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2011年11月 7日 (月)

肩は横に回さず、上下動させろ

Bu111107

「肩は横に回さずに、上下動させる」...トム・カイト。

トム・カイトは、ツアー19勝・メジャー1勝(1992年全米オープン)。
身長170センチと小柄で非力でありながら、長い時間米ツアーで戦い抜き、1981年と1989年には賞金王にもなっている。

そのトム・カイトのこの言葉...我々が教わる「ゴルフの常識」とは違う「危険な言葉」だ。
今、世間にあるゴルフスイングの教本の90パーセントは、「肩は水平に回せ」とか「スイング軸に対して平らに回せ」と書いてある。
「肩を上下動させろ」なんて言葉は、むしろ「やっちゃいけない事」として書かれている。

ただ、「肩を上下動させてはいけない」というのは、つまり「頭」が上下動しやすいから、なのだ。
頭さえ上下動しなければ、「肩を上下動」させる意識はスイングのきっかけを作りやすく、アップライトな大きなスイングをしやすい。
肩を横に回転させるイメージは、フラットなスイングプレーンとなり、球筋が左右に散らばりやすくなる。
対して肩を上下動させるイメージは、アップライトなスイングプレーンのイメージとなり、(頭の上下動が無ければ)ボールの掴まった安定した球筋となりやすい。

ただし、これは怒り肩の人や肩周りの関節の堅い人には無理な話。
トム・カイトのように、なで肩の人や肩周りの関節の柔らかい人にしか合わない言葉なのだ。

ただ、肩や身体の堅い人でも、スイングの始動のきっかけに左肩を下げて、右肩を上げるイメージを持つと、スッとクラブが上がって行くのを実感出来るだろう。
堅い身体の人がやれば「ギッタンバッコン」スイングになってしまうが、(頭が動いてもいいから)こうしたスイングを意図してやってみると、アップライトなスイングプレーンでフックを打つスイングをイメージしやすい。
実際に左肩を下げてバックスイング(頭は左にクラブヘッドは右に)、右肩を下げてダウンスイング(頭は左にクラブヘッドは右に)でボールを打ってみると、フックボールが出る。
フィニッシュが明治の大砲になるのを覚悟してこんな振り方をしてみるのも、万年スライサーを自認するゴルファーには良い経験になるはずだ。

...この言葉のポイントは、頭を上下動させない事。
左右には多少動いても、決して上下動させない事...これが難しい。
このトム・カイトの言葉は、薬でもあるし、毒でもある。
この言葉が自分に効くか効かないかは、アドレスの姿勢で絶対に頭を動かさずに、ほんの少しだけ肩を上下動させてみたり、横に回してみると判る。
頭を動かさずにスッと上げられたら、大丈夫。

もし、なで肩で非力な人が、ハイドローを打ちたかったらやってみる価値はある

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ゴルフ名言かってに解釈」カテゴリの記事

コメント

「肩を横に回さず、上下運動」というのはなで肩、いかり肩ではなく意外に万人に通じる言葉かもしれません。
もちろん、バックスイングで左足に傾き、ダウンスイングで右足に傾く体重のかけ方が真逆なぎっこんばったんのような上下運動は論外ですがゴルフはアドレス時に前傾角がありその時点ですでに傾いています。地平線ではなく、前傾角にそって水平にしようとするとかなり縦回転(上下運動)の意識がないとできません。プロ、トップアマのインパクト時後方の写真を見ると前傾角度を保って傾いたまま打っています。けっして地平線に対して水平運動していない(横運動ではない)事がわかりますwink
体重移動ができていれば頭の上下はそれほど気にしなくてもいいのでは。
タイガーのように頭が下がってインパクトを向かえるタイプもいます。
それより前傾角キープが大切です。
横回転、水平運動を意識しすぎるとインパクトで頭が起き上がり、前傾がくずれ伸び上がりのインパクトになります。アマチュアはほとんどそうですがweep

投稿: 東銀座 | 2011年11月 7日 (月) 13時06分

東銀座さん、こんにちは。

水平も上下も、基準は傾いたスイング軸ですね。
本来は「上下」に動かす意識の方が、頭は上下動しないと思います。
ただ肩周りが太めな人には、これは難しい動きとは思います。

タイガーの技術的な不調の原因は、あの頭の上下動だと思います。
年を取って頭が元の位置に戻りきれずに、時々とんでもないミスショットになる、と。

...前傾角度を保つのも、年を取ると筋力が落ちて難しくなりますね(反省)。

投稿: 大叩き男 | 2011年11月 8日 (火) 11時38分

お返事ありがとうございます。
以下の方のブログもおもしろいですね。
・・・・・・・・・・
肩は想像以上に縦回転、右肩はむしろ下げる
http://golf1000.blog23.fc2.com/blog-entry-1222.html#comment2846

投稿: 東銀座 | 2011年11月 8日 (火) 12時13分

失礼しました。リンク先が少し間違ってました。
・・・・・・・・・・・・・・・・
肩は想像以上に縦回転、右肩はむしろ下げる
http://golf1000.blog23.fc2.com/blog-entry-1222.html

投稿: 東銀座 | 2011年11月 8日 (火) 12時16分

度々すみません。
いかり肩タイプのイアン・ウーズナムも肩の盾回転がうまいです。

http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=nFH1Scm7Dpw

http://www.videosurf.com/videos/Ian+woosnam

なお、タイガーのインパクト時での頭が下がる事は現在の彼の不調とは関係ないと思います。何故なら今回のスイング変更前からその傾向はあり、そのスタイルでPGAツアーで70勝していますから。今の不調は離婚スキャンダルでの精神的な事とひざの故障、スイング改造中でまだ未完成(完成しないかもしれませんが)、以前ほどパッティングのすごみがないといろいろな事が複合しているからでしょう。

いろいろ好き勝手記述してすみませんでした。
失礼しました。

投稿: 東銀座 | 2011年11月10日 (木) 00時37分

東銀座さん、度々ありがとうございます。

ここで持論を言いますと、タイガーが出て来たときから「あのスイングは28〜9でダメになる」と思っていました。
頭の上下動や、跳ね上がるインパクト、反り返る背中と腰、そのスイングスピードを受け止める左膝。
強かったのは彼だけのスイング(一般人には参考にならない)を特異の身体能力で受け止める「若さ」があるときだったから。
30を過ぎて、身体がそれらを受け止めきれなくなった、と私は思っています。
頭の上下動をぴったりのタイミングであわせられるだけの、運動神経がもう無くなった、と。

女性スキャンダルは、その女性達のレベルがタイガーを恐れていた若い選手達に、コンプレックスを無くさせ、自信をつけさせたと思っています。

投稿: 大叩き男 | 2011年11月11日 (金) 11時35分

勝手な記述にご丁寧にご返答いただきありがとうございました。
タイガーのスイングは確かに私も初めてみたときはそんなに続かないかと思いました。
それはご指摘のダウンの沈みこみではなく、
デビュー時のあまりの速いスイングにびっくりしたからです。
それでもここ10数年世界でトッププロとして君臨し、ここ2年不調ですが33-4才の2009年まで勝ち続け71勝でUSPGAでサム・スニード、ジャック・ニクラウスについで歴代3位、メジャーの勝利数は14で二クラウスについで2位、これは完全なる成功者と言えるでしょう。
ジャンボ尾崎が1981年から絶不調になり1986年から調子を取り戻し、1988年に賞金王に復活するまではジャンボを恐れていた他の競技者もジャンボに対し優勝争いしても自信を持つようになりました。しかし、ジャンボが再び強くなるとまた他の競技者はジャンボと優勝争いして自滅するようになりました。要はタイガーが復活さえすればまた他の競技者は畏怖を感じるだけでしょう。ふがいない成績が続けば恐れられないだけだと思います。
一流プロでも浮き沈みはあります。タイガーはいままで小波はあったかもしれはませんが今回のような大きな不調は初めてかもしれません。
このまま沈みっぱなしかジャンボのように復活するか? よく考えるとジャンボとほぼ同じ年齢くらいで不調になっているのですね。
タイガーの場合はけががあるので技術的な事よりこちらの完治のほうが大事かも。
40才過ぎての賞金王などはジャンボかビジェイシンくらい、メジャー勝利も二クラウス他数えるほどなのでいずれにしても年齢的に復活してももうピークはそう長くないと思いますが。

ダウンスイングは沈み込みすぎても無理はありますが伸び上がりよりは全然いいと思います。多くのアマチュアは腕を使いすぎ、ダフリが怖くて伸び上がる傾向(前傾がくずれる)がありますが伸び上がる人はチーピンもシャンクも出る可能性はあります。
年齢が進む事によってトップが低くなり肩回転は浅くなる傾向はありますがそれでも高年齢で上手な人は前傾保つ事がうまく伸び上がる人はいませんね。

乱筆、乱文、失礼 ご無礼しました。

投稿: 東銀座 | 2011年11月21日 (月) 14時58分

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