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2011年10月

2011年10月31日 (月)

不安や緊張を感じたときは..

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「不安や緊張を感じたときは、グリップを1センチ余して握れ。そうして左手のふくらみでグリップすればスイングが早くならない」...ベン・ホーガン。


ベン・ホーガンといえば、ツアー64勝、メジャー9勝を誇る「The Hawk」と呼ばれた冷徹・厳格なプロゴルファー。
1953年には、マスターズ.全英オープン、全米オープンの年間メジャー3冠を達成している。
1949年には、交通事故で再起不能と言われた重傷を負いながら、16ヶ月後には片足を引きずりながらも全米オープンに勝つと言う「鉄人」ぶりを見せた。

そんな冷静沈着・鉄の意思を持つと言われたようなベン・ホーガンにして、緊張や不安から逃れるためにグリップに工夫をしていた、というのがゴルフというゲームの魅力と深さ・恐ろしさなんだろう。
つまり我々凡ゴルファーが、緊張したり興奮したり、不安になったり記憶喪失になったりするのは、ゴルフじゃあ当たり前の当然の普通の一般的な出来事って訳だ。

そして、彼は「そういう普通じゃない心理状態になると、スイングのリズムが早くなる」ので、「短く持って左手のふくらみでグリップすると、スイングが早くならない」と言っている。
ポイントは、ただ短く持つ、というより「左手のふくらみでグリップして短く持つ」という事。
...自分はこれを「フィンガーグリップではなく、パームグリップで握って短く持つ」と解釈した。
やってみると、短く握ってもフィンガーグリップのままでは、「早く振らない」ということを実感し難い。
しかし、左手をパームで握って短く持つと、「ゆっくり振る」という感覚が実感出来る。

アイアンなどを短く持つと、「フルスイングする」「力一杯振る」という意識になり難くなって、「八分ショット」や「コントロールショット」を打ちやすくなる。
しかし、ベン・ホーガンの言っているのは「緊張のあまりスイングが無意識に早くなって、スイングリズムが乱れる」のを防ぐために「短く持つ」ということ。

フィンガーグリップ...つまり指先の感覚を多用したグリップは、心の動揺がスイングに出やすいのかもしれない。
そこでベン・ホーガンは、そういう動揺が出難い手のひら(つまりパームグリップ)で左手を握り、短く持つ事で、心の動揺によるスイングリズムの予期せぬ変化を予防しようとしたんじゃないだろうか。

自分で「緊張や不安や焦りを感じてスイングリズムが早くなった」という事を感じた時、これはやってみる価値がある。
ただしいつもフィンガーで握っている人は、練習場ででも少しはパームで握って打つ事になれておかないと、もっととんでもないダフリ・トップのミスをする可能性が高いので要注意。

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2011年10月30日 (日)

失礼!

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まあ、こんなところを...誠に申し訳ない。
人間だったら、大変だ。

でも、どんなに小さくてもこういう躾はすぐに覚えてくれる。
本能なのかもしれないけれど、夢中で遊んでいる最中でも、いきなり猛ダッシュしてこんな風になる。

特に大きい方をする時には、深く深く砂を掘ろうとして遂には逆立ちしてひっくり返ってしまう程...

基本的に奇麗好きな動物なんだろうなあ。

動きが速くなって来て、遊ぶときは嘘のように駆け回る。
ああ、自分もあんな風に動けたら(笑)。
そのかわり、疲れるとあっという間に寝てしまう。

体重は、来たときの300グラム弱から、今は800グラムになった。
まだまだ小さく感じるが、来たときの倍くらいに大きくなっているんだろうか。

つくづく、子猫という生物は「癒し」をもたらしてくれるものだと...思う。

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2011年10月26日 (水)

化石

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Mさんは、65歳になって東京に戻って来た。
30年あまり、生まれ育った東京を離れてある地方で暮らしていた。

30年あまり前にヘッドハンティングされて、幹部職員として大きな会社で働いて来たが、60で定年となり、その後引き継ぎも含めて5年程請われて嘱託として働いて来た。
しかし、出来れば70まで、という誘いは「あとは自分のやりたい事をしたいので」と断った。
...両親のために建ててあげた東京の家は、母親が亡くなってから10年の間誰も住まなくなっていた。
しかし、生まれ育った所で最後は暮らそうと、定期的に家の管理に帰って来ていたので、引っ越して来て住むには何の問題もなかった。

引っ越しの時に、古びたゴルフセットを捨てようかどうするか迷った。
ゴルフをしたのは、3回だけ。
ショートコースに2回、本当のコースには1回だけ行った。
ゴルフを教えてくれたのは、その時まで15年以上付き合って来た男。
他のどんな男より、一緒にいると楽しい男だった。

よく「クールな美人だ」とか「理知的な美人」と言われ、結婚を申し込まれた事も何度かあったけれど、その男より逢っていて楽しい男は他にはいなかった。
飾らない自分が出せたし、悩みや愚痴もよく聞いてくれた。
酒を飲んで大騒ぎもしたし、一晩中唄を歌いまくった事もあった。
そして、ゴルフも道具を揃えてくれて、半ば強引にやらされた。
元々学生時代に運動をしていたので、すぐにコツを掴みちゃんと当たるようになった。
一緒にゴルフをするのは、楽しかった。

3度目に、始めて本コースに行った後、しばらくして男と別れた。
特に何があった訳ではないけれど、楽しすぎたゴルフの後だから、何か感じたのかもしれない。
(...その男に妻子がいるのははじめから知っていた。)
電話で別れを伝え、きっぱりと分かれた。
何度か電話があったけれど、自分の気持ちは変わらなかった。
自分の人生の大事な楽しい時間を、一つ消した。

仕事は面白く、どんどん責任ある仕事を任せられることが、生き甲斐になった。
その後も、何度か結婚を申し込まれた事があったけれど、結局一人で暮らして来てしまった。

男の写真や手紙はみんな捨てたのに、たった3回しかラウンドしなかったキャディーバッグを、なんで捨てなかったのか自分でも判らない。
今度の引っ越しでも、そのキャディーバッグは何となく持って来た。
古いレディースのクラブやキャディーバッグは、男のものに比べて安っぽくて、錆びと埃と汚れで半分腐っているように見えるのに。

これからの時間、ゴルフをしてみようか...
そういう考えが、少しずつ固まって来ている。
幸い生活に心配ないし、血圧が高い以外に健康には問題ないし...明日から新しい道具を揃えて、もう一度コースのラウンドを目指してみようか。
「ゴルフは何歳で始めても、誰でも上手くなれる」「何歳で始めても、ゴルフは楽しめる」...そういう事をよく聞くし、近くに大きな練習場もある。
元々運動が好きだった自分には、死ぬときはコースの上で、なんてのも洒落てるし。

もうすっかりジジイになっただろう男の事はもういいが、男の残したゴルフの楽しみは、残りの自分の人生に大きな意味を見いだす事に役立ちそうだ。

新しいゴルフ道具を揃えたら、この化石のような道具は燃えないゴミに出してしまおう。
そうして、また新しい自分の人生を始めよう。

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2011年10月25日 (火)

じゃれる!

