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2012年1月16日 (月)

パットのタッチがわからなくなったら...

Bu120116


「パットのタッチがわからなくなったら、左手の中にボールを入れよ。」...ウォルター・ヘーゲン。

ウォルター・ヘーゲンと言えば、敬称として「ザ・ヘイグ」と呼ばれた名ゴルファー。
そして、賞金百万ドル以上を稼いだ、最初のプロゴルファー。
マッチプレーにめっぽう強く、ヒッコリーシャフト時代のロングヒッターであり、パターの名手であった。

そのパターの名手のこの言葉。
...しかし、実際にグリップした左手の中にボールを入れて、パターを構えてみると...どうにも収まりが良くない。
左手はパターのグリップに指先が触れているだけとなり、右手1本でグリップしているような感じだ。

確かに、これなら右手1本でのパットに近くて、右利きの人ならば日常よく使っている、右手だけの繊細なタッチが出しやすい...ような気がするが。

でも、あまりに不安定じゃない?
と感じてたら気がついた。

ゴルフボールは、当時もっと小さかったはず。
今のラージボールになったのは、ウォルター・ヘーゲンの時代より遥かに後のお話。
おまけに、今のパターグリップは、当時のヒッコリーシャフトのパターグリップの倍くらい太い!
つまり、ヘーゲンの時代は左手にボールを入れてグリップしても、普通に指がグリップにかかり「軽く」グリップしたような効果があったんだと思われる。

細いパターグリップを、カップインしたいあまりにぎゅっと握り込んだのでは、タッチなんてものはどこかへ行ってしまっただろう。
左手にボールを入れてグリップすれば、力を入れて握り込むことは出来ない。
嫌でも左手のグリップは指でそっと握るような感じになる。
...しかし、それならもっと後年のパターの名手達が言っているように、「両手ともゆるゆるにそっと握れ」「パターが落ちない程度に軽く握れ」なんて風に、両手にボールを入れて握ればいいんだろうに、とも思う。

そこで、残されているヘーゲンが活躍した当時の映像を見てみると...多分グリーン状態が今よりもずっと重かったためであろうと思うが、殆どのゴルファーが手首を効かして、「パチン」とタップ式でパットを打っているように見える。
そうだとすると、右手も軽く握っていては、正確なパッティングが出来なかったんだろう。

しかし、打ち方の違いはあれ、パッティングでは強く握りすぎるグリップにはいいことはあまり無い、というのが今のゴルフの常識。
最近の整備されてそれなりに速いグリーンでは、グリップは極力軽く握って微妙なタッチを出すことが、ミスを少なくする最前の方法だとされている。

...今の道具とボールではちょっと違和感のある名言だけど、タッチがわからなくなったとき、グリップに力が入り過ぎていると感じる時、左手のグリップの中に「何か入れて」グリップを柔らかく握る感覚を確認するのはいい方法だろうと思う。

もしかすると、マッチプレーに馬鹿強かったウォルター・ヘーゲンのように、「ここ一番」の勝負強いパットを入れることが出来るようになるかもしれない。

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