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2011年6月 5日 (日)

ささやかな幸せ    (2011年4月24日)

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誰でも、若い頃には大それた夢を見る。
自分に「類い稀なる才能」があるかもしれない。
自分には「何万人かに一人の強運」があるかもしれない。
自分は「他人とは違う特別な存在」かもしれない。
....

普通の場合、そんな甘い夢は思春期に学校の成績と失恋によって、現実の厳しさに打ち砕かれる事だけど。

本当に他人とは違う才能に恵まれた人間は、隠そうとしても表に出てくる輝きによって、嫌が応にも「特別な存在」になっていくもの。

そうではない自分に気がついた我々のような「普通」の人間は、やがて身の丈にあった「ささやかな幸せ」を求めて人生を生きて行く。
そんな「ささやかな幸せ」は、嫌いじゃない異性と結婚する事であったり、好きな仕事を続ける事であったり、趣味の世界を深める事であったり、家を建てる事であったり、子供と遊ぶ事であったり、時々美味しいものを食べる事であったり...
頑張れば手が届く、打ち込めば手に入る、気がつこうとすれば感じられる、小さな人生の小さな幸せを、それぞれが求めて生きて行く。

そんな事が続いて行くはずだったのに、決して贅沢な事じゃなかったのに...

普通の生活が、大きな力でふいに打ち切られてしまうという現実を見せつけられた。
人生が、昨日の次に今日があり、今日の次に明日があるのが当たり前ではない、という事に気がつかされた。
何の罪もなくても、理不尽に何もかも壊される事がある、という事を思い知らされた。

こんな未曾有の災害の後だからこそ、考える事がある。
...無力で、特別ではない我々は、ありふれた人生のささやかで小さな幸せを、鈍感さで見逃してしまってはいけない。
「いつものこと」と、曇ったままの目で見過ごしてしまってはいけない。
そういう時間が過ぎてしまった後で、小さな人生の、小さなシーンの、小さな輝きこそが「人生そのものだったんだ」って気がつく事になるから。

大災害にあった方々が、早く元の生活を取り戻す事が出来ますように。
...ささやかな幸せを、これから沢山感じて生きて行く事が出来ますように。

我々も、小さな人生のささやかな幸せを、しっかり感じて生きて行けるようにしなければ...

今日は天気がいい。
今日は風がいい。

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