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2011年6月 6日 (月)

歩くこと、笑うこと

Bu110606

「同じリズムで歩くこと、トラブルになっても笑うこと」...リー・トレビノ。

リー・トレビノは「スーパー・メックス」と呼ばれたメキシコ系アメリカ人で、メジャー6勝、世界で89勝(うち米ツアー29勝)を誇る。
徹底したフェード打ちで、そのコントロールされた球筋と、「シルキータッチ」と讃えられた柔らかなパッティングで勝利を重ねた。

その一風変わった存在の名手の、「奥義」のような言葉がこれだ。

我々も18ホールのプレーで、覚えがあるはずだ。
調子が良く、ラッキーが続き、珍しく良いスコアが出そうな手応えを感じていると、いつの間にか歩くのが速くなり、気分が高揚し、ついには鼻歌まで出てくる。
その反対に、いい当たりが出ない、アンラッキーが続く、何をやっても上手く行かないなんて感じると、だんだん歩くのが遅くなり、しまいには足を引きずりながらノロノロと歩くようになってしまう。

ラウンド中、12番ホールを過ぎる頃には、遠目でもその歩きかたやリズムで調子が悪い人と良い人は判るようになる。
もちろん良い人は、胸を張り身体も軽そうにスッスッと歩いて行く。
悪い人は、肩を落とし、背中を丸め、足は地面から離れずに引きずりながら、ズルズルと歩いている。
こういう悪い姿勢やリズムは、悪かったものをますます悪くし、さらに酷い結果へと落ち込んで行く。

トラブルにあった時もそうだ。
普通なら、そのアンラッキーを嘆くか、ぼやくか、呪うか、怒り出す...
そうした感情が表に出ると、そのトラブルはきっとその後にさらに何重かのトラブルを呼び込むことになる。
たった1打の支払いが、3倍4倍の支払いに化けてしまう訳だ。
そうして自暴自棄のプレーが、ラウンド後の深い後悔と失望に変わる。
「笑え!」とスーパーメックスは言う。
そんなトラブルは笑い飛ばして、次の一打に集中することだ。
嘆いたって怒ったって、元に戻りはしない。
そこに打ったのは自分、誰かのせいにもコースのせいにもしちゃいけない。

ゴルフをプレーするのは、楽しむため。
プレーしながら、生きている「感じ」を味わうため。
いつだって、前の時より「上手くなっている」、「自分は、まだまだ上達出来る」と感じるため。

ゴルフは最も長い時間楽しむことが出来るゲームであるからこそ、この達人の言葉が身に沁みる。
さあ、次のラウンドは、同じリズムで歩き通そう。
トラブルになったら、笑ってしまおう。

きっと、もっとゴルフを楽しめる。

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