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2012年7月 2日 (月)

ボールを右に置けば置く程、手打ちになる

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「ボールを右に置けば置く程、手打ちになる」...トミー・アーマー。

トミー・アーマーは、1920年代から30年代にかけてシルバー・スコット、またはシルバー・フォックスの異名を持って活躍した名ゴルファー。
全英・全米オープンと、全米プロを勝っている。
ウォルター・ヘーゲンと並んで、ゴルフに酒に名を馳せたプロゴルファーだったが、そのスイング理論とクラブに対する知識の深さでも有名だった。
特にクラブに対する造詣の深さは素晴らしく、彼のデザインしたクラブはいずれも名器として評判となった。
球聖ボビー・ジョーンズさえも教えを乞うたという、優れたゴルフ理論を持ったトミー・アーマーの、基本の基本のような名言だ。

アベレージゴルファーの多くは、ダフリのミスを繰り返すと、だんだんボールを右に置くようになる。
理屈で考えると「ボールの手前をダフるんだから、ボールを右に移動させればちゃんと当たるはず」。
これは科学的で合理的な対処だと自分で思うはず。
しかし、ほぼ全ての凡ゴルファーは、ボールを右に移動させると今度はもっと手前をダフってしまう。
「下手の考え」の頭の理屈より、身体がもっと敏感にそのケースに対処してしまうからだ。
...ボールを右に移したら、身体はその前と同じ動きをしなくなる...移したボールに対して、前と同じスイングをしてしまう。
それでもボールに当てようとすると、どうしても普通のスイングは出来ずに手だけで当てにいく事になる...つまり「手打ち」となって、ボールに当たっても距離は出ないし、曲がりやすいし、とても気持ちの良いショットにはならない。

じゃあどうするか。
こんな時は、よく言われる「ゴルフは思った事とは逆が正解」ってやつだ。
ボールを逆に左に移すと、「あら不思議」...ちゃんとダフらないで当たるし、身体を使ってのびのびと振り切れる。

普通はそんな風なのだが、別の問題がある時もある。
それはボールを無意識に右に置いてしまい、そのために身体がその窮屈さを感じて右を向いてしまう場合。
右に置いたボールも、身体を右に向ければ窮屈感無くスイング出来る。
つまり、右を向けば結果的に右に置いたボールが左にある事になるから。

よく自分ではホールのセンターを向いているつもりなのに、「右を向いている」と指摘される人の中に、このボールの位置のせいでだんだん右を向いてしまう人がいる。
ボールを右に置いたために、それを「振れる」アドレスを作ると自然に右を向いてしまうのだ。

どうしてもラウンド中に右を向いてしまう人は、時々ボールの位置を確認して左寄りに意識して置いてみればいい。
意外とそれだけで右を向く悪癖が収まる人が多い。
いつも右を向くと指摘されるような人は、「ドライバーなら左足の爪先」、「アイアンなら左足のかかと」くらいにボールの位置を意識すると良いかもしれない。
勿論、右を向くクセが無い人は、それでは左過ぎるかもしれないけれど。

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