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2011年6月20日 (月)

2011年全米オープン最終日

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ゴルフの歴史に、新しい1ページが開かれた。
我々は新しい時代が始まったのを目撃したんだと思う。

かってタイガーが登場した時と同じ、時代を背負うスーパースターが見事に華やかに登場した。
といっても、4日間ブッチギリでトップを独走するという離れ業で舞台の中央に飛び出したローリー・マキロイは、一度ならずゴール直前で大崩壊を起こすという「苦労」ないしは「悲劇」を味わってからの登場であるので、単なるラッキーや勢いで脚光を浴びたわけではない。
普通の「強い」程度のゴルファーでは、一度手痛い自滅による崩壊を経験してしまうと、もう二度とこういうチャンスに平静でプレー出来なくなるし、チャンスそのものを掴むことさえ出来なくなる。
本物の「時代を作るゴルファー」のみが、手痛い経験を経てもなお強くなって戻って来ることが出来る。

マキロイにとって、最終日のラスト9ホール迄独走していたマスターズでの自滅の大崩れは、決して半端な傷ではなかっただろう。
普通なら、あんな経験をしたら自分自身が信じられなくなり、次のチャンスがあったとしてもその悪夢にずっと脅かされ続けるだろう。
だからこそ、それを乗り越えての今回の完全優勝は、技術のみならず気持ちの強さでも真のスーパースターになれたことを証明するものだと思う。

2位争いとは全く別次元でプレーしているような18ホール。
気持ちの乱れでバタバタするようなシーンは一つもなかった。
勝手に興奮するような派手なガッツポーズもなかった。

強さを感じるのに、まだまだ「未完成」という雰囲気も多くあった。
...つまり、まだまだ完成形ではなく、進化する余地が沢山あると感じさせるようなゴルフでもあった。
これからのマキロイのゴルフがどうなるのか、楽しみだ。
そしてマキロイを追う者達が、これでどう変わるかも楽しみだ。

タイガーの時代は終わった。
挑戦者の時には好感を覚えた態度も、チャンピオンになってからの大人げない態度には失望しかなかったタイガー。
馬鹿騒ぎのガッツポーズと、自分のミスなのに不愉快な顔や態度を隠そうともせず、周囲を不愉快さで一杯にするような、嫌なゴルフの時代は終わった。

マキロイはタイガーを反面教師として、真のチャンピオンに成長してほしいと願う。
そして願わくば、マキロイを追う若者達がのびのびと淡々と、溜め息をつくような技と姿勢を見せてくれる時代になることを望む。
暗く陰鬱なものではない、明るく爽やかで気持ちの良いゴルフの時代になることを願う

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