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2012年9月

2012年9月30日 (日)

臆病な猫

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久し振りの柚の写真。

最近は写真を撮ろうとしても、2階ベランダの床の下が気に入っていて、いつも昼間はそこに潜っているのでなかなか姿を映せない。
その他の時間は大体窓際で寝ているし...

大分大人になって来て、この猫の性格が判って来た。
ともかく臆病で、ちょっとした音でも飛び上がって驚く。
広い所が苦手で、すぐに狭い所に入りたがる。
戦いを好まないらしく、ジャレさせてもすぐの追うのをやめる...人間が一生懸命にジャレさせるものを動かしているのを、「なんでそんな事をするんだろう」なんて顔で人間を見ている。

手で柚をいたぶってもちょっと甘噛みするくらいで、人間に擦り傷や切り傷をつけるような事はまずしない。

抱いても、どんなときでもしばらくの間はじっと我慢している。
眠りたいときはそのまま寝る事もあるが、たいがいは数分大人しくしていると「もういい?」と言う顔でゆっくりと脱出を図る。

あとは、こんな狭い箱に入っているときが一番リラックスしている。

それにしても...つくづくこの猫には、野良として生き抜けるような生存能力は無かったんだ、と思う。
今まで飼って来た猫で、これほど大人しく荒々しさの無い猫は初めてだ。
柚は、人間と一緒に「ゆる〜く」生きて行くのが幸せ...というより、そうじゃなくては生きて行けない猫だと思う。

...親に育ててもらえなかった育ちの遅い虚弱な子猫は、こんな風に穏やかで大人しく臆病に、今の季節を生きている。

そして、それを見ている我々は、確かに何かを救われている。

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2012年9月29日 (土)

今現在のクラブ考

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秋のシーズンを楽しんだ、石岡でのブロガーさんとのラウンドが終わって、自分のクラブについて考えた。

この前の石岡でのラウンドは90越えを打ってしまったけれど、その原因はドライバーで、ざっと見て15打ほど余分に打っている。
ロストボールが1発、隣のホールや林に打ち込んだのが7発(他にアイアンで池ポチャ2発)...
まあ、これで良いスコアになる訳が無いけど、せめてティーショットは次のショットが打てる所には打ちたいもの。

今試打しているドライバーは、どうもヘッドを軽く感じてスイングが安定しないので、鉛を貼ってヘッドを効かせてからもう一回試してみるつもり。

ただ、ドライバーが安定しないのなら、最近使ってないテーラーの青マナSのツアースプーンをティーショット用に使うのも「あり」かな、と。
コンスタントに250ヤード前後飛ぶのだから、曲がるドライバーより結果的にずっと飛ぶかも。

他にFWは、今使っているのはスチールヘッド3にユニフレックスシャフトの4番だが、200ヤード前後を確実に乗せられるクラブとして、3番アイアンより7番ウッドの方が良いだろうと思っている。
このクラブが練習場では完璧なのにコースで結果が出せないのは、やはり「風」の影響を受けすぎるためだろう。
7wで低い球が打てれば、これも使えるかと思う。

石岡で感じたのは、2番3番アイアンがティーアップすれば使えるけれど、地面にあるボールはもう上手く打てないう、という事。
ティーショット用にロングアイアンを使い続けるか、ショートウッドにするか...ずいぶん前から迷っている選択に、まだ答は出ない。
あえて言うなら、スコアならショートウッド、気持ちの良さならロングアイアン...というところだろうか。
アイアン型ユーティリティーは、使える...易しいし、飛ぶし...でも、これを使うなら黒トップの2番の方がずっと気持ちがいい。

4番からサンドウェッジまでのアイアンは、クラシッククラブの黒トップでいくのに迷いは無い。
このアイアンで大事に打って行った結果、失敗してもそれは納得できるから。
上手くいったときの快感は、他のものでは絶対に得られるものではないし。

ウェッジは、ここの所ずっとキャロのVフォージドの58度だけど、「上げる」専門ならタイトの60度でも良いか、なんて思っている....コースのグリーン回り次第か。

なんて考えていた所で、変なニュースが...
プロの間でまた流行り出したロングパターが、近々使用禁止になるかもしれない、とか。
プロの試合で使用禁止になってもアマチュアに影響が出るのは先の話だろうけれど、「使用禁止」と公表されたパターを使い続けるのは気分が良くないだろう。
そうなったら、パットで腰を屈めると腰が痛くなる可能性が高い自分は、許されるシャフトの長さの中で、なるべく腰を曲げないですむ一番長いシャフトのパターを使う事になるだろう...

でも、プロだって今流行のロングパターにしたからって余計に入る訳じゃないと思うんだけどなあ。

もうすぐ9月が終わるなんて、なんだか焦る...10月はもっと大事に楽しまなければ...

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2012年9月27日 (木)

ブロガーさんとのラウンドー2012年9月

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以前、あるブロガーズコンペでお会いした「まんせる」さんから、ゴルフのお誘いが合った。
メンバーはまんせるさんの他、2度ほどラウンドした事のある、目下人気沸騰中の本格派女性ゴルファー「ホワイトタイガー54」さんと、彼女のお友達で現役競技ゴルファー「メイプル」さんとのこと。

コースは石岡ゴルフクラブ。
以前は平日でも15000円を超える料金の高級コースだったのが、アコーディアに買収されてから平日7500円(昼食別)のリーズナブルな値段になって、また人気になっているとか。
ただ、昔から評判だった練習場の設備と、タイトリストV1を無料でいくらでも打てる状況は変わらないと聞いていた。

自分としてはラウンドした時以外、夏の暑さと忙しさで全く練習場に行っていないのと、友人から借りた次期エースドライバーの試打をしたかったので、前日道の駅「たまつくり」で一人前夜祭をした後、早朝6時半には石岡GCに着いていた。

早速ドライバーの試打。
朝起きた時の腰の痛みは相変わらず酷いが、なんとかクラブは振れるので90球も打ってしまった。
しかし、スイングがかなり狂っているようで、球が捕まらない...

