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2011年9月

2011年9月29日 (木)

悔いが無いとは言えない

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Yさんは、今年で42歳になる。

「やっていても、もうとっくに引退している年なんだなあ...」
そんな事を考えると、少し慰めになる。

Yさんは、名前も違う14歳の頃、「天才少女現る!」とか「プロよりも飛ばす中学生!」とか言われていくつかの週刊誌に載った事がある。
自分でも可愛い顔をしていると思っていたし、中学でも男子学生に人気だったし、そんな風にマスコミにも載った事で、まるで彗星のごとく表れたスター候補だと騒がれたのは嬉しかった。
当然、将来は「美人女子プロ」になって、有名になって、人気者になって、大金を稼いで...
そんな風になるのが当然の道だと、自分も周りも思っていた。

...ただ、そんな将来の夢は、本当は父親の夢だった。
小学校に入る前から、当時シングルハンデであった父親からゴルフの特訓を受けていた。
それは決して楽しいなんて言えないようなスパルタ教育で、小学校も中学もクラブ活動なんてやる事は出来なかった。
一日も欠かさない連日の素振りや打ち込みや、週2回のラウンドや、ジュニアの試合参加や合宿...
決して嫌だという訳ではなかったけれど、自分の意志で続けて来たという訳でもなかった。

それが、ある日週刊誌が取材に来てブレークした。
きっかけは前に出た試合で、「中学生なのに一緒に回った女子プロより飛んだ」という事が話題になったからだった。
スコア的には優勝争いとか言うレベルでは全然なかったが、「中学生の美少女で飛ばす」という事がマスコミの注目を浴び、「将来の美人プロ候補」となって注目を浴びた。
父親は喜んだ。
中学生だったので当然取材には父が同伴したが、自分より父親が嬉しそうだったのは感じていた。

何回かゴルフ週刊誌に載った頃、いろんな男性が自分に声をかけて来るようになった。
高校生になったあとは、学校とは関係ない芸能関係や音楽関係の、ちょっと自分とは世界が違う見映えのいい若い男性が何人も口説いて来るのは、自分が女王様になったようで気分が良かった。

ゴルフの練習はさぼるようになった。
派手で格好いい男性と付き合う事が楽しかった。

父親と喧嘩した。
でも、付き合っていた男性は「ゴルフの練習なんかしないで付き合え」と言う男ばかりだった。
やがて子供が出来た。
今となってみればお決まりのコースで、ゴルフでマスコミに騒がれなくなって子供が出来ると、男は自分に飽きて逃げて行き、自分は生活に追われて生きて行く事しかなくなった。

娘に裏切られて、失意のまま父親は病でなくなり、自分は生活に追われた。
ゴルフのおかげで注目されて、ゴルフのおかげで波乱の人生に投げ込まれたのに...20歳を過ぎたあと、クラブを握る事は2度と無かった。

...もう少し男を見る目があったなら、もう少し父親の言う事が聞けたなら、きっと自分はゴルフと楽しく付き合って行けたのに。
ゴルフで注目された自分は、ゴルフを続ける事だけで輝き続ける事が出来るのに、「ゴルフの練習なんかさぼれ」という男の軽薄さが判らなかった自分の浅はかさ。
父親の期待が父親自身の欲に見えて、嫌いに嫌った自分の浅はかさ...
とても、悔いが無いなんて言えやしない。

...しばらくして優しく平凡な男と、子連れ同士で再婚し、今は生活は落ち着いている。
今の夫は、自分にそんな過去があったなんて知らない。
自分がゴルフをしていたなんて、全然知らない。

多分、これからも自分がクラブを手にする事は二度と無い。
...最近ゴルフを始めた夫の悪戦苦闘を、ゴルフを知らないふりして...ただ笑って見てるだけ。

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2011年9月27日 (火)

酷いスイング...確認と修正

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オークションでスローの動画が撮れるカメラを落として、自分のスイングをとってみた。

夏の間は月一のゴルフしかしなかったが、9月4日のブロガーズコンペであまりに酷いショットに自分でも驚いて、改めて確認しようとしたもの。

前から後ろから動画を撮ってみて、驚いたのが自分でも信じられないくらい酷いスイングになっていた事。
もっとも、昔からお世辞にも奇麗なスイングではなかったけれど、今回確認出来た程酷くはなかった。

まず目につくのが、スイングプレーンが自覚しているより遥かにアップライトになっていた。
それも、ボールに近く立ってのアップライトではなく、離れているのに手を上に上げようとする、スイングプレーンも何もあったもんじゃない変則アップライト。
そのために外からヘッドが下りて来るのに、さらに横に振ろうとする...身体が開いて左に打ち出す事になる...そりゃあそれで芯食えば、引っかけドチーピンだろう。
この原因は、どうも身体が堅くなったかららしい。
動画で見ると、自分で思う程肩が回っていない...無意識にもっと上げようとして手だけが首の上の方に上がって行ってしまうので、変にアップライトなトップになってしまうようだ。
これは、左足をヒールアップして身体をもう少し回すか、チンバックして肩をもう少し回そうとしてみるか...いろいろ試してみなければ。

そしてもう一つ、頭の上下動が酷い。
これは、自分では動いていないと思っているんだからたちが悪い。
アドレスからトップまでは動かないが、ダウンに入るとぐっと沈み込む...そこから頭を上げながらインパクト、フィニッシュと伸び上がる。
この低い体制から伸び上がりながら打てば、一発の飛距離は出ても球筋は実に不安定になる。
これはドライバーでもショートアイアンでも同じだった。

試しに、頭が絶対に上下動をしないようにして打ったら、球筋は驚く程安定した。
これを忘れなければ、修正は楽なんだけど。

それと、球数を打つとインパクト前から頭が上がりすぎる(つまり前傾を崩して立ってしまう)事も判った。

これらの原因として考えられるのが、練習不足と、黒トップを「打ち込もう」という意識だろう。
ボールだけを拾って打つと全然飛ばないクラシックアイアンは、ターフをとるように打ち込まないとゴルフにならない。
そのためにどうしても「上から打ち込む」という意識が強くなる。
それがダウンでの頭の下がりを呼ぶんだろう。

幸い、頭さえ動かなければそれなりに安定するのは判った。
ちょっと黒トップを使うのはお休みして、頭を動かさないスイングを意識してラウンドしてみたい。

さて、悪い所が判ったんだから、あとは実践するのみ...か。

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2011年9月26日 (月)

ゴルフスイングは、木こりの斧の使い方と全く同じ

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「ゴルフスイングは、木こりの斧の使い方と全く同じ」...サム・スニード。
サム・スニードと言えば、「ナチュラルスイング」。
リズミカルで、どこにも無駄な力が入ってないような彼のスイングは、バージニアの山奥で育った少年時代に、きこりの手伝いをした時に体得したものだと言う。

あの重い斧で大木を切るのは、力任せに振り回すだけでは絶対に無理。
無駄な力を使わずに、繰り返し同じ所に効率よく斧を叩き込まなければならない。
それこそ、リズミカルで再現性が高く、インパクトの瞬間には強力な破壊力がなければ仕事にならない。
そう考えてみると、フォローからフィニッシュは無いけれど、ゴルフスイングに共通するものは多い。

面白いのは古来からの同じような格言・名言に、「長いほうきを振るようにスイングせよ」とか「大鎌を振るようにスイングせよ」なんて言葉がある事。
いずれも、共通するのは我々が普通思っている「振りやすいクラブ」とは全く別のもの。
斧は超重いし、ほうきは長過ぎるし、大鎌は長いし重い。

