米オープンでマキロイが、あのマスターズの悪夢を振り解いて優勝出来れば、これからのゴルフ界は間違いなくマキロイの時代になるだろう。
今回また再び、マスターズのように自滅していくようなことになると、マキロイは今迄に数多くいた「時代を掴み損ねた天才ゴルファー」として、輝きを薄れさせながら消えて行く「ただの」スターで終わるだろう。
自分としては、こういう攻撃的で強気なゴルフをする若者に時代を背負ってほしいと思う。
強気で、へこたれず、守りになんて入らないゴルフで、我々が予想もしないプレーを見せてほしいと思う。
あの天才、セベ・バレステロスが無くなった同じ時に、マキロイこそ希代の才能を受け継ぐものであってほしいと思う。

ただ、もし時代を背負う存在になっても、あのタイガーのように挑戦者から王者になっても、若い時のままの余裕のないイライラする態度が表に出るゴルファーにはならないでほしい。
年とともに成熟して行って、その年代その年代に似合った、落ち着いたプレーをする王者になってほしいと思う。

石川は、焦らないで実力を確実につけてほしい。
今現在のマキロイとの差は、(石川の才能で努力を続ければ)石川が今のマキロイの年になれば、追いつけると思われるのだから。

しかし、全米オープン。
このままマキロイの独走では終わらないだろうなあ。
マキロイに勝ってほしいけれど、多分ドラマは最終日だ。

また、寝不足が続くなあ...

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2011年6月16日 (木)

優勝しました!

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今日のオールドオーチャードGCのオープンコンペ、優勝してしまいました。

おろしたてのロングシャフトスパイダーは、2バーディーをゲットするなど、まずまず合格です。
しかし48インチの割に、何か短く感じるんだけど...
ヘッドがでかいせいかなあ..

別にグロススコアが良かった訳ではなく、新ペリアがハマっただけという訳なんだけど、事の詳しい顛末は少しあとで漫画にします。
何しろ今週は全米オープンがあるので、それをまず描かなくてなならないし、21日から毎年恒例の90を過ぎた義母を連れての温泉旅行をする予定なので、漫画はその後で忘れた頃に(笑)。

それにしても、この前のバレンタインカップ、今回のオールドオーチャードのオープンコンペと連続優勝だなあ...宝くじでも買っておくか。

腰はちょっと重いが強烈な痛みは出なかったので、まあまあ好調。

明日朝早くから、全米オープンだ。
今年はどんなドラマが見られるか楽しみ。

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2011年6月15日 (水)

久しぶりの新パター

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パターをやっと手に入れた。

以前から探していてなかなか見つからなかったのを、オークションで手に入れた。
テーラーメイド、ロッサモンザスパイダーのセンターシャフト48インチ。
スパイダーが出た時から、「このヘッドは長尺に合うなあ」と感じていたものだけど、なかなかその長尺がなかった。
アメ横辺りで28000円から30000円で新品を見かけたが、迷っているうちに無くなってしまった。
それをつい最近のオークションで見つけて、少し高かったけど即決で落とした。

今使っている長尺は2本、どちらも早いグリーンにはそこそ合うのだけれど、ちょっと遅いグリーンだとロングパットの距離感を合わせるのが難しい。
無理に強く打とうとするとフェースの向きが変わりやすく、イメージとは違う転がりをしてしまう。
そして、我々がプレーするようなコースは、「超」がつく程重いグリーンも結構多い。
そこでこのスパイダー。
ヘッドがぶれ難いのが売りで、大きなヘッドは慣性モーメントがやたらと大きい。
ただ、普通の長さのパターとしてはヘッドが大きすぎて、不格好で何とも美しくない。

それがロングシャフトになると、ヘッドの大きさが気にならずバランスがいい(と思おうとしているだけか?)。
これなら多少強く(大きく)打っても、ほかのパターよりはヘッドが安定して振れるだろう。
後ろ側のバランスねじで、重さを調整出来るのもいいし...
腰がどうしてもすっきりとしないために、ロングシャフトパターを10年以上使い続けている訳だけど、パターを新しくするのは何年ぶりだろう...

これでパットが入るようになると思う程甘くはないけれど...「入るかもしれない」なんて事も思わない訳でもない(笑)。

早速明日、オープンコンペに飛び入りして試してくる。

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2011年6月14日 (火)

人生の楽園を生きた人

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田舎暮らしの鉄人、ホームページ「田舎暮らし狂想曲」で知られていた金子数栄氏が、5月10日に癌で亡くなっていたと公表された。
氏のご子息がホームページ上に書かれていたのを確認した。

少し前、長崎の信頼出来る方からその情報を頂いていたが、詳しいことは何も判らなかった。

金子氏とは、彼が週刊ゴルフダイジェストのデスクをやっていた頃に、仕事の依頼を受ける形で知り合った。
間もなく彼は週刊ゴルフダイジェストの編集長になり、編集部に行く度ゴルフの話で盛り上がった。

その金子氏が劇的に動いたのは、50歳を過ぎた頃。
ゴルフダイジェスト社を退社して九州の田舎に移り住んだ、と風の噂に聞いた。
トライアスロンに参加して、自給自足の生活をして...と。
それほど親しい付き合いではなかった自分は、「凄い思い切ったことをする人だ」という感想を持つだけで、遠い他人事だった。

それが、彼に親しい人に近況を知らされるに連れて、ぜひ一度訪ねてみたいという思いが強まり、2001年10月に夫婦で彼の家を訪ねて行った。
嬉しいことに、我々夫婦のことを非常に歓迎して頂き、夜遅く迄飲みかつ語り合う時間が過ごせた。
夜満点の星の下の(自家製)露天風呂に入り、翌日には漁に連れて行ってもらったり...

それから10年。
雲丹を注文したり、みかんを注文したりという付き合いはあったが、貧乏イラストレーターに九州長崎は遠く、金も時間も自由にならない中、ついつい十年の時間を空けてしまった。
それには、なにより金子さんが健康であったこと、毎日のトレーニングを欠かさず、メタボ体型とは無縁のスタイルのカッコいい人だったから、まだまだ時間は充分にあると思っていたことが理由としてあった...まだまだいつでも、行けば元気でいてくれる、と。

何度か、テレビの「人生の楽園」という番組や、同じようなテーマの番組で取り上げられた、ある意味有名人であった。
誰でもが憧れるような、素晴らしいロケーションの場所にすみ、百姓、漁師、エッセイスト、音楽家、木工家...等々、なんにでも興味を持ち、楽しんでいる人でもあった。
唯一、長くやっていたゴルフは封印していた。
「ゴルフは金がかかるんだよ」
「一応百姓や漁師で自給自足は出来るけれどね、現金収入は少ないのでゴルフをプレーする金はないんだよ」
ゴルフを一回プレー出来る金があれば、ちょっと旅行に行く方を選ぶ、と。

最近になって、年金をもらえるようになったからボチボチゴルフも再開する、なんて事も伝え聞いてはいたけれど...

69歳...早すぎる。
が、癌ということで全て覚悟しての旅立ちだったらしい。

人生の楽園の生活を、自分で築き上げた金子さん。
いい人生だったんでしょうね。
お会いした時間は楽しかった、感謝します。

さようなら。

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2011年6月13日 (月)

スコアの70パーセントは120ヤード以内

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「スコアの70パーセントは、120ヤード以内で打たれている。」
ジャック・ニクラス

確かにそうだ、と言えるだろうか?
サム・スニードは「スコアの60パーセントは、125ヤード以内で打たれている」と言っている。
納得出来る?

この二人とも、希代の名手...ゴルフの名人中の名人の言葉なのだ。
多少一般のゴルファーの腕を考慮して言ったとしても、まだ甘すぎると思う。
私自身の経験で言えば、スコアの8割以上は100ヤード以内で打たれている、だ。

普通の運動神経の人が、2ー3年もゴルフをすれば大体全員ボギーオンはするものだ。
パー4なら、2打目で乗せることは出来なくても、100ヤード以内には必ずボールは行く。
2打目で100ヤード以内にボールがないとしたら、私のように力任せにボールを引っ叩いてOBを連発するとか、ティーショットが酷く曲がって林の中や池にぶち込んでいる人の場合だ。
例えばちょっと長い400ヤードのパー4だって、150ヤードを2回打てれば3打目は100ヤード。
550ヤードのパー5だって、150ヤードを3回打てれば、4打目は100ヤード。
パー3のホールなら、グリーンの近くに行きさえすれば2オンは出来るはず。
それが乗せることが出来て2パットなら、ボギーですむ。
誰でも、90では回れるということだ。
でもアベレージゴルファーにとって、いつも90を切ることは結構難しい。

ニクラスやスニードの言葉の意味は、「だから、スコアを良くするには120ヤード以内のショットの練習をしろ」ということだが、普通のダッファーには120ヤードを必ず乗せるって言うことはかなりハードルが高い。
それより、「グリーン周りやパットの練習をもっとしろ」という意味に取った方がいいだろうと思う。

実際に自分がこの前のラウンドで叩いた二つのトリは、いずれもパー4で2打目はグリーン近くまで行っていた。
一つはそこからザックリ、トップ、ピンオーバー3パット。
一つは、バンカー越えでバンカー、ピンオーバー、3パットでいずれも7とした。
つまりアプローチの失敗と、パットの失敗。
2打の普通のショットに対して、100ヤード以内(というよりグリーン周りから)で5打!
これが我々レベルのゴルフの姿だろう。
グリーンの状態や、ハザードの状態によっては、ここで8だって普通にある。

我々は、本当にアプローチとパットの練習をすれば、スコアは縮まる。
普通のショットの練習に比べて、ハーフショットやアプローチのコントロールショット、転がしやピッチエンドランの練習は地味だしつまらないけれど、練習時間の7割や8割をそれに向けたら、確実にスコアは良くなるだろう。

問題は、そんな練習はつまらないから練習自体をやらなくなったり、練習場の環境では実際にはあまり役に立たないかもしれないということ。
練習場のマットの上ではソールが滑るためにアプローチでのミスが出難く、本コースでのグリーン周りの芝の状態は練習場よりずっと難しい。
特にサンドやアプローチウェッジではザックリやトップが出やすい。
それにコースでのグリーン周りでザックリなどやると、それだけで平常心を失いパニックを起こしてしまい、ミスが連続することになりやすい。

そういう人は、禁止されている訳ではないのだから、ジガーやチッパーと言った「アプローチ専用クラブ」の使用を考えてみてもいいと思う。
「使うのが恥ずかしい」と思っている人が多いクラブだけれど、それでピンに寄るならザックリトップを繰り返すよりずっといいと思うんだけれど。
ユーティリティークラブが一般に認知されているんだから、ジガーもチッパーも堂々と使えばいい。

我々は120ヤードなんて贅沢は言わない....60ヤード以内は、なんとか3打以内で収めたいよなあ...

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2011年6月10日 (金)

楽しみましょう!

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「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり...」
「ゆく河の流れは絶えずして しかももとの水にあらず...」

そんな言葉は、誰もが知っているだろう。
日本人の心の奥底には、八百万の神々信仰(精霊信仰とでも言うのだろうか)とか、自然の移ろいとともに変化して行く無常観が昔からあるのだと思う。
今回の大震災で、そういう民族の持つ無常観のようなものが改めて認識されたように感じている。

...昨日の続きが今日で、今日の続きが明日になる。
世界は変わらずにずっと続いて行くもの...なんて事を当たり前に思っていたのが、大震災と津波と原発事故によって一挙に覆されてしまったようだ。
しかし一方では、「こんなこともきっとある」とどこかで感じていたのが日本人ではないだろうか。
自分たちは過去のいろいろな人が書き残した言葉に、そうした覚悟や諦念のようなものが繰り返し記されていて、それを折に触れて読んで学習してきたような気がする。

そして、ゴルフ。
自分が実際にやってみる迄は、これほど嫌われているスポーツもないのではないか。
ハードではない。
やたら種類の多い道具が、それぞれ結構高くて揃えるのも大変。
妙な格好して気取った会話して、マナーだとかルールだとか訳の判らない伝統だとか、面倒くさい。
一日がかりで時間を使い高い金がかかる。
自然を破壊してゴルフコースなんてものをわざわざ作り、大の大人が何百メートルも先の穴ぼこに何回で入れるか競い合う。
やらない人は、そんな風に思っている。
...やってみると違う。
整備されたとはいえ、自然のもとで頭と身体を使って旅をして行く。
それはちょうど山登りと似ていて、スタート地点から目的の山頂迄、その日の自然の状態と自分の体調と技術を考え、ルートを決めて攻めて行く。
しかもそれは、条件が無限にある自然が相手。
必ず予期せぬトラブルや、アクシデント、判断ミス、技術的ミスが出る。
それを最大限の自分の知力と体力を使って、対処し、耐えて先に進んで行く。
ゴルフでは一打一打全てのショットの条件が違う。
ボールの一転がり、木の葉一枚、草1本、土塊一つで困難な状況にもなり、修復不能のトラブルにもなるし、誰かに感謝したいような状況にもなる。
それこそ「一期一会」。
ゴルフは全てのワンプレーが「一期一会」のプレーとなるのだ。

だから面白い。
日本人の持つ無常観で共感できるゲーム。
道具は一度揃えれば、何とかなる(中古でもいいんだし)。
プレーフィーも安くなった。
ルールも(とりあえず)「大体自分に不利に判定すれば、なんとなる」。
マナーも「ほかのプレーヤーの迷惑にならない」事を心がけていればいい。

明日のことは判らない。
そんな世界だからこそ、プレー出来た時にはもっと楽しもう、ゴルフを。
こんな時代にゴルフを楽しむことに罪悪感を持つことはない。
ゴルフが出来ることに感謝して、ゴルフに出会えたことを感謝して、一打一打を大切に。
そして、震災の被害にあった人達が一日も早く、再びゴルフを楽しめる時代が来ることを願って。

(ただ、プレーの途中でボールに触る人にとっては、ゴルフは「一期一会」のゲームではないので、関係ない話。)

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2011年6月 8日 (水)

ワンス アポン ア タイム

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来月の末に、ゴルフをすることになった。
15年ぶりか、20年ぶりか...良く覚えていない。
道具の一切は、高校時代からの親友に借りることになっている。

一時は熱心にゴルフをやっていた。
というより、仕事もそっちのけで熱中していた。
会員権も3枚も持っていた。

父親から譲り受けた会社は、従業員は12人程だったが安定した業績を上げていた。
父親の築き上げた信用と職人達の確かな腕で、経営は父親の代から働いている専務に任せておけば、問題なかった。
28で可愛い奥さんと結婚して、男の子と女の子と、、それほど大きくはないが小奇麗な家と、一応ベンツを乗り回せる収入と...
ゴルフの腕もシングルの7迄行って、こっそりつきあっている女性もいて...
人生とはこんなもの、これが普通にずっと続くと思っていた。

状況が変わったのは、仕事の8割を占めていた会社の倒産。
その会社もまた、親会社の倒産のあおりを受けての倒産だったが、いきなりピンチに立たされた。
専務に、もう会社の資金繰りがどうにもならないことを知らされた。
学生時代の知り合いに弁護士を紹介してもらい、善後策を相談した。

まずやったことは、離婚。
出来る限りの資産を上手く分けて、妻と子供が他人になることを決める。
専務初め、父の代からの職人達に、金をかき集めて分けた。
もちろん退職金にもならないことを謝りながらだったが、皆事情は理解してくれた。

そして、残った自分に出来たのは、自己破産しての「夜逃げ」だった。

とても払いきれない負債を、法律的になしにしてしまい、自分は身一つで行方をくらますしかなかった。
本当は、なんとか300万円程を残しておいて生活費の足しにしようと思っていたが、自己破産の手続きやら弁護士費用でそのほとんどの金が無くなり、結局ホームレスとして逃げるしか無くなった。

それから今迄...良く生きて来られたと思う。
年に一度、娘や息子と連絡を取る以外、隠れ続ける生活をして来た。
今年、連絡をした時に「元」妻に言われた「高校のクラス会の葉書が来ているわよ。」
その久しぶりに東京に戻って来たクラス会で、親友に言われた。
「もういいんじゃないか?」

借金を踏み倒した相手に顔向け出来ないのは変わりないけど、東京で、家族のそばで、親友と、ゴルフをする...そんな気になった。
昔の、華やかで、浮ついて、見栄ばっかりで何も感じていなかった、眩しいようなゴルフにまつわる世界と、今の、思い出したくもない10数年を経ての遠かったゴルフの世界。

自分がどんなゴルフをするのか、スタートホールで何を感じるのか...
なんだか他人事のように考えているのが不思議だ。
ただ、その日が近づくにつれて、「もし、第一打をナイスショット出来たら、もう一度家族と生活を作り直すことが出来るんじゃないか」なんて考えが強まって来ている。

ティーショットが奇麗に空を飛んだら、この10数年のことを「昔、昔、ある男が...」とおとぎ話に出来るような気がする。

Once upon a time ...