今回の同伴のゴルファーは、皆ゴルフ好きという事では相当なもの。
ホワイトタイガ−54さんは、すっかり「雨女」から「スーパー晴れ女」に変身したようで、この日を朝から秋晴れの最高のゴルフ日和にしてくれた。
ゴルフっぷりは相変わらず、淡々と男前のショットを連発しながら、合間にお適当なボケをかましながらゴルフを楽しむ(今回は、このボケの犠牲にはならなかった)。

まんせるさん...あらためて、彼ほど一打一打のゴルフを楽しんでいる人はいないんじゃないか、と思えて来た。
いいショットは勿論、どんな酷いミスショットでも決して不愉快な顔や嫌な顔をせず、本当に楽しそうにプレーする。
全ての一期一会のショットを、彼のように本心から楽しめるなら...きっと人生だって悔やむ事無く過ごして行けるに違いない。
実に楽しいゴルファーだと感じた。

メイプルさんは、名前は知っていたけれどこの日が初対面。
挨拶した時に、その日に焼けた明るい顔に「コレハタダモノデハナイ」...と感じた。
実際にプレーを見てみると、常に同じルーティンで同じリズム、無駄の無い速いプレーは現役競技ゴルファーの「殺気」さえ漂わせている。

...スタート前に、まんせるさんと「女性陣に負けないようにやりましょう」と相談していたけれど...「ごめんなさい。完敗です」と二人で頭を下げたのは、当然の結果かも。

さて自分のゴルフは...ドライバーが上手く当たらない。
シャフトの重さは75グラムで良いのだが、どうもヘッドが軽く感じてスイングが安定しない。
鉛を持っていれば良かったんだけど、ヘッドを感じ難くて毎回インパクトが違ってしまう(勿論、自分の練習不足も大きな原因だと思うけど)。
いい当たりは2回しか無く、右と左にロストしたボールが6個(池ポチャ2回含む)。
パーの間にトリやダブルパーが来る、新ぺリア向き展開で、100は切ったが女性陣に完敗。
(本当はまんせるさんの希望通りワンハンするつもりだったのに、あまりに詰め込んでいるせいか、ハーフ2時間半と3時間、エブリショット待ちに、昼休憩は1時間20分でワンハンは出来なかった)
しかし、実に楽しいゴルフだった...まんせるさん、WT54さん、メイプルさん、どうもありがとう。

...自分の問題として、次のエースドライバー選びは、まだ「これが良い」とは思えない状態。
もう2〜3ラウンドしないと結論が出せない。
腰の痛みもちょっと問題。
今までの痛みと違い、朝起きる時に強烈に痛んで治らない。
スイング中に痛む事は少ないのだが、今回球が捕まらずにスライス回転のボールが多かったのは、腰の動きと関係がありそうだ。
ちょっと医者に行く必要があるかもしれない。

これからが、最高のゴルフシーズン。
万全の状態で楽しみたいものだ。


(書き忘れ...スコアも書いておきます。
...イン 48 アウト46 で94
6勝5敗7分け...ボギーが引き分け、パー以内は勝ち、ダボからは負けで計算
いかに大叩きしたホールがあったか、という証明ですね)

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2012年9月25日 (火)

焦る9月に

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「9月になれば暑さも一段落するだろうから、いろいろと動き出すぞ〜」
だったのに、もう9月も25日。
...なんなんだ、この時間の進み方の速さは。
「まだ、9月になってからなんにもしてないじゃないか」...なんてこと8月の終わりにも言っていたなあ。

こうやって俺はジタバタと儚い抵抗をしながら、残った数少ない日々を塗りつぶして行くのか...なんて思うのも、秋だからか。

急に気温が下がって、あっという間に夏のかけらなんてどこかに行っちまった。

今から、なんだよなあ。
雨さえ振らなければ、これからしばらくが最高のゴルフシーズン。

高い空と、日々変わりゆく落葉樹の色と、湿気の無い風と、長くなる影を味わいながら、白いボールを追いかけて遊ぶのは、なんだかしんどい人生のご褒美のようにも思えてくる。
一球一球、一打一打が、単なる数字の足し算なんかではなく、今までの人生のそれぞれ一つのシーンに重なる。
ああすれば良かった、こうすれば良かった、なんて考えたってなんにもならない。
今出来るのは、目の前のボールを打つ事だけ。
それぞれの、一期一会のライを確かめ、味わい、出来る限りの能力で一打を打つ。

だいたいが、人生の甘い期待と同じように失敗で終わるショットだが、その結果は口惜しくても認めるしかない。
むしろ、もう一回打てるんだからと、それが予想以上に手酷い失敗だったとしても、そのライを楽しんだ方がいい。

...で、明日、魅力的な女性二人と、ゴルフに燃える男らしい青年とのゴルフの予定。

...先に言い訳を言っておく(笑)。
仕事が忙しくなって座りっぱなしで、ずっと腰が痛い...と言っても、スイングをする事は出来そうだから問題ない。
エースドライバーと交換した、新しいエース候補ドライバーを打つ時間がなかった。
なので、明日のラウンド前にコースの練習場で初めてドライバーを打つ。
まあ、私のゴルフをよく判っている仲間のゴルファーが選んでくれた奴だから、自分に合っているはずと信じて使う...多分大丈夫、なはず(笑)。

道具は、ウッドはそのドライバーに4w。
それにアイアンは、黒トップを2番から。
状態が良いと評判のコースなので、きっと楽しいゴルフになる。

今日の夜、コース近くの道の駅でゴルフ前のひとときを過ごすのが、今から楽しみ。
天気も晴れ女に晴れ男で、まず大丈夫。

さて、もっと仕事を進めておこう...

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2012年9月24日 (月)

下手なゴルファーほど、自分のミスを「不運」と言いたがる

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「下手なゴルファーほど、自分のミスを『不運』と言いたがる」...スコットランド古諺。

「いや、そんなことはない」「実際に俺は運が悪い事ばっかり」、なんて思っているゴルファーが多いだろう。
でも、こんなケースを考えてみるとどうだろう。

ティーショットはフェアウェイ右サイド、残りは150ヤード。
池が張り出していて、そこからグリーンを狙うとどうしたって池越えになる。
しかし、150ヤードの距離ならグリーンに乗せる自信がある。
...ところが...
ボールのライがちょっと悪い...ディボット跡の中とか、芝が薄いとか。
さてどうする。
まあ、150ヤードなら上からきっちりと打てれば「多分」大丈夫だろう...
それに、この距離を刻むのもしゃくだし...