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身体が動く事が面白くてしょうがないようだ。

走る、飛ぶ、転がる...そして、何にでもじゃれる。
世の中は不思議な事だらけ。
世の中は知らない事だらけ。

今まさに、彼女にとっての愛と冒険の日々が始まったんだろう。

家の中を歩く時にも、いつ彼女が獲物として自分の足に飛びかかって来るのか判らない。
その小さな身体で、無謀にも助走をつけて襲いかかってくる。
小さな全身の筋肉が躍動し、細くて小さい手足の爪と、針のような小さな乳歯で、巨人ゴリアテを打ち倒す気迫を持って戦いを挑む....分が悪いと感じると、遁走するスピードも大したもの。
疲れを知らない動きと見えるが、突然脱力して噛み付いた指を舐め始めると、あっという間に寝てしまう。

その小さな猛獣が、不思議でしょうがないのがテレビの画面。
動くものが画面の下の方に見えると、テレビの台の上迄上って、じっと見つめる。
しかし、いくら狙いを定めて飛びかかっても、恐怖の猫パンチで連打しようとも、何の手応えも無く獲物は消えてしまう。
おかしい...何故なんだ? 狙いは確かなのに...そういう顔で振り返る。

思えばずっと昔、小さかった娘達も、テレビから聞こえる音や映像が不思議だったらしく、よちよち歩いていって何度もテレビの後ろ側を覗いていたのを思い出す。

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2011年10月24日 (月)

グリーン周りからウェッジしか使わない奴...

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「グリーン周りからウェッジしか使わない奴を、私は信用しない」...ダイ・リース。

ダイ・リースはウェールズ出身のプロゴルファー。
1957年の霞ヶ関ccの第5回カナダカップでも来日し、ライダーカップの英国側主将としても活躍した。

さて、この言葉。
「ウェッジなんか使うより、パターを使う方がよっぽど寄る。」
「フェアウェイからだって、使えるならパターを使うのが一番だ」
という意味らしい。

一般には間違いなく正しい言葉だと思う。
が、正直...自分には向いていないと感じている。
ボールがカラーの上だったら殆どパターを使うけど、そこまで届いてなかった場合には、自分は今はパターを使わない。
ウェッジを使うんだけど、9割以上は転がし。
上げるためにウェッジを使うのは、バンカー越えでもない限りまずない。

以前は、こんなケースではパターを使おうとしていた。
しかし、グリーン前の花道50センチからでも、パターの転がしは難しい。
53度くらいのウェッジの転がしに比べると、1メートル以内に寄る確率は5分の一にもならない。
...理由を考えてみると、パターを使用する場合はフェアウェイなりカラーなりの「グリーン上より伸びた芝」の上を転がす力加減...「距離感」が難しい。
そしてこの「距離感」は、実際のコースをラウンドして経験するより他に、体得しようにない。
ただその経験は、月に一度や二度のラウンド数では絶対に足りないのだ。

彼の国、イギリス辺りでは、(最近は違うようだが)日本のような鳥かごの打ちっぱなしの練習場など全くなかった。
その代わりに、ゴルファーは週に一回や二回はコースをラウンドするのが当たり前だった。
勿論プレーフィーも安いために、散歩代わりにラウンドする人も多かったと聞く。
誰でも、自然に実際の芝の上での距離感を身につけて行けた。
しかし、日本ではそうはいかない。
練習場で、本物の芝の上をボールが転がす経験なんて出来ない。
やっと行ける月に一度か二度のラウンドじゃ、パターの距離感もウェッジの転がしの距離感も経験不足なんだから、大差ないのだ。
ただ、ウェッジで上げようとすれば、その失敗はザックリで10センチだとか、ガツンとトップしてグリーンオーバーだとかの「大怪我」を招く。
ここでのウェッジは、あくまで「転がしをする」という方法を選んだときの話。
勿論、ウェッジでの転がしでなくて、7番でも5番でもいい。
ただし、その7番や5番の転がしの距離感も、体得するのは難しい。
ちょっとでも強いと転がりすぎるので、力を加減する事が必要となり、ビビってダフったり、トップしたり...
そこで、52度、53度、54度くらいのウェッジを、ボールを右足前において転がすために使うと、7番や5番程力を加減しなくてすみ、強めに出てもそれほど転がらない。

そんな訳で、この言葉とは裏腹に、自分ではグリーン周りは53度のウェッジの転がしがメインなんだけど...
パターを使いたくないもう一つの理由は、誰でもが(自分も含めて)「パターを使えば、安全だし寄って当たり前」と見る事。
そんなパターで大ショートしたり、大オーバーしたりすると、その口惜しさと後悔は...ウェッジを使った場合に比べて、ホント、「半端じゃない」から。

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2011年10月19日 (水)

悲しい才能

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と言っても判り難いだろうと思う。

自分の事を書いてみる。
自分には絵の才能がある。
しかし、自分の絵の才能は、本物が判る...いい絵が分かる、という才能なのだ。
それは、高名、有名、無名に関係なく、いい絵を感じる事が出来る才能、と思っている。
有名な絵描きの絵の耐えられないような下品さも、高名な絵描きの空っぽの絵も、歴史的作家の無数の駄作も、無名の絵描きの命が輝くような傑作も、ボロをまとった貧乏絵描きの世間に認められない躍動する精神も・・・
自分では判る事が出来る。
しかし、その才能の悲しみは、自分の絵もまた判ってしまうこと。
到底自分が認めるようなレベルに行き着けない、自分自身の絵を描く才能。
いいものが判っていても、自分でそれを描けない事実。

それに対して、世の中には自分を誰よりも信じている絵描きもいる。
およそ酷いものしか描けない腕なのに、自分は天才だと信じていて疑わない。
しかし、下手であっても下品であっても、中身が何にもなくても、往々にしてそんな人が世間の成功をつかみ取る。

ゴルフの世界にも、同じ事が言えるように思う。
ゴルフのスイングも、心も、本当に理解している天才がいる。
彼は他人のスイングの欠点をすぐに理解し、その人にとって正しいものに矯正する事も出来る。
どう直せばもっと良くなるか、教える事が出来る。
しかし、彼自身のゴルフは彼の思う通りにはならないのだ。
自分の欠点を理解しても、ラウンドの結果には繋がらない。
本物のレッスンプロには、こういう人が多い。

良く優秀なレッスンプロに対して、「ツアーで成績を上げてないのにえらそうな顔をして」なんて悪口を言う人がいるが、ツアーで優秀な成績を上げた人がレッスンを出来るというのが大きな間違いだ。
ツアーで活躍しているプロには、自分の才能を信じて、スイングの科学や合理性などを考えずに、子供時代から深く考えずにボールを打って来てプロになった人が多い。
「あそこに打ちたい」「右に曲がるタマを」「左に曲がるタマを」なんて思うだけでそう打てるようになった人達だ。
...ちょっと調べれば判る事だけど、有名なツアープロであっても、自分の子供を優秀なツアープロに育て上げる事が出来た人はごく少ない。
素晴らしい環境とチャンスは与えられても、自分の子供を上手く教える事は難しい。

ゴルフをプレーする事と、教える才能は別のもの。
数少ない本物のレッスンプロは、教える事の天才だ。
一流のツアープロでもアベレージゴルファーでも、本物のレッスンプロに出会えれば、ゴルフがもっと強くなり、上手くなり、楽しめる。
本物のレッスンプロ(それも類い稀なる才能)は、もっと世間に認められるべきだろう。

...彼等も心の奥底では、私の絵のように「少し悲しい才能だな」なんて思っているのかもしれないけれど。

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2011年10月17日 (月)

パットはヘッドではなく、シャフトで打て!

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「パットはヘッドではなく、シャフトで打て!」...村上隆。

村上隆は、1975年に「日本プロマッチプレー」「日本プロ」「日本オープン」「日本シリーズ」と、「日本」を刊した大タイトルを全て勝ち、日本初の「年間グランドスラマー」となったゴルファー。

青木、尾崎、それに中島と続く、長く時代を背負ったスーパースター達の時代に、短い時間割り込んで咲いた渋いヒーロー。
当時圧倒的な飛距離を誇った尾崎・青木に対して、自分流の安定した技とパットで勝負を挑んだ勝負師でもあった。

この言葉、村上隆のパットの極意だという。
普通、ゴルファーはパットを打つ時には、ラインを決めたあとはボールとヘッドを集中して見る。
そして、ヘッドの軌道を考えてスイングする...インサイドインだったり、インサイドアウトだったり、真っすぐストレートに、だったり...それぞれに信じるストロークを行おうとする。
そして、ボールをヒットした時に、そのヘッドとボールの当たった感触を気にする。
堅い、柔らかい、球離れが早い、遅い、出だしがイメージ通りか、軽いか重いか、インサートの感触が、あるいはボールが堅いか柔らかいか...

どうかすると、パットが苦手な人程、そういう事に余計にこだわる傾向がある。
自分のパットが下手なのを道具のせいにして、「自分にぴったり合った、必ず入る魔法のパターがあるはずだ」と信じているみたいに。
村上隆は、そういう風にヘッドとかボールに意識を集中すると、どうしてもインパクトの瞬間に注意が行ってしまって、肝心のストロークのリズムやタイミングが狂ってしまう、と言っている。

それが「シャフト」に注意を向けるとどうなるか。
「シャフトで打つ」というイメージを持つと、ヘッドの事が頭から消えるので、手首を勝手に動かそうとしないでシャフトと腕を一体にして動かす意識になる。
そうすると、肩を支点にした振り子運動のようなイメージになり、リズムとタイミングを一定に合わせやすい。
「インパクト」の意識が無くなり、「ストローク」の意識になるのだ。
自然にゆっくりとしたストロークになり、とんでもないショートとかオーバーのパットにはならなくなる。

市販のパターの「売り」は、ヘッドの材質とかインサートの材質とか、あるいはフェースのバランスの位置だとか重心深度だとか...
あるいはフェースの平面性だとか、色だとか、名設計家の名前とか...あるいは有名なプロが使った、というだけの話とか...「付加価値」の値段が沢山ついてくる。

パットが苦手な人だったら、一度そんな事すっかり忘れてみよう。
どんなパターだってかまわない..「シャフトで打つ」という意識があればいい。
大事なのはゆっくりとしたリズムとストローク。

決して、付加価値のついた「高いパター」が入る訳じゃない。
パットが下手な人程高いパターを持っている、なんておかしいぞ。

アメ横の2000円のパターでメジャーに勝った、ゲーリー・プレーヤーの話だってあるんだから。

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2011年10月15日 (土)

大きくなった..

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まだ手乗りになるけれど。
それももう限界かな、という大きさ。

トイレはしっかり覚えている。
速く走れるようになって、足元でじゃれ回るために、つい蹴っ飛ばしそうになる。
ともかく目を離すと一瞬でどこかに行ってしまうから、その灰色の保護色のような見つけ難い小さな身体は、存在が判るまで人間の動きを止めてしまう。
首に小さな鈴をつけたので、足元以外からその音が聞こえるとほっとする。

人の太ももが温かいためだろう...座るとすぐに乗って来て、寝てしまう。

親に育てられなかったためか、食べ物を時々「ちゅーちゅー」と音を立てて吸うだけになるときがある。
まるで親猫のおっぱいを吸おうとしているように見える。

じゃれる事が多くなって、すぐに指を甘噛みされる。
小さな肉球も一丁前に、、まだ産毛のような身体を懸命に逆立てて威嚇する様は迫力が全然ない。

子猫を見る目は、いつもみんな笑っている。

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2011年10月14日 (金)

経年劣化か...

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10月は毎週ゴルフへ、と思っていたけど...諸処の理由で今週は行けそうにない。

それでも珍しく練習場には行って、いろいろとやってみている。
この前のオールドオーチャードで、クローズドスタンスはそれほどよい効果はなかった。
スコアカードが出て来たら、48・45。
池に5発放り込んでいる...バーディーは1個だけ。

改めて練習場でいろいろ試していると、超フックグリップのハンマー打法「もどき」で、良くボールが掴まる...ウッドもアイアンも。
特にアイアンでダフリ・トップが極端に少なくなる。
その理由を考えていて思いついた事があり、最近撮ったスロー映像と、30代後半に某ホームコースでハンディキャップ6になった頃の連続写真を比べてみた。

「...やっぱり」である。
パーシモンで飛ばしていて、70台でまわるのが普通なんて思っていた頃のスイングは、左腕が奇麗に伸び、肩が良く入り、手の位置は高くアップライトなスイングだ。
それに比べて最近のスイングは、肩が入らず、左腕が曲がり、手の位置は低く「トップが潰れている」ようなスイングだ。
このスイングから、年齢に寄る身体の堅さや粘りの部分を差し引いて、明らかに違っている部分が確認できた。

...今のスイングの方がはっきりとコックが遅い。
世界の一流プロはほぼ全員、左腕が地面と水平な所を過ぎた辺りでコックが完成している。
そこからはシンプルにそのままトップになるから、スイングリズムは崩れないし、高い奇麗なトップが出来る。(レイトコックで有名なのは、ニクラスくらいだ)

ところが自分の場合は、ほぼ手がトップの位置に来てからコックを入れる...それでトップが2段のようになって腕が曲がり、リズムが乱れ、潰れたトップになる。
そこからダウンに入るのにも、潰れたトップを引き越さなければならずに、リズムもへったくれも無く、頭の上下動までしてタイミングをとる事になる。
30代の頃のスイングが、「シンプルでワンピースなスイングだ」とプロからほめられたものだったのに、なんと経年劣化してしまったものか...

..超フックグリップのハンマーもどき打法では、テークバックしてすぐに自然にコックが完成して、しかもフラットな小さいトップなために、頭の上下動は起きずに、シンプルなリズムでスイング出来る。
そのために、アイアンのダフリトップはおきにくく、かつ「掴まった」という感じでボールをヒット出来るんだろう。
多分すぐにアーリーコックを意識しても、そう上手くはタイミングがとれないだろうから、これからはハンマーもどき打法のスイングと調整しながら徐々にコックを早めにするスイングにして行こう。

バックスイングで早めにコックが出来るようになれば、多分今悩まされている大部分の問題は解消して行くと思う。

ただこれもまた、「やり過ぎ」(over-do)しやすいので、気をつけなければならないけど。
来週は、練習場に一回行ったあと、20日にラウンドの予定だ。

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2011年10月13日 (木)

スーパーウルトラ万能クラブ

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そのYさんと会ったのは、数年前のT県のオープンコンペ。
はじめは70歳近いと思われたけど、その後のプレーを見ていると60前後だったかもしれない。
それほど大きくない身体だし、センスがいいとも思われなかったのに、上がってみると79で回っていた。

日に焼けた様子で、かなりラウンドを重ねていると判る。
...しかし、何よりも驚いたのはそのクラブ。

ドライバーは、ちょっと前に流行ったものだし、アイアンはキャロウェイの普通のクラブ。
パターはピンタイプの古いもの。
そこまでは普通だけど、1本だけ古いメタルのフェアウェイウッドが入っている。
見た所、ヘッドが異常に小さい...聞くと、パーシモンから金属ヘッドのウッドに変わりつつあった初期の頃のメタルウッドだと言う。

「マルマンダンガンとかありましたよね」
「あの頃の、安売り店で売っていた偽物クラブなんですよ」
「ゴルフに熱中し始めた頃で金もなかったし、ともかく練習場でこのクラブばかり練習していたんです」

古くて、錆びだか汚れだか判らないネズミ色したウッド。
ソールには4番と描いてあるが、聞いた事の無いメーカー?らしき名前が入っている。
シャフトはダイナミックのRらしい...ラベルも無いので良くわからないスチールシャフト。

フェースもソールもクラウンも擦り傷だらけで、汚い事この上ない。
グリップもすり減って指の跡が凹んでいる。

「いや、このクラブ、何でも出来るんですよ」
「150ヤードから180ヤードくらいを打ちます」

...そんなものじゃない。
このオヤジ、ちょっと遠いバンカーだって、林の中から出すんだって、ラフからだって、ベアグランドだって、池に入りかけたボールだってこのクラブで打つ。
アプローチだって、フェアウェイ100ヤードだって、花道50ヤードだって、みんなこのクラブを使う。
長く持ったり、短く持ったり、シャフトを握ったり。
フェースを開いてこすったり、フェースを閉じてトップスピンをかけて転がしたり。
パンチショットのように打ったり、インパクトで止めて引いたり。
おそよ打ち方もかっこ良くないのに、実に上手くボールを操る。

ちょっと気になって見ていたら、殆どのホールでドライバーとこのクラブとパターで済ましている。
アイアンを普通に打つなんて殆どしない。

「始めた頃からこのクラブで練習して、それ以来ずーっと使っているんで、慣れているんですよ」
「どのくらい打ったらどのくらい飛んで、どこくらい転がるか...このクラブなら判りますけど、他のアイアンやなんかじゃ判らないんです」
「なんで、ついこのクラブばかり使ってしまうんですよねえ」
「別に特別飛ぶとか、打ちやすいとかじゃなくて、このクラブを一番知っているんで」

「安かったですよ、ダンガンよりずっと安いメイドインチャイナだって聞きましたから」
「はじめは、そんなバチモン使って、なんて言われましたけど、今じゃ誰も何にも言いません」

ゴルフには二通りの方法がある、と言われている。
1、同じスイングで道具を変える。
2、同じ道具で打ち方を変える。
...例えばアプローチで、同じ打ち方で、ライや距離によってサンドやピッチングや7番を使う。
あるいはサンド1本で、転がす、上げるなどを打ち分ける。
どちらが良いかはプロでも分かれる所だ。
多くはシンプルなスイングでクラブを変えた方が易しいと言うが、同じクラブを使い慣れる事で自信が身に付くとも言う者もいる。

多分「近代ゴルフ」じゃないんだろうけど、こんなオヤジに会うと、「自分流スーパーウルトラ万能クラブ」1本引っさげてコースに立ち向かうのも...なんだかカッコいい、なんて思ってしまう。

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2011年10月12日 (水)

年をとるという事

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近頃同じような話を聞く事が多くなった。
年齢は40代後半から70歳くらいまでの、それなりに腕に覚えのあるゴルファー。
ある時期シングルハンデを持っていたゴルファー。

自分が最近苦労しているように、「持ち球のフェードが上手く打てなくなった」という人が殆ど。
それどころか「フェードを打とうとして、逆球のフックになってしまう」という人が多い。
...フックが持ち球だった人は、「飛距離が落ちた」という事以外にはトラブルは少ないようだ。

自分が感じるその原因の大きなものは、「身体がかたくなった」という事。
どういう事かと言えば、スイング中の身体の捻転差が出せなくなって来たのだ。
イラストに描いたように、若い頃はトップで肩が90度回っていても腰はほぼ正面に向いていた。
腰を少し回せば、肩は90度以上楽に回った。

そしてインパクト、強いフェードを打つ時には腰が早めに回って行って、ほぼ飛球線方向に向いているのに、肩はまだ粘って正面を向きボールを押し込めながら遅れて回転して行くイメージだった。
腰と肩の捻り上げた力をボールに伝えて行けば、やや左に出たボールは低く強く伸びながら、やがてゆっくり飛球線上へと帰ってくる...ボールを捉まえた感触だけで、あとは見なくてもボールはどこに行ったかわかった。

今はそんな感覚を感じる事は、ほとんどない。
思い当たる一番の理由は、「身体が年をとってかたくなった事」。
自分のスイング映像を見て感じる事だが、捻転差が小さくなっている。
特にインパクトでの捻転差は小さく、腰を回してフェードを打ちに行った時に、肩が正面を向いたままでは残せず開いてインパクトしている。
この「ため」が出来ないために、左に出して左に行く「確実即死」の逆球が多発するんだろう。

こういう傾向はかっての一流プロ、例えばジャンボ尾崎のスイング写真などでも見られる。
彼が調子を落としたのは座骨神経痛もあるだろうけれど、以前のような捻転差を作れなくなって、思うような球筋が打てなくなったためだろう...彼程練習をし、ストレッチをし、治療をしても、だ。
そう考えると、これは避けられない時の流れの結果...運命だと思うしかない。

そうだとすると、この「身体の硬化」に抵抗して以前の(若い頃の)球筋を追求しても無駄な抵抗...意味が無いことかもしれない。
それなら、堅くなった身体なりに「振れる」「飛ばせる」スイングや打ち方を探してみる方が、より長くゴルフを楽しめるように思われる。

という訳で、自分では本気でやった事が無い(スイング矯正のつもりで時々はやっていた)フック打ちからのゴルフに挑戦してみようと思う。
まずは手っ取り早く、「ハンマーもどき打法」で、超フックグリップでボールを捉まえる。
どんなに酷くフックしてもいいから「ボールを捉まえる」ことからだ。
それでボールを十分捉まえられるようになったら、フックの曲がり具合を調整して行く。

...という訳で、このシーズンはジジイのフック一辺倒で楽しむ事に決定。
さあ、真面目に週1回は練習だ!

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2011年10月11日 (火)

「〜しなければならない」はストレスがたまる

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「〜しなければならない」はストレスがたまる、「〜しよう」と思えばゴルフを楽しめる...デビッド・トムズ。

デビッド・トムズは、ツアー13勝(メジャー1勝)...このメジャー勝利は2001年全米プロ。

このデビッド・トムズはマッチプレーの名手として知られているが、2005年に試合中心臓発作を起こして、救急車で病院に搬送された。
後日、5時間にも及ぶ心臓手術を受けた後、ツアーに復帰した。

このトムズが、医師に「ストレスを感じないように」「ストレスをためないように」と言われて、それを守ってプレーするようにしてから、ずっとゴルフを楽しめるようになったと言っている。

「フェアウェーを外しちゃいけない」「あっちに曲げちゃいけない」「グリーンを外してはならない」」「バンカーに入れてはならない」「寄せなくてはならない」「入れなくてはならない」「パーでなくちゃならない」「ダボを打っちゃならない」....みんなストレスを感じさせる言葉だ。
こんな事を考えるたびに、ミスだらけの凡ゴルファーには急速に心臓にストレスがたまり、血圧が上がり、体中の血管がブチブチ切れて、人生のホールアウトが近づいて来る訳だ。

「〜しなければならない」なんて考えて、良い結果なんて出る訳がない。

世界最高峰のツアーで活躍するプロゴルファーだって、そう考えていて心臓発作を起こすんだ。
我々ヘボゴルファーが、「〜しなければならない」なんて考えるのは自殺行為もいい所。
ここは、デビッド・トムズが実感してしみじみ語った「〜しよう」と思うのがいい。

「フェアウェーに打とう」...行かなかったら、風のせい。
「こっちに打とう」...あっちに行っても俺が悪いんじゃない、コースが悪い。
「グリーンに乗せよう」...乗らなかったら、クラブが悪い。
「寄せよう」...寄らなかったら、運が悪いだけ。
「パーをとろう」...とれなかったら、同伴競技者が悪かった。

てな感じでいいだろう。
自分の心臓にストレスかけて、もうゴルフが出来ない世界に行くよりは、嘘でもいいから「〜しよう」で楽しいゴルフ。

ゴルフは本当は全て自己責任で、自分にプレッシャーをかけやすいゲームだけれど、ストレスで身体を壊しちゃ本末転倒。
折角知ったゴルフというゲーム、その「楽しみ」を多くする方に考え方を変えてみよう。

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2011年10月 8日 (土)

元気になった

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拾われた時には、300グラムあるかないかという体重だった猫は、やっと400グラムに届こうか、という体重になった。
それでも生後1ヶ月半から2ヶ月のの子猫としては、軽過ぎるそうだ。

十分に親から餌を貰えなかった猫は、人間にすがる事でしか食べられなかったためか、人を恐れない。

獣医に連れて行って、注射を打ち抗生物質を与える事で、鼻水も治まり元気になって食欲が凄い。

それとともに、ようやく猫らしい素早い動きが出来るようになった。
家に来た当初は、動くものを見ても追いかけようともしなかったのに、今じゃあ家中探検して回り、動くものを見るとどこまでも追いかける。
まだ、勢いがつくと止まりきれずに壁に激突したりする。
しかし体重が軽いので、笑ってしまうくらいとんでもない動きをする。

今までも猫と長く暮らして来たが、子猫の時代は本当に短いので、改めてその可愛さに笑ってしまう。
以前の猫も子猫の時にはそうだった、と思い出される。

そのかわり悪戯好きになって、あちこちで騒動を引き起こすようにもなってきた。

...確かに以前の猫も、19年前にはそうだったっけ。

子猫の名前は、娘が「柚子」(ゆず)と名付けた。

似合うのか似合わないのか...良くわからないなあ。

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2011年10月 7日 (金)

オールドオーチャードCCでラウンド

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昨日、オールドオーチャードccに行って来た。

1ヶ月ぶりのラウンド。
若いゴルフ仲間で、A誌の編集をやっている飛ばし屋N氏と、その仲間2名の4人でラウンドする予定だった。
それが直前になって2名がキャンセル、N氏とのツーサムのラウンドとなった。

昨日は、一昨日からの雨が夜半になって大荒れになり、久し振りの車中泊も強風と大雨で車は揺れるし雨音はうるさいしで、ゆっくり出来ないうちに朝になってしまった。
しかし、朝になると風雨は落ち着いて、スタートする8時頃には霧雨が弱く降るだけになり、雲の切れ目には青空がのぞく状態。
二ホール目ではもう太陽が顔を出し、朝方の涼しさで長いシャツを着てしまった自分の判断を深く後悔。

コースはさすがに大雨のせいで、バンカーの砂は流され、フェアウェイも水たまりこそ無いものの、歩くとびちゃびちゃと水が跳ねる状態。
フェアウェイの芝も雨で寝てしまって、ダフリトップが出やすいライとなっている。

ラウンドは、きちんとコース攻略を目指しながらも、いろいろとチェックしたり試しながらのプレー。
勿論N氏との飛ばしっこも、彼が自分用にチェックし、調べ抜いて、試行錯誤の上で組み上げた「究極の自分用ドライバー」に対して真っ向勝負!...のはずだったんだけど。
途中から、逆球が出始めたN氏は、それどころではなくなってしまった。

こちらも、練習場で感触の良かった「ダブルオーバーラッピングでフェード」「オーバーラッピングでフック」を実施。
ところがショット自体はいいショットになるダブルオーバーラッピンググリップが、打つショットが増えて行くのに連れて中指が捩じれて痛くなる。
3ホール程で我慢出来ないような痛みとなり、やむなくダブルオーバーラッピングは中止。
オーバーラッピンググリップでのフック球打ちは、何の問題も無いんだけど...
右へ曲がる球が他の打ち方ではどうにも上手く出来ない。...無理に打ては、ただの弱いスライスになるだけだし...困ったなあ。

また、頭の上下動によるショットのミスは、意識して打てばドライバーではミスが減った。
しかし、アイアンでは芝の状態がぺたっと寝ているためもあって、ミスが減らない。
このような状態の芝では、黒トップのようなスクープソールのアイアンでは、数ミリの誤差も大きなダフリやトップになってしまう...ダウンブローで大きく打ち込めばミスは減るんだけど、打ち込むのも奇麗なフェアウェイではなかなか勇気がいる。

やはり、せめてクリーブランドのTA-3程度でもソールにバンスが無くては、自分の実力では使いこなせないという気もする。

N氏のドライバー、試しに俺のドライバーを打ってみると、素晴らしいナイスショット。
彼のは「フブキ」、俺のは「白マナ」...シャフトのしなり戻しのスピードが、スイングに影響しているようだ...彼のドライバーを白マナと同じタイミングで打つと、「ヘッドがついて来ない」という感覚で、インパクトでヘッドが遅れて右に飛ぶ。

いろいろやりながらバックで回って、ショートホールで7を叩いたり、4パットしたりしながら、バーディーは1個だけ。
スコアカードを無くしてしまってスコアを覚えていないけど、どちらも50は切れていたようだからこんなものか。

ただ、オールドオーチャード...10月からプレーフィーが上がった上に、2サム割り増し2千円までとられ、平日に計13000円(コーヒー飲んで)は、自分には高過ぎ。
オープンコンペでもないのにこれでは、このコースには当分行けそうもない。

ああ、貧乏人は辛いなあ。

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2011年10月 5日 (水)

白いキャップ

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その日、コースは空いていた。
奥さんと二人で「あーだ」「こーだ」言いながら、いろいろチェックしてプレーするにはちょうど良い進行具合だった。
前にも他の組の姿は見えず、後ろにも他の組はついて来ない。

そんな風にのんびりと試しながらラウンドしていると、あと二ホールでハーフ終了という所で後ろにカートの姿が見えた。
後ろとは2ホールくらい開いていると思ったのに、「ずいぶんプレーが速い組だなあ」なんて思って見ていると、なんとカートに乗っているのは一人だけ。
急ぐようならパスしてもらおうと思ったが、見た感じは上手くもなく、下手でもなく...ポーン、ポーンと楽しそうにショットして、のんびり回っている様子。

近づいて来ないので、そのままこちらもプレー続行。
ハーフが終わって、食事。

しばらくすると、年は70以上、やや太り気味の大きな男がニコニコしながら、白いキャップを片手にハウスに入って来た。
本当に見事に日に焼けて、顔と腕はまるでコーヒーが肌の奥から沁み出て来るような濃い色をしている。
あまりに焼け過ぎて、眼鏡をかけている以外の表情が読み取れない程。
多分入れ歯だろう、真っ白い歯が顔の中で光っている。
鼻の辺りまでは黒々と焼けているが、額から上はだんだんグラデーションがついて、ほぼ真っ白な頭頂部へと続く(見事に禿げ上がっている形の良い頭が、彼の笑顔に良く似合う)。

ニコニコとして、レストランの若い女性と楽しそうに話をしている。
慣れたその様子だと、週に一回以上このコースに来ている常連さんと見える。
きっと、いつも一人でカートに乗って、散歩代わりにラウンドしているんだろう。

奥さんと食事をしていると、さっさとカレーを食べたその男は白いキャップを被ってレストランを出て行こうとしている。
キャディーマスターに、「途中でパスさせても悪いので、午後は彼が先に出るようにしておいてください。」と言っておいたので、そうするんだろうと思って見ていた。

と、彼はレストランの出口で、キャップの上にもう一回キャップを被った...
「あれ?」と、こちら二人は目を合わせてから、もう一度彼に注目する。
暑い日の光の中に出て行く前に、彼は背中をこちらに向けて身だしなみを整えている。
そしてキャップを一度かぶり直す...「あ!」
手に持った白いキャップの下には、もう一枚白いキャップが...

驚いてもう一度しっかり見直すと、彼のキャップを脱いだ後頭部には、耳と耳を結んでくっきりと真っ黒と真っ白に分かれている。
かぶり直したキャップは、きっちりとその境界線に収まった。

「あのおじいさん、きっといつも同じあの白いキャップをかぶってゴルフしているのね」

髪のなくなった頭に、いつも同じ白いキャップをいつも同じようにかぶって、週に何回もラウンドしているからキャップの形にはっきりと日焼けの跡が残ったんだろう。
顔の側はつばがあるので、日焼けもグラデーションになってあまり不自然じゃないんだけれど、後ろ頭は白いキャップの形にくっきり、はっきりと一直線!
少し離れると、それはキャップが無くても、頭にいつも白いキャップを乗せているようにしか見えない。
(...今までに、これほどはっきりとした「後ろ頭日焼け」は見たことがない...)

...我々がスタートする頃には、彼はそのホールのグリーンで、頭に二つの白いキャップを乗せながら、楽しそうに一人でパットを打っていた。

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2011年10月 4日 (火)

訪ねて来たもの

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去年の1月に、19年間家族だった猫が去って行った。

その後の家族の隙間に、その猫はずっと居続けていた。
新しい猫を飼おうとは、誰も言い出さなかった。

1年と10ヶ月ぶりに、小さな生き物が家にやって来た。
離れて住む長女のアパートの近くで、野良として生まれた小さな猫。
同時に生まれた2匹に比べて成長が遅かったらしく、親に育児放棄されて鳴いていた猫だと言う。
まだ一ヶ月経ったかどうかという、ほぼ2等身の小さな猫。
薄い灰色に、わずかに縞模様が見える。
まだ手のひらに乗る大きさで、鼻水をたらして寒さに震えている。

新しい猫を飼う事に一番拒否反応が強かった次女が、懸命に名前を考えている。
野良で健康状態にも心配があるので、今日早速獣医にチェックしてもらいに行く。

気ままな時間は、これからこの子猫が中心の時間になって行くんだろうけれど、新しい笑い顔をこの子猫がたくさん生み出してくれる事を期待する。

問題は、近所の住民に猫嫌いの家が多いようで、庭に猫忌避剤をくどい程置いてある家が多い事。
外には行かせ難い環境になってしまった事。

しかし、不思議なものだ。
子猫1匹で、風景が変化する...

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2011年10月 3日 (月)

ズボンのチャックが真っすぐならスクエア

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「ズボンのチャックが真っすぐならスクエア、ボールの右を向いていたらクローズド、ボールの左を向いていたらオープン。」...ケン・ベンチュリー

1964年に全米オープンを穫り、後年レッスンプロとして名声を馳せた、ケン・ベンンチュリーの言葉。

ちゃんと自分の思った向きにセッティング出来たかどうか、アドレスした時に自分のズボンのチャックを見て判断しろ、ということ。
...実に簡単明瞭で、判りやすい。

ゴルフにはその技術の複雑さ・深さ・面白さのためか、複雑な迷路の道案内になるかのような名手達の名言・格言や、先人達の苦労して発見した言い伝えが多数存在するが、実際に現代のゴルフを楽しむ人達に役に立つ名言はそれほど多くない。
そんな言葉の中で、こういう今でも変わらない「簡単チェック法」みたいな名言は今でも誰にでも役に立つ。

試しにアドレスに入った時に、自分のズボンのチャックの向きを見てみるといい。
確かにクローズに立っているときは右を向いている。
オープンに立つと、ちゃんと左を向いている。
...真っすぐだったら、スクエアだ。
これは特に、特にビギナーに多い「無意識に右を向いてしまうゴルファー」なんかには最良のチェック法と言える。
実際にコースで見ると、自分ではスクエアに構えているつもりで、実はかなり右を向いてしまっているゴルファーは結構多い。

ただし、この名言には弱点がある。
チャックのついてない...例えばスカートの女性はチェック出来ない、ということ。
ケン・ベンチュリー自身は、「そういう場合は何か代用となるものを考えろ」と言っているのだが。
...まあ、そういう女性は何か考えて欲しい。

アドレスの度に自分のズボンのチャックをチェックする、なんてあまり格好よくはないけれど、思わぬ自分の方向の間違いを直すだけでもミスの数は少なくなるはず。
むしろ、自分の向きに間違いがないという自信が持てて、安心してスイング出来る事の効果が大きいかもしれない。

それに男ならみんな身に覚えがある、ついうっかりのチャックの締め忘れ、なんて恥ずかしいミスもなくなる。
...カッコいいフィニッシュを決めたゴルファーの、チャックが開いたままだった、なんて結構見かけるし。

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2011年10月 2日 (日)

あ! 言っちゃった(笑)!

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今は日本女子オープンが行われているけれど、9月に行われた日本女子プロで興味ある発言が飛び出した。
しかし、いずれも雑誌の記事としては小さい扱いで、殆ど評判にはならなかった。

しかし、実はこの発言、このゴルフ業界の「タブー」とも言える発言だった。

優勝したMプロは、昨年の職場放棄事件以来の復活優勝となったのだが、その言葉だ。
好調の原因を聞かれて、「現在使っているY社のドライバーから、以前使っていたT社のドライバーに戻したら飛距離が20ヤード以上出るようになった。」
今季不調の原因が、新ドライバーで飛距離が出ないのが原因で、いろいろとリズムやコース攻略の組み立てが狂っていたという事だった。
それが数年前まで使っていたドライバーに戻したら、元の飛距離が戻り、攻める姿勢がはっきりとイメージ出来た、と。

彼女がY社のクラブを使う契約を結んでいたかどうかは不明だが、間違いなくT社の数年前のドライバーの方が飛ぶという事実が残った。
一部ではこのニュースで、中古クラブ屋のT社のドライバーが急に売れるようになったとか...

以前にも描いた事だが、クラブメーカーは毎年新ドライバーを発表する。
その試打結果は、ゴルフ雑誌に発表され、必ず良い結果が報告される。
...しかし、冷静に考えてみればすぐに判る事。
こんな試打結果が真実ならば、毎年ドライバーの飛距離は確実に伸びて行き、今なら普通のゴルファーだって飛距離400ヤードを超えていなければおかしいはず。
なのに、プロでは300ヤードヒッターは確実に増えたけど、アマチュアの飛距離なんぞ殆ど変わりはしない。
(ただし、非力な人や高齢の人にとっては、明らかに飛距離が出るクラブに進化して来た)

それも当然...反発係数や、ボール初速などのルールによる制限がかかっているので、極端なアイデアによる画期的なクラブなんていうものを作る事は不可能なのだから。

しかし、毎年新しいクラブを売るしかないメーカーは、いろいろな宣伝文句を付けてクラブを売る。
曲がらない、あるいは曲げられる、弾道が高い、低い、ボールにスピンをかける、かけない...
ゴルフ雑誌は、こういうニュークラブが「飛ぶ」と宣伝しなければ広告収入が入らず、赤字になってしまう。

しかし、いみじくもMプロが漏らしたように、純粋な飛距離性能で言うと数年前のクラブの方がずっと飛ぶ、ということがあるのだ。
勿論、それぞれのスイングの速さや、求める球筋、体力、ボールとの相性など要素は数多くあるけれど、本当に一番飛ばせるクラブは、ニュークラブではなくてここ数年の中古ドライバーの中にある可能性が高いのだ。
それも人気クラブではなく、格安の中古クラブに今の高価なニュードライバーよりずっと飛ぶクラブがあるかもしれない。
そしてそれは、Mプロのように、「20ヤード以上違う」くらいに大きな差が出る...かもしれない。
この飛距離の差は、見過ごす事が出来ないくらいに大きい。

ただ、普通のゴルファーが自分にどんなクラブが合うかを知る事は難しい。
シャフトの堅さや、ロフトや、フェースの大きさ、形の好き嫌い...使ってみなくては判らない事が多い。

しかし「雑誌の試打結果」ではなく、試合で使ってのMプロの正直な感想、我々貧乏ゴルファーには大きなアドバイスとも言える。
それは、新しい評判のクラブを無理して買わなくても、その辺の中古クラブ屋に、自分にとって「最大飛距離を出せる」お宝クラブが「格安」で眠っている可能性が高いということ。
...本物の「一番飛ぶクラブ」は、過去のクラブの中にきっとある...はず?
...そして、そのクラブは今の自分のクラブより20ヤード以上飛ぶ...かもしれない?

さあ、お宝発掘...探しに行きますか?

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2011年10月 1日 (土)

10月だからニュースイングを

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って訳でもないんだけれど、元から良くなかった自分のスイングがもっと悪くなった理由をあれこれ考えていた。
久し振りにいろいろと試していて、一番感じるのが身体が堅くなった事。
若い頃は、結構身体は柔らかい方だと思っていたけど、柔軟体操やストレッチの不足、そして何よりも根本的な運動不足が身体をすっかり硬化させてしまったようだ。

この前の自分のスロー映像を見て、自分ではしっかり回しているつもりの身体が、実は全然回っていない事が判った。
そのためにタイミングが狂って、インパクトが狂い、チーピンの連発になったという訳だ。
もう一ヶ月前になるが、コンペでのチーピンの連発で打ち直しの連続となり、同伴競技者に「時間がかかる」と言われたのは、さすがにショックだった。
ゴルフ人生で始めての屈辱だった...

今年のゴルフのベストシーズンとなり、さすがに今度は本気で自分のスイング改造に取りかかる事にした。
といっても、あれやこれやを細かく変えようとしたって、本当の意味のスイング改造が素人に簡単に出来るはずが無い。
それに、自分でどんなに変えたつもりでも、他人から見れば「どこが?」という世界。

スロー映像で、自分の今の欠点がバックスイングの浅さと、それが原因でタイミングをとるためのちょっとした2段モーション、それに加えてダウンからインパクト、フォローでの頭の上下動。
これらを考えてみると、スムーズで肩の回った(「肩を入れる」は身体がかたくなったので無理)バックスイングが出来れば、殆どは解決出来ると思われる。

そこで、これからのラウンドでやってみようと思っているのが、アドレスで、足一つ分右足を後ろに引いたインテンショナルクローズドスタンス(そんなのあるか?)。
実はこれ、調子が酷く悪くてヘッドが走らないときや、身体の動きがぎこちなく感じて違和感がある時に結構やっている事。
自分がやって感じるのは、スイングの右半分に余裕ができて、無理に捻り上げる感覚がなくなり、ボールを振り抜きやすく思える事。(この無理に捻り上げる感覚が、反動としてダウンからインパクトの頭の上下動を呼ぶ、と思っている)
当てに行ったり、合わせに行くと、当然酷いフックボールになるが、フォローで左足をねじ切るくらいに身体が回れば、結構フェード気味のいいたまになる。
当然フィニッシュは酷い格好になるけれど、振れればヘッドが走ってかなり飛ぶ。
ただ、これをショートアイアンやウェッジ、そしてアプローチまでやるかどうかが今後の問題。
そして、ドライバーはXでいいのか、アイアンは黒トップを使うのか...など、ラウンドしてコースでやってみなければ判らない事がいくつかある。

折角暑さが和らいだのに、9月は結局1ラウンドしか出来なかった。
この10月は、そのスイングに慣れるためにも毎週ラウンドしたいと思っている。

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