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2011年6月 7日 (火)

困ったときにはいろいろと...

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まあ、あまり深く考えないで...楽しみとして、あれやこれや。

あまり練習をしないで、月1から2のゴルフを楽しむ。
そんな状態のゴルフの楽しみかたに、「自分のスタイルにこだわらない」なんてのはどうだろう。

例えば、クラブにこだわらない。
Xシャフトだろうが、Lシャフトだろうが、男性用だろうが女性用だろうが、使ってみる。
例えば、男性用の自分のドライバーで全然飛ばなかった人が、奥さんの女性用ドライバーを偶々使ったら、自分のクラブより20ヤードも飛んだ、とか。
例えば、自分は非力だからとRシャフトのアイアンを使っていて当たり損ねばかりだったのに、Xシャフトのアイアンを使ったら信じられないくらいキチンとボールを捉えることが出来たとか...
そういう例は結構沢山ある。

例えば、自分は下手だからといつもフロントティーからプレーしていたが、友人に無理矢理バックティーに誘われて、おそるおそるプレーしたら意外といいゴルフが出来た、とか。
例えば、いつもフェアウェイ狙い、グリーン狙いが当たり前なので、ラフ狙い、ガードバンカー狙いに徹したら、いつもよりスコアがよかった、とか。

例えば、いつものグリップをやめて、違うグリップでスイングしてみる、とか...

こんな遊びで、自分のゴルフの世界と、ゴルフの面白さが広がること間違いない。
だって、ゴルフっていうのはそれだけ許容範囲の広い、奥の深い遊びなんだから。

自分が良くやるのが、グリップを極端に変えること。
普通は両手の親指と人差し指の作るVの字が右肩をさすようなグリップなんだけど、極端にウィークに握ったり、極端にフックに握ったりする。
それで、球筋よりもスイングが大きく変わるのが面白い。
グリップ一つでスイングイメージがアップライトになったり、フラットになったり、あるいはアウトサイドインになったり、インサイドインになったり...
上から打ち込む感じになったり、レベルに振る感じになったり...

この前のコンペでの悪天候には、漫画のような感じで超フックグリップにして、ハンマー打法(もどき)でスイングしたら、面白い程ボールが捕まるようになった。
水浸しのフェアウェイでも、ダフらずに打てた。

だからと言ってこのままハンマー打法もどきで打ち続けると、早晩フック病になるのが判っているので、そうなりかけたら、次にどうするかを考えておいて楽しむことになる。
今月は梅雨の間の晴れている日に、ちょっと難しいコースのオープンコンペにでも挑戦してみよう。
今ぐらいのボールの捕まりなら、良いスコアも期待出来るし(笑)。

とりあえずは、もう少し腰を治して(梅雨の間は、どうしても腰がすっきりしない)、ゆっくり楽しむことにする。

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2011年6月 6日 (月)

歩くこと、笑うこと

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「同じリズムで歩くこと、トラブルになっても笑うこと」...リー・トレビノ。

リー・トレビノは「スーパー・メックス」と呼ばれたメキシコ系アメリカ人で、メジャー6勝、世界で89勝(うち米ツアー29勝)を誇る。
徹底したフェード打ちで、そのコントロールされた球筋と、「シルキータッチ」と讃えられた柔らかなパッティングで勝利を重ねた。

その一風変わった存在の名手の、「奥義」のような言葉がこれだ。

我々も18ホールのプレーで、覚えがあるはずだ。
調子が良く、ラッキーが続き、珍しく良いスコアが出そうな手応えを感じていると、いつの間にか歩くのが速くなり、気分が高揚し、ついには鼻歌まで出てくる。
その反対に、いい当たりが出ない、アンラッキーが続く、何をやっても上手く行かないなんて感じると、だんだん歩くのが遅くなり、しまいには足を引きずりながらノロノロと歩くようになってしまう。

ラウンド中、12番ホールを過ぎる頃には、遠目でもその歩きかたやリズムで調子が悪い人と良い人は判るようになる。
もちろん良い人は、胸を張り身体も軽そうにスッスッと歩いて行く。
悪い人は、肩を落とし、背中を丸め、足は地面から離れずに引きずりながら、ズルズルと歩いている。
こういう悪い姿勢やリズムは、悪かったものをますます悪くし、さらに酷い結果へと落ち込んで行く。

トラブルにあった時もそうだ。
普通なら、そのアンラッキーを嘆くか、ぼやくか、呪うか、怒り出す...
そうした感情が表に出ると、そのトラブルはきっとその後にさらに何重かのトラブルを呼び込むことになる。
たった1打の支払いが、3倍4倍の支払いに化けてしまう訳だ。
そうして自暴自棄のプレーが、ラウンド後の深い後悔と失望に変わる。
「笑え!」とスーパーメックスは言う。
そんなトラブルは笑い飛ばして、次の一打に集中することだ。
嘆いたって怒ったって、元に戻りはしない。
そこに打ったのは自分、誰かのせいにもコースのせいにもしちゃいけない。

ゴルフをプレーするのは、楽しむため。
プレーしながら、生きている「感じ」を味わうため。
いつだって、前の時より「上手くなっている」、「自分は、まだまだ上達出来る」と感じるため。

ゴルフは最も長い時間楽しむことが出来るゲームであるからこそ、この達人の言葉が身に沁みる。
さあ、次のラウンドは、同じリズムで歩き通そう。
トラブルになったら、笑ってしまおう。

きっと、もっとゴルフを楽しめる。

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2011年6月 5日 (日)

天才     (2011年6月3日)

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Hさんは40歳前に夫に勧められてゴルフを始めた。
練習場で教室に入り、一からゴルフを教わり出してもう10年になる。

ゴルフの面白さにだんだんはまり込み、「今の生活の中心は月一回のゴルフ」と言うくらい、ゴルフを楽しんでいる。
しかし、スコアは100を切るか切らないかという所から抜け出せないでいる...と言うより、よっぽど調子が良くなくては100を切れない。
年に2回くらい100を切れれば、それなりに満足というレベル。
でも、ゴルフを始め、ゴルフを楽しみ続ける事によって、自分の世界が広がり友達が増えた事がなにより嬉しいと思っている。

そんな時に、いつも思い出す人がいる。
4年前に町内会の会合で知り合ったNさんの事。
5歳年下で、明るくさっぱりとした女性で、礼儀正もしく、初対面ですっかり意気投合してしまった。
旦那さんが少し身体が弱いとかで、ずっとパートをしながら子育てをしていたという。
でも、最近子供の手がかからなくなったから、自分の楽しみに何かをしたいという...そこでHさんはゴルフを勧めてみた。
「でも、ゴルフってお金ががかかりそうだから..」としぶるNさんを、「大丈夫、道具は私の使ったお古でよかったら、あげるから」と、強引にゴルフに引き込んだ。
Nさんは、キャディーバッグからドライバー、アイアン、パター迄、Hさんの以前使っていた道具を「借りる」という事にして使わせてもらう事になった。
あとは安いボールと安いシューズを買って、とりあえずはHさんと一緒に練習場に行った。
Hさんは、練習場で自分がレッスンプロに教わった通りにNさんに基本を教えた。
しかし、グリップだけは「どうしても違和感がある」ということで、ベースボールグリップになってしまったけれど。
...驚いた事に、Hさんに一通り教わっただけでNさんはボールを打てた。
1回も空振りせずに、はじめこそフェースのあちこちに当たってボールはばらついていたが、やがてビシビシと良いボールが飛ぶようになった。
わずか100球を打つうちに、Hさん自身が自分のクラブで打った事もない距離を打てるようになって行く。
「楽しい! 面白いですねえ!」と、嬉しそうにこちらを振り向く。
Nさんは、自分の驚いている顔を見て、「何か、おかしいですか?」「いいえ、驚いているだけ」...

試しに、三日後に行く事になっていた近くの河川敷ゴルフ場に、一人空きがあったので誘ってみた。
遠慮してはいたが、面白さに惹かれたらしく「邪魔にならないようにしますから、お願いします。」
細かいルールやマナーは、自分で勉強しておくようにと教本を渡して、突然のコースデビュー...
心配よりも、あれほどすぐに打てるようになった人を知らなかった「興味津々」「半信半疑」なんてものと、嫉妬が絡んだ悪戯心もあっただろうと、Hさんは思っている。
しかしNさんは、最初の数ホールこそ慣れずに戸惑っていたが、初心者らしいミスをすると「すくいあげちゃダメよ」とか「頭を動かさないで」とか「バンカーはボールの下の砂を打つの」とかいうアドバイスを素直に「はいっ!」と聞く...すると、それをやってしまう。
前の組のシングルらしい男性のスイングが奇麗だと言うと、じっとその男性のスイングを見ていて、見よう見まねでその男性のスイングに近いスイングをやってしまう。
最初の方で乱れていたので、結局スコアは121だったけど、最後の方ではパー迄とった。

一ヶ月後の2度目のラウンド,,.その間に2回程練習に行ったと言うが、なんと88で回った。

驚いたのを通り過ぎて呆れてしまったが、彼女の明るく喜ぶ姿を見て「天才っているんだ...」なんて、Hさんはもう嫉妬心が起きる事もなかった。

しかし「彼女はこれからどこ迄行くんだろう」、なんていう時に、彼女の身体が弱いという旦那さんが寝たきりになってしまった、と聞いた。

少し経って、Nさんが「お借りしていた道具をお返しに来ました」と家にやって来た。
「楽しかったし、続けたかったんですが、自分が働かなくてはならないのでゴルフをする時間もお金もなくなりますので」
「楽しかったです」
「どうもありがとうございました」

それから、同じ町内でもNさんに会う事は殆ど無くなった。

自分は相変わらず、月一のゴルフを楽しんでいる..。スコアはやっぱり100をなかなか切れないで。
Nさんがもしゴルフを続けていたら、今頃は一体どんなスコアで回っていたんだろう。

...年を取る程に、世の中には「いろんな所に恵まれない天才がいるのかもしれないなあ」、なんて感傷に耽る時間が多くなった。

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昨日今日...   (2011年6月2日)

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今日は不信任案がどうなるか見ていたけれど、見事に腰砕け。
かわりがいる訳ではないので、どっちにしたって変わりはないんだけれど。

ただ、今迄この大災害に対して、ともかく全力で取り組んでもらうために何も批判はしたくなかったんだけど、やっぱり言いたい事はある。

例えば、原発の影響で避難しなくてはいけない地域の問題。
とりあえず、人だけ避難させたのは判る。
が、残された家畜を安楽死させるとか、ペットを連れていけないとか...
なんだか違うと思わないか?
そりゃあ、人間でさえ避難所や仮設住宅や、問題は山積みなんだろう。
だけどそんな困難は百も承知で、首相が「人も家畜もペットもみんな助ける」と言えば、どれだけ大変だろうと金がかかろうと、国民は納得するんじゃないか?
他の場所で畜産を続けるにしても、ペットを置く場所を見つける事が困難だったとしても、それにかかる費用などはどうにでもなるだろう。
小さな例だけど、今の首相にはそういう立場で決断する事は全く無いようだ。
「あとの責任は、俺が持つ」という責任の取り方が出来ない人がトップにいる事は、日本の不幸だと思うんだけど。
真相隠し、データ隠し、責任のなすり合い...等々は、言ってもしょうがない事なんだろうけど、ほとんどの真実はあとで判るのだから、情けない事はしないでほしい。

さて、自分のうちの漏電問題。
昨日、晴れた日に電気工事業者に来てもらって、調べてもらったが...
どこも異常は無く、電気環境は完璧な状態。
「きっと雨の影響で漏電したんですよ。晴れた日には、真犯人は隠れてしまったようです。」
「今度雨が振った時に、もう一度調べてみましょう。」

で、今日は雨。
「やっぱり異常がありませんね。 この前は何日か雨が続いて、おまけにあの時には風も強い大雨でしたからねえ。
「特別に大雨の時にしか異常は出ないのかもしおれません。」
しかし、次の大雨なんていつになるか判らない...おまけにブレーカーが落ちてからでは不便でしょうがない。
そこで考えたのが、怪しい外側のコンセントにバケツで水をかけてみる、という方法。
結果的には、これでほぼ犯人が特定出来た。
その外側コンセントを防水のものに交換して、「多分これで大丈夫です。」

...どうなる事やら。

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ちょうど良いグリップは一分間の握手の強さ  (2011年6月1日)

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強すぎても弱すぎても良くない。ちょうど良いグリップは親友同士が1分間握手した時の強さだ...ビル・ゴードン。

ビル・ゴードンはクラブ専属のプロで、ツアープロとしては無名だが、レッスンプロとして多くの実績を残したとされる人物。

ここで特に大事なのが、多くのプロが言っている「グリップから力を抜け」「もっと弱く握れ」という強すぎるグリップだけではなく、「弱すぎるグリップもスイングを壊す」と言っている事だ。
ボビー・ロックの言うように、「手から滑り落ちるくらいに弱く握れ」というのは主にパターを持つ時で、普通のスイングではそれではルーズになりすぎて、上手くスイングなんて出来たもんじゃない。
「グリップの力を抜け」と言われて力を抜いたら,スイング全体がフニャフニャになってしまって、ろくにボールに当たりやしない、なんていうのはみんな経験した事があるはずだ。

こういう言葉で困るのが、それが正しいと判っていても抽象的でイメージ的で、素人には基準になる目安がないという事だ。
そこで、このビル・ゴードンの言葉。

基準は「親しい友人同士が『一分間』握手をした時の強さ」。
親しくない人との握手は、儀礼的で相手に失礼のないように、ほんのちょっと触るかどうかというくらい軽く弱いものになるか、あるいは故意に好意を演出するために強く握る事が多い。
親しい友人との握手でも、ちょっと大げさに相手が顔をしかめるくらい強く握ったりする事もあるだろう。

だが「1分間」の握手となると、顔をしかめる程強く握り続ける事は難しいだろう。
自然に、親密さと尊敬と愛情を込めた強すぎず、弱すぎずの力具合になってくるだろう。
これが理想のグリップの強さだと言うわけ。

やってみるといい。
「グリップは親しい友人と「1分間」の握手をするつもりで握る。」
・・・意外と、具体的な力の加減がわかるから。

ただし、あくまでも同性の友人との話ね。
どうしても異性の親しい友人との握手...それも1分間の握手なんぞ想像してしまうと、余計な雑念が無限に絡まり始めて、しまいには強く握ってるんだか弱く握ってるんだか判らなくなるから。

そういえば、若い頃は握力が80キロ近くあったから、同性との1分間握手でも力比べになった事が良くあったなあ...
グリップに力が入る訳だ(笑)。

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漫画家コンペ優勝(笑)   (2011年5月30日)

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ええ、いけうち誠一氏主催の漫画家コンペ「バレンタインカップ」で優勝してしまった。
90回目を迎えるコンペの、創設メンバーの一人として数年ぶりの参加だったけど、台風襲来の悪天候の中...(悪天候だからか)通算6回目の優勝。

といっても、以前はほぼトップハンデだったのが、数年参加していなかったのでハンデ10になっていたための優勝でもあるんだけれど...