結果、思ったよりも深く入ってダフりショット。
当然ショートして、ポチャン。
「あ〜、くそ! 運が悪いなあ!」

これが、「下手なゴルファー」ってこと。
つまり、こういうミスをする可能性が大きいと判っているのに、あえて「上手くいけば」「運がよけりゃ」なんてショットをして大失敗するのは、「運」のせいではなく「自分の実力のせい」...自業自得って奴。
「ライが悪い・池越え」という状況を考えた時に、「上手いゴルファー」なら「池を避けて刻む」という選択肢を選ぶはず。
決してこういう場面では「運任せ」のショットはしない。
だいたい我々クラスの「運任せのショット」なんて奴の成功率は、絶対に5割にも達していないはず...良くて3割...下手すれば、かって一度だけ成功した記憶がある、なんて程度だったりする。

身に覚えがあるだろう。
勿論自分にもある(山ほどある)。
反省しよう。
ギャンブルショットの成功か失敗は、「運・不運」ではない。
全部自分のせい...上手くいったときだけ「これは運が良かった」とゴルフの神様に感謝すればいい。

自分のミスというのは、ショットだけではなく状況判断も含めての事。
いい加減な状況判断で、「たまたま」上手くいったショットなんて実力でもなんでもない。
上手くいったら「自分の実力」、失敗したら「運が悪かった」じゃ、ゴルフの神様が本物の幸運を分けてくれる時なんか永久に来ないかもしれないぞ。

この言葉、しっかり頭に刻み付けておく事だ。

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2012年9月20日 (木)

今日も夢見る...

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晩酌は欠かさない。

いつもは軽い偽物ビール。
気分を変える時は、日本酒を冷やで。

そして、週に一回ちょっと気取ってスコッチのウィスキー。

本当に、何を気障な事をやっているんだろう、なんて一人笑いが出るけれど。

...Kさんは、今年75歳になった。
仕事をずっと続けて来て、子供3人を育てた。
仕事がなんとか続いたおかげで、幸いな事に3人とも無事に育って今は3つ下の奥さんと二人暮らし。

ゴルフは50歳で始めた。
本当はずっと憧れていて、やりたくてしょうがなかったけれど、仕事の付き合いで必要になるまで始める事は出来なかった。
テレビでゴルフの試合はよく見ていた。
奇麗な緑の世界で、男達が真剣に勝負している様は面白かった。
はじめは、400メートルも先の小さな穴ぼこに、たった4回で入れてしまうなんて信じられなかったけど。

...始めてからは、ゴルフが生き甲斐になった。
ゴルフの歴史から、技術から、いろいろなエピソードまで...あらゆる自分の自由になる小遣いをゴルフが上手くなるためと、ゴルフに関する知識を得るために使った。

月に2〜3回のラウンドで、腕は上がらなかったけど幸せなゴルフ生活を送って来た、と思っている。

ただ、一つだけ残念に思っている事がある。
それは、ゴルフを始めた頃から行きたいと思っていた、海外の有名なコースにとうとう一度も行けなかった事。
セントアンドリュース、カーヌスティー、ミュアフィールド、そしてぺブルビーチ、バルタスロール、オーガスタナショナル....
勿論、普通の人が簡単にできるコースじゃないのは判っているし、日本の有名なコースだって殆どラウンドした事がないんだから、あくまで自分の勝手な夢だったんだけど...

正直、いつかは回れると思っていた。
まだ、時間はあるから、きっとチャンスが来ると思っていた。

しかし、70歳が近づいて来て、叶わない夢だと諦めた。
収入の面でも、年齢の面でも、現実はよく判っていた。
そうして、今は月に2回のゴルフをしながら、一週間に一回「ウィスキーの晩酌の日」を決めて、その日は集めたゴルフ場の写真集を見ながらスコッチウィスキーを飲む。
なんだか沢山集めてしまったゴルフ場の写真集を、のんびり眺めながら夢の世界で名コースのプレーを楽しむのには、スコッチウィスキーが似合うと思っているだけで、特にウィスキーが好きな訳ではない。
でも、その時間は、幸せな時間だ。

セントアンドリュースは、もう何回ラウンドしただろう。
オーガスタナショナルだって、何度もラウンドしてホールを覚えている。

面白いのは、そんな夢のラウンドでも100が切れない事。
うっかり良いスコアなんかがイメージできてしまうと、「そんなはずは無い」とやり直す...すると、「やっぱり」というスコアになって一安心。

ちょっと前までは、オンザロックでハーフに2杯飲んでいたけど、最近はそれだとラウンドし切れなくなったので、水割りにして薄めてラウンドするようになった。

一緒に回る人?

それは、亡くなった師匠と、数々の名試合で敗れ去ったゴルファー達。
黙ってグラスを掲げると、ウィンクして笑ってくれる。

ああ、きっと、...だからゴルフは面白い。

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2012年9月18日 (火)

パターは抱いて寝るけど、ドライバーは抱いて寝ない

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「パターは抱いて寝るけど、ドライバーは抱いて寝ない」...岡本綾子。

岡本綾子は、国内44勝、アメリカ女子ツアー17勝、ヨーロッパ2勝を上げている。
岡本綾子はプロ野球の野茂英雄とともに、周囲の反対のため「石持て追われるがごとき」思いをしながら日本を飛び出し、本場米国でたった独りで厳しい道を開いた海外挑戦のパイオニアである。
その後に続いたプレーヤーは、彼等に感謝せずに大きな顔をする事なんで出来ないはずだ、という存在。

その、たった一人で自分の腕とクラブを頼りに世界に挑戦して生きて来た岡本綾子だからこその、気になった言葉。
今年の全英女子オープンの解説の途中でふと漏らしたこの言葉は、ゴルフに対する岡本綾子の考え方を表しているように感じて頭に残った。

