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2012年7月26日 (木)

全英オープンからの雑感

Bu120726


アーニー・エルスの優勝、というより、アダム・スコットの自滅...全英オープンをはじめとするメジャーで、何度か繰り返された「悲劇の物語」で終わった今年の全英オープンだが、ヘボゴルファーである自分にはいつもと違う感想が残った。

天気の良い全英オープン...三日目までは風が吹かず、特に三日目なんてのは観客や選手の殆どが半袖、中にはコスプレで裸同然の観客まで出る始末。
あんなに夏らしい全英オープンを見るのは久し振りだった。
だからと言って、遠くに見える海岸で遊んでいる人間なんて全然見なかったけど。

そしてよく止まるグリーン、転がらないフェアウェイ...「おお!そこまでやるか!」なんて、全英オープンならではの超絶テクニックなんて、全く見られなかった。
こんな「風が吹かない」「止まるグリーン」「転がらないフェアウェイ」で、昨年強風の中でパンチショットで攻めまくったダレン・クラークや、転がしテクニックの妙技に自信を持つリー・ウェストウッドが不調だったのが、今年の全英オープンの特殊性を証明するような気がしている。

あのコース...まるでコース中に虫の食った穴が空いているような光景。
垂直の壁と、バンカーに傾斜しているフェアウェイ、あれに更に風が吹くのが普通なのだ。
正直な所、「あんなコースでゴルフして楽しいのか?」というのが感想。
あれではハンデ5下くらいにならないと、ティーショットだろうとセカンドだろうとアプローチだろうと、常にあのバンカーの餌食になって、一ホールでバンカーショットを一体何回やらなければならないのか、と。
あるいは、何回やってもバンカーから出られなくて、やっと出ても反対側のバンカーに入って...ひとホールでいくつのスコアかなんて意味が無くなるんじゃないか、と。
つまり、あのコースでプレーするとしたら、スコアをつける事なんて苦痛でしか無くなるだろう。
まずアベレージゴルファーだったら、トリやダブルパーなんて良い方かもしれない。
トータルスコアが90だの100だのは、素晴らしく良いスコアかもしれない。
...逆に楽しめるのが、マッチプレーだろう。
どの一打だって、どんなに負けていたって何時でも逆転のチャンスがある。

でも、セントアンドリュースにはそういう事は全然感じなかったが、このコースにはなんだか人間が手を加えた悪意のようにものが感じられて好きにはなれない。

負けたアダム・スコット、試合後のインタビューで「自分は落ち着いていた」「静かにプレーできた」と言っていたけど、凄く違和感を感じた。
11番でほぼ2オンしながら、パー...このとき3打目でボールが動いたとかで競技委員を呼ぶ...
このときくらいから、普通ではなかったように見えた。
14番でバーディーを取ってから、もうはっきり身体に力が入っているように見えた。
本当に「落ち着いていた」んだろうか。
メジャー穫りへの興奮で、身体にはアドレナリンが出まくっていたんじゃないだろうか。
ただ、「自分は落ち着いている」と思い込んでいたのは、プレッシャーとの戦いから逃げただけだったんじゃないだろうか。
本当は「自分は興奮している」「勝ちたくて力が入っている」と認めて、それと戦うべきだったんじゃないだろうか...
彼を応援していた部外者の無責任な感想だから、とんでもない間違いかもしれないけれど...どうにもその言葉に違和感を感じてしまって...

日本勢...誰も期待に応えてくれず、「やっぱりこんなものか」意外に感想なし。
世界との差は、決定的になっている事を見せつけられただけ。

...これで前半のゴルフシーズンは終わって、これからしばらくは殺人的な酷暑のシーズン。
この夏を無理せずになんとか生き延びて、秋のシーズンをまた楽しむようにしよう。

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