90回目の記念という事でいけうち氏と回ったんだけど、グロスでは一つ負け...グロス2位だったのが口惜しい。

昨日から激しく降り続く雨は、今日の朝になっても弱くならず、結局前半9ホールは横殴りの雨の中。
雨の中ではゴルフをしないつもりの俺は、短パンに半袖でのやけっぱちスタイル。
どうせずぶ濡れになるんだから、ハーフで全部着替えるつもり...他の人はシャツの上に完全武装の雨具を着込んでいるのに、俺だけなぜか季節違いの場違いスタイル(笑)。

それでなくても嫌いな雨に、フェアウェイは殆ど全部カジュアルウォーター、グリーンに迄水が浮いて、パターなんてパンチショットを打つくらい強く打たないとカップ迄届きやしない。
てことで、インはOBもなくボールもなくさないのに、2トリ1ダボ1ボギー、ショートで1メートルにつけて1バーディーの44。
ハーフ上がった時には、短パン、靴の中、靴下がグショグショでロッカーで総取っ替え。

しかし、約1時間の休憩のうちに、なんとか後半はスタートする頃に雨が上がって来た。
そのかわり、風が強く吹き出し、ホールを回るごとに強くなっていく。
ピンなんて、まるでイギリスのリンクスコースのものみたいに弓なりに風で曲げられている。
フェアウェイ右サイドに打って行ったボールは、風に流されて左の木の下迄行ってしまう。
アゲンストの残り100ヤードは、普通53度だけれど、8番のパンチショットでやっと乗るだけ。
150ヤードのショートも、ニアピンをとったいけうち氏は3ウッドを使うくらい。

このハーフは1ピン以内に4回もついたのに、超重たいグリーンで一回も入らず。
で、ただボギーを重ねて4ボギーの40。
トータル44・40の84。
ハンデが10という事でネット74、2オーバーで優勝となった。

優勝賞品は19vとかの、地デジカラーテレビ。
雨はともかく、風が吹いてくれたので、みんなが崩れる中こういう結果になった。

...このあとは梅雨だなあ。
しばらくラウンドもお休みかも。

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それは突然に...    (2011年5月29日)

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パソコンで仕事をしていて、保存し、メールにて入稿した直後、突然パソコン画面が消えた。

パソコンだけではなく、家中の電気が全て消えた。
真っ暗。
「え? 今頃計画停電でもあるまいし」なんて..
それでも、計画停電騒ぎの際に備えておいた懐中電灯をつける。
回りの家も停電しているのか調べると、他の家には電気がついている。
え? うちだけ?

ブレーカーを調べると、「漏電ブレーカー」というのが落ちている。
そのスイッチを上げてもすぐに落ちる。

対処法も原因も判らず、とりあえず東電に電話。
言われた通りにやると電気がついた。

一安心、という間もなくまた真っ暗。
また東電に電話...係員が向かうと言う。

その係員が着いて、調べてもらうと確かに「電灯」とある部分から漏電していると判る。が、それがどこからか判らない。
土砂降りの雨の中、外回りのコンセントをチェック。
家の中で係員が器具でチェックするのを、俺がずぶ濡れになって一つずつコンセントを抜いたり、入れたり。
そのうちのいくつかは少し漏電していたようだが、結局真犯人が判らない。
専門の電気工事業者でないとそれ以上は判らないというので、結局自分たちで専門の業者に頼むしかないという事になった。

使おうと思えばこうして電気はつくのだが、漏電している事は確かなのでいつまたブレーカーが落ちるか判らないし、火事になる危険もあると言う。
今日になって、知り合いの電気工事の業者に電話をすると、あちこちで同じようなことが起こって大忙しなんだと...どこも、これ迄そんな事がなかった家なのに。

考えてみると、あの大地震とその後の計画停電騒ぎで、電気製品や家の配線に不具合が起きたのかもしれない。
自分では、何度もあった(おそらく一番回数が多かった)計画停電で、不自然に長時間停電する事態になって電気配線関係に無理がかかったのではないだろうか、と思っている。

そんな訳で、ゆっくりパソコンをやる時間もなく、仕事でパソコンを使う時でも、何分おきかに保存しておかないと面倒な事になりそうで気が重い。


おまけに...本当におまけにだ!
何だこの雨は!
明日、久しぶりに参加しようと言う漫画家コンペ...雨だけじゃなくて、台風付きだぞ!
個人だったら100パーセントゴルフなんかしないのに(泣)。

やけっぱちで、短パン半袖で、踊りながらやってやろうかい!
まともなスイングなんて出来るわけないし、ずぶ濡れ泥だらけなんだったら、ハンマーもどき打法でもやらないとたまらない。
くそ〜!
どうせなら、風速40メートル越えの大嵐にでもなりやがれ!

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う〜む..    (2011年5月27日)

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25日に、あまりの好天に誘われて「おかだいらゴルフリンクス」に行って来た。
まだ回った事がなく、「リンクス」の言葉に惹かれて気になっていたコースだ。
そのラウンド記はあとで書こうと思っているが、5月になって十年ぶりくらいに週一でゴルフをしている。

天気と気候が良い事と、30日に自分も創設メンバーでもある漫画家のいけうち誠一氏主催の漫画家コンペに、久しぶりに参加する事にしたため。
この漫画家コンペが90回目を迎えるというので、あまりみっともないスコアは出したくないと思っていたのだが...

どうにも調子が良くない...というより、これが今の自分の実力なんだろうなあ。

まずドライバーは、エースのXシャフト・ミズノMPクラフト425を使ったのだけど、曲がらないけど飛ばない。
がっかりする程飛ばない...250Yも飛んでない。
アイアンも、久しぶりにエースのTA-3を使ったんだけれど...ちゃんとフェースに当たらない。
バックスイングで左肘が曲がりすぎていたために、左肘をなるべく伸ばしておくようにしたんだけど...ダウンで右肩が落ちてダフる事が多くなってしまった。
この日アイアンでちゃんと当たったのは、最終18番で残り135yを9番アイアンで1メートルにつけたショット1発だけだった。

飛ばないドライバー、当たらないアイアン、治り切らない腰の痛み...
やっぱり、俺も年なのか?。
じいさんクラブに換えて,易しいゴルフに変えるべきなのかなあ、なんて考える程...もちろん死ぬ迄そんな事しないつもりなんだけど。

しかし、今日の天気予報だと30日くらいに台風が来るみたいな事言っている。
あの漫画家コンペにも恐怖の雨男がいるのか?
雨はいやだぞ...

とりあえず、腰の痛みを治すように静養しよう、っと。

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ああ、未熟     (2011年5月26日)

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Mさんは、ある病院の緩和ケア病棟の責任者。
一般にも、カウンセリングの権威として知られた人であるらしい。

こういう仕事が長いと、人間の強さとか弱さ、人間の質とか高潔さとかが世間の評判とは関係ないってことが、良く判るようになるんですよ。
有名な宗教家が、ガンの告知をした途端に取り乱してパニックになったり、学校も出ていないで大工を通して来た人が、冷静に受け止めてこちらに迄気を使ってくれたり...

品の良さそうな、穏やかな雰囲気を漂わせたMさんは、そんな事を言って淡々とゴルフをプレーする。

生死の際に立った人達のカウンセリングを毎日行っていると、どうしても患者さんの気持ちに影響されて、自分迄ちょっとおかしくなって来るような事があるんですよ。
そんな時には、酒を飲んで酔ってしまうか、こんな風にゴルフをして気分転換を図ることにしているんです。
酒だけだと、どうしてもアル中になるくらい飲むようになってしまうんで、今はゴルフが一番ですね。

本当に静かで上品そうな雰囲気と会話は、自分なんかとは別な世界に生きている人だなあ..なんて、妙にこちらの腰が引けてしまうほど。

ところで、「ゴルフというのは、ライのゲームである」とは誰の言った言葉であったか...
どんないいショットを打ったとしても、コロンと止まったボールのライで、いわゆる「ゴルフの運・不運」のスリルを味わう事になる。
Mさんも「ゴルフはノータッチが基本ですから、ライの悪いのもゴルフのうちですよ」なんて、笑ってプレーを続ける。
ゴルフはそれが面白い、と自分で言う。
天気も良く、コースも奇麗で、プレーの進行も良く、4人のパーティー全員がそれぞれ良いスコアを重ねて行った。
「今日はベストスコアが出そうですね」なんて、言いながら。
それでも、それぞれインに入ると大叩きがあったり、パットミスを重ねたりで、Mさんだけがいい調子を維持していた。
17番迄、自分のベストスコアより5打も少ないとペース出来たMさんは、さすがに冷静ではなく、口笛を吹きながら上気した様子でティーグランドに立つ。
ここもやはり、フェアウェイセンターへのナイスショット。
あと二ホール、ボギー・ボギーでもベストスコアを3打更新。
「10年ぶりくらいのベストスコア更新ですよ」なんて、嬉しそうな顔をしながらカートに乗り込む。
高名な医者というより、まるで少年のように。

2打地点、それぞれのボールの所にたどり着いた時に、ふとMさんの方を見ると...ボールの前に立ち尽くしたまま、動かない。
他の3人が打ってしまっても、Mさんはその姿勢のまま。
どうしたのか、と近づいてみると...
ボールは、大きな糞の上に乗っている。
まるで人間のもののような大きなものの上に、そっと手で置いたように見事に鎮座している。
「あらあ」と、Mさんの顔を見ると...初め青白かったのが、だんだんと赤くなって行くのが判る。
それが、普通の顔色を通り過ぎて、どんどんどんどん赤くなる。
しまいには、酔っぱらったような真っ赤な顔になって...

小さな声でやっと言った。
「アンプレヤブル...にします。」
ボールをピックアップして拭いている時に、怒りで指が震えているが判った。

結局、このあとはベストスコアの更新は出来ずに、Mさんも18番を終わる時には以前の穏やかな雰囲気に戻った。
「私とした事が、お恥ずかしい」
「覚えがないくらい久しぶりに興奮してしまいました。」
「偉そうな事は言えませんね。私はまだまだ未熟な人間です。」
「気がつかないうちに少し傲慢になっていたんですね...患者さんに対しても、きっと。」

あとで、Mさんに聞いてみた。
「なんで、あれくらいでそんなに興奮されたんですか?」
「いえ...実はボールの所に行った時、あの排泄物のそばにティッシュペーパーがあったんですよ。」

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パーおじさんを発見して、勝てるようになった  (2011年5月24日)

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「私はパーおじさんを発見してから、勝てるようになった。」...ボビー・ジョーンズ。

言わずと知れたボビー・ジョーンズの有名な言葉だ。

だが、私は以前この言葉を今と違う風に受け取っていた。
パーおじさん...オールドマンパー。
ボビー・ジョーンズはこの言葉を発見する前には、例えばセント・アンドリュースのオールドコースでの全英オープンにおいて、あまりの自分のスコアのふがいなさに切れてスコアカードを破いて棄権する、なんて事をやったりしている。
この頃のジョーンズは、「上手いけれども切れやすく、マナーがいまいち」なんて評判だったと伝わっている。
そういうジョーンズが変わったのが、この言葉「オールドマンパー」を発見して、オールドマンパーに対してゴルフをするようにしてからだと...

これを知って、オールドマンパー「パーおじさん」というのは、スコアカードのパーで、いつもスコアカードの通りにプレーする人...「冷静に機械のようなプレーをするクールで厳しい偏屈老人」だと感じていた。

これが、最近違うのだ。

パーおじさんというのは、それぞれのホールにいる18人の愉快なおじさんだと思うようになったのだ。
そう思うと、毎ホールのパーおじさんに会うのが、じつに楽しくなってくる。
1番は、気のいい優しいおっさんだ。
「まあまあ、スタートホールは広いんだから、肩の力抜いて気楽にやれよ...左のOBだけ気をつけてな」
2番の親父はちょっと油断出来ない。
「このショートは乗せただけじゃあ、安心出来ないぞ」
3番のおっさんは
「さあ、緊張も取れただろ。ここで一発ぶっ飛ばして行けや」
4番は
「おいおい、ここで気を緩めると落とし穴が待ってるぞ...」

5番の気難しそうなおじさんは
「そう簡単にいけると思ったら大違いだ。実力の程を見せてもらおうじゃないか。」
なんて、皮肉に笑う..。

こんな風に、各ホールに性格の違うおじさんがそれぞれいて、自分に話しかけて来るような気がするのだ。
そういう各ホールのパーおじさんが、いろいろな事を話しかけて来るのが良く判る時には、非常に楽しいゴルフが出来る。
スコアが良いかどうかは、グリーン上のパット次第なのであまり自分には関係ないけど、コースと(パーおじさん達と)会話出来るかどうかでコースの印象も違ってくる。
非常に個性豊かな18人のおっさんがいる愉快なコースもあれば、似たようなおっさんがあくびをしているようなつまらないコースもある。

でも、少なくともたった一人の、冷静で感情の変化のない嫌みな上級者みたいなおっさんが、スコアカード通りのゴルフをしている姿をイメージして戦うより、毎ホール違うおっさんと楽しい勝負をするイメージの方がずっと面白い。

もちろん、だからと言ってスコアは良くなるなんて保証は出来ないけれど、楽しいゴルフが出来るのは保証する。
どう、18人のおっさんに会ってみる?
(18人の美女だっていいんだけれど、女って...18人いるとちょっと怖いぞ)

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2011年オープンコンペ第3戦。  (2011年5月22日)

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天気も良いし、気候も良いというので、19日にネットで評判の良い「霞ヶ浦カントリー倶楽部」のオープンコンペに行って来た。
2月のホワイトバーチ以来だが、今回も残念ながら18ホールのいいオープンコンペが見当たらず、9ホールのオープンコンペとなった。

どうも、この9ホールのオープンコンペは相性が悪く、上位に入った事がない。
18ホールならたいていの場合いい所に入れるんだけど。

今回は地元のAさんと、成田のIさんというお二人と一緒になったが、Aさんは地震で家が傾いてしまい、建て直さなくてはいけない状態になってしまったそうだ。
コースには特に地震の影響は感じなかったが、コース迄の道が何カ所か陥没しているのを見かけた。

コンペの成績は予想通り、殆どハンデがつかず...自分は55人中50位!
なんとうちの奥さんは、ホワイトバーチに続いて連続ブービー賞ゲット!(笑)。
連続ブービー賞って、連続優勝より難しいんじゃないのか?
奥さんも、本当に喜んでいいのか...微妙だ、と(笑)。

自分も50位の飛び賞...米と味噌。

ドライバーは後半フックの嵐。
アイアンはほとんどが左...捕まりすぎた感じ。

やはり、これだけ暑くなってくると、冬にいい感じだったアイアンやドライバーは問題あり、なのか?
次はちょっとクラブをハードなものに換えて、再挑戦・・・と言っても、9ホールのコンペでは後半遊んでしまうので、18ホールのコンペに挑戦しようかと思う。
もちろん、賞品はグルメのね。

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追悼   (2011年5月20日)

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「田舎暮らしの鉄人」が、5月初旬に亡くなっていたと知らされた。
確かな情報だとも聞いた。

年は69歳になると聞いてはいたけれど、何しろ毎朝のジョギングやトレーニングを欠かさない、身体を鍛えていた人だったのに...

初めて会ったのは、ゴルフダイジェストで仕事を始めた約30年前。
その頃はデスクだったろうか。
強面で無愛想で、何とも近寄りがたい印象の人だった。
間もなく、週刊ゴルフダイジェストの編集長となり、仕事がらみゴルフがらみの話をする機会が増えた。
ゴルフの腕は千葉県の某コースのシングルで、飛ばないけれどアプローチ・パットが抜群に上手いという噂話は何度も聞いた。

やがて、50歳になった頃か...会社をやめて九州に行った、と。
トライアスロンをやりながら、自給自足生活を始めた、と。
あちこちにエッセイを書いて賞を取り、優雅に暮らしている、と。

10年前、夫婦で彼の家を訪ねた。
漁師をやり、米や野菜を作り、ピアノを弾き、木工をやり...
昼には、船に乗せてもらいナマコや雲丹を捕り、夜には満天の星の下、彼手製の露天風呂に入り、酒を酌み交わし...
出会った頃と変わりなく、愛想を言う訳でもないが心暖かく歓迎してもらった。

また遊びに来ますと言って十年、ちょいと行くには長崎は遠く、仕事も波があり...再び訪れる事がかなわないまま、そんな情報を聞く事になるとは...

最近ゴルフも再開した、と聞いていたのに。
出来る事なら、一度くらい一緒にラウンドしたかったなあ。

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婚活?   (2011年5月18日)

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もう何年も前に30歳を過ぎた。
同い年の友人達は、とっくに結婚して子供が幼稚園やら小学校やらに入るというグループと、仕事が面白くて結婚なんか考えもしない、なんてグループの二つに別れている。

自分はと言えば、別に面白い仕事ではないけれど安定した職場でもう10年勤めている。
給料も悪くないし、少ないけれどもボーナスもきちんと出るから、一人暮らしのマンション住まいで別に不満はない。
「結婚しない」と決めた訳ではなく、どちらかと言えば結婚して子供を作って...幸せな家庭を作るという方が自分の望みなんだけど。
独身でいるのは、結果として仕事関係で気持ちが動くような男性に出会えなかった、というだけの話。

今は4年前に上司に勧められて始めたゴルフにハマっている。
ゴルフなんてものは全然関係ない世界の話、と思っていたんだけれど、やってみたら面白かった。
はじめは上司に教わっていたんだけれど、仕事とプライベートが一緒になるのが嫌で、通勤の途中にある練習場のスクールに入って毎週1回のレッスンを受けている。
ただ、練習場の関係でのラウンドは年に4回しかなく、他にラウンドする機会を作ろうとすると、上司に誘われる時しかないのが不満だった。
職場の関係だけでなく、個人的な関係迄絡まって来るようで気が重かったし。

そんな時に雑誌で見た「オープンコンペ」に興味を持った。
「レディース向け」とか、「お一人の参加歓迎」なんて言葉が自分を誘っているようだった。
一大決心で参加してみると、面白かった。
それをきっかけに、平日開催の普通のオープンコンペに、有給を使って月に2回は出るようになった。
...そんな普通のオープンコンペに参加しはじめの時に、出会ったのだ。

まだ、ベストスコアが100を切る前で、オープンコンペにも慣れていず、緊張と興奮でバタバタだった。
同じ組になった、全身真っ白...白いサンバイザーに、白いシャツ、白い短パン、白い靴下、白いシューズの青年が、いろいろと気を使ってくれた。
腕はシングルも5下というくらい上手く、白いウェアに真っ黒に日に焼けた肌、笑顔に浮かぶ白い歯の印象が強かった。
曲げたり、クラブを間違えたり、ボール探しだったりで、焦っている自分につきっきりで面倒を見てくれた。
お昼の食事のときや、パーティーの時にも隣にいて、いつも話しかけてくれていろいろ聞かれたんだけど、自分はその日の何もかも上手く行かなかったゴルフの事で頭が一杯で、ろくな返事をしなかったような気がする。
アドレスも聞かれたんだけれど、結局教え損なった。
彼は仕事が不規則なので、ゴルフをやれるのが平日に一人で急な参加が可能なオープンコンペしかないと言っていた。
「また、お会いしたいですね。」
そう言って別れた。
仕事は医者だとか。

それから、オープンコンペには沢山参加している。
彼の事は、時間が経つ程に好意が湧いてくる。
あの時はゴルフでパニクっていて、ろくな会話が出来なかったけれど...彼の態度や言ってくれた事、してくれた事が、実に優しく気の利いたものだったという事に後から気がついた。
「また逢いたい。」と思い続けて、いろいろなオープンコンペに参加しているけれど、あれから見かける事もない。

...オープンコンペで一緒になるのは、60前後の元気なオジサンやオジイサンばかりで、彼ぐらいの年齢の男とは、全然同じ組になれない。
その元気なオジサン達に、いろいろと口説かれるのも気が重い。

こんな気持ちでオープンコンペに参加しているのは、私の「婚活」なのかしら。
最近、なんだかそう思う。

正直、彼の顔も忘れかけてきて、残るのは日に焼けた黒い顔に光る「白い歯」の印象だけなんだけど...

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足で地面をグリップしろ!   (2011年5月16日)

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「手だけではなく、両足でも地面をグリップする事が重要だ」...ウォルター・ヘーゲン。

同じような言葉では、中村寅吉が「靴の中でも、素足で地面を掴むようにしろ」と言っているが、この二つの言葉似てはいるが、ちょっと意味合いが違う。

ウォルター・ヘーゲンは、残された写真や映像で見る限りかなり広いスタンスが特徴で、その広いスタンスで下半身をしっかり支えてロングドライブを打っていた。
本人も「両足がその広いスタンスによって、しっかりと安定しているからいいショットが打てる」と解説して、広いスタンスで地面をしっかりとグリップする事を勧めている。
確かにスタンスを広げると、上半身に力が入ってもふらつかずに安定して振る事が出来る。
ドラコン選手権の選手は、殆ど全員広いワイドスタンスをとっている。
...ただしこの広いスタンスは、それぞれ人により向き不向きがある。
身体が堅かったり、スイングが出来ていない人には、むしろ下半身を使えずに手打ちやダフリトップの原因となってしまう。
(そのためにワイドスタンスは一般的にはならず、近年のレッスンでは「肩幅」くらいのスタンスが適当という事になっている。)

中村寅吉の「足で地面を掴め」というのは、「靴を履いていても、靴の中で足の指でしっかり地面を掴んでいるようにスタンスをとる」ということ。
実際に裸足で練習したりもしたと聞く。

ちょっとニュアンスの違う二人の言葉だが、共通しているのは「手も足もグリップする事が大事」と言っている事。
スイングを考えると、どうしても手や上半身の動きに注意が行くが、地面に接している「足のグリップ」はスイングを支える土台なのであるから、これを疎かにしてはならない、と。

現代のレッスンでは、両足の親指の母指丘あたりに重心をかけろ、とか踵体重はダメ、とか言うのが一般的だが、「足で地面をグリップする」つもりでいると、自然にこういう形になると思う。

スイングするにあたって、何かチェックしなければすまない人は、上半身の事を忘れて「足のグリップ」だけをチェックしてスイングするのも面白いと思う。
上半身は普段の練習できっとなんとか出来るから、こんな意識でラウンドすると新しい自分に気がついたりするんじゃないかな。

...以前、足でグリップするつもりで「指で地面を掴む」イメージでスイングしていたら、後半足の指がつって困った事があった...これはご用心(笑)。

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天下の暴論...23  (2011年5月15日)

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今回の暴論は、まあ暴論です(笑)。

あれだけの才能と技術とオーラをまとっていたセベ・バレステロスが、あっけない程早くゴルフの第一線から消えて行った原因は、一般には王族の娘との結婚が原因と言われている。
しかし、本当は腰を痛めた事が長引いて自分本来のスイングが出来なくなったため、とも噂されていた。

バレステロスと言えば、ドライバーはもちろん、アイアンも必ず同じ形のフィニッシュになって、ピタリと止まるスイングが特徴。
彼自身いつも自分のスイングを、同じ形のフィニッシュになるようにチェックしていた。
試合の合間にも、何度も何度もフィニッシュの形を作り、そこに自分のスイングが収まるような動きをしているところを見かける事が多かった。
実際彼のスイングは、その美しいフィニッシュの形が特徴でもあった。

不思議な事に、それだけチェックしていたにもかかわらず、彼のショットは良く曲がったんだけど。

私はバレステロスが腰を痛めたのは、その華麗なフィニッシュのためだと思っている。
バレステロスに限らず、奇麗なフィニッシュの形で定評のあったプロゴルファーの多くが、同じように腰を痛めて早く消えて行ったり、才能程の結果を残せないでいる。
フレッド・カプルス、ジョニー・ミラー、トム・ワイスコフ等々...
こういうプロ達は、フォローのあとでグリップが頭の後ろ側まで回り、実に柔らかいフィニッシュの形を見せていたゴルファー達だ。
それに比べると、長く活躍を続けたニクラスやパーマー、ワトソンなんかはフォローのあと、グリップが頭の後ろ側まで回る前に腕を逃がしてしまうフィニッシュをとる。
若い頃は回しすぎたフィニッシュに近かったワトソンも、ある程度経つと身体を反らさず早めに腕をたたむフィニッシュにしていた。

プロ達に比べるとずっと運動する事の少ない我々アマチュア...特に若くはないアマチュアは、絶対に「奇麗なフィニッシュの形」なんて考えちゃいけない、というのが今回の暴言。

レッスンプロの言う事や、レッスン本の殆ど(というより完全に)全部に「フィニッシュを考えてスイングしろ」と書いてあるはず。
インパクトで減速させないために、フィニッシュ迄振り切れ、と。
でも、あえて反対する。
インパクトの後は、左腕はなるべく早めにたたむ。
振るイメージは、グリップがフォローで頭の横に来る迄。
それより後は、無理をしないで流してしまう。
決して腰を反らせない。

大丈夫、フィニッシュ迄振り切らなくたって、進化した最近のクラブは充分振れるしちゃんと飛ぶ。
腰を痛めたら...「あ、痛!」と思ったら遅いんだ。
インパクトの後、フォローまで振ったらスイングはそれで終わりの方がいい。
「フィニッシュ迄きちんと振る」なんていうのは10代の子供向けと考える。

絶対に、「これは間違い」と言われる意見だと思うけど、何しろ勝手な暴言ですので、お許しを。
ちなみに私のスイングもフィニッシュは考えてない、汚いスイング(笑)。
面白ければいいんです、と。

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覚悟    (2011年5月13日)

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今度の大震災と、津波と、それによって起こされたフクシマ原発の問題は、いわば国家存亡の危機であると思っている。
第2次大戦後続いていた、一つの時代の流れというものがこれによって変わってしまうだろうと感じているし、この事態によって我々日本人の価値観も確実に変わりつつあるように見える。

やがては、今迄にも何度かあった「モーレツ」から「のんびり行こうよ」というような、「気持ちの持ちかた」や「生き方」への反省と変換が、完全に起きるのではないかと予想している。

しかし、今はまだ大混乱の収まっていない時期。
いろいろと不満や疑問や怒りがあっても、現実にこの災害に対処している政治や官の動きに対しては、足を引っ張るような意見は我慢して言わないで来ていた。
今政権の座にあるのは、代わったばかりで素人のような政治家達の集団である党。
野党の第1党が、今迄日本をこんな方向に引っ張って来た旧来の政党。
フクシマで対応しているのが、慣れていない新米の政党...批判しているのが、フクシマをこういう状態に作り上げた張本人の政党。
だから、あえて、この政権のフクシマ原発への対応に批判を書かないようにして来た。
もたもたしていても、ぎこちなくても、誠実に対応しようとしているのなら、と。

...しかし、この政権の幹事長やら官房長官やら...ホントにバカヤローじゃないか。
天皇陛下でさえ、被災者と会う時には平服で、高齢なのに汚れるのもかまわずに被災者達と避難場所で触れ合って励ましてくれている。

しかし、(例え原発の近くで、実は発表していない強度の汚染を知っていたとしても)被災地の人達が平服でいる場所に、防護服を来たまま脱がずにいて、ゴム手袋をしたままで握手する神経が信じられない。
こいつはとんでもない馬鹿、失格だろう...人として政治家として。

ずっと防護服を着ていた官房長官も幹事長も、そんなに自分の放射能汚染が心配なら、さっさと政治家を辞めるべき。
どんな政治家も選挙の前には、「国民のため」「市民のため」「有権者のため」に政治家を目指し頑張ると言っている。
その有権者や国民は、政府の言う事を信じて裸で放射能に向き合っている。
...それが...
彼等が原発の汚染地域に入る時の、仰々しい防護服の準備とその行動を見る度にがっかりしていた。
その姿には、自分たちだけ特別に熱心に防護服を着込み、自分たちだけは絶対に放射能に触れない、という偏執狂的な用心深さが見えたから。
それが、最近の二人の現地の人達との接触する場面の行動で、はっきり確信出来た気がする。
...こいつらには、政治家としての覚悟が無い。

国民のためを思う政治家ならば、やせ我慢でも見栄でも、パフォーマンスでもいいから、安心させるような行動をとってみたらどうだ。
覚悟の無い政治家に、日本の進路を任せておきたくはない。
かといって、彼等の代わりにまともな政治家がいるのか、というと....

こういう大災害の後だから気がつく事かもしれないけれど、今我々の一番反省するべき事は、本物の政治家を育て上げる事を、怠って来た事なのかもしれない。

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悪魔のような...   (2011年5月11日)

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Mさんは、最近のラウンドのほぼ9割は上司のK氏と一緒だ。
今の部署に配属されてもうすぐ2年、直属の上司であるK氏に誘われるゴルフは、嫌とは言えない。

...30近くなって殆どの休日をK氏と一緒にゴルフをして過ごす、というのも味気ないとは思う。
しかし、K氏が直属の上司なので、自分の休日を把握されているという事と、今現在つきあっている彼女もいないお気楽独身生活という事で、誘われやすい立場ではあるんだろう。

ただ、困っているのが「今日はいくつで握ろうか?」というK氏の誘い。
「ゴルフを真剣に楽しんで、その上早く上手くなろうと思ったら、チョコレートは欠かせない」がK氏の持論。

...今の会社に入って、仕事の関係上必要と言われて始めたゴルフ。
学生時代に野球をやっていて、球技には自信があったため、すぐに同期の連中よりは上手くなるだろうし、シングル入りだって1〜2年で出来るだろうと思っていた。
しかしそれから5年、相変わらず100を切ったり切らなかったりで、「飛ぶけど曲がる」「いつもスライス」「小技が下手」「パットがノーカン」という評判だけが知れ渡り、同期の中でさえ「下手」という立場になってしまった。
結構本気で焦ったりしたんだけれど...「才能が無いんだ」と諦めかけていた。
そして2年前、今の上司の下にやってきた。

「おう、いい身体しているなあ。」
「飛ぶけど曲がるんだって?」
「独身か? 彼女もいない? じゃあ、休みには俺とゴルフにつきあえ。」
という事で、殆ど休みの度にK氏とのゴルフをする事になってしまった。
もちろん土・日のゴルフは高いので、平日に有給をとったり、代休を利用してのゴルフだ。

そのゴルフが、きつい。
ハンデをもらっても、毎回数千円ずつ巻き上げられる。
おまけにK氏は「プレーが遅い!早く打て!」「下手くそがなに歩いているんだ!走れ!走れ!」「考えたって入らねえんだから、早くやれ!」「ルールブックを見ろ!それは2打罰だ!」「馬鹿やろう!隣に行く時は帽子を取って挨拶しろ!」「フォアーって言う時は死ぬ程でかい声を出せ!」「自分が打ったんだ!運が悪いなんて言うのは10年早い!」「下向いて歩くんじゃない!若いのにジジイみたいな顔すんな!」「コースに文句言うな!ありがとうって言え!」...

親にも言われた事の無い罵詈雑言を浴びせられる。

たまにいいライから、チャンスを決めようなんてすると、「ほう、トップしそうなライだなあ..」
「ちょっとボールが浮いているなあ...」「右の池が効いているなあ..」とか呟いて、自分を動揺させる...大体期待通りにミスをする自分を、腹を抱えて笑い転げるし...

おかげで、ゴルフ以外に使う小遣いが無い。
残りの所持金が少なくても、K氏は鬼のように「これは月謝だ。ちゃんと払え!」と握りの金を奪い取って行く。
なんとかK氏に、ニギリで勝ちたい。
あの上から目線を、ぎゃふんと言わせたい。
...しかしK氏は上手い。
変なフォームで飛ばないのに上手い...自分に文句を言ったりからかったりしながら、いつの間にか80前後では回っている。

もう2年になる。
さんざんいたぶられたおかげか、同期の奴らよりは良いスコアで上がるのは当たり前になったけど、まだK氏からは一度もニギリで勝った事が無い。
畜生!...鬼め...
「俺にどうしても勝ちたいんなら、いくらでもハンデ増やしてやるぞ」なんて言いやがって。
ハンデ一杯もらって勝ったって勝った気なんかしない...

はじめにもらったハンデで勝ったら、そのうちにスクラッチだって勝ってやる。
今週もラウンドだ。
ワクワクしてくる。
今度こそ...鬼め、待ってろ...

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別れの話   (2011年5月10日)

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とある
一世を風靡したゴルファーの
別れのニュースを聞いた

人は誰も
若く華やいだ時を過ぎ
一緒に老いて行くものだとしても
あまりに華やかな一つの時代を持った男の
その後の人生を悼む

しかし
彼の表した「明るさ」は
それを見た事のある者全てに
光を分けて残した

多分その光は消える事は無いだろう
ありがとう
君のゴルフは面白かった


(ブログ「人・酒・旅」より)

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遠くへ飛ばそう」という考えを・・・   (2011年5月9日)

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さよなら、セベリアーノ・バレステロス  (2011年5月8日)

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セベ...セベリアーノ・バレステロスが54歳の若さで、脳腫瘍のために亡くなったというニュースを聞いた。

30半ばで私がゴルフを始めた頃は、セベリアーノ・バレステロスが一番輝いていた時代だった。
19歳でヨーロッパツアー賞金王。
22歳で全英オープン勝利。
23歳で史上最年少マスターズ勝利。

そのマスターズ優勝の時、ニクラスをして「この青年は、このあとメジャーで一体何回勝つんだろう」と呆れさせた天才だった。

セベのゴルフの一番の特徴は、その奔放さにあった。
いつも同じ奇麗なフィニッシュをとるスイングフォームにも関わらず、彼のボールはよく曲がった。
それも半端な曲がりではなく、となりのホールの向こう側迄打ち込むなんて日常茶飯事。
それをとんでもなく自由なリカバリーショットで、魔法のように攻略する。
全英オープンで、駐車場に打ち込んだボールをグリーンに乗せてバーディーとしたシーンなど、我々の予想と期待を笑い飛ばすようなゴルフは魅力的だった。

なにより、彼のゴルフが面白いのは、そのゴルフを彼自身が楽しんでいるように見えた事。
タイガーがトラブルに陥った時に見せる、何とも不愉快そうな腹立たしそうな表情とは全然違う。
タイガーが仕事としてやっているゴルフに見えるのに対して、セベのゴルフは自分が楽しんでいるゴルフに見えた。
日本に来たのは私がゴルフを始める前だったけれど、そのハンサムで上品そうな外見が「スペインの貴公子」と呼ばれて人気になっていたのは知っていた。

しかし、ずっと続くと思われていた「セベの時代」は、意外と速く終わってしまった。
スペインの貴族の娘と結婚する、なんていうニュースが伝わり、しばらく試合に出なくなった。
庶民出のセベが、貴族の娘との結婚で苦労している、とか腰を痛めた、とかのニュースが断片的に伝わって来た。
そして、何年かして久しぶりに姿を見せたセベの姿が、「貴公子」のハンサムな風情から、「ただのスペインの親父」のようにオーラが消えていたのに驚いたものだった。
...その後、結局セベが再び輝く時は来なかった。

メジャー通算5勝(全英オープン3勝、マスターズ2勝)。
世界通算80勝以上。
1980年代に、通算61週「世界1位」を保持した。

1957年4月9日生まれ。
2011年5月7日死去。

自由で上手くて、なによりゴルフを楽しんだプロゴルファーだった。

早すぎる...


(追記...セベが結婚して苦労したと噂されていた「王族の娘」とは、結局離婚していたという事を最近知った。・・・合掌)

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売れ残り    (2011年5月6日)

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もう、なんにもなくなったな。
そんな思いで炬燵に入って、ぼーっとしている時間が長くなった。

10年以上勤めていた工場が倒産して、もう2年になる。
小さな工場だったけど、社長がいい人で、働いている人達もいい人達だった。
売り上げが伸びれば、その分だけ社員の人達に還元してくれて、小さな工場なのに給料は結構良かった。
そこで事務の仕事をしていたんだけど、働きやすかったので結婚もしそびれてしまった。
「しそびれた」というより、社長に教わって始めたゴルフにはまってしまったというのが本当の事なんだけど。
工場のコンペも年に3回やっていて、社長がポケットマネーで立派な賞品を出していたので、みんなそれを目標に練習に励んでいた。

そんな日々は突然終わった。
仕事の大部分を受けていた大手の工場が、突然不渡りを出して倒産した。
その工場の取引先の倒産に巻き込まれての、連鎖倒産だった。
自分の働いていた工場の社長は、必死になって走り回って頑張ったけれど、どうにもならずに連鎖倒産の渦に引きずり込まれてしまった。
「しっかりした仕事を続けていたのに、本当に申し訳ない」と、社長が泣きながら言う言葉に、自分たちは返す言葉が無かった。

代わりの仕事は見つからなかった。
30過ぎた特技の無い女性には、正社員の仕事があるはずも無く、それ以来パートの仕事を二つしながら生活している。
それでも、工場で働いていたときの収入には遥かに及ばず、社員でいた時に手に入れたいろいろなものをオークションで売って金に換えていた。
服飾品は高く売れなかったが、デジカメやゴルフクラブは高く売れた。
特に、ボーナスが出るたびに最新のものにしていたゴルフクラブは、いい値段がついた。

でも、そんな日々も2年近く続くと売るものは無くなった。
...しかし、正確に言うと1セットだけ残してある。
2Kのがらんとしたアパートの部屋に、不似合いなキャディーバッグが一つ。
中身はドライバーとフェアウェイウッドが3本、アイアンとウェッジとパター。
最新のものではないが、最後にゴルフをやっていたときのお気に入りのセットだ。

他のものは全て売ってしまっても、この1セットは手放す気になれなかった。
シューズと、手袋と、夏冬のゴルフウェアーとサンバイザー。
それもお気に入りのものを一つずつ、残してある。

もしこれを売ってしまうと、自分はもう二度とゴルフをやる事は無いような気がするから。
「今の姿は世を忍ぶ仮の姿」、必ずまたゴルフを楽しめるような生活に戻れる...これを残しておけばきっといつか戻れる、そんなお守りのような意味もあって。

相変わらず日々のパート生活に疲れ果てて、部屋に帰って来ても寝るだけの生活が続いている。

...弱気になった時にこのキャディーバッグを見ると、「これは残しておいたんじゃなくて、売れ残っただけなのかもしれない」なんて気がしてくる。
見ているあたしも、人生で売れ残ってしまった女なのかも、...

...いや、違う!
私は、いつかこのバッグを手にして、緑のフェアウェイ、澄み渡った青空の下、白いボールを思い切り飛ばす日が来る事を信じている。
再び、ゴルフを心から楽しむ日が来る事を信じている。
こんな日々が変わる事を信じている。

...それまでは、部屋のそこであたしが頑張っているのを見ていて欲しい。
指折り数えて、再びティーオフできる日を待っていて欲しい。
あんた達も私も、絶対に売れ残った訳じゃないんだからね。

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髪の毛を掴まれて打ったから...   (2011年5月4日)

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「私は、髪の毛を掴まれてショットの練習をしたから、どんなに強く打っても頭が動かないようになった」...ジャック・ニクラス。

ジャック・ニクラスがゴルフを始めた少年の頃、彼の頭の毛を掴んでショットを打たせたのは、有名なレッスンプロであるジャック・グラウト。
この練習は、頭を少しでも動かすと激痛が走り、ニクラス少年は泣きながら練習を続けた、という伝説になっている。
だが、この辛い練習のおかげでニクラスは「いくら強く打っても、絶対に頭を動かさないようになった」と言っている。
後年の、「帝王」とまで呼ばれるゴルファーの正確無比なショットは、こうして生み出された、という訳だ。

誰でも、ゴルフを始めた時には一度は「頭を動かすな!」と言われた事はあるはずだ。
古来、殆どゴルフが広まった時以来、「ボールを見ろ!」と「頭を動かすな!」というのは、2大基本とまで言われるスイングの基本原理。
...それなのに、この現代に「なにをいまさら」と言われるかもしれないが、ボールにちゃんと当たらないゴルファーの原因の殆どは、今でもこの二つなのだ。

特に「頭を動かさない」という基本。
自分でも何回かレッスン書の仕事で「頭は動かしていい」「頭一つは動いていい」「顔ではなくて首の後ろ側が軸なんだから、顔が動いてもいい」というイラストを描いた事がある。
本当はそれぞれに理由があり、それぞれが「頭を動かさない意識がありすぎると、こういう弊害がある」という事への対処の方法としての「意識のありかた」なんだけど。
例えば、「頭を動かすな」という事を気にしすぎると、身体の固い人は肩を回そうとして、左足重心になり左肩が落ちただけのリバースのトッップになりやすい。
いわゆるギッタンバッコンスイングだ。

それでなくても、この「頭を動かすな」と「ボールから目を離すな」の言葉は、それに忠実にやろうとしすぎるとスイングを縮こまらせて、ボールに当てるだけのスイングとなり、飛ばない。
その固定概念を取り払うために、「動かしてもいい」と言っているだけで、決して頭と一緒に身体を揺すってスエーしてスイングする事を勧めている訳ではない。

ティーショットのように、ティーアップしてあって、現在のデカヘッドのドライバーで打つ場合は、多少の誤差があってもそれなりにフェースに当たって前に飛んで行くだろう。
もちろん、腕が詰まったり引き込んだりして、気持ちの良いスイングは出来ないだろうし、飛ばないし、曲がるだろうが。
しかし、地面にあるアイアンで頭が動いてしまったら、よっぽど毎日練習して「動いた頭を正確にもとの場所に戻せる」人以外は、酷いミスにしかならない。
アドレスした位置から1センチズレただけで、「ダフリ・トップ・シャンク・プッシュ」何でもありとなる。
バックスイングで右に動けば、同じだけ動いて戻らなければ正確なショットにはならないのは、誰でも判るだろう。
毎日練習して同じ場所に戻る事を覚えるよりも、頭を動かさないように意識して打つ方がずっと易しい。
決して、「頭を動かすな」というのは古い教えではなく、ずっと通用するゴルフスイングの真理なのだという事を覚えておこう。

で、ジャック・ニクラスは、そんな風にして「頭を動かさない」スイングを覚えた。
我々も、きっと手っ取り早いのは「誰かに髪の毛を掴んでもらって」スイング練習する事なんだろう...
しかし、掴むべきものが「無い」、もしくは「少ない」、もしくは「抜かれたくない」という場合...

さて、どうしたもんだろう。
頭を動かしてしまって、「痛えええっ!」

...なんてことになったら...

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たまには旅ゴルフ...大金ゴルフ倶楽部   (2011年4月29日)

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26日に、腰痛のリハビリもかねての「旅ゴルフ」に行って来た。
元々、運動不足から来た今回の腰痛。
パーシモンマスターズは、その急性期だったで動かす事による激痛があったけれど、今は急な激痛は無くなり、固まって弱った筋肉の痛みを感じるような時期。
安静にしているよりも、無理をせずに動かした方がいい、と判断してのゴルフ。

はじめはオープンコンペを探したんだけれど、適当なものが無かったために、まだ回った事の無い「評判のいい」コースを探した。
そこで見つけたのが大金ゴルフ倶楽部。
以前メンバーとして競技に出ていた栃木のHCCのさらに奥で、メンバーでラウンドした事のある人の評判が非常に良かったのが気になっていたコース。
調べてみると、平日ツーサムで昼食付きセルフプレーで6500円。
最近のコース状態も良いという評判。

例によって前日に近くの道の駅に。
ここは近いのが道の駅「もてぎ」。
ラウンド前夜、ゆっくりと本を見ながら旨い酒で至福の一時。
本当にこの時間は好きだなあ。

うちの奥さんは酒が飲めないので、ちょっと摘みを食べたあと、歯を磨いて就寝。
自分は1時間半程、のんびりと。

翌日は晴れ。

風がやや強いが、ゴルフ日和。
道すがらの雑木林や、関東奥地の低山のあちこちで、「今だけ」その存在を山桜が主張している。
出始めた若葉の木々の間で、「え、そんなにあちこちで咲いてるの?」というくらい沢山のピンクの固まりを見つける事が出来る。

コースは、「これが栃木の山奥のコース?」というくらいに平坦で、特に多数ある池の周りのホールはスリルがあって面白い。
グリーンも結構速く、変化もあって面白い。
青木功の設計と言うが...

コース全部が緑色濃くなる頃は、本当に奇麗なコースになるだろう。
...そんなところに、驚く程沢山の地震の被害。
震度6強の地震は、あちこちのホールに地割れを起こし、写真のような有様になっている。
見えないところも、あちこちで地中の配水管が潰れたとかで、コース修復作業が進行中だった。

ここに来る道すがらも、沢山のブルーシートを屋根にかぶせた家を見かけた。
そんな地震の影響で客が減っているとの事。
自粛ばかりではなく、コースにも生き延びてもらわなくては、ゴルフ環境も厳しくなる。

この際、遠くても評判の良いコースに足を向けてはいかがだろうか?
それは、コストパフォーマンスも満足度も高く、決して無駄遣いとは言わないと思うんだけれど。

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いつだって  (2011年4月28日)

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こんなはずじゃあなかった
できるはずだった

練習もしたし
いいイメージだって あったんだし
心も折れなくなったんだし

諦めない
我慢する
粘る
耐える

ああそれなのに
それなのに

(ブログ「人・酒.旅」より)

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バカヤロ男とコーマン女    (2011年4月27日)

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あるオープンコンペで一緒になった、60代半ばの白髪の男。

「ゴルフは、スロープレーが一番いけないんだ」と、やたらせかせか動き回る。
他の人が打ち終わる前に、もう自分が動きだす。
確かに歩くのはちょこちょこと小走りに近いような感じで、いかにも急いでプレーしようとしている「ように」見える。

が、このパーティーで、我々残りの3人はこの男の分迄、急がなくてはならなくなった。
実にせわしなく動き回る男だが、「手続き」が長いのだ。
自分がいつからか決めてしまった「ルーティン」を、どんな時でも守らなくてはいけないと固く神に誓っているようだった。
せかせかと細かく動き回るのに、ボールをセットするのに、ティーグラウンドの一番前ぎりぎりのところに、ティーの高さから文字の方向迄細かく細かくセットする。
ボールの方向を決めたら、せわしなく3回素振りをして、もじもじとアドレスに入る...もじもじもじもじと動いて...止まる。
「さあ、打つか」と思って見ていると...それまでせかせかと動いていたのが、嘘のように静止してしまう。
「え?」と、見ている我々は前につんのめる思いで、それぞれ「止まった姿勢」で打つのを待つ..待つ...待つ...
息を止めていた肺が「もう限界だ!」と叫び出す寸前に、突然発作が起きたように強烈なスピードで振り上げ...打つ。
打ったと思った瞬間には、その男は剣道の正眼の構えでボールの飛んだ方向を向いて立っている。
...その方向は、毎回ボールが飛ぶ方向が違うので、右だったり左だったり...それはそれで滑稽なんだけど。
まさに、光速のバックスイング、鈍足のダウンスイング...
「プレーの遅い奴は、ゴルフやっちゃいかん」と、上から目線で言うのだが...

そんなプレーの昼休み、それぞれが夫婦でゴルフを楽しんでいるか、なんて話になった。
「ゴルフは女房なんかとやっちゃいかん」とその男は強調する。
「なんでですか?」
「ワシは喧嘩ばっかりになるんで、絶対に女房とはやらん」
「今日だって、女房は前の組で回っとる」
「え?」

前の、女性4人の組の一人が奥さんなんだと。
見た感じは、この男よりずっとスイングは奇麗で、プレーもテキパキとしていそうだ。
「ひょっとして奥さんの方がスコアがいいんじゃ?」
なんて一人がからかうと...「....」
黙り込んでしまった。

ラウンド終了後、クラブの確認をしている時に、その婦人が男のところに来て言った。
「今日はどうでした?」
男は黙ってスコアカードを見せる。
「あらあ、全然進歩無いのね」
「ゴルフ、向いてらっしゃらないのね」
「相変わらず変な格好だし、あたしの主人です、って言うのが恥ずかしいわ」

男の頭から、湯気が立っているのが見えた。
...後ろを向いて聞いていた3人は、吹き出しそうになるのを、必死でこらえた。

「...おかしくて、涙が出て来た」
「あれで、よく離婚しませんね」
「亭主も亭主だけど、奥さんも奥さんだよなあ」
「俺、自分の奥さんに恵まれたなあ...」
3人で下を向いたまま、こそこそと...

奥さんは女性のベスグロや、3位の賞品や、ニアピンなどの賞品を山のように受け取り、男は参加賞だけを持って...「ちゃんと」二人一緒の車で帰って行った。

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腕を振るから肩が回るのだ   (2011年4月25日)

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「肩の回転で腕を振るのではなく、腕を振る事で肩が回るのだ」...ボブ・トスキ。

ボブ・トスキは、判りやすい説明で人気となった、世界的レッスンプロ。

我々がゴルフを始めた時から、一番言われる言葉が「肩を回せ」だろう。
そして「手打ちじゃダメだ」とか言われたり、「ボディターンだ」とか言われたり。

確かにゴルフクラブを初めて振る人は、ひょいと手でクラブを担ぎ上げて、なんとか小さなボールに小さなヘッドを当てようとして手先だけで合わせて振ろうとする。
だから、レッスンプロや上級者は「左肩を顎の下迄回して、腕は大人しく使ってボディーを回転させて振れ」とか教える事になる。
まず、手だけで当てようとする意識を変えさせる必要があるから。

ここから先で、ボブ・トスキは面白い事を言っている。
初心者に「肩を回せ」という事を意識させすぎると、右手を使ったスイングになってしまう、というのだ。
肩を回そうとすると、両腕を肩と一緒に回そうとする。
すると、「腕」の主役は右腕になってしまう...意識が右腕にどうしてもいってしまって、「右手で上げて右手で振り下ろす」ような感覚になりやすいのだ。
そうすると、当然ダウンで右手が勝手に暴れ回って、プッシュスライス、ダフり、テンプラ、引っかけ、チョロの、ミスのオンパレードとなる。

だから、肩を回すより腕を振る意識を持て、と。
そして、大事な事は「両腕」と言っても、「主役は左手で、右手は左手に従わせろ」ということ。
左手が動きやすいように、右手を添える事がポイントだと言う。

こうして腕を主役に考えてスイングした時に、「腕の振りによって、肩が回されて行く」と感じる事が出来れば、正しい動きになっているのだと。
そう感じられない時は「腕の力が入りすぎている」ということらしい。
これを実際に感じるためには、両腕にそれぞれ重いものを持ってスイングしてみるとよく判ると言う。

スイングの感覚がマンネリ化して、ゴルフがスランプに陥っている...なんて感じた時には、こうしたレッスンプロのちょっと変わったアドバイスを試してみるといい。
案外、自分の感覚が狂っている事に気がついて、目の前に新しい道が開ける、なんてことだってあるかもしれない。

ちょっとしたアドバイスで、急激に上達したりするのもゴルフ。
悩んでいたら、ちょっとお試しを...

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ささやかな幸せ    (2011年4月24日)

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誰でも、若い頃には大それた夢を見る。
自分に「類い稀なる才能」があるかもしれない。
自分には「何万人かに一人の強運」があるかもしれない。
自分は「他人とは違う特別な存在」かもしれない。
....

普通の場合、そんな甘い夢は思春期に学校の成績と失恋によって、現実の厳しさに打ち砕かれる事だけど。

本当に他人とは違う才能に恵まれた人間は、隠そうとしても表に出てくる輝きによって、嫌が応にも「特別な存在」になっていくもの。

そうではない自分に気がついた我々のような「普通」の人間は、やがて身の丈にあった「ささやかな幸せ」を求めて人生を生きて行く。
そんな「ささやかな幸せ」は、嫌いじゃない異性と結婚する事であったり、好きな仕事を続ける事であったり、趣味の世界を深める事であったり、家を建てる事であったり、子供と遊ぶ事であったり、時々美味しいものを食べる事であったり...
頑張れば手が届く、打ち込めば手に入る、気がつこうとすれば感じられる、小さな人生の小さな幸せを、それぞれが求めて生きて行く。

そんな事が続いて行くはずだったのに、決して贅沢な事じゃなかったのに...

普通の生活が、大きな力でふいに打ち切られてしまうという現実を見せつけられた。
人生が、昨日の次に今日があり、今日の次に明日があるのが当たり前ではない、という事に気がつかされた。
何の罪もなくても、理不尽に何もかも壊される事がある、という事を思い知らされた。

こんな未曾有の災害の後だからこそ、考える事がある。
...無力で、特別ではない我々は、ありふれた人生のささやかで小さな幸せを、鈍感さで見逃してしまってはいけない。
「いつものこと」と、曇ったままの目で見過ごしてしまってはいけない。
そういう時間が過ぎてしまった後で、小さな人生の、小さなシーンの、小さな輝きこそが「人生そのものだったんだ」って気がつく事になるから。

大災害にあった方々が、早く元の生活を取り戻す事が出来ますように。
...ささやかな幸せを、これから沢山感じて生きて行く事が出来ますように。

我々も、小さな人生のささやかな幸せを、しっかり感じて生きて行けるようにしなければ...

今日は天気がいい。
今日は風がいい。

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その後の腰痛    (2011年4月22日)

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15日のパーシモンマスターズ以来、クラブを握っていない。

16日の頃よりは大分楽になったものの、朝起きる時にスムーズに起き上がれない状態。
それでも、ゆっくりなら汗をかかずに起き上がれるので、良くなっているのを実感している。

一番酷い時には、立ったまま足を上げてズボンやパンツをはくことが出来ずに、イラストのように下に置いたズボンなどにまず足を入れてから、垂直にしゃがみ込んでズボンを引っ張り上げて履いていた。
その当時に比べれば、今は立ったまま履けるので楽になった。

自分では、この腰痛は運動不足から来ていると感じているので、腰周りの筋肉を鍛える運動を続けようと思っているが、きつい運動をしてまた腰痛になっては元も子もない。
で、腰のためにと考えられるいくつかの軽い運動を続けている。
その一番が、重いバチモンマウンテンバイクによる、田舎道サイクリング。
舗装された道路では運動にもなり難いので、あえて田んぼのあぜ道や川の土手のダートを走るように心がけている。
この自転車で1ー2時間走った後は、腰が軽く感じられるので効き目があると思っている。
それから、思いついた時にちょっと腕立て伏せや、背筋運動。
これも痛めない程度に軽く軽く...
その後に、アルコールでちょっと身体を柔らかくして(笑)。

写真は、パーシモンマスターズの時のティーショットを撮ったもの。
きつくコルセットをしていて、腰に負担をかけたくないので、ややクローズに構えて軽く打とうとしている。
しかし、腰が怖いためか肩が全然回っていない。
なんとか腰を早く治して、来週中にはラウンドしてみたいのだけど...こじらせると長引くので..。

もうしばらく、辛抱、辛抱、か。

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町の復興案    (2011年4月21日)

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津波に流されて、壊滅的な被害を受けた東北の太平洋岸の市町村で、住んでいた人達が復興の声を上げ始めた。
このままじゃいられない、未来を自分たちが作る...と、何も無くなったところから立ち上がろうとする人達に頭が下がる思いだ。

でも、心配なのは、結局復興に当たっては、現実に金を出せる力を持ったものがてんでん勝手に、やりたいように新しく作り上げてしまうこと。
結局そういうことになると、全体的には何ともちぐはぐでバラバラな印象で、過去から伝わるものが途切れてしまった、どこかで見たような町になってしまうだろう。
現場に住んでいない部外者の、勝手で無責任な意見ではあるんだけれど、それぞれの町がそれぞれの伝統を生かしたまま、津波対策にも十分対応した、これから千年を暮らしていける美しい町に仕上げて行って欲しいものだと切に思う。

そんなことで無責任でいい加減な部外者からの、浅はかで愚かな意見だとは思うんだけど...こんな風な基本的な町再生の考え方はどうだろう、なんて思って大ラフを考えてみた。

まず一番の基本は、市民の住む家は基本的に30メートル以上の高台に作ること。
町の中心に、石垣30メートル以上の城を造ること。
この城は、緊急時の津波避難と避難所、物資貯蔵所を兼ねていて、少なくとも数千人が一時的に逃げ込める作りにする。
そこから等間隔で、やはり逃げ込める一の丸や、二の丸、三の丸を必要に応じて作る。
これはスケール的には、本丸より小さくて良い(石垣の高さは変わらず)。
城のデザインは、その土地の歴史に縁のある城な形を参考にするといいと思うが、それは住民の意思で決定する。

漁業関係の施設は港のどこかに集約し、後方の高台に造られた工場地帯との連絡用に直結専用道路を設置する。
城の周りは歴史的環境再生地区として、町並みの景観を統一してそれぞれの町の個性を出す。
平地は基本的に、観光とレジャー施設、ホテル・旅館などの区域とする。
もちろん住んでもいいが、住む場合は景観を乱さないような作りの家にしなければならない。
この平地の家に住んでいる場合は、津波が来れば流されるのを前提として、いざとなれば避難所の城に逃げ込むようにする。
海岸地帯は砂浜や磯などを観光資源として、津波対策を考えたホテルなどを設置する。

少し大きな町では、街全体を定額で一周するディーゼルの路面電車を設置して、人が動きやすくする。
鉄道の駅があれば、その駅を中心にすべての道路を整備して、人や物資が動きやすいようにする。

...う〜ん、いろいろと考えていたんだけれど、書き出すとなかなかアイデアが出て来ない。
でも、こんな馬鹿な意見を足がかりにしてでも、これから作り直す町が、後世迄美しく愛される町になってくれればいいなあ、と。

絶対に、資本主義に頭のてっぺん迄穢された人間達に、勝手に「近代的な」町づくりなんかして欲しくない。
今の日本中にある、そうした「色とりどり」で「それぞれ勝手に周りのことを考えず」に作り上げてしまった、「景観の醜い」町の姿を見て、反面教師にして欲しい...と思っている。

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訪問者    (2011年4月20日)

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抵抗してもしょうがない、と心底思っていた日々の生活の大きな流れの中で、不意に誰かに呼ばれたような気がした。
いつものような一日の午後、いつもと同じような生活のための買い物帰り、いつの間にか誰かに呼ばれたような気がして立ち止まっていた。

焦点があって来た目の片隅に、赤い色が見える。
そこは燃えないゴミの集積場。
市役所に連絡してからでないと捨てられない、特別なゴミの日。
赤いキャディーバッグ。
いかにも女性用で、ウッドとアイアンが12本程入ったまま。
「10年くらい前のかな?」

そう思った自分に、思わず笑ってしまった。
「ゴルフをやっていたのは、もう15年くらい前のことなんだ..」

10年ちょっと前に結婚した。
もう年は40に近くなっていた。
夫はゴルフをしないし、する余裕も無い生活で、小学生の小さな子供が二人いる。
多分夫は、私がかってゴルフに夢中になっていたなんて、想像もつかないだろう。
私だって、それなりに幸せだと思っているから、ゴルフのことなんか話したこともなかったんだし。

20歳を過ぎてから、上司に勧められて始めたゴルフに、あっという間に熱中した。
上手くいくのも失敗するのもともかく面白くて、自分の自由になる収入と時間は、殆どゴルフにつぎ込んだ。
遠いけれど安かったコースの会員権を買って、競技ゴルフも始めた。
やっとシングルになった頃は、もう35歳を過ぎていた。
はじめはうるさく結婚を勧めていた両親も、その頃にはもう諦めていたようだった。

でも、40歳になる頃、相次いで両親が亡くなった。
不景気で、勤めていた会社が倒産した。
タイミングよく、その頃紹介された今の夫と、結婚することになった。
自分には他に選択肢が無かったような時期で、夫も悪い人ではなかったので、それも人生と納得した。
ゴルフをするような環境ではなくなったのが判っていたので、すべてのゴルフ道具と会員権は処分して、新しい生活を始めた。
それから十年以上、平凡で幸せな時間に流されて来たように思う。

そこを、呼ばれた。
両手に買い物したビニール袋を下げたまま、捨てられているキャディーバッグに近寄った。
「あの時に捨てたクラブみたい...」
心の底がちくりと痛んだ。

持って帰れば、またあの燃えるようなゴルフの日々を始められるかもしれない。
(両手のビニール袋を片手で持って...)

...歩き出した。
両手にビニール袋を持ったまま。

きっと、今はその時ではない。
流されて行く日々に、心のどこかで熱いものがひっそりと燃え始めても。

あと十年過ぎれば、二十年経てば...
訳の分からない確信がある。
それは、またきっと自分を訪ねて来てくれるに違いないから、と。

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アイアンの顔   (2011年4月19日)

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先日のパーシモンマスターズ。
「パーシモンを打つ」という他に、「クラシックなアイアン」を使ってみるという「場」でもあった。
スコアよりもクラシックなゴルフを楽しむのを優先する、というところが気に入っている。

今回は体調管理に失敗して、酷い腰痛と、風邪の引きはじめと、花粉症の三重苦となってしまって残念なことになってしまったけど、一応ウィルソンのダイナパワー65年(の多分復刻版)を使ってみた。

このクラブは、昔「ウッドはマグレガー、アイアンはスポルディング」と言われた時代に、もう一つのアイアンの名器として人気があったもの。
一番人気があったのは69年ダイナパワー、次がこの65年ダイナパワーで、一度は使ってみたいと思っていたもの。

ただ...顔の形としては自分の好みではないアイアンだ。
トウが尖っていて、フェースのラインのある部分はややトウよりについている。
構えるといかにもボールがつかまりそうで、自然にドローボールを打つイメージになる(ライ角がややアップライトなせいもある)。
実際にラウンドでも腰の痛みで満足なスイングは数える程だったけれど、ショートホールのティーショットやセカンドショットで、何発か実にいいドローボールを打つことが出来た。
その代わりに(腰が痛くて腰を押し込めなかったためもあるけど)、フェードボール、スライスボールを上手く打てない...曲げたつもりが真っすぐに行ってしまう。
もう一つ...スコアリングラインの左右に飾りのドットが彫り込んであるのも、構えるとうるさく感じてダメだった。

このアイアンは加藤プロが気に入ったらしく、ラウンド後のオークションに出品したら即落札してくれた。
チャリティー用にもう一つ、本間の10本アイアンセットを出品して、その代わりに出品されていたYASOさんのベン・ホーガン プラス1を落札した。
このアイアンは、以前腕が上がって行った頃に使っていた「ベン・ホーガン ディケイド」にバックフェースが似ていて、欲しかったアイアン。
このベン・ホーガンアイアンの顔は、ダイナパワーとは正反対でトウが丸みを帯びていて、ヒール側のフェースの幅が厚い。
ダイナパワーがヒール側を狭くして、ボールがトウで捕まりやすいイメージなのに対して、ベン・ホーガンはヒール側でボールを捉まえて行くイメージ。
いかにもフェードを打とうとしていたベン・ホーガンの作ったアイアン、という気がする。
フェースもすっきりとしていて好みの顔。

そこで、最近自分の使っているクリーブランドのTA-3や、スポルディングの黒トップと比べてみると、ベン.ホーガンのアイアンのヒールよりが幅があること以外はよく似た顔。
「トウが丸みを帯びていて、フェースはすっきりしていて、グースがきつくなく、フェードボールを打ちやすいイメージ」...これが自分の好みの顔らしい。

このベン・ホーガン、グリップが固いコード入りグリップなので、そのうちに柔らかいグリップに換えてから楽しむつもり。

この調子じゃあ、俺がポケットキャビティーを使う時なんか死ぬ迄無いなあ...

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ゴルファーの最大の喜びは...   (2011年4月18日)

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「19世紀の昔から、全てのゴルファーの最大の喜びは、力の限りの一撃でボールが遠くの砂丘を越えて行くのを見ることである」...レイドロウ・バービス。

レイドロウ・バービスは、ロイヤルセントジョージズ&サンドイッチゴルフコースの設計者。

ゴルファーって奴は...
19世紀の昔から、クラブもボールも、服装も、プレーする職業も年齢も関係なく、結局のところ「思い切りボールを引っ叩いて遠くに飛ばすこと」が最大の喜びであることに変わりはないってこと。

例えば、彼が言う「砂丘」。
彼の造ったコースには、本当に上手く飛ばせれば越えることが出来る「砂丘」があるらしい。
だから越えることが出来たゴルファーには、「いいコースだ」という評判になり、どうしても越えることが出来ないゴルファーには「ひでえコースだ」という評判になったと言う。

トータルスコア、つまりパー72を基準とする打数で優劣を比べるようになってから、「無謀な冒険」より「利口な刻み」の方が理にかなった攻め方として世間に認められるようになったが、ゴルファーって奴は本心の本心では「飛ばなくちゃつまらない」というのが正直な気持ちだろう。
それが証拠に、ゴルフクラブの変遷というものは...その目的の90パーセントは、「より遠くに飛ぶ道具」を求めてなんだから。

例えば、飛ばすためのゴルフクラブ...ウッドクラブに使われた木材を調べてみると、まず18世紀にはその材質は、サンザシ、シャクナゲ、リンゴ、ナシ、シデ、ハナミズキ、ブナ...と、殆どありとあらゆる木材を使ってどれがより飛ぶかを探し求めた記録がある。
19世紀に入ると、イチイ、リンゴ、ナシ、サンザシ、が主流となり、19世紀末になってやっと柿の木が使われ始めた。
そして20世紀になって、アメリカのミシシッピ川沿いにある樹齢200年を越えた柿の木が、ドライバーに最高の木材であると認められて、主流となって行く。

これはみんな飛ばすことが目的...しかし副産物として、よく乾燥されたパーシモンに糸巻きボールの打感の良さが、プラスされる最高の快感としてゴルファーを虜にしてしまう。

今でも使用に耐えるパーシモンドライバーは、良質のものはオイル漬けにされた後、しっかりと乾燥されて簡単に割れずに、打感も良くなり飛距離も出る。
さすがに、現代のツーピースボールやスリーピースボールで固めのボールでは、フルショットするとヘッドが破壊されてしまう可能性が高いが、女性用の極柔らかいコンプレッションのボールか、残っている糸巻きボールでかっての「飛ばしへの憧れ」の遺産を楽しむことが出来る。

そんな理由で、先日の「パーシモンマスターズ」も開かれているし、私も参加したんだけれど...

パーシモンを使わなくてもいいから、現代のゴルフでもたまには本能に任せて「ぶっ叩く」ゴルフだってやってみるといい。
72の数字を気にするゴルフなら、「正確に刻む」のも「あり」だけど、たまには72の数字を気にしないで、コースとのマッチプレーのつもりで「力の限りの一撃」で戦ってみるのもいいんじゃないか?

これは18世紀、19世紀からの、ゴルファーの「最大の喜びの追求」なんだから。

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第3回パーシモンマスターズ・・・1   (2011年4月17日)

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16日に白帆カントリークラブで行われた、「第3回パーシモンマスターズ」に参加した。

今回は第2回の時のディフェンディングチャンピオンとして、かつゴルフ雑誌「ALBA」の若き飛ばしやN氏を無理に誘って、加藤プロと一緒に回ることになっていた。
が、正直に言って今回は体調管理に失敗して、同伴競技者に迷惑をかけるゴルフとなってしまった。

元は仕事で長く座った姿勢をしていて腰痛が始まったことだけど、これを治すことが上手く行かず、逆に失敗して症状を酷くさせてしまった。
座ったままの姿勢から今回の腰痛が始まったので、安静していると余計に痛くなると見て、一ヶ月ぶりの練習に一回行き、2月以来のラウウンド一回をして...
それに花粉症と風迄引いてしまったらしい。
くしゃみや咳とともにギクッと腰が痛み、ちょっとした動きで腰に激痛が走る。
特に一度寝てから起きる時に、起き上がって座る迄の腰の痛みが一番酷くて、何度もやり直して少しずつ少しずつ姿勢を深くして行かなければならない。
痛みでつい、うなり声が出る。
やっと座れた時には汗を沢山かくような状態。

15日夜に例によって、道の駅での車中泊をしたんだけれど、16日朝に起きる時には大変な苦労をした...ついでに体調が落ちているらしく、昨日はなかったヘルペスが鼻の下に出来ているのにびっくり。
どう見てもバイオリズムは下降線というわけだ。
そんなこんなで汗をかいたので下着を着替えて、なんとかコースへ。

今回はもちろんスコアは諦めていたが、楽しく回ることと、パーシモンを殆ど打ったことのないN氏にその面白さを教えることを目的に、ラウンド完走だけを目指した。
ただ、何もしないで前傾すると腰が抜けるので、自分のLサイズの腹回りに、Mサイズの腰痛ベルトを用意して、思い切り腹を凹ませた上で、力一杯ベルトを絞り上げて装着した。
なんだか大昔の貴婦人のコルセットのような感じで、自分の腹回りの細さに笑ってしまう。
めちゃくちゃ違和感があるが、これなら前傾しても腰が抜けずにスイングが出来そうだ。

まあ、ショット自体はまあまあだったけど、おかしかったのがバンカー。
なんと全てのボールをホームラン。
何度かはクラブヘッドが砂に触れてさえいなかった。
自分でも「???」という感じで、訳が分からない。
そんなホームランは当然とんでもなく飛んで、大トラブルの連続となり、大叩きの連続となってしまった。
まあ、ガードバンカーから林の奥や崖下に打ち込んだり、サブグリーンの向こう側のバンカーに打ち込んで、またホームランでバンカー、またホームランで...なんてことなんだからしょうがない。
これは多分コルセットのために、自分の感覚の前傾角度と違ってしまうために、砂迄クラブヘッドが届かなかったんだと思われる。
最終二ホールでコルセットを外して打ってみたら、ちゃんと砂に届いていたから。

てなわけで、56−57の113。
いいスコアだなあ(笑)。
なんとか完走できて、同伴のプロが優勝し、N氏は「パーシモンて面白いです。目から鱗でした」と言ってくれたのが嬉しかった。
無理した甲斐があったというものだろう。

とりあえず、第一報。

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賞金の寄付    (2011年4月15日)

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石川遼が、今期の獲得賞金全部を東北大震災に寄付すると発表した。

私はこれは結果的に問題がある行為だと思う。
それ以外の、バーディー1個につき10万円の寄付というのは素晴らしいと思う。
(イーグルでも寄付するのかな?)

...だが、これからの試合の獲得賞金を全額寄付すると発表したのは、フェアじゃない。
石川自身は人気絶大なプロであるために、トーナメントの獲得賞金以外にスポンサーとの契約料金、CMなどの出演料、いろいろな企画への出演絵料や出席料、それに各メディアからの取材費などで莫大な収入がある。
実質彼にとっては、トーネメントの獲得賞金が無くても、十分に金を稼げている。

だから、実際に獲得賞金を寄付するという事は大した事だけど、試合に出ている他の大部分のプロにとっては、それは無理な事。
ゴルフのイラストレーターという事で、ゴルフ業界の近くで仕事をして来て、3千人以上いる「トーナメントを目指すプロゴルファー」の中で、普通のサラリーマンよりいい暮らしをしているプロなんて百人もいないという事を実感して来た(今現在はそれより多いのか少ないのか判らない)。

奥さんに働いてもらったり、親戚や知り合いから借金をしたりしながら、なんとかトーナメントで1勝を挙げたいという貧乏で苦労しているプロが、どれだけ沢山いることか。
試合に出て、賞金を稼いで、早く奥さんや子供に楽な暮らしをさせたいと必死になっているプロが、どれだけ苦労している事か。
それでも大部分のプロは1勝を挙げる事無く、トーナメントを諦めて行く事になる。

そうした無名、もしくは勝っていないプロが、千載一遇のチャンスをつかんで優勝争いに顔を出したとき、相手が賞金全額を寄付すると宣言した石川だったらどうなるだろう...
石川が勝てば、寄付が出来る...テレビで見ている人間も、コースの観客も、「正義」は石川にある、と感じるに違いない。
必死に家族のためにこのチャンスをつかもうとしている、無名のプロは...当然「正義に刃向かう悪」としか見られなくなる。
それだけで、ものすごいハンデがついてしまう。
石川には声援、相手のプロにはブーイングが起きるだろう。
相手のプロは義援金に寄付をさせない悪人に見えるのだから、露骨なブーイング...パットが入らなければ拍手、ミスショットにも歓声が上がるだろう。
それに、もし間違ってその無名プロが優勝してしまったら...ゴルフを初めて二十余年、やっと奥さんや子供に少し楽をさせられる、と思った獲得賞金を家族にそっくり渡せる雰囲気になるだろうか。
年に数億、あるいは数十億稼ぐ石川と同じように、貧乏なプロにも「なんで寄付をしないんだ」というプレッシャーが強烈になるのではないだろうか?

行動のきっかけや動機が、純粋で親切心から出たものであっても、これからのトーナメントに置いて石川と優勝争いをする相手に、そういうプレッシャーやハンデがかかってしまうこの「寄付の発表」は、シーズン前にするべきではなかった、という気がしてしょうがない。

..本当に、シーズン終了後に発表すればかっこ良かったのに...


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また来た...腰痛!   (2011年4月14日)

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レベル7    (2011年4月13日)

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東北関東大震災から1ヶ月が過ぎて、福島原発は「レベル7」と発表された。

世界で「日本」が、被災者から加害者へと認識が変わった瞬間になったろう。
...レベル7なんて、我々は本当ははじめの頃から、薄々感じていた事だったんだけれど。

福島原発...地震と津波はしょうがない。
だがそれに対する備えの必要を、複数の学者や研究者、政治家などから指摘されていたにもかかわらず、「あり得ないこと」として、聞く耳を持たなかった東電の「エリート」であろう責任者達。
起きてしまった事態を収めるべき場所にいたのが、「首相になりたかった」だけに見える男。
「その時」総力を挙げて事態に対処するべき責任政党は、まだ政権の座をとったばかりの初心者政党。
その政府を追求しているのが、今迄ずっと政権の座にいて、その欠陥原発をこんな状態で大量に作って来た政党。
その欠陥原発を作らせて来たのが、資源が無いのに贅沢で便利な暮らしを求めて、要求ばかりを膨らませて来た、普通の国民の我々。
責任は、殆ど全ての日本人に大小の差はあれ、あると言える。

この「レベル7」の発表の後、世界は東北の被災者の事を忘れて、原発の事態への非難の声が増えるだけだろう。
あるいは我々は、世界の嫌われ者ともなるかも知れない。

日本国内でも、やれ「東京から脱出しろだの、「日本から逃げ出せ」だの騒ぎが起こるだろう。
実際に、福島という県は人の住めない場所として、ただひまわりだけが咲き誇る、まるでSFの世界のような場所になる可能性が無いとはいえない。

でも、あえて暴論をいう。
放射能なんて、即命に関わるようなレベルのものを浴びる訳では無い限り、恐れすぎてもしょうがない、と。
例えば、半数以上がガンになるとか白血病になるというのでもない限り...
米ソ冷戦時代、地上で普通に核実験が行われていた時代、アメリカ・ソ連・イギリス・フランス・中国なんかが、どのくらいの放射能を世界にぶちまけていたのか、知っているだろうか?
その時、東京を始め世界中にどのくらいの放射能が降り注いでいたのか、判るだろうか?
それでどのくらいガンが増えたのか、白血病が増えたのか?

チェルノブイリでの放射能汚染で、周りに住んでいた人々にどのくらいの影響があったのか?
それは事故が無かった時と、どのくらい違うのか?

...決して許されるべき事故ではないのは、判っているのだ。
この事故が収束する事ができた時には、東電の責任者、特に津波に対する備えを「必要ない」と判断して拒否した責任者など死刑にしてやりたいくらいだが、今はその時ではない。
世界に忌み嫌われるようになってしまう日本を、俺たちが応援しなくてはいけない。

あの地上で核実験を平気でやっていた時代に比べれば、今の放射能なんて大した事は無い。
放射能が検出された野菜だろうが魚だろうが、美味しく食べてやろうじゃないか。
アジでもサンマでもイワシでも、美味しく刺身で食べてやる。
純米酒の竹葉でもあれば最高だ、
放射能入りの野菜のおひたしと、放射能入りのイワシの刺身、アジのナメロウなんかがあればいう事は無い。
ついでに温泉は、ラジウム温泉なんかに行ったりして、放射能と一緒に生きてやる。
腹くくってやるさ。

ともかく事態が収まる迄は、それしかできないのだから。

...東北の被災地の復興にも時間がかかる。
しかし、だからこそ、その復興の道筋はそれぞれかってな企業の儲け主義に任せないで、長期的な「統一された美」の観点から作り上げて欲しいと思う。
この復興のビジョンは、津波に壊される前よりももっと美しくそれぞれの町を作り上げる、絶好のチャンスでもある。
数年経てば、それぞれの町がそれぞれ東北を代表するような美しさと味を持った、個性的な町として再興している...そんなことが今なら可能なのだ。

俺は夢見ている。
東北のあの一帯が、それぞれ独特の風情を持った、世界一美しい町並みの連なる地域になっている事を。
落ち着いた「フクシマ」が、物欲本意強欲資本主義からの転換点になっている事を。

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2011年 花のマスターズ最終日   (2011年4月11日)

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最後の18番のパット迄、優勝が決まらない面白い試合だった。
これだけ複数のプレーヤーが、最終ホールのパット迄絡んで来た試合なんて、記憶に無いくらいの混戦だった。

そもそもは、「やっぱり」のマキロイの大崩壊。
昨日の後半にもちょっと感じたけれど、パットで手が動かない。
きょうは、1メートル前後のパットを悉く外して崩れて行き、ショットも乱れて来て、なんと80の大叩き。
強気のインタビューで知られているが、こういう崩れかたは心に深く傷を残す事が多く、彼のこれからのゴルフ人生が心配になる。
以前にも、全英オープンで初日から飛び出した若手が、優勝が見え始めたとたんに大叩きして、その後消息を聞かなくなった、なんて事があったし。
元々ショットはいいのだから、次のチャンスの時にこの記憶を乗り越えて優勝出来れば、ものすごく強いゴルファーになれると思うけど。

優勝争いは、デビューの頃は「ホワイトタイガー」と呼ばれた才能があったのに、酷い不調に陥っていた(一説には女性に振られたためとか)アダム・スコットが復調して来て後半をリードしたが、さらにその上を行ったシュワルツェルが逆転優勝。
18番迄の連続バーディーは圧巻だった...1ピン以上のパットを悉く入れて来た。
やはり、メジャーは長いパットが入る選手が勝つ、ということか。

復活を賭けたタイガーは、ショットは全盛期のままだが、決定的にショートパットが入らない。
...思えば、名選手の黄昏は、皆こういう状態だった...

石川は、結局3アンダー。
見事だと言えるけど、同世代のマキロイ、デイが優勝争いに加わっていたのに比べると、まだまだ物足りない。
次回は必ず優勝争いに加わってもらいたい...もうマスターズに出ただけ、予選を通っただけで満足して欲しくはない。

松山は、百点満点だろう。
どうせ将来はプロになるのだから、来年のマスターズに出られたら、プロとして活躍してもいらいたい。

うん、今年のマスターズは面白かった。
面白かった...けど、眠い。

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2011年 花のマスターズ3日目   (2011年4月10日)

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「ムービングデイ」と言われる3日目だが、動いて来たのは意外なプロ達。
南米の怪人カブレラが、5アンダー。
ツアーナンバー1の飛ばし屋、B・ワトソンが5アンダー、かってホワイトタイガーと呼ばれたアダム.スコットが5アンダー...

主のマキロンが12アンダーで4打差のリードをしているが、これを追うのが個性豊かな面々で、明日の最終日はどんな展開になるかますます興味が湧く。
特にこのコースを得意としているカブレラが、マキロンと最終組というのが面白い。
カブレラの奔放なゴルフに、マキロイが自分のゴルフを通し続けられるかどうか...


堅実なK・J・チョイ、飛ばし屋のB・ワトソン、若いJ・デイも面白いが、応援したいのは51歳のカプルス...パットさえ入れば、十分可能性はあると思う。
松山は、もう得るものは全て得たのだから、一か八かのチャレンジゴルフを展開して欲しい。
16位以内に入ったら、来年も出場できる...その時にはプロ宣言して、再挑戦となればもっと面白いし。
石川は、一度60台のスコアを狙って欲しい。
上手くいけば16位以内まで...チャンスで、くれぐれもバーディーパットをショートするなんて事の無いように。
...そういえば、石川の相手は、3日目には後ろから打ち込まれた、あのダスティン・ジョンソン。
彼の猛烈に暴れ回るゴルフに、調子を崩さないで回るのは結構大変かもしれない。
飛距離も50ヤードは置いて行かれるだろうし、余計な力が入らなければいいんだけれど。

タイガーはちょっと届かないと思うが、クラブを叩き付けたり唾を吐いたり、相変わらずの態度は...変わりようが無いのかな、もう。

優勝争いは一応マキロイが有利ではあるけれど、午後のアーメンコーナーを過ぎる迄決まりはしないだろう。
...あと一日、寝不足の日が続く

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2011年、マスターズ2日目   (2011年4月9日)

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ある意味では一番面白い2日目だ。
カットラインを巡るスコアの動きは、予選に落ちて何もかもが煙のように消えてしまう者と、歴史に残る戦いへの参加の権利を得る者とに分かれるために、ある意味で優勝争いより厳しく辛いものになる。

よく言われている事だが、予選で落ちれば落ちるだけ、惜しい落ちかたをすればするだけ、予選を突破するのは難しくなって行く。
ゴルフというゲームが、心理的なプレッシャーにもっとも影響されやすいゲームであるからこその言葉だ。

はじめは優勝争いをするつもりで挑戦していたものが、予選落ちを繰り返して行くと、やがて予選突破そのものが目標になっていく...そうなってしまうと、予選突破という壁を超えるためのプレッシャーがどんどん大きくなって行き、信じられないような崩れかたをしてしまう。
石川がそうなりかけていた。
去年のバックナイン、彼の普通のプレーが出来れば通過は確実と思われていたのに、プレッシャーで普通のスイングが出来なくなり、結局自滅して行って1打差で落ちてしまった。
この傷から立ち直っての、今年のマスターズ...13番で2オンしながら3パットをしてパー。
14番、バーディーチャンスから、ほんの1メートルも無いパーパットを外してボギー。
まるで去年のビデオテープを見ているようだった。
(去年はここから連続ボギーで崩れて行った...)

15番でバンカーから寄せてバーディー、その後の苦手にしていた16番でのショットを見て、彼がこの1年で確かに進歩している、という事を認める事が出来た。
今年もまた落ちていたら、彼はもうマスターズでは予選を通れないんじゃないか、なんて心配していたけれど。
あと2日、暴れる事が出来る事は素晴らしい体験になるし、その2日で大きく成長する事が出来るだろう。

試合展開は、22歳のマキロイ、24歳のジェイソン・デイ、23歳のリッキー・ファウラー達「ヤングライオンズ」と、復活して来た「オールドタイガー」やミケルソン達ベテランの世代を賭けた戦いとなれば面白い。
それに、伏兵としてキロス、ウッドランド、ダスティン・ジョンソン、リッキー・バーンズ達飛ばしや勢が絡んだら、最近に無い最高のマスターズになりそうだ。

明日からが、今迄以上に楽しみになって来た。

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2011年、花のマスターズ開幕    (2011年4月8日)

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インタビューで、マスターズのいろいろな関係者が東北大地震に対して、応援のメッセージを言っているのが流れる。

3月11日以来、ずっと映像で見ている東北の被災地の風景が頭から離れない我々には、オーガスタナショナルゴルフクラブは、一面の緑の世界に花が咲き乱れ、まさにゴルファー達の憧れる夢の世界そのもの。
例年ならゴルフシーズン開幕を告げる、心躍るゴルフの祭典のはずなんだけど、今年は心からマスターズを楽しめる気持ちにはなれそうにない。

それでも、まだまだ元気なアーノルド・パーマーやジャック・ニクラスのティーショットでマスターズが始まれば、画面に惹き付けられる。

日本選手は、テレビにほとんど映らなかった藤田が2アンダー、石川が1アンダー、アマの松山がパープレー、11番で痛恨のトリを打った池田が2オーバーと、明日の2日目に耐え切れれば全員予選通過も夢じゃない成績。
問題は精神的に大きなプレッシャーがかかる二日目のゴルフ。

1位のマキロイは、ダイジェストしか放送されなかったので判らないが、2位のアルバロ・キロスのゴルフは面白い...というより馬鹿げている、か。
なんたって、ヨーロッパツアー屈指の飛ばし屋は、平均飛距離が340ヤードを超えている。
13番ロングでは、なんとセカンドは残り160ヤード!
一緒の組にはベネズエラの飛ばし屋べガスと、アメリカの飛ばし屋ウッドランド。
この中で一番飛ばないべガスでさえ、320ヤードは飛ばしている...全然参考にはならないが、見せ物としては馬鹿馬鹿しくて面白い。

時代が完全に変わったんだと思う。
もちろんミケルソンやタイガーの優勝だってあるかもしれないが、これからは世界中の才能あふれる20代のゴルファー達の激しい優勝争いがツアーの見所になるのは間違いない。
これは、多分タイガーが門を開いた結果だろう。
今迄は、プロゴルフで頂点に立つのはゴルフだけをやって才能を伸ばして来た人達だったけど、これからは他のプロスポーツでも成功できるような運動能力を持った若者が、普通に「ゴルフを選んで」挑戦してくる時代になったと言える。
金持ちでなくても、人種が違っても、環境が悪くても、ゴルフを選んで才能を伸ばせる時代だ。

だから今度のマスターズは、最終日の「サンデーバックナイン」迄、誰が優勝するか判らない争いになるんじゃないか。
面白い優勝争いになりそうだ。

その中に、一人でも日本人選手が入っていれば、日本中で応援して盛り上がるんだけど。

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ゴルフ好きの濃ゆい人    (2011年4月6日)

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パーシモンドライバーの時代に、最後に使っていたエースドライバーがクリーブランドの「ハイジャンボ」という超ディープフェイスドライバー。
パーシモンでフェースの厚さが50ミリ、それに当時のプレシジョンのスチールシャフトで一番固かったFM8.0を装着したドライバーは、体力に自信があった時代の記念碑みたいなもの。
時代がスチールヘッドに変わる頃には、ひねるとヘッドが動いてしまう状態で危険なためにお蔵入りとなっていた。

それを、7月8月の真夏日に、徒歩で担ぎで27ホール、アイアンだけ9本以下で回るというマゾヒスチックな競技会、「アイアンマンカッップ」に全出場を誇る「レジェンド」KUROさんに直して頂くことに。
昨日、そのクラブの修理が出来上がった、というのでお礼をかねて一杯やろうという事になった。
場所は、パーシモンマスターズ主催者でもある、YASOさんのカレーのお店「HARE GINZA」。

始め3人だったのが、突然ロングアイアニスト協会会長のファルコンまつばら氏が乱入。
この4人...
(私の事は置いといて)、スキンヘッドに強面の顔と厳つい身体のファルコン氏、脅威のスタミナを秘めた巨体を誇るレジェンドKURO氏、...何とも濃い面々の顔合わせとなった。
かたやアイアンマンカップの厳しさ喜びなどを体験から熱く語り、かたやロングアイアンに命をかけた男のロマンを強く叫び、...

なんとも、ゴルフの魅力、喜び、悲しみ、期待と希望、失望と落胆、意地とこだわりとプライド、実践と挑戦と我慢と狂気と熱意...よくも、まあ...

ここで話された会話は、特別でない普通のゴルファーの一部の人たちが、それこそ人生の遊びの大部分を賭けた、熱くて真面目で、突拍子が無く、遊び心で意表をついた、深くて面白いゴルフの話...

語りつつ、飲みつつ、おいしいカレーで最後は締めて、変な男4人はそれなりに満足した格好で、お店を後にしたのでした。

たまには、ゴルフのこんな濃ゆい話もいいものかも、なんてね。

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糸巻きボール    (2011年4月5日)

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昨年、パーシモンをラウンドで使おうと思った時に、「もしあれば」と糸巻きボールを探した。
ショップでは当然売っていなかったので、オークションで探してみたんだけれど...

考えていたより遥かに高値になってしまうので、買うのを諦めた。
仕方なく、去年参加したパーシモンマスターズでは、一番柔らかいコンプレッションの女性用ボールを使おうと思っていたんだけれど...ブログで知り合った「M」さんに手持ちの糸巻きボールを頂いて、パーシモンを楽しむ事が出来た。

その当時探していたオークションでは、糸巻きボール一個当たりの値段は1000円以上になっていて、異常に高価な取引がされていた。
...以前、普通に使っていた頃の糸巻きボールというのは、「使用期限1年」と言われていて、製造してから1年以上経ったボールは性能が落ちるというのが常識だった。
だから、安い時に大量に買って「これで3年以上使える」なんていう人は、「ゴルフを知らない人」と馬鹿にされたりしていた。
また、夏の暑い時に車に入れて置いたりしたら、一遍に性能が劣化するというのも常識だった。

それもこれも、糸巻きボールというのが固体や液体のコアの周りに糸ゴムを巻き付けて作るために、糸ゴムの「ゴム」の性質そのものがボールの性能に大きな比重を占めていたからだった。
ゴムというものは、その弾力や反発力が一定の時間しか続かないのは知っているだろう。

製造されてから何年も経った糸巻きボールは、いわばゴムの伸びたパンツのようなものだ。
ユルユルで、すぐずり下がってくる。

もっと過ぎたゴムは、弾性を無くしてすぐに切れるようになるのも知っているだろう。
古くなった輪ゴムは、伸ばそうとするとすぐに切れる。

糸巻きボールが製造されなくなってから、既に十年以上。
どうやって保存されていようとも、ゴムの劣化は避けられない。
製造当時の性能など、絶対に残っているはずが無いのだ。
ノスタルジーのコレクション以外に、糸巻きボールを高価で買う必要は無い。

パーシモンヘッドのドライバーでも、おそらく最初の一発で糸ゴムはバラバラに切れてしまうはずだ。
飛びもスピンも、糸ゴムの切れた糸巻きボールでは、本来の性能の一割も出てはくれないだろう。
実際、昨年のパーシモンマスターズでも、午前中はそれほど感じなかったが、午後になると飛びも揺れるし、飛距離は極端に落ちるし、ボール自体が変形して来たように見えた。

ただ...パーシモンで打った時の感触は、最高!
「バシュッ!」という音と、フェースにくっついてから「低く出て宙に舞い上がる」独特の感触は、本当に「快感」。
昔、ゴルフを始めた頃に、その音とパーシモンで糸巻きボールを捉まえた感触に興奮して、何度も夢に見たのを思い出す。

糸巻きボールには、その感触以外に期待せずに...だから、スコアは気にせずに、今現在「パーシモンに糸巻きボールでゴルフがやれる」事を楽しんでみよう。

既に過ぎてしまった、「ゴルフ史の1シーンを楽しむ」、という幸せをかみしめて。

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ヘッドは低く出してボールを追え!   (2011年4月4日)

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「インパクトの後は、ヘッドを低く出してボールを追え!」...バイロン・ネルソン。

バイロン・ネルソンは、ツアー52勝(うちメジャー5勝)を誇り、1945年には11連勝を含む年間18勝という記録を残した名ゴルファー。

「近代スイングの生みの親」とも言われるそのスイングの特徴が、これ。
そのためには、両膝の関節を柔らかく使う必要がある(いわゆるニーアクションというやつ)が、これは我々レベルには結構難しい。
普通のアベレージゴルファーにとっては、意識すると「左右にスウェーしっぱなし」にもなりかねないので、深く考えてもしょうがない。
逆に右膝や左膝がのび切っちゃあダメだ、ということなら意識できるけど。

何よりも我々に役に立つのは、インパクトの後すぐに「ヘッドを上げて行く」動きは絶対にダメということだろう。
アイアンのショットは当然ながら、ヘッドを低く出して行かなければ、ほとんどがミスショットになる。
ティーアップしたボールならたまに当たるかもしれないが、「すくいあげる打ち方」に未来はない。
意識は「下に向かって打つ」のが正しいという事に異論はないだろう。

問題は、ドライバーのティーショット。
よくレッスン書には「アッパー軌道」で打つ、と書かれている。
だから「遠くへ飛ばしたい」とか「高い軌道で打ちたい」とかいう意識があると、アベレージゴルファーは思いっきりアッパーにボールをカチ上げようとする。
するとほとんどのゴルファーは、右に重心を100パーセント残して終わる「明治の大砲」になったり、「左肘を曲げ右手ですくい上げる」窮屈スイングになったり、右肩を思い切り低くして左肩を伸び上がらせたり、シャフトが寝てしまったり...
結果、ダフり、天ぷら、チョロ、大スライス、ダグフック、果ては空振り迄もしてしまう。
偶然真っすぐ当たっても、ほとんど距離が出ない結果となる。

そんな時に、このバイロン・ネルソンの言葉を思い出してみよう。
インパクトの後、低くヘッドを出して、ボールをヘッドが追いかけるイメージを持つのだ。
こう考える事で、右肩が下がりすぎたり、シャフトが寝たり、左半身が伸び上がるのを防ぐ事が出来るはず。
インパクトゾーンが長くなり、方向性が良くなるだろう。

ただし、ボールを追おうとするあまり、飛球線に沿って真っすぐに「どこまでも」ヘッドを出して行こうとしてはいけない。
ヘッドはインパクトからボールを追いかけた後、左に振れて行くのだ。
このためには左肘を真っすぐ出し続けないで、インパクト後にたたんで行くイメージを持てばいい。

本当のバイロン・ネルソンのスイングは、素人には真似できるものではないけれど、ちょっとした時にこんなイメージが結構役に立つ。
一度、練習場でお試しを。

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パーシモンマスターズに向けて  (2011年4月3日)

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16日がパーシモンマスターズなのだが、それに向けて今週は一回は練習に行かなくては...

しかし、今週はやっとガソリンが並ばなくても入れられるようになったので、地震以来行けなかった今は住む人のいない両親の家と墓を見に行かなくてはならないし(相当の被害が出ていると思う)、仕事が週半ば迄忙しいし、常総のXX男と久しぶりの一杯の約束があるし...

6日迄に1回はラウンドしたかったんだけど、無理そうだ。

それでも、このパーシモンマスターズに向けて道具の準備はしておきたいと、いろいろと引っ張り出してみた。

ドライバーはKUROさんに、かってのエースドライバー「クリーブランドハイジャンボ...シャフトFM8.0」を修理してもらったから、それで行く。
フェアウェイウッドは適当に2本。

で、アイアンを前回のスポルディング黒トップから、オークションで落とした「ウィルソンスタッフ、ダイナパワー65年」...シャフトDGX−100を使うつもり。
がしかし、このアイアンは練習場で1回打ってみたんだが...

いつも使っているクリーブランドTA-3より、2ー3番手飛ばない。
クリーブランドだって、ロフトが立っているアイアンではないんだけれど。
ピッチングで100ヤード行かないし、150ヤードは5番(普通は8番)。
おまけに糸巻きボールを使う予定だから、一体距離感がどうなる事やら..。

しかし、ダイナパワー(多分リメイクもの)といえば、スポルディングとともにある時代を代表したアイアンだから、一度は使ってみなければ、と。
ただ、フェース面のごてごてした飾りは気に入らない...それにトウが角張っている顔もあまり好きじゃないし...

今回は、パターも変なものを使おうと思っているので、スコアは90を切れたら立派なものだろうなあ。

とはいえ、こんな風に普通のラウンドでは考えられないような「こだわり」を通すことが楽しいのも、「パーシモンマスターズ」の面白さだろう。

なんか、そんなこだわりに興味のある人、一緒に楽しんでみませんか?
まだまだ空きがあるそうです。

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パーシモンマスターズに参加しませんか?   (2011年4月1日)

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4月になった。
7日からはマスターズが始まる。

普通なら桜が咲き始めるとともに、寒い冬がやっと終わって、これから良い季節になると感じる人が多いだろう4月。
1000年に一度の大災害の後、まだまだ続く大変な事態の中だけれど、なんとか難を逃れた我々が閉じこもっていては世界が回らない。
私も3月中はクラブに触れる事も出来なかったけれど、これから少しずつ動き始めようと思っている。

そこで16日に行われる「第3回 パーシモンマスターズ」。
...既に時代遅れとなってしまった「パーシモン」のウッドクラブで、「ゴルフ」を楽しもうと言うコンペ。
腕に関係なく、それぞれが自慢のパーシモンであったり、親の使っていたパーシモンを使ってみたいというのであったり、二束三文で売られているパーシモンドライバーを手に入れて使ってみたかったり、単なるノスタルジーであったり、昔のゴルファーの気持ちを体験してみたかったり...今ではコースで使う事なんてまず出来ない、パーシモンウッドを楽しもうという集まりだ。
手元にパーシモンクラブがなくても、主催者が集めたパーシモンを自由に使わせてくれるので、関心のある方はぜひ参加してみて欲しい。
私も去年の第2回に初参加して、新ペリアのおかげで優勝してしまい、パーシモンのウッドセットを頂いてしまった。

今回は参加費を全部チャリティーとして、大震災に寄付するという事でもあり、参加者を募集している。
腕に関係無く、マナーを守って楽しめる人なら、老若男女資格に制限無し。
どうでしょうか?
ご一緒に。

詳しくは「第3回パーシモンマスターズ」(東北地方太平洋沖地震チャリティゴルフ)

http://www.taiyou-radio.com/2010pm/pm3.html


4月16日(土) 白帆カントリークラブ

プレーフィ 14500円

参加費(全額チャリティー) 3500円


怖い人はいませんから(笑)。

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自粛?    (2011年3月31日)

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これほどの大災害だ。
そう簡単に震災前の生活に戻れる訳がない。

原発はますます状態の深刻さが知られて来ているだけだし、復興の動きも広すぎる被災地のために、どれほどの人数をつぎ込んでも目に見えるような形にはなり難い。
テレビに映る被災地の方々の今の生活の状態、被害の大きさ、家族を亡くした悲しみ、それぞれが忘れられない重さとして気持ちの上に降り積もって行くのを感じる。
...事態は、あまり良くなってはいない。

...どうしても、亡くなった方々や残された人々の悲しみの前では、自分の楽しみや遊びの行動は「我慢」し「自粛」するのが当然だと考えてしまう。
こんな時に自分が楽しむなんて不謹慎なんじゃないか、一日一日を生きるのに精一杯の人達に比べて贅沢すぎるのではないか...
それはよく判る。

今、被害を免れた地域でも、飲食店やレジャー施設、観光地、旅館、温泉、ゴルフコース、などで大幅に客が減って苦しい状態だという。
しかし被災地に比べたら、このくらいは...という事でじっと耐えているところが多い。
でも、この我慢は長くは続けられない。
そういう場所にも、普通に働いて給料をもらっている普通の人が沢山居る。
客がいなくなれば、その給料を払うお金が入って来ない。
災害に遭わなくても、この世界はお金が回らなければ生活できなくなるのだ。

自粛しすぎてお金が一所に留まってしまうと、経済活動がストップして経営は成り立たなくなり、従業員は解雇され、それが回り回って自分の仕事迄影響される事になる。
浪費する事はない、贅沢をする事もない。
でもごく普通の人が、ごく普通の楽しみや、喜びや、気休めを求めてお金を使うのは、絶対に必要な事なんだと思う。

買い占めや買いだめで、他人と競争で一部の品物にお金をつぎ込むより、ちょっと質素にしてもいいからいつもの店に行く事。
回数を減らしてもいいから、自分の楽しみを続ける事。
そうやって、今迄のような(贅沢ではなく)普通の生活を続ける事も、ある意味で人助けなんだという事を考えてもいいだろう。
この災害の事を忘れなければ、少しだけ楽しんでも罰は当たらない。
この世界が、この日本が好きなんだったら、それも「がんばれ日本!」に参加している事になる。

...多分、長い戦いになるから。

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