元々ソフトボールで投手で4番、それで国体優勝までした岡本は、ゴルフに転向した時、パーシモンに糸巻きボールの環境で250ヤード以上を飛ばしていた、女子プロきっての飛ばし屋だった。
普通の女子プロより30ヤード以上飛び、男子プロで杉原でさえその飛距離をうらやましがったと言われている。
もちろんアメリカツアーでも、その飛距離は十分アメリカ選手に対向できる武器となった。

しかし、そんな豪快なショットが売りだった岡本が、「パターは抱いて寝るけど、ドライバーは抱いて寝ない」と言うのが面白い。
メジャーは遂に穫る事が出来なかったが、日米で数多くの勝利を手にした岡本にとって、勝負はやはりパターだったんだろう。
だから、自分の期待以上に入ってくれたパターは抱いて寝る程愛おしかった、ということだと思う。
ドライバーは勿論大きな武器ではあったけど、良く入るパターに比べればそのこだわりはずっと薄かったんだろう。

良く昔から「ドライバーイズショー、パットイズマネー」と言われているけれど、金がかかっているいないに関わらず、上級者がスコアを作るのは結局パットだという事は真理だろう。
だから競技をするようなゴルファ−程、良く入るパターというものに他のクラブには無い愛着と信頼、そして愛情を感じるのだろうと思う。

まあ、それが判っていても自分はと言うと...
一番練習しないのがパッティング。
理由は楽しくないから、ストレス解消にならないから、上手くなったような気がしないから...そして、実際にラウンドしてみて「入る日は不思議なくらい入るけど、入らない日はどんな事したって入らない」というのを何度も経験してるから。

だから、パターを抱いて寝た事なんて無い。
今欲しいのは、そこそこ飛んで曲がらないドライバーだし、打感の良い奇麗なアイアンだし、変なライから打てるユーティリティーだし、距離感の合うウェッジだし...

だから、きっと自分はスコアがまとまらないんだろう、とは思う。
きっと抱いて寝る程パターに執着し、パットに期待するようなゴルファーじゃないと、いつも行き当たりばったりのお祭りゴルフにしかならないんだろうなあ、と。

...それに、大体自分は今までクラブ抱いて寝た事無いし...
酒飲んで、明日のゴルフの夢見ながら寝るのが楽しみなんて、とても岡本綾子のようにはなれない...って、当たり前の事か(笑)。

...酒飲みなのは、岡本綾子と同じみたいだけどね。

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2012年9月17日 (月)

大雨のち快晴のち大雨のち・・・

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気持ち良く酔っぱらった金曜日。
その翌日、土曜日に急なゴルフのお誘いが...

日曜日、ムーンレイクで飛ばしっこをしようと。
そんな事を言って来るのは、いつもの30代の300ヤードヒッターN氏と、元ボート部の怪力男M氏。
前回、狭い多古CCで勝負がつかなかったから、もっと広いムーンレイクで再勝負を、と。

自分としては、最高気温30度を越える「真夏日ゴルフ」はするつもりが無かったので、断ろうと思っていたのが....ネットでピンポイント予報をみてみると、この日の天気は最高気温29度、曇りで24〜5度くらいの気温とか...

これを信じて、ラウンドにOKを出したのがいけなかった。
当日は早朝大雨が降ったものの、曇りでそれほど暑くならないような雰囲気でスタート時間...このスタート時間が10時半、もし晴れたら最悪の最終組。

スタート前、急に前が見えなくなる程の大雨(南の国のスコールの凄い奴みたい)。
我々が打つ時には小止みになってスタートしたが...
2打地点に行く頃には、今度は日が差して来た。
たちまち下から熱気が立ち上り、まるでサウナにいるような状況。
...と思うと、たちまち一天かき曇り、もの凄い雨がやってくる。
その雨は不安を呼ぶような不気味な音とともに近づいて来て、まるでバケツの水を浴びせるような勢いで落ちてくる。
傘を突き通るような雨だ。
グリップも手袋もびしょびしょになり、クラブがすっ飛びそうになる。
慌てて傘をとりにカートに戻ると、傘をさす前に日が差してくる。
くっきりとした日陰が出来、ムッとする暑さが立ちこめる。

この日は、湿度がもの凄く高く、汗は滝のように吹き出すのに全然服が乾かない。
特にグリーン上は、下を向いてボールを拾う時に気持ちが悪くなるほど湿気で暑い。
そして最悪な事に、空を行く雲は結構なスピードで流れているのに、地上に風が全然吹かない。

そしてもっと最悪な事に、前の組とその前の組が異常にプレーが遅い。
全員がほぼ初心者らしく、ティーショットは殆どの場合50ヤードも飛ばない。
一応急ごうとするそぶりは見せているので、怒る気にもならなかったが...あるホールで何回目かのショットが普通のフェアウェイバンカーに入った時、待っているのが暇でその男が何回で出せるかみんなで数えていた。
1回・2回・3回・4回・5回・・・・10回・数えるのが嫌になってしまった時...「あ、手で出したよ!」

その間にも、頭上は晴れているのに突然雨が叩き付けて来たり、遠くから水柱が近づいて来るのが見えたり、通り過ぎた後の雨の方向に奇麗な虹がかかったり...

肌の出ている部分が痛くなる強烈な太陽に、日陰を探して逃げ回ったり...

水分はいくらとってもすぐに汗になって、グショグショなシャツが水分で重くなるだけ。
途中で気持ち悪くなったりしながら、3時間ずつをかけてラウンド終了。
途中でスコアをつける気持ちもなくなってしまった。

飛ばしっこはN氏の圧勝と見えたが、ラスト近くになって私の白マナXのドライバーを使ってみたM氏が、N氏のボールをキャリーで飛び越えるのが続いて...

