« ダウンスイングは、まず上半身を忘れる | トップページ | 別れ »

2011年7月 5日 (火)

ゴルフを「最悪」にした日本


Bu110705_3

「ゴルフを悪くしたのはアメリカだが、最悪にしたのは日本だ」
この言葉は以前広く世界で言われていた言葉だが、多分イギリス辺りで言われ始めた言葉だということは想像出来る。
「アメリカが悪くした」というのは、服装であったりマナーであったりが、いわゆる「大人の紳士的なゲーム」を「カジュアルな楽しみのゲーム」にしてしまったアメリカへの非難ということのように思われる。
が、その後の「最悪にしたのは日本」というのは...

先日書いた「6インチ」という悪しきローカルルールについて記事を、ブログ友達のTさんが紹介してくれた所、そちらへのコメントの中に「6インチをやって何が悪い」という趣旨の書き込みがあった。
その書き込みの主は、現在シングルハンデの8で、5下を狙っているというゴルファー。
そのシングルゴルファーが「6インチをやって何が悪い」「カジュアルウォーターや池ポチャの処置と同じ」「あるがままがいいなら池の中から打て」と書いて来た。
カジュアルウォーターや池ポチャに対するゼネラルルールと、コース都合のローカルルールの混同。
奇麗な芝の場所ので6インチの問題を救済処置とする感覚。
あるがままがいいなら池の中から打て、という幼稚で馬鹿なたとえ(池に入れたら、ワンペナでルール通りにドロップするが、6インチにもワンペナ足すのなら理解出来るが)。
こういう感覚の人が、もし練習して技術的に5下のシングルになれたとしたら、どういうことになるのだろうか。
殆どあらゆるコースで競技以外は許されている6インチルール。
ルールで許されているのだからと、ボールに触りまくる5下のハンデのシングルゴルファー。
良いスコアでは回るだろうきっと...申告スコアでは。
しかし、心あるゴルファーは眉をしかめながら、軽蔑とともに触った数だけスコアを足して「本当のスコア」として記録するだろう。

「日本が最悪の形にしてしまった」というゴルフは、どういうものか。
金田武明氏は、接待ゴルフやゴルフ用語の乱れを上げている。
もちろん最初は「接待ゴルフ」が諸悪の根源だった。
これによって、「バカ高いプレーフィー」「召使い代わりのキャディーの仕事」「媚びから来た6インチルール」「同じくOKパット」などの、本来のゴルフとはかけ離れたローカルルールが定着してしまった。

おまけに、ゴルフがようやく一般の人が楽しめるゲームになった時に、コースが客のスロープレーの解消に丁度良いと、それらのインチキルールを積極的に採用し、(ゴルファーとしてみられていなかった)客は客でそれでスコアが良くなると喜び、ついでに池やワンペナゾーンからはさらに客の進行を良くさせるために、300ヤードも先に前進ティーを設置して、プレーイング3やプレーイング4のインチキローカルルールまで作ってしまった。
ここで本来のゴルファーともいえないような「スコアだけ」を気にする客のご機嫌をとりながら、日本のゴルフは「発展」して来たという訳だ。
6インチで触りまくり、前進ティーで笑っちゃうような誤所からのプレーを認め、下りの50センチのパットにOKを出し、ついに世界最悪の日本のゴルフの完成となった訳だ。

我々が本当のゴルフを楽しむのなら、これらのインチキローカルルールをコースに変えさせなくてはいけない。
そんなインチキルールを、喜んで利用したがるゴルファーになってはいけない。
もし現在こういうルールを利用しているのなら、これからは誇りを持って自分だけはこんなルール(絶対にゼネラルルールではない)に従わないようにする。
もちろん、現在はコースが絶対に前進ティーからしか打たせないような所も多いので、その時はしょうがないがそんなコースには2度と行かないことだ。

それで出たスコアは本当の自分の「ゴルフ」のスコアだ。
インチキをして出したスコアは「ゴルフ」のスコアではない。
そんなスコアで自慢なんぞするゴルファーには、絶対になってはいけない。

ゴルフを楽しむのなら。

|

« ダウンスイングは、まず上半身を忘れる | トップページ | 別れ »

ああ,ゴルフ!」カテゴリの記事

コメント

私の想像ではいや自国の歪曲されたゴルフスタイルを嘆いた日本人の自虐的な言葉の様に思います。「ゴルフのイザヤベンダサン」の創作のような気がします。
もっとアジア各国ではローカライズしたゴルフが存在しています。
もちろん「彼らよりマシだからいい」とは思いませんけど。
ちなみに私はまだ「オール6インチ」のゴルファーには会った事がありませんが「オールティーアップ」には会った事があります

投稿: 中庸 | 2011年7月 7日 (木) 15時56分

中庸さん、はじめまして。

この言葉は、摂津茂和さんによると「イギリスのコースがマナーの悪い日本人ゴルファーのプレーを断る」ということを報道したロンドンの新聞が書いた記事、ということになっていますね。
真実は判りませんが...

オール6インチのプレーヤーは、今盛んに行われている「オープンコンペ」に参加する「ゴルファー」の9割が行っています。
コンペの規則にわざわざ「6インチあり」と書いてあるからですが...

投稿: 大叩き男 | 2011年7月 7日 (木) 22時58分

まあ「オープンコンペ」は公式競技ではありませんからしょうがないかもしれませんね。

投稿: 中庸 | 2011年7月11日 (月) 14時56分

中庸さん、こんばんは。

公式競技だけがノータッチなのではなくて、普通のゴルフというものは「ノータッチが当たり前なんだ」ということを言いたい訳です。

投稿: 大叩き男 | 2011年7月14日 (木) 23時52分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1457285/40683244

この記事へのトラックバック一覧です: ゴルフを「最悪」にした日本:

« ダウンスイングは、まず上半身を忘れる | トップページ | 別れ »