ここにポイントがあるようだ。
重い物、長い物を振ろうとする時、どうしたって手先でひょいと持ち上げて、上から思い切り力を入れて振り下ろすなんて出来ない。
まず振り上げようとすれば、下半身をしっかりと意識して、全身の力をうまく使って持ち上げる。
そして一番重要なポイントが、振りかぶった物を振り下ろす時に、腕力に物を言わせて力任せには「振り始められない」ということ。
重いもの、長い物を振り下ろす時には、手の力で振り下ろそうとするのではなくて、ある程度斧なり、釜なり、ほうきなりが「自分で落ちてくる」のを待つ感覚がいる。
腕力で、ではなくて自然に手が下りる感覚だ。

ベテランのきこりの動きを観察していると、振りかぶった斧を下ろし始める時は、一瞬力が抜けて斧が落ち始める力を利用して、それに徐々に力を入れて加速して行く。
そして木に当たる瞬間には、ギュッと全身の力を集中して斧の刃に注ぎ込む。

この動きは、身近では「餅つき」の杵の動きに似ている。
慣れていない人間に餅つきをやらせると、振りかぶった一番上の状態から手に力を込めるので、たいがい振り下ろした杵は餅の所に行かずに、臼の周りを叩いたりして木屑を餅に落として怒られる。
おまけに、力が入りまくっているので何回もやらないうちに息があがってくる。
上手い人は振りかぶった杵が、重さで自然に落ちて来るのを待って、落ち際に力をひょいと入れる。
そうすると餅に上手く当たって、「ペタン!」と気持ちの良い音がする。
そうなると何回やっても息も上がらず、リズミカルに返しの人とも息が合って、旨い餅がつき上がる。

...感覚的に理解出来ると思う。
問題は、現代のゴルフクラブが全て、ひょいと手で持ち上げて、力任せに振れば振れてしまうことかもしれない。
「易しく飛ばす」ために進化して来たクラブは、どんな間違った打ち方でも飛ばせてしまうから良いスイングを会得し難い、ということ。

勿論現代の軽いクラブでサム・スニードの言うように振れたら最高なんだけど、どうしてもそう振れないという人は、(振れる範囲で)出来るだけ重いクラブを使うという事も「あり」だろう。
...軽い最新のクラブに逃げ過ぎている事は、良いスイングをし難くさせて、上達を遅らせている原因かもしれない。


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2011年9月24日 (土)

いいシーズンになったんだから

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とうとう7月、8月、9月と月一回のゴルフしか出来なかった。
暑さが苦手なために夏の間は毎年お休み状態なんだけど、9月になったらもう少し行くつもりだったのに...

結局、一ヶ月ぶりだった4日のブロガーズコンペのあと、練習場にも行かずラウンド予定も決まらないままだ。
あのブロガーズコンペは、丸一ヶ月ぶりで練習もしてなかったとはいえ、久し振りにドライバーでのチーピン連発になった。
スコアは気にしていなくても、ここ一二年なかったくらいのチーピンの酷さにちょっとショックを受けた。
後半、それもインの終わりの数ホールでなんとか思うようなボールは打てたが、このあとのラウンドでもティーショットの時には、あのいやな感触が蘇りそうだ。

10月は早々に予定が入り、11月1日の漫画家コンペが決まり、いよいよ今年の2回目のゴルフシーズンとなる。
10月11月は、出来るだけ沢山ラウンドしてゴルフを楽しみたいと思っている。.

しかしあれだけのチーピンが出た、ドライバーの白マナ73X、8・5度が言う事を聞いてくれるだろうか?
この年と運動不足の身体には、「いささかオーバースペックでは?」なんて気も少ししている今日この頃...かといって、代わりに打ってみたいというドライバーも無いし。
アイアンは、クリーブランドのTA-3...これも、黒トップと交代で使っていて、代わりに使いたいアイアンも無い。
パターは、スパイダーのロングシャフトが「48インチ」という事で手に入れたのに、実際には手持ちの48インチのロングパターより2インチも短い。
構えるとちょっと屈まなくてはならないのが気に入らない。
しかし、この前のブロガーズコンペで使った以前のロングパターは、やはり距離感が合わない...46インチでもスパイダーロングに合わせるしか無いか。

身体のストレッチと合わせ、ちょっと意識して身体を動かすようにして行きたい。
ともかくこれからは、この2ヶ月のゴルフのベストシーズンに集中する。
来年のシーズンがまたあるなんて考えないで、今年の残りを一期一会のゴルフで楽しみたい。
勿論、オープンコンペにも2〜3回は出たい。

来週は、一ヶ月ぶりに練習場に行こうと思う。

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2011年9月22日 (木)

勝負の3年!

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Kさんは77歳。
数え年の喜寿祝いは、もう過ぎた。

40歳から始めたゴルフは、「堅物」と言われた自分に長い年月楽しめる殆ど唯一と思われる「娯楽」をもたらしてくれた。
見合いで結婚したとはいえ、「当たり」と思うしかない性格の良い女性と結婚出来て、殆ど女遊びをした事はなかった。
ギャンブルも好きになれなかったし仕事も真面目に勤めたので、ゴルフのわがままと毎日の晩酌はずっと大目に見てもらって来た。

...まだそれほどゴルフが普及してなかった時代、会社関係の付き合いで近場のコースの会員権を安く購入出来て、ゴルフに熱中出来る環境は運良く簡単に整った。
それからずっと週2回の練習と、週1回のラウンドは欠かした事がなく、打ち込んだ時間と費用の分、腕も上達した。
始めて4年でシングルハンデになり、50歳の頃には6まで行った。
しかし、5からのハンデは遠く高い壁となり、それ以上のハンデ削減はならなかった。
倶楽部の月例には、何度も優勝した。
クラチャンは、ちょっとレベルが違い過ぎて問題外だったが、理事長杯はアンダーハンデ競技なのでハンデ9の時に一度だけ優勝出来た。
シニアやグランドシニアでも優勝出来た。

そんなKさんは、自分のゴルフ歴がそろそろ終わりに近づいている事を感じている。
と同時に、自分のゴルフ人生の最後の目標、自分のゴルフのクライマックスのチャンスが近づいて来ているのも感じている。
そしてそれが達成出来れば、そこが自分のゴルフ人生の頂点、ゴルフライフの「フルコンプリート」だとも思っている。
それは、「エイジシュート」。

ホールインワンはラッキーにも2回経験出来た。
パープレーも何度か出来た。
自分がゴルフを始めた時に、達成したいと思った目標の最後の一つがエイジシュート。

なんと言っても、自分が年を取るのと、その年と同じか少ないスコアを出すのとは、微妙な年齢と時間との競争なのだ。
今のKさんにとって、最も可能性があるスコアは、80。
バーディーパットやロングパットが奇跡的に入ったとして、微かに可能性があるのは78。
...ただし条件は、「短い距離のコースで」だ。
自分のコースの「シニアティー」で、ラッキーが続いたときか、近隣のずっと短い距離のコースで「うまく行った時」なら可能性はあると思っている。

今が77歳。
80を過ぎて、自分が今より元気で腕が良くなる訳はないと思っている。
懸命に身体の状態を維持して80まで。
...だから、命がけの目標は、この3年でそれぞれ78、79、80かそれ以下のスコアを出す事。

ゴルフ人生の最後の目標に向けて、Kさんは今、試合を待つサムライの気持ちでいる。
これだけ高ぶる気持ちが嬉しい事は、しばらくなかった事。
さあ、これから3年は渾身のラウンドだ。

いざ、勝負!

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2011年9月20日 (火)

「市民」という名の、下衆な人達

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先日、愛知県の日進市という所の花火大会で、福島の花火を応援のために打ち上げる予定だったのが、「市民20名」の抗議で中止したというニュースが流れた。

花火が放射能の危険があるから中止...市民20名の抗議で。
同じようなニュースが、もう何回あっただろう。

京都大文字焼きで、薪に放射能の危険があるからと、「市民」20名の抗議で中止。

福岡で福島支援ショップを開こうとしたら、搬入のトラックが放射能をまき散らすからと、「市民」20人の抗議で開店中止。

みんな「市民」20名程の抗議で、自治体が中止だ。

この「市民」。
およそ考えられないような理由で、何が何でも福島からは何も入れさせないという姿勢。
科学的であろうとなかろうと、絶対に自分の所に東北のものは来させない、という姿勢。
感じるのは、モンスタークレーマーと同じ臭い。
きっと、隣に東北の人間が越して来たら、自治体に気の狂ったように抗議して追い出すことなんかもするだろう。
隣の席に座られたら、酷い剣幕で自分から離れろとか言うんだろう。
自分がその何百分の一でもそれに近い目にあったら、それこそ壊れた機械のように、理屈なんか無視して大騒ぎするんだろうけれど....他人の痛みなんぞ、絶対に判ろうとしない下衆な奴ら。
こんなわずかの数のおかしな人間達の抗議で、あっさりと中止を決める市の人間達も、結局同じような人種だと思うしかない。

このしつこく抗議する少数の「市民」という存在。
その街に居る何万人、何十万人かの普通の人達の中の、たった20数人の「抗議する市民」という存在。
まるで疫病神か悪質な細菌のような、周りを日本を汚し穢して行く存在。
こういう、うさんくさい「市民」のために、日本が、人の心が壊され、汚され、憎しみが増殖して行くことを憂慮する。
こうした、おぞましい少数の「市民」の声が、その地区の代表する意見となることを憂慮する。

「市民」の看板の後ろに隠れて、自分だけ良ければいいなんて意見は聞く必要はない。
この「市民」の姿勢には、無知で鈍感で品性下劣な人間が「自分が正義」と勘違いしている嫌らしさがある。
だから「市民」という言葉が、日に日に汚くおぞましい言葉になっていく。

...そういえば、この災害をどうにも出来なかった以前の責任者も、「市民運動」出身だとか言っていたっけなあ...

(放射能反対は当たり前。
福島をこうした責任は明らかにしなくてはいけないし、今のこれからの放射能の実態を明らかにさせなくてはいけないし、何より汚染された地域に住んでいる人の救済と治療は優先して行わなければならないと思う。
今のままでいいとか、今までやり方がいいなんて全然思っていないのは当たり前。
もっと早く国全体で動いて欲しいと切に願っているのだけれど..
怒りは政治に向けるべきで、被災地の人やものを疎外することじゃあ絶対にない。)

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2011年9月19日 (月)

他人の金を盗まなかったからって...

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「私は為すべきことをしただけ。 あなたは私が他人の金を盗まなかったからって、私をほめますか?」...ボビー・ジョーンズ。

「球聖」と呼ばれた、ボビー・ジョーンズの有名な言葉だ。

それは、1925年ウースター・カントリー倶楽部における全米オープン二日目、11番ホールの3打目の出来事。
2打目をフックさせて深いラフに入ったボールを、見事にリカバリーしてパーをとったように見えた。
しかし、その時ジョーンズは3打目をアドレスした時に、ほんのわずかボールが動いたからと自己申告して、1罰打を足した。
勿論、誰も見ていない、誰も気がついていない状況で、だ。
その結果、最終日無名のウィリー・マクファーレンと同スコアで並び、翌日プレーオフの末破れた。

翌日、新聞などで「ジョーンズのフェアプレー」とか「素晴らしい敗北」とか、この行為を賞賛する声が出た時に、ボビー・ジョーンズが友人に言ったという言葉がこれ。
ゴルフというゲームの一番の特徴が、「審判が居ない自己申告のゲーム」ということ。
これに従えば、このジョーンズの行為はごく当たり前の事で、彼が言う通り騒ぐ方がおかしいはず。
しかし、当時のアメリカでの新聞で讃えられる程それが「美談」と見えた訳だから、その時代のアメリカのゴルフの「常識」がどんなものだったか想像出来る。
冗談なのか本気なのかは微妙だが、当時のインチキテクニック(イカサマあるいはチョンボともいう)は大したもので、それを表した「How to rob with golf」なんて本まで出版されている程。
それには「卵を産む男」や「手の5番」やら、なんでもありのテクニックが沢山記されている。

まあ、今の日本のゴルフ界だって、どんなものか...
ジュニアの大会でのスコア改ざん、プロの試合でのスコア改ざん、「互助会」と呼ばれるマーカーとの示し合わせ...などなど、本来なら信じられない「トンでも」情報なんだけど。

ゴルフというのは不思議なもので、誰でもそのプレーを続けることで人間形成に役立つような、「忍耐」や「我慢」や「謙虚さ」や「平常心」や「思いやり」を学んで行くくせに...なぜか、競技に勝つようなゴルファーには「いやな奴」が増えて行く。
「いい人」は勝てずに「いやな奴」が勝つことが多くなって行く。
それが、こういうジョーンズのような行為をどこかで否定することで、変わって行くんじゃなければいいんだけれど。

ただ、我々へぼゴルファーは気がつかなかった時は別として、気がついて自己申告しなかったときは、絶対に良い結果にならない。
たった一打でも「ごまかした」という思いは、残りのプレーにつきまとい、後ろめたさと罪の意識でその日のゴルフをフイにしてしまう。
上がってみれば、ジョーンズと違ってそんな一打なんてほんの些細なものなのに。

我々普通の「へぼゴルファー」が、スコアは別として本当にゴルフを楽しみたいのなら、気がついた時にさっさと申告した方がいい。
85も86も、91も92も、107も108も一打で何にも変わりはない。
それなら、「気持ち良く」プレー出来る方がいい。

79と80?
89と90?
99と100?
そりゃあ一打の違いは大きいかもしれないけど、もしインチキしてのそのスコア...気持ち悪さと悔いしか残らないから、そんなもの。

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2011年9月16日 (金)

天下の暴論−25

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「名門」なんて、普通のゴルファーには一生関係のない世界。
憧れることも、「遊ばせて頂ける」事も考えない方がいい。

なんて、異論反論の出ることだろうなあ...

何故こんなことを書くかといえば、必ずゴルフ週刊誌に載っている「憧れの名門コース」とか、「名門ではこうしている」とか、「本物のクラブライフはこれだ」とか、「名門でのマナーはこうだ」とかの記事がいちいちカチンと来るからだ。

例えば、名門でのレストランでのマナー。
...余計なお世話だ。
名門では、支配人や理事長との交際は、こんなに洒落ている。
...そんな人は、俺の人生とは関係ないよ。
名門ではこんな風に時間を過ごす。
...テレビのCMの世界かい? 我々の世界じゃあり得ない。

そりゃあそうだろ。
昔からある本物の「クラブ(倶楽部)」というのは、限られた(選ばれた)世界の人間が同好の士を募って作り上げた「閉鎖的」な集まりのことなんだから。
同じレベルの人間達にでも閉鎖的なことが売りで、だからこそその会員達の結びつきも深まり、会員達の居心地の良いものとなって行く...関係ない(下の)クラスの人間なんて、全く眼中にないのが当たり前なのだ。

そこまで徹底しなくても、古い「倶楽部」というものは選ばれた少数の人間の居心地が良くなるように作られ、運営されて来たものだ。
だから、そこに伝わるエピソードというものは、彼等にとって凄く「いい話」ばかりなんだけど、我々庶民ゴルファーには「身分と家柄と資産」に恵まれた方々の、遠い世界の戯言に過ぎない。
それをさも素晴らしい話のように紹介して、我々に薫陶を垂れようとしている雑誌の姿勢が鼻持ちならない。

考えてみれば、自分が始める前に毛嫌いしていた「ゴルフ」の姿がそれなのだ。
本物の古い名門の方々ではないと思うが、大金持ちだけがやるようなゴルフ場での、珍妙な格好とドタバタのプレー....大した当たりでもなさそうなのに、歯の浮くような言葉で褒め合う言葉のうさんくささ。
やっと穴にボールを入れた時に、大げさに喜んだり、褒め合ったり、慰めたりする姿の気色悪さ...

(実はそれらのほとんどは、自分が実際にゴルフを初めてから、ある程度気持ちを理解出来るようになったものなのだが)

週刊誌などが「憧れの」と冠をつけて記事にする「名門」コース。
まず普通のゴルファーにはプレーする機会は一生無い。
もしプレーするチャンスがあったとしても、馬鹿高いプレーフィーを払って、もったいをつけられながら、(そのコースの)無知を笑われながら「プレーさせて頂く」だけだ。
そんな価値があるんだろうか?
そういうコースとは、一生関係無し、でいいんじゃないか?
閉鎖されている「クラブ」の中に、無理矢理入ってプレーさせて頂かなくてもいいんじゃないか?
(現実にはそういう名門コースは高齢化が進み、アクティブメンバーが少なくなったので、営業上高いプレーフィーでビジターをプレー「させてやっている」所が少なからずあるとか,,,)

幸い(不幸にもと言うか)、バブルが弾けてから後、古くはないが名設計家が設計したいろいろなコースを安くプレー出来る環境になった。
名門に関係しなくても、プレー出来るいいコースは沢山ある。

...あの広野をはじめとして、「名前だけ知られた名門コース」はいろいろある。
が、そういうコースは一般のゴルファーがプレーすることはできないのだから、いちいち雑誌に載せても何の意味もない。
我々がうらやましがる必要はない、プレーしたいなんて思ってもいけない。
我々の「ゴルフ」から、そんな意味のない名前は一切消去して、ゴルフライフを送ればいい。

だから、ゴルフ雑誌は、いちいち「名門コース」がどうしたこうしたなんて記事を乗せるんじゃない!

我々は「あるがままに、周りに迷惑をかけずに、自分に有利にならないように」を基準に考えて、我々の「世界」のゴルフを楽しむ。

繰り返す。
我々に「名門」の記事なんて、何の価値もない!

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2011年9月15日 (木)

ゴルフの友達

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オープンコンペで出会ったTさんは、いかにも生活の苦労とは関係ないような、清楚な雰囲気さえ残したアラフィフと思われる年配の美しい女性だった。
オープンコンペに出るのも2度目だそうで、まだいろいろな所が慣れていないらしく、遠慮しすぎるような態度で回りに気を使っていた。

普通オープンコンペに一人で参加するような女性は、「勝ち気で男勝り」という感じの人が多く、控えめではあってもゴルフに燃えているのが判るような強そうな人が多い。
それに比べて、まるでおどおどして気弱に見える程遠慮がちにプレーする、一人参加の女性は珍しい。

何となく気になっていろいろと声をかけてみると、彼女の事情が判って来た。

Tさんは、先月から月に一回オープンコンペに出るようになったという。
「ゴルフが今の唯一の趣味ですし、本当に大好きなので月に一度はプレーをしたいんです。」
「会員権を持っていないので、なかなか一人でコースに行けませんし」
「夫は仕事関係のゴルフで忙しくて相手をしてくれません」

「それに、ゴルフ仲間と別れてしまったもので...」

それとなく聞いてみると、つい先頃までは彼女は3人のゴルフ仲間とゴルフを続けて来たという。
練習場の教室などで知り合ったゴルフ仲間で、腕も似たようなもので、この10年くらいはいつもその4人でラウンドして来たのだと。
ゴルフ以外でも、昼食を一緒にとると言って、夕方までファミリーレストランで話を弾ませたり、美術館に4人で行ったり...
ゴルフはそれぞれがいいコースや安いコースの情報を持って来て、侃々諤々の議論の後なるべく近くて安いコースを決めて、平日に4人で出かけていた。
ラウンドが終わると、皆が住む町の近所のファミレスで結構遅くまで、その日のラウンドやそれぞれの家庭の話や、近所の人の噂話で盛り上がり本当に楽しかった。
...その仲の良かった4人が別れてしまったのは、付き合い始めて10年くらい経ったからと企画した、一泊2ラウンドの旅ゴルフが原因だった。
少し遠く離れた評判のいいゴルフ場をラウンドした後、旅館に泊まり、時間を気にせずに盛り上がろう、という予定だった。
一日目、楽しいラウンドが終わった後、ゆっくり風呂に入り、旅館の豪華な夕食で「今日のラウンド」を肴に盛り上がった。
家のことを心配しなくていい、旅先の自由時間だ。
9時を回った頃、一人が「家ではいつも9時に寝て5時前に起きているから」と、「もう寝る」と言い出した...折角の旅先の自由時間、もう少し話をしようと言う3人に、その一人は「もう眠いから」と譲らなかった。
それでは、と他の場所に移って続きをしようと3人は部屋を出たが、どこも結構お金がかかるために結局しらけて部屋に戻ることになった。
一人は腹を立てて、残ったお酒をみんな飲んで、したたかに酔っぱらった。
そして朝になり、早起きする一人は4時過ぎからバタバタとし始めた。

「こんな朝早くから、バタバタすることないでしょ!」
「静かに寝させてよ!」
「夜遅くまで酔っぱらって騒いでいたのは誰よ!」
「折角旅行に来たのに、なんで一人だけ早く寝ようとするのよ!」
「そっちだって、誰よ! いびきがうるさくて寝られなかったわよ!」
「本当に! あんな大きないびき、聞いた事が無いわよ!」
「あたしじゃないわよ!」
「じゃあ、誰がかいたのよ!」
...

今までに、無かった言い合いになった。
大喧嘩にはならなかったが、みんなしら〜っと旅行気分が冷め、気まずい思いだけが残ってしまった。

その日のラウンドは、いつものような笑い声も軽口もなく、異常に静かなつまらないラウンドだった。

その旅行の後、4人でゴルフへ行くことはなくなった。
旅館での言い合いと、あのしらけたラウンドの記憶が一緒に行く気を萎えさせた。

Tさんは、3ヶ月もするとラウンドをしたくてしょうがなくなった。
が、どうしても3人に連絡を取ることが出来なかった。
...それで一人でもラウンドしようと考えたのが、オープンコンペの参加だった。
まだ2回目だけど、オープンコンペの緊張感や出会いの面白さが判りかけて来ているそうだ。

「でも、折角のゴルフ仲間、そのまま終わってしまうのはもったいないですねえ。」
「少し経ったら、電話してみたらどうですか?」

清楚な面影を残した奇麗な顔立ちのTさんは、少し顔を赤くして下を向いた。
「実はみんなが寝不足になった原因のいびきは、私なんです。」
「疲れると、大きないびきをかくと子供に言われました。」
「なんだか皆に申し訳なくて、私から連絡出来ません..」

そうなんだ。
あんな麗人のような女性でも、大いびき....
そして「いびきで消える10年越しのゴルフ友達」か...人生、みんないろいろと大変なんだ...

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2011年9月13日 (火)

太陽と月(ブロガーズコンペとオープンコンペ)

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中秋の名月の冴え冴えとした輝きを見ていて、そんなことを考えた。

先日参加したブロガーズコンペでは、そのあまりにも若く健康で、楽しさと高揚した気分に満ちた、明るく華やかな雰囲気に圧倒された。
皆ゴルフに燃えていて、流行の華やかな衣装と発売されて間もないクラブ達を持ち、週1〜2回のゴルフの話題で盛り上がっている。
...この人達こそ、ゴルフ関係の週刊誌や月刊誌、あるいは新聞などの読者としてのターゲットであり、またメーカーの新発売の製品のターゲットなんだろう。
流行の道具に関心が深く、沢山のレッスンに自分の問題解決の方法を探し、トーナメントの動向にも注意を向け、自分で試したいろいろなことをブログで発表する。
そのブログで共通の話題で知り合ったブロガー同士が、距離を超えて親しい付き合いをする。
今までになかったゴルファーの大きな流れだ。
そして、それぞれの方々が安定した仕事を持ち、安定した収入があり、ゴルフを楽しむことに集中出来る環境を作っている。
もちろん、桁外れの収入のある人は別として、それぞれにゴルフを楽しむために苦労をしている部分もあるだろうとは思うけれど。

ただ、自分がこの数年楽しんでいるオープンコンペに出場するような人々とは、全然違う...そのイメージは、まるで太陽と月のようだ。
オープンコンペに出ている人達は、総じて月に一度か二度のラウンドをオープンコンペに見つけ、その時間と費用をひねり出すために傍目には滑稽な程の苦労と工夫をしている事が多い。
ただ彼等は、それさえも「ゴルフの楽しみの一つ」として、へこたれずにそれを楽しんでいるんだけれど...
ブロガーズコンペに出ている人達にも、時間や費用の捻出に非常に苦労している人はいるかもしれないが、自分にはやはり彼等は「恵まれたゴルファーの方々」と見える。
でも、そんな彼等こそが現在の日本の一般人のゴルフを盛り上げて行く「主流」の存在でもあると思う。

また、年齢も総じてオープンコンペの出場者の方が高い。
平均して、10歳から20歳くらいは高いんじゃないだろうか。
オープンコンペでも、60代、70代で企業を退職して悠々自適なゴルフライフを送る人も少数居る。
苦しいのは40代から50代の殆どの人達。
給料の中から、家のローンや生活費、子供の教育費などを引いて、自分のゴルフ費用に使える金は本当に少ないものだろう。
また、この不景気の中で収入が減少したり、仕事がなくなった人のゴルフも非常に苦しいものだろう。
ゴルフがいくら好きでも、そうしてやめて行かざるを得なくなった人々は沢山いる。

そういうオープンコンペにある雰囲気とは、全くかけ離れた明るさと希望と喜びに満ちていたのが、ブロガーズコンペだった。
太陽と月、ブロガーズコンペとオープンコンペ、そんなイメージが昨夜の中秋の名月を見ていて、頭に浮かんでいた。

自分がどちらが居心地が良いかと言えば、月のオープンコンペ、ということは間違いない。
汚れて疲れたおじさんゴルファーには、華やかなブロガーズコンペは眩しすぎて...

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2011年9月12日 (月)

調子が良いときは、飛ばしたい所を見ている

Bu110912

「調子が良いときは、飛ばしたい所を見ている。調子が悪いときは、飛ばしたくない所を見ている」
ケン・ベンチュリー。

ケン・ベンチュリーは、ツアー14勝、メジャーは1964年に全米オープンをとっている。ほかに1956年、1960年にいずれも一打差でマスターズ優勝を逃している。

この言葉、アベレージゴルファーであっても誰でも覚えがあるだろう。
あるホールのティーグランドに上がった時、景色がどう見えるか...
「調子が良い」、あるいは「当たっている」なんて感じている時には、「あそこに打つのがいいな」とか「あそこまでは飛ばせるから、セカンドはウェッジだな」とか「ベスポジは広いな」とか見えているはずだ。
逆に「当たらない」とか、「調子が悪い」なんて感じている日には、「あそこはOBが近いな」とか「池が効いてるな」とか、「打つ所がねえよ」とか、ボールに行って欲しくない所しか見えなくなっている。

これはゴルフの面白さ、深さと直結しているポイントなのだ。
ゴルフに人がこれほどはまり込むのは、他の多くのスポーツと違って「単なる技術の向上が、スコアとは結びつかない」ということにある。
いくら練習してスイングを作り、飛距離が出るようになり、正確さが増し、いろいろなテクニックを覚えても、それがすぐにコースで結果を出すことにつながらない。
練習場で「出来ること」と、コースで「出来ること」は違うのだ。
その原因は「景色」。
ただし、いくら景色が見えても「シミュレーションゲーム」は、やはり別物で本物のゴルフではない。

ゴルフが古来「景色のゲーム」と呼ばれるのは、その景色が呼び起こす「心理」が技術に大きく影響して、練習場ではあり得ないような結果をもたらすからだ。
はじめは練習場では問題のないショットが、本物の芝や天候や同伴競技者や、ライや手順や焦りで「こんなはずじゃあないのに」というミスになる。
その結果経験して行く、ちょっとした「恐怖」や「不安」や「迷い」が、ラウンド事に積もり積もってゴルファーの心に大きな「マイナスの記憶」を育て上げる。
...池やOBがあれば、そこに打ち込んだ悲しみや怒りの記憶。
林や崖があれば、やはりそこに打ち込んで何度も屈辱の大叩きをした記憶。
ちょっとした傾斜でダフリトップを繰り返し、練習場のようには全然当たらない記憶。

その景色の記憶が、いつまでたっても心理状態と直結する。
調子の良い時には、フェアウェイは限りなく広く見え、トラブルを呼ぶ景色は自分の視界からは消えてしまう。
しかし、一旦調子が悪いと感じると、フェアウェイは狭く狭く見えてきて、視界のほとんどはOBの白杭とラテラルウォーターハザードの赤杭と、ウォーターハザードの黄杭で埋め尽くされる。
林は大きく聳え立ち、崖は絶壁となって迫り、クリークは大河となって荒れ狂う。

どうだろう。
今日のあなたにはフェアウェイはどんな風に見える?
もし、穏やかに美しく、ボールを打とうとするポイントが良く見えるなら、きっとあなたは調子が良い。
今日一日を、ホールの美しさだけを求めてフェアウェイを逍遙すればいい。

もし、見えるのが大きな池や、行く手を遮る林や、ボールの落ちどころに張り巡らされたOBの白杭だらけだったら、あなたは間違いなく調子が悪い(たまにコースが悪い場合もあるけど)。
そういう時は、大人しく、無謀な攻めをやめ、今日一日は試練の時と覚悟して、ポーンポーンとボールと一緒の散歩のつもりで歩き続けて行けばいい。

もちろん、調子が悪い時に意識して「飛ばしたい所を見る」ようにすれば、より悪い結果にはならない。
「飛ばしたくない所を見る」事で、いいことは一つもない。
出来るなら、打つ時には「飛ばしたくない所」は絶対に見ないことだ。

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2011年9月 9日 (金)

なかなかうまくは...

Bu110909

今日は、朝は涼しかった。
昨日久し振りに旧友に会い、帰りに寄り道して飲んだので朝は遅かった。
しかし、風も爽やかで何とも気持ちのよい朝だったので、午後になったら少しは真面目に練習しようと思っていたんだけど...

午後2時頃から、なんだか猛烈に暑くなって来た。
「夕方4時頃から練習場へ」と考えていた予定は、時間が経つに連れてやる気10パーセント以下に...

キャディーバッグを積み込んで車に乗り込んで...スタートして走り出すと練習場への道を曲がることなく、最近よく行っている近所の公園に向かってしまった。
この公園はまだ造成中で、大きな池と20メートル程の高さの里山を作るのが最終的な完成形なのだが、広場と池の部分だけは先に完成して公開している。
その大きめの池には、白鷺、青鷺、ゴイサギをはじめとして、いろいろな野鳥が集まってくる。
その中でもお目当ては、「水辺の宝石」と呼ばれる「カワセミ」。
ほかの公園では、大望遠レンズを抱えたアマチュアカメラマン達が多数狙っているのだが、ここのはまだほかの人間は気がついてないらしく、我々だけが楽しんでいる。
その双眼鏡は、私がフジノンのテクノスタビ12x32、奥さんがキャノンの10x30is。
防振双眼鏡という奴だが、これの性能は素晴らしく、一時期集めた多数の双眼鏡は殆ど手放してしまった...今日はラッキーにもカワセミを発見出来て、しばしその色彩の美しさを楽しむ事が出来た。

そして来週は好天が続く上に、それほど気温が上がらないらしいので、何かオープンコンペに参加しようとチェック。
私のオープンコンペを選ぶ基準は、
1、安いこと
2、回ったことのないコース
3、18ホールの新ペリア
4、賞品はグルメ
5、出来れば近いこと
6、出来ればパーティーもあること
7、出来れば評判のいいコース

くらいだけど、最近はこれを全てクリアするようなオープンコンペはまずない。
特に終了後のパーティーは、参加者でも帰りを急いで面倒がる人が増えたようで、殆どする所はなくなった。(この時間は、いろいろなゴルファーのゴルフ事情を知るチャンスだったんだけど。)
そのために、最近のオープンコンペはほとんどが前半9ホールのハーフコンペ。
ゴルフのハイシーズンは、評判のいいコースは集客をする必要がないので、やはり開催が少ない。
グルメの賞品というのは季節事に違うが、一番良い賞品が多いのは冬の季節。
今は米とか果物が多い。
ただ安いコンペは、やはり賞品も安いことが...まあ、それはしょうがない(笑)。

てな具合で、完全にぴったりのコンペは皆無。
「安い」以外のどれかを複数妥協して、どこかに行きたいが...今の所、見つかっていない。

でも、絶対に来週は行くつもり。
どこかないかなあ...

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2011年9月 8日 (木)

白旗はあげません

Bu110908

もう15年くらい前になる。
その男は「私、もうすぐ50歳になるんですよ」と、言って来た。

S県のS新聞社杯の予選。
偶々自分は朝一のティーショットがうまく行き、1番ロングをツーオン出来てバーディーと幸先良いスタートを切れた。
そのまま、何となく流れが良い方に傾いて、アウトを1オーバーでまとめることが出来た。

同伴競技者3人のうち、二人はまだ30代の陽に真っ黒に焼けたバリバリのアスリート風。
残りの一人は、小柄で細身のいかにも真面目なサラリーマン風の、でも日にはしっかり焼けている中年の男だった。

その中年の男が、昼食の時に語りかけて来た。
「競技に挑戦して5年くらいなんですが、まだ一度も予選通ったことがないんです」
「出来る限りのこと、やっているつもりなんですけど...」

いかにもゴルフ慣れしている若い二人と比べて、彼のスタイルは何となく似合っていなかった。
クラブも古いものだったし、どちらかと言うと「初心者向き」なんてタイプで、高いものではなかった。
「私、こういうスクラッチの試合の予選を通るのが夢なんですよ」
「30で始めたゴルフなんですけど、ゴルフが好きになっちゃって...」
「なんかの試合でちゃんと予選を通るまで、ほかのことは後回しにする、と決めたもんで」
「...でも、まだ一度も予選通っていないんですよ」

収入のほとんどをゴルフにつぎ込んでいるために、結婚もまだしていないと。
こういう試合の出場資格を得るためのハンデが必要なので、安い河川敷のコースの会員権を買って、シングルにはなれた...でもそのおかげで貯金もない、と。

何ともスマートではないけれど、変則スイングではあるけれど、彼のゴルフは大した破綻をすることもなくフェアウェイキープ、パーオン、ボギーオンを繰り返し、パット次第でパーかボギーとなっていく。
しかし、アプローチのミスで、ショートパットのミスで、一つ二つとオーバーが増えて行く。
飛ばない分、バーディーチャンスにつくことはあまりなく、常に拾いまくる厳しいゴルフとなっているのが判る。
そうしてハーフが終わると、やはりスコアは40前後に収まってしまう。
...80ではこういう試合は通らない。

「私は、出来る限りのことをしてるんですけれどねえ...」
試合中なので、もちろん技術的な話などしなかったけれど、彼の溜め息が心に残った。

後半崩れかかった自分は、最終ホールのバーディーで予選を通ることが出来た。
しかし、彼は81。
カットは78だった。

予選が終わった後、彼が「コーヒーでも一杯」というのに付き合った。
「今年はこの後、新聞社系の試合に二つ出るつもりです。」
「なんだかゴルフの目的が、人生の目的になっちゃったみたいで。」
「ええ、予選通るまで絶対にやめませんよ。」
「私、人生だって予選だって、絶対に白旗あげませんよ」
「予選通ったら、嫁さん見つけたいし」
「あなたのゴルフが羨ましかったので、つい声をかけました。」

あれから15年くらい...その後すぐに競技ゴルフをやらなくなった自分は、その後彼に会うことはなかった。

しかし、今でも時々彼を思い出す。
「あなたのゴルフが羨ましかったんで...」

...彼はもう予選を通って、嫁さん見つけて、違うゴルフを楽しんでいるだろうか。

それとも...

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2011年9月 7日 (水)

さて、これからのシーズンは...

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華やかなお祭りのような「ブロガーズコンペ」が終わって、ホッとしているような、これからの秋のシーズン真面目にやろうとしているような(この場合の「真面目な」はスコアを作りに行くって意味ね)...
しかし!
いきなりのチーピンの連続には確かに驚いて慌てたが、後半の4ホール程でそれも収まったし(手遅れだったけど、最後の一個のボールで18番迄持ったからね)。

それよりも悪いことを早く忘れることが一番(これを年の功と言う)ということにして、賞品で頂いたお酒を飲み比べ。

1本は「あつ」さんが提供してくれた、広島は亀齢酒造の「原酒」。
確かここの純米酒は飲んだことがあると記憶しているが、原酒は初めて。
味はすっきりとして旨いのだけど...残念ながら「醸造用アルコール」が添加してある。
個人的な好みだけれど、純米酒はどこのもそれなりに旨いと思うのだけれど、醸造用アルコールが入っているものはどうしても気に入らない。
長い飲酒の記憶の中で、飲み過ぎたと思っても純米酒の場合は殆ど二日酔いにならないのに、醸造用アルコールが添加してある酒は酷い二日酔いになることが多かった...それが自分の個人的な拘りの元になっているように思う。
飲み過ぎなければ大丈夫なので、もちろん「あつ」さんのお酒、美味しく頂きます。

もう1本は、「あぶらげ」さんの提供してくれた、新潟は「新潟銘醸」の純米酒「越の寒中梅」。
これは知られた酒で、やや辛口の芳醇な味の酒。
いわゆる「米のワイン」という所で女性に人気があるそうだ。
YASO氏の賞品だったのを、日本酒は飲まないということで強引に略奪した。

...お二人に頂いたお酒は、これから楽しませて頂きます。
どうもありがとうございます。

お酒のことが出た所で、(お二人のお酒とは関係なく)自分のお酒の超個人的「こだわり」をちょっと書いてみようと思う。
元々は酔えりゃあ何でもいい、という時代から、ビール、ウィスキー、バーボン、ワイン、焼酎...と変わって来て、たどり着いたのが「辛口の純米酒」という日本酒の世界だった。
大きなターニングポイントとなったのが、30年くらい前に酒好きの先輩編集者に教えてもらった能登の「竹葉」。

この純米酒「竹葉」に、安い青魚の刺身を摘みとして合わせた酒は...何者にも負けない絶品だった!
そして竹葉に限らず、真面目に作られた日本の辛口の純米酒は、海に囲まれた国の酒らしく、決して高級な魚ではない鰯や、鰺や、サンマの刺身に実に良く合う。
両方を合わせると、辛口の酒は甘くなり、青魚の臭みが消えてえも言われぬ旨さと甘さが口に広がる。
意外とこの組み合わせの素晴らしさを知らない人が多い(中高年の人間でも!)けれど、誰でも一度は味わってほしいものだ。

このポイントは、「辛口の純米酒」と「安い新鮮な青魚の刺身」という所。
醸造用アルコールの入った酒や、甘口の酒ではいけない。
魚も、高級なマグロや白身魚でも合わない。
辛口の純米酒は値段の高いものでなくて大丈夫(殆ど醸造用アルコールの入ったものと変わらない)。

てな話で、ゴルフの話はごまかして、悪い記憶を早く頭から消し去ろう。
「チーピン? そんなもの打つ訳ないじゃない。」
「俺の持ち球は、フェードだよ!」
「うん、もう一杯!」

次は、いつかな...


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2011年9月 6日 (火)

ブロガーズコンペ...その2

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ゴルフには、いろいろな遊び方がある...ように思っている。

奥の深いゲームだからこそ、人それぞれに面白さの種類が違っていて、自分の楽しみ方に近い人と出会うとまたゴルフを深く面白く楽しめる。

そんなにおいのする「とりあへ」氏と、一風変わった楽しみ方をしたかったのだが...残念ながら同じ組にはなれなかった。

同じ組になったのは、殆ど顔の造作も判らないくらいに日焼けしたbw氏。
主催者の奥さんで、何ともかわいらしい(がブログでは毒舌の)ぴろりさん...昨日飲み過ぎて記憶が飛んで、二日酔いだとか。
そして終始穏やかな笑顔でゴルフを楽しむさとちゃんさん。

見た感じだけで、ゴルフに熱中していて真面目に取り組んでいるのがわかるbw氏は、この9日間で7ラウンド以上(ワン半回ったのもいくつかあるそうで)ラウンドしていると言う、タフそのものの雰囲気。
この日もベストスコアを目指していたようだったけど...
私が彼のスコア作りの邪魔をしてしまったようだ。

何しろ1番スタートから、ドチーピン!
最近記憶にない酷い球だった...それが2番も続き...結局、なんとボールを9個もなくす大乱調(実力とも言う)。
思い当たるのが、数日前に久し振りにした練習。
台風の強風を想定して、アイアンだけで低い曲がり球の練習をした。
特に強烈なアゲンスト用に低いフック球を多く打った。
そのために無意識のうちに、クラブヘッドをかぶせて打ちに行っていたようだ。
ともかく振るとドチーピンとなる...修正出来たのは後半の5ホールくらい。
そのために、常に暫定球や打ち直しとなり、ゴルフを始めて以来初めてbw氏に「遅い!」と言われてしまった。
調子良くスコアを重ねるつもりだったbw氏には、常に打ち直しになってしまう私のティーショットは迷惑なものだったろう。
これは深く反省して、2度とこういうことを言われないようにしなくてはならないなあ。

ぴろりさんは、なんと言ってもアプローチが抜群。
旦那の「師匠」が、アプローチイップスだというのは...夫婦が仲のいい証拠か?
どんなときでも楽しそうにプレーしているのは、お見事。

さとちゃんさんも、淡々とニコニコしながら自分のプレーをする様は、「この人はゴルフが好きなんだなあ」と感じさせる暖かいものがある。

bw氏は、その情熱とゴルフをする環境があるのだから、間違いなく近々5下迄行くだろう。
私のように遊びになるのは後20年くらい先の気がする。
そんなbw氏を、インで追いついた前の組のとりあへ氏との「遊び」で、165ヤードのショートでドライバーを使う、なんてのに無理矢理引き込んでしまったのは申し訳ない...嫌がっていたのに(笑)。

そのとりあへ氏、「一緒に回っていたら、毎ホール違った決め打ちして楽しめたのに」。
「最後は、右うちと左打ち交換して」とか(笑)。

ブログネタ用には、8番の320ヤードアゲンストワンオン狙い失敗。
16番266ヤードパー4、3wでワンオン狙い成功。
もう一つのショートも一人だけドラ打ちしたけど、失敗してダボ...くらいなものか。

18番もアゲンストだけど、ワンオン狙えば良かった。

で、トータル99。
見事100を切りました...バーディー1個(笑)。
これから、少しは練習してチーピンを修正して、秋のゴルフシーズンに臨むとしようか。
遊びは変わらないけれど、スコアが悪すぎるものね...これが実力なんだけど。

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2011年9月 5日 (月)

ブロガーズコンペ(チキカン練習会2011年9月)

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ブログで知り合いの「インチキ師匠」の主催する「チキカン練習会」に参加して来た。

ブログは奥様の「ピロリ」さんのブログと共に、楽しく読ませて頂いているのだが...
そのブログも面白さはともかく、コメントの圧倒的な「ノリ」の良さにはとてもついていけず、あくまで傍観者として楽しんでいれば十分...のはずだった。

それが今回、GDOのブログの時代からユニークなコメントとノリで興味を持っていた「関西の怪人・とりあへ」氏が、遠く兵庫から4時間かけて上京して参加することになり、とりあへ氏からも「一緒に如何?」とのお誘いがあったので意を決して参加することになった。

考えると(考えなくても同じだけど)、彼等のブログで「ジジイ」呼ばわりされている男達が40歳台。
その年でさえ若く感じるこの自分は、彼等からみれば「ヒヒジジイ」か「ゾンビ」の世代。
それでも狭い日本でも、これから2度と会うことがないかもしれない「とりあへ」氏と一度は会ってみようと重い腰を上げたのがほんの少し前。

6時半集合の7時前スタートでは家を出るのが真っ暗な時間なので、不安を感じながらも車中泊のために前夜に道の駅「多古」に。
これが、風があるのに暑くて寝られず、結局殆ど一睡も出来ないで集合。

...なんて若くて華やかな女性の多いコンペだろう。
その全員がブロガーで、美人ぞろいと来ている(一部お世辞だけど)。
みんな知り合いのようで、それぞれハンドルネームで話し合っているけど、場違いなジジイにはチンプンカンプン。

始めてお会いしたとりあへ氏。
ブログの印象では、「関西の(兵庫の)無頼派...自称「野武士」」とは大違いで、無頼派と言うよりは控えめな知性派という感じだった。
同じ組ではなかったので、ゴルフではあまり遊べなかったが、「らしい」事も一つ二つあったのでそれは後ほど。

昼食時の雰囲気も、あちこち動き回ってゴルフ談義に花を咲かせる華やかな女性達...オープンコンペにはこんなに女性の参加はないし、漫画家コンペはジジイばっかりだし、これほどゴルフに熱中している女性達が多いというのも凄いことだし、ブログネタ探しに楽しげに動き回る女性達も始めて...
おじさんは(ジジイは、か)、ただただ圧倒されて、飯を食うのも忘れて感心していましたとさ。

ラウンド後のパーティーも、昼のにぎやかさを考えればもっと盛り上がるのは判り切ったこと。
長いテーブルの一番奥の隅っこに、私と、YASOさん、とりあへ氏のジジイ組は大人しく隠れておりました。
しかし、成績発表になると...4位と9位と優勝者が次回の幹事、おまけに優勝者は結構なコスプレをするのが決まり、とか...
これには、関西のノリの良いとりあへ氏はともかく、私とYASO氏はマジで青くなって冷や汗をかいて...
なんと私が8位でセーフ!
顔がますます青くなったYASO氏はぎりぎり5位でセーフ、万歳してました(笑)。
優勝者は「レフ」氏。
青いカツラとたすきと....

これだけ個性の強いブロガーの方々を、40人弱も集めて問題もなくこういうコンペを開催される、インチキ師匠さんと、幹事の方々には本当に感心させられる。
...自分には到底無理だし、する気にもなれない。

インチキさん、幹事さん、お疲れさまでした。
末席の近所にいらした、まんせるさん、あぶらげさん、Kenny-Gさん、...え〜と..。
あと、名前が良く判りませんが、若くてきれいな女性が何人もいらっしゃいました(汗)
ジジイには目の毒でした(笑)。

プレーのドタバタは、後日。

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2011年9月 2日 (金)

黒トップアイアンの練習

Bu110902


明らかに場違いと思われる、若者のコンペに参加することに少し後悔している。
若さのノリについて行けないのは判っているから、彼等の邪魔をしないように気をつけてなるべく後ろでこっそりとしていなくては...

とりあえず、肝心のゴルフでバタバタしないように、久し振りの練習に行って来た。
打ちっぱなしの1時間、約200球を殆ど全部黒トップの手応えの確認に費やした。
コンペの開催コースであるSカントリー倶楽部は、以前3度程行ったことがあるが、必ず数ホールで得意の大叩きをやる苦手なコース。
ティーショットはもとより、アイアンの精度が求められるコースと記憶している。

で、黒トップ。
普通に真っすぐ目標に打とうとすると、殆どろくな当たりにならない。
真っすぐな球なんて全く出ずに、必ずどちらかに曲がる。
ハーフキャビティーのTA-3に比べても、その許容範囲はきわめて狭い。

結局、こういったクラシックアイアンは、「曲げる意志を持って使う」アイアンなんだろう。
スライスやフック(フェードやドローなんて高尚なもんじゃない)を打とうと決めてかかると、必ずそいう風に曲がってくれる。
もちろん「曲がり幅」はもっと練習して身につけなくてはしょうがないが、右に曲げる(左に行かない)、左に曲げる(右に行かない)という意志には従ってくれる。
ただし、今の練習もラウンドも不足している自分には、同じ構えからそう打つことは無理がある。
スタンスから、しっかりと「こう曲げる」と決めなければ、つまらないミスが出そうだ。

200球の練習のうちに、スライスを「必ず」打つにはグリップをダブルオーバーラッピングに、フックを「必ず」打つにはグリップをオーバーラッピングにすると、より確実性が増すことに気がついた(曲がる方向だけで曲がり幅ではない)。
実際のラウンドでそうなる保証もないが、少なくともクラシックアイアンを使うには、そうした「打つ球」に対するはっきりとした形の決断が必要だと感じる。
それ迄してミスをしたのなら、後悔も少ないだろうし。

結果のスコアは期待出来ないが、いくつかのホールでそうした意志を持った攻め方が出来れば面白い。
当日は、台風が通り過ぎる迄は行かないような天気なので、風が強く吹くかもしれない。
雨はいやだが、風なら楽しく遊べるので、それはそれで楽しみ。

それにしても、自分がブッチギリの一番年長者だなんて、いつの間にそんなに時間が流れてしまったのか...
俺は、そんなに年取った覚えがないんだけどなあ...

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2011年9月 1日 (木)

無頼

Bu110901


Nさんは39歳、美容師としてそれなりの自信は持っている。
24歳で一度結婚したが、33で別れた。

別れることになった理由はいろいろあった。
夫の暴力、女性関係、美容師である自分の収入への甘え...等々、穏やかな結婚生活とはほど遠い暮らしが2年程続いた後、自分が夫と暮らしたマンションを出て、別れた。

ゴルフは、夫との仲がうまくいかなくなっていた31歳で始めた。
同業の友達に勧められて始めたゴルフには、すぐに夢中になった。
もともと学生時代から球技は好きだったので、ゴルフの面白さがすぐに理解出来たからかもしれない。
夫とのうまく行かない生活も、ゴルフの練習をやっているとみんな忘れられた。
仲間との月に一度のラウンドが生き甲斐になった。

夫と最後の時、「別れてどうするんだ。俺ぐらいしかお前の相手なんかする奴はいねえだろうが!」
「ゴルフだ〜!そんな無頼な生活が続けられる訳ないだろう」
「でも、あなたといるよりゴルフをしている方がずっといい」
売り言葉に買い言葉だった。

...それから、ずっとゴルフをしている。
いくら懸命に集中してやったにしても、本当の試合に出て予選を通ったり、優勝を狙う、なんてレベルになるはずはないんだけれど、安く買ったホームコースでハンデが少なくなって行くことが、少し前迄「生き甲斐」ともなっていた。

ただ、美容師という仕事のために日曜日が休めず、ホームコースの月例に出ることが出来ない。
ハンデを縮めるためには、休みが取れる水曜日に開催される「平日杯」に出るしかない。
しかし、その平日杯は年に6回しかないために、自分の努力の結果が報われることは少なかった。

それで、2年前から楽しみの中心となっているのがオープンコンペ。
水曜開催のオープンコンペを探して、そこに一人で参加するようになってからまたゴルフの楽しみが一段と深まった。
遊びのときより緊張感があるし、スコアが良ければ結構入賞するし...優勝したことも1回ある。
女子だけ別の表彰をする所では、女子のベスグロなんていうのもとれた。
賞品も「グルメ」のときは嬉しいし、ゴルフ関係のときは中古クラブ屋に売ったりして、次のラウンド費用に出来るし。
今は、殆ど毎週いろいろなオープンコンペに参加して、いつでも女子の部のベスグロ狙い...そうなってみると、自分は別れた夫の言ったような「賞品稼ぎの無頼の人間」になって来たのかもしれない。

それに、最近オープンコンペでもう一つ楽しみが出来た。
もう3回顔を合わせた、50年配の中年の男だ。
最初は同じ組になって、その大人の紳士然としたプレーに魅了された。
腕も、ハンデ8くらいだろうか...切れのいいアイアンが格好いい。
自分のショットを良く見ていて、いいショットには小さな声で「グッドショット!」と褒めてくれた。
あと2回は別の組だったが、顔を合わせた時に挨拶してくれて少し会話が出来た。
ひげを生やした渋い男...多分同じように水曜日が休みの仕事か、あるいは時間が自由になる仕事か...
何かの縁で、もっと親しくなれればいいとは思う。
結婚したいかどうかは置いておいて、いつも一緒にゴルフを出来ればと思う。

今度申し込んだオープンコンペでも、やはり自分はその男を捜すだろう。
そんな気持ちも、自分が「無頼」の女だからなんだろうか。

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