結果、自分のエースドライバーはM氏の所に嫁に行く事になり、自分用のドライバーはM氏とN氏が見繕って後日送ってくれる事になり、商談成立。


終わった後の風呂とアイスコーヒーは実に美味しかったけど、異常に喉が渇いて少し頭も痛くなり、軽い熱中症になった模様。
家に着いたらそのままダウン。

台風の影響だろうと思うけど、凄い天気に翻弄されて...疲れたぁ...
夏のゴルフは、身体に悪い。

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2012年9月15日 (土)

ゴルフの話で酒飲んで..2012年9月

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実に楽しい酒でした。

メンバーは、言い出しっぺが「がんばっていきまっしょい」のみずおさん。
もうお一方が噂の美人ブロガー、ホワイトタイガ−54さん。

みずおさんとは、以前行きつけの店だった「ゆうかり」で酒飲みをご一緒した事がある。
静かな酒を飲み、しかしゴルフの世界を熱く語る人物。

そして、「内気なゴルファーざんす」のホワイトタイガー54さん。
彼女は、一緒にラウンドした男性陣はたちまちみんなファンになると言う(男性に限らず女性も、か)、男前かつ豪快かつ天然系のゴルフを楽しむ美人ブロガー。
なぜか最近、不肖大叩き男とセットでゴルフに誘われる事多く、よく訳がわからぬまま内心喜んでいる状態...

ただ、WT54さんとは、ゴルフは2度程ご一緒したけれど、普通に話をするのは今回が初めて。
とりあえず、土地勘のあるWT54さんの知っているお店に腰を落ち着けて、生ビールで乾杯。

始めたのは6時半過ぎ。
それからなんと12時近くまで、飲みかつ語り、語りかつ飲む...それぞれが、何らかの形で普通の人よりも少しゴルフ界の内幕に詳しいためか、深く広く面白い話は尽きずに続き...

その中には、偶然にもみずおさんとWT54さんに奇跡的な共通点が見つかったり、それぞれが波瀾万丈の人生を送って来たのが判ったり...
面白いものだ、聞いていると出会うべき人はやはり時間はかかってもどこかでつながり、またこれから先の楽しみも知り合う事で深くなる。

話は終わらないけれど、電車もなくなる頃...次はラウンドを約束して、お開きとなりました。

私までしっかりWT54さんにお世話になってしまったのは、恐縮この上なく...必ず次回はもっと楽しいゴルフと酒飲みでお返しを。

実に楽しい酒でありました。
WT54さん、みずおさん、どうもありがとう。

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2012年9月14日 (金)

ステップワゴンベースキャンパー

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全財産をかけたキャンピングカーを、手放さなくてはいけなくなった。
いくら抵抗しても抗議しても、車検の時に車検場から出さないと宣言されたのだ。

この当時そのキャンピングカーが何百万のものであろうと、売りに出せば二束三文...殆ど数十万の金にもならなかった。
アメリカ製だの韓国製だのヨーロッパ製のトラックベースキャンパーは、大手を振って乗り回せるのに、国産を信じたものだけが馬鹿を見た。
この国の規制とは、一体何処を向いているんだという思いはずっと消えない。

それでも、なんとかそのキャンパーを作ったセキソーボディに相談して、前のキャンピングカーを下取りにして二回りも小さいステップワゴンベースのキャンパーを買う事にした。
展示車両で中古という事で、なけなしの200万以上をプラスして...

乗車定員は6人、就寝定員は4人というキャンパー。
ベース車はステップワゴンのガソリン2000cc。
走行距離は数千キロ。

寝たり休憩するときのスペースの狭さは、前のキャンパーとは比べ物にならない。
しかし、実際にこの車を運転してみると、頭の上に乗せたベッド部分の大きさも気にならず、まるで普通の乗用車のように良く走る。
高速でも、曲がりくねった道でも、その安定感は今まで乗った車の中で一番。
特に車高が高い割にはカーブでの挙動も安定していて、ホンダというメーカーの技術の高さを感じた。
高速は追い越し時にオーバ−120キロでも安定しているし、100キロ前後の巡航では全く不安を感じない。
特に以前のキャンピングカーでは一番危険だった、大型トラックの追い越し時の風圧や、トンネル出口での風による影響も殆ど感じない。

しばらく乗って、自分が年を取って行く事を考えれば、この方が「あり」かな、という感じになった。
前のキャンピングカーは、運転がきつかった...ちょっとした坂道では、あっという間に後ろに数台の車がつまり、曲がりくねった道では十分にスピードを落とさなければ車体が不安定になり、止まってから巡航速度になるのに時間が酷くかかり...車の流れに乗ろうとするだけで汗びっしょりになるほど疲れるのが普通だった。
今のステップワゴンベースのキャンパーは、鼻歌まじりで流れに乗って走れる。

そして一番違うと感じたのが、AT。
今までの車は、ジムニー・ランクルBJ44・サファリ.いすゞトラックベースキャンパー、すべてマニュアルシフト、つまりMTだった。
基本4駆以外は車ではないとの考えから、4駆を選びいろいろなオフロードを想定してMT以外は考えもしなかった。

それが、諦めとともに買い替えたこのキャンパーは、軟弱な2駆でAT。
そのかわり運転は、今までの車に比べて考えられない程、楽。
運転していて汗をかかずに乗れる車、海や山に行くまでが楽な車。

これは「あり」だと思って、今はそれなりに満足して乗っている。
...ただ、雪道や悪路には入れない事と、景色の良い所で一服する時に、前のキャンパーのような広さのゆとりが無い所が残念な事。
それと、自分の寝る下の場所のベッドは座席を倒して作るものなので、凸凹があって布団を敷いても寝辛い事...これは、近々車中泊用のマットとやらを買ってみようと思っている。

まだ走行距離は50000キロ程、それなりに満足して、これからもこいつとの人生は続きそう...

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2012年9月12日 (水)

ミニスカートを脱ぐ時

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後ろから追い越して行った男が、チラッと振り返って「なんだ..」という顔をした。

いつも一緒に回る友人にも、冗談まじりに「貴女、ずっとミニスカートね...飽きない?」なんて言われる

...子供の頃から、ミニスカートは普通のファッションだった。
中学時代も高校時代も、周りの仲間から、学校の先生から、道行く女性の殆ど全部..自分の祖母まで普通にミニスカートをはいていた。
...でも時が流れて、スカートはだんだん長くなり、パンツスタイルの女性が増え、ミニスカートをはくのは若い女性だけになって来た。

しかし、Sさんは身長も高かったし、スタイルには自信があったのでミニスカートをはき続けた。
複数の男の友人達に、その足の美しさを褒められた事もあって、自分はミニスカートが一番似合うと思っていた。

でも、やがて就職し、結婚し、生活は日々同じような繰り返しの連続となり、ミニスカートのSさんのスタイルを褒めてくれる人がいなくなった時、日常生活ではミニスカートをはくことはなくなった。

そんなSさんが再びミニスカートをはいたのは、近所の友人に勧められて始めたゴルフに熱中し出してから。
何度目かのラウンドの時、初夏の天気で暑さが伝えられたため、以前はいていたミニスカートの中から運動に使えそうなものを選んでコースではいてみた。
...動きやすいし、涼しいし...おまけに一緒に回った男性ゴルファーからも女性ゴルファーからも褒められた。
「スタイル良いですねえ」
「格好いいですよ」
「足の形がいいのねえ」

なんだか、久し振りにスポットライトを浴びた晴れ舞台のような気がした。
スコアも、それまでのベストを記録した。

それ以来、ゴルフコースではずっとミニスカートをはいて来た。
冬やあまりに強い日射しの時には、スパッツやレギンスと言ったものをミニの下にはいて、基本ゴルフの時にはずっとミニスカートを通して来た。
そして、ミニに似合うスタイルを保持するためにジムに通い、水泳と軽いトレーニング、それにウォーキングは欠かさなかった。

...しかし、スタイルは変わらなくても、年齢は身体に標を残して行く。
足の形は変わらなくても、セルライトや静脈瘤はなくしようもなく、顔は年齢を隠しようも無く....
「晴れ舞台」なのだから、と普段着ないような華やかなものを着ている事も、他人の目を意識しないと決めているはずの心にも、ふとした事で冷たい何かが染み込んでくる。

さっきの「なんだ...」というチラッと見せた若者の表情に、年老いたダンサ−の悲しみのようなものを感じてしまう。

...ちょっと辛い、か。

Sさんは、一度舞台を降りて、ミニスカートを脱いで、新しいスタイルでゴルフを楽しむ事にしようかと考える。
自分はパンツスタイルだって似合わない訳じゃない。
最近のゴルフ用の服装は、どんなものだって動きやすいと聞いているし。

ただ、Sさんはミニスカートをはく事をやめてしまうと、ジムに行ったりトレーニングを続ける情熱を無くしてしまいそうなのが怖い。

Sさんは、自分はまだまだゴルフが上手くなれると思っている...だから...

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2012年9月11日 (火)

今年のゴルフ・秋シーズンに向けて

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まだまだ暑いけれど、体温を超える程の殺人的な暑さはなくなった。
日射しの強さは変わらないが、木陰の涼しさが違う。

..この夏のゴルフは、7月はじめに漫画家コンペ「漫房杯」で2ラウンド。
8月がナイタ−1回と、「バレンタインカップ」での高原ゴルフの計2ラウンド。
汗を流して、死にそうな思いでする「夏ゴルフ」はとうとうしなかった。

9月は26日にブロガーの方達とのラウンドが予定されているだけ。
その前に、ナイターをもう一回したいと思っている...

で、今の自分の状態。
痛めた右肩は大分良くなって来たけれど、まだ右肩を下にすると痛くて眠れない。
右手で左肩を触ろうとすると、引っかかるような痛みがある。
まあ、それはインパクト以降に上手く右手を離せば問題ないのはこの前確認できた。

問題は右腰の痛み。
仕事の忙しさで座りっぱなしの時から痛み出した腰痛が、右腰周りの強い痛みになって残った。
幸いゴルフのスイングにはそれほど影響は無いみたいだが、ちょっとしたものを拾おうとしたり、ティーアップしようとする時に「ギクッ!」と痛む。
特に朝起きようとする時に痛みが酷く、なかなかすっとは起きられなくなった。
以前は腰痛に効いていた、早足のウォーキングでもなかなか痛みは軽くならない。

膝の痛みは慣れて来て、いきなり走ったり飛び降りたりしなければ、我慢の範囲以内。
首から上は...耳と耳の間はもう良くしようも無いし、格好良くもなりよう無し。

武器はと言えば、結局久し振りのオークションでポチしたものは、1Wは「合わない」。
ロイコレの2番は、可もなし不可もなし。
..だったら、難しいけれど当たれば最高に気持ち良い黒トップの2番でいいか、と。
1Wも、結局はMP425の白マナ73Xが一番マシか、というところ。
(チーピンさえでなければ、一番打ちたい球がでる)

FWは、まあ傷が深くならないのはスチールヘッド3の4W...

とりあえず、このメンバーで2012年秋の陣を始めるつもり。
もう少し気温が低くなってくれれば...最高気温が30度を下回ったら、エンジン全開にして行きたい。

と、まずは腰痛退治だなあ...

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2012年9月10日 (月)

これが、今の私の人生のライなのだ。

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「これが、今の私の人生のライなのだ」...ボビー・ジョーンズ。

「球聖」と言われたボビー・ジョーンズ。
マスターズの開催でも知られているが、28歳でアマチュアのまま競技ゴルフから引退し、後年弁護士となって活躍し、晩年は脊椎空洞症と言う病気のために車椅子生活を送る事になった。

そのボビー・ジョーンズの言葉。
よく「ゴルフというゲームは人生に似ている」と言われるが、それはゴルフが「ライ」のゲームだからだろう。

大抵の人が初めてゴルフの魅力に取り憑かれるのは、遥か彼方まで飛んで行くボールの飛距離や浮遊間、緑の中を白い線を引いてグリ−ンに突き刺さるボールの軌跡の美しさ、長いパットが偶然にしろカップに吸い込まれて行って聞こえるカップインの音...などを体験したときだ。
確かに、これほどの距離をコントロールして遊ぶゲームは他に無い。
女性でも老人でも、ゴルフでは打つ事が出来る「150ヤード」の距離は、例えば野球ならメジャーリーグのホームランなみの凄い飛距離なのだ。
槍投げだってハンマー投げだって、ゴルフならウェッジの距離。
だから、ゴルフの飛距離に魅了されて、「飛ばしが全て」になるのもしょうがない...ビギナーのうちは。

しかしゴルフに慣れて来て、「スコア」というものの存在が大きくなってくると、道が分かれる。
何がなんでもスコアを少なくする事が目的になってゴルフをする人と、ゴルフというゲームの面白さの本質に気がついてゴルフを楽しむ人と...
スコア、つまり数字だけが全てとなった人は、利用できるものは全て利用して数字を少なくしようとする。
そこで「ライ」は楽しむものではなく、自分に不利ならば使えるルールは(インチキだろうとなんだろうと)全て使って自分に有利なものにする手段となる。
どうやっても救済手段の無い「バッドライ」だったとしたら、怒り・呪い・コースの悪口を言い・他人のせいやクラブのせいにもする。

対してゴルフというゲームが、他の遊びに比べて「大人のゲーム」とか「一生続けたくなるゲーム」と言われる本質が「ライ」にあると気がついた人は、更に深くゴルフを楽しむ事が出来るようになる。
「ライ」とは、ボールが転がって行って止まったところの状態。
人の手が入った作り物の自然とはいえ、そのボールの止まるところに同じ状態の場所なんて一つもない。
奇麗な芝の場所だって、微妙に傾斜していたり土の堅さも違えば、芝の長さも硬さも違う。
まして変な場所に転がって行けば、どんなショットだって未経験の「一期一会ショット」となる。
そして、ゴルフで一番深いとも理不尽ともいえるのが、ナイスショットで狙い通りの場所に打てたとしても、そこが他人の削ったディボット後だったり、そこだけ芝が無かったり...運・不運、ラッキー・アンラッキーが普通に起こる事。

これが、「ゴルフが人生に似ている」と言われる一番大きな所ではないだろうか。
そして、それぞれ自分の人生とゴルフとを振り返ってみて見れば、ラッキーよりアンラッキーが圧倒的に多いのも。

ローカルルールでよくある「6インチプレース可」。
人生のライで、6インチプレースなんて出来るのか?

ボビー・ジョーンズは、我々から見たら素晴らしく恵まれた人生を送った人物だから、「これが私の人生のライ」なんて言われても、「そりゃあ、いいライが多かったんだろうなあ」なんてひがみも出たりするけれど...

でも、ゴルフが何時までたっても面白いのは「いつも違ったライ」で、それを甘んじて受けて楽しんでいるから、じゃないか?
まあね、バッドライに次ぐバッドライで、破れかぶれのマゾ気分で...それでもへこたれずに負け戦覚悟で突撃する自分が、そう嫌いじゃないし(笑)。

これが「俺の人生のライ」ならば、死ぬまでノータッチでプレーし続けてやる、なんてのが自分のプライドでやせ我慢。

そんな気分の判るご同輩。
さあ、一緒に次のホールに行きましょうか。

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2012年9月 7日 (金)

グラム30円...(2)

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「ご不要の銀製品があれば、高値で買い取ります」
そんな電話がMさんにかかって来たのは、一週間程前の事。

...ゴルフ仲間との会話で、そんな電話が最近かかってくるという事を聞いたのはひと月程前の事だった。
「なんでも、この県のコースでは月例なんかの優勝カップは純銀製品というところが多いんだそうだ。」
「そんな優勝カップなんかを売ると、結構な金になるみたいだぞ」
「以前なら銀のカップなんて二束三文だったのになあ」

その時に、Mさんは「うちにもしかかって来たら、カップはみんな売っちまおう」なんて考えていた。
Mさんは、T県に3つのコースを持っている。
と言うより「持っていた」と言う方がいいかもしれない。
バブルの時にはいずれも会員権価格は1000万円を軽く越え、2500万円くらいになったコースだ。
そのうち二つのコースでMさんは競技に参加していた。
ハンデは、8と10。

どちらも、会員やビジターの評判が良く、名門とはいかないまでも名コースとして知られていた。
コースレートも高く、競技が盛んで、まだ若かったMさんは毎週のように二つのコースの月例に参加していた。
優勝カップは、二つのコースともデザインは違っていても、同じような大きさの銀製のカップ。
片方は2位も小さな銀製カップだったが、もう片方は2位からは銀製と言う置物だった。

月例の賞品の銀のカップだけなら、大小合わせて10個以上。
置物の類はその倍以上ある。

このカップ類は、獲得した時には「一生もの」として、自分のゴルフ人生が終わるまで大事にとっておくつもりだった。
それが、売れるなら売ってしまおうと思ったのには理由がある。

...堅実な経営で、コースの状態も良く、いつまでもあり続けると思った二つのコースは、いずれも数年前に倒産し今は大手のゴルフ場経営会社の経営に変わった。
倒産の理由は、どちらも預託金の返済が不可能となった事だった。
そして、コースの名前まで変わり、競技やプレーを楽しむためのシステムまで変わってしまった。

ハンデ8の方のコースでは、競技委員やハンディキャップ委員、マナー向上委員までやって愛着があった。
コースの記念事業の寄付金をして、石碑に名前が残っているし、ショートホールには生涯唯一のホールインワンの記念植樹までしてある。
このコースがあり続ける限り、自分が愛しプレーを楽しんだゴルフの証拠がここに残るはずだった。

...それが、倒産してすべてが変わってしまった。
新しい経営会社によりコースの名前が変わり、システムが変わり、プレーの流れが良くなるように易しく改造され、ショートホールの周りの記念植樹や記念石碑は撤去された。
もう一つのコースも、別のゴルフ場経営会社に買い取られ、Mさんの知るコースとは別なものに変わった。
知り合いの古いメンバーはやめて行き、安くなった会員権のために若いメンバーが増えた。

残ったのは3つのコースの中で一番レベルが低かったコース。
会員数が元々非常に多く、メンバーライフもへったくれも無かったコースだったが、メンバー数の多さが皮肉にも経営を安定させて、潰れずに今も続いている。

もう消えてなくなってしまった(Mさんはそう思っている)、二つのコースで穫ったカップの数々...
見る度に口惜しい思いのするそのカップを売ってしまう良い機会だ...そうMさんは思った。

グラム30円。
そう業者に言われた。
銀の飾り物は買えないとの事で、銀製カップ大小13個。
思ったよりもずっと安かったが、合計65000円。

これでMさんは新しいドライバーでも買おうと思っている。
もし、ゴルフの熱がまた高くなって来るようなクラブを手できたら、古い遺物を手放した甲斐があるってものだ。
もう普通の月例で勝てる事は無いだろうけれど、シニアやグランドシニアで新しいカップを穫ろうと言う気になるかもしれない。

...自分には過去を振り返って無駄に過ごす時間なんて、残っちゃいないんだから...
売り払ってすっきりしたタンスの上を見て、Mさんは改めてそんな気になっている。

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2012年9月 6日 (木)

第99回バレンタインカップ

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4日にバレンタインカップ第99回が、群馬県の「パルコール嬬恋GC」で開催された。

本当は3日の月曜日に練習ラウンドして、その夜宴会。
翌4日が本戦コンペという流れなのだが、月曜日にどうしてもやらければならない仕事があったので、4日だけの参戦となった。

バレンタインカップ創設メンバーとして、99回と100回は絶対参加するつもりだったので、月曜夜に仕事を終えてから出発した。
とりあえずはコース近くの道の駅「草津運動公園」で前夜泊のつもり。
コースは、家から片道200キロを超える場所なので、この暑い日々に涼しく寝られる場所として選んだんだけど...なんと、深夜11時頃に到着すると、道の駅は車中泊の車でほぼ満車。
キャンイングカーもあるが、ワンボックスカーをそれぞれ改造したもの...見た限りでは中高年の夫婦や単独(男だけ)の人が多いようだった。

(この遠出には、「家で留守番はつまらない」と言ううちの奥さんも一緒に来た...翌日は、草津温泉で一人で時間をつぶして夕方合流、という形...この話は後日)

翌朝、コースに到着するが...何となく寂れた印象が強い。
以前来たときはもっと明るい雰囲気だったように感じたのに...

着替えて肩に湿布を貼り直し練習をしていると、前日プレーをして宴会を楽しんだメンバーがやって来て、幹事の池内氏が宣言した...「この会は原則ノータッチなんだけど、今回だけは6インチありにします!」
練習グリーンで、その前日プレーをした漫画家達が口々に言う。
「前代未聞のフェアウェイです!」
「空前絶後...凄いフェアウェイです!」

右肩はとうとう治り切らず(て言うより、今日も同じように痛い)、練習場で右肩が痛くないスイングをあれこれやって、インパクトした瞬間に右手を離せばなんとかボールを打てる事を確認。
ただ、早く右手を離しすぎると、ボールはヒールに当たったり、身体が起きてフェースが開いたり...右に行くスライスやプッシュになる。
その逆に、右手をインパクト以降も離さないでいると。右肩に思わず声が出るような激痛が走り、ボールは引っかけかフックになって左に行く。
凄く上手いタイミングで、インパクトぴったりに右手を離す事が出来ると...不思議な事に今までよりも飛ぶような気がする。

...他の人は6インチをしているようだったが、こちらはいつも通りボールに触らずにプレー...しかし、池内氏が初めて6インチを許す発言をしたのは理解できた。
これほど荒れたフェアウェイは...例えて言うなら、冠水したあと草が生え始めた河川敷コース、廃棄された個人用貸し畑の跡、草を刈ってしばらくたった後の空き地...

フェアウェイに打っても殆ど全部ベアグランドか、芝ではない雑草の間か、耕した後のような土の上。
ショットはなんとか打ち込んで打てても、アプローチ...100ヤード以内や、グリーン周りのバンカー越えの場所などが殆ど芝がないので、ノータッチではとにかく厳しかった。
自分のスコアで叩いているところは、殆どがバッドライからのショットの失敗だった。
アプローチショットでも右手を離さないと痛いのが、ちょっと苦しい。
それでも、1ヶ月振りのゴルフにしてはよくやれたと思う。

バーディーは2個、これはフェアウェイは酷くてもグリーンは悪くなかったから。
以前来た時にはフェアウェイも奇麗で、良いグリーンで...高原コースの気持ち良さがあって「また来たい」という気持ちになったんだけど...今は、いろいろと事情があって維持が苦しいのを感じてしまう。
「それでも、せめてグリーンだけは」、という意地なんだろうか...

勿論、スコアは箸にも棒にもかからず。
池内氏が「あんた、ノータッチでやったの?」と言うから
「勿論、俺は何時だってノータッチ!」と応えたら...
「それじゃあ、そんなスコアになるよね」..と。

次は100回記念。
勿論これは全力で優勝狙い...覚えてないけど、1回目が私の優勝だったようなので、100回目の優勝できれば思い残す事は無い(笑)。

問題は、腰の痛みと、この右肩の痛み...早く治して練習しよう。

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2012年9月 3日 (月)

バックスイングを考えると...

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「バックスイングを考えるとスイングはギクシャクし、ダウンスイングを考えるとスイングはスムーズになる」...ジム・フリック。

ジム・フリックは、ジャック・ニクラスをはじめとする米国の超一流プロ達にレッスンをしていた、名インストラクター。
日本では、「アメリカ打法」(金田武明訳)で有名になった。

少しゴルフに真面目に取り組んだ事のある人なら、実感しているはずだ。
前にパットの話でも書いたが、ゴルフのスイングというのはバックスイングに気を取られ過ぎてスイングがぎこちなくなり、結果としてボールを打つ時にミスをしてしまう事が意外と多い。
何故そうなるかと言えば、バックスイングは動作が遅いために自分の意志でいろいろなやり方が出来てしまうから。

ボールから何センチ離れたらフェースの向きが...
グリップが右の太ももに来たら...
グリップが腰の高さになったら...
左腕が水平になったら...
左手の甲が前を向く...
左手のコックは腰の高さまでに...
フェースが正面を向く...
シャフトが飛球線と平行に...
グリップが飛球線上に...
スイングプレーンが...
前傾が...
左肩が...
右腰が...
右肘が...
...

等々...まだまだバックスイングの「チェックポイント」は無数にある。
多分、どのチェックだって間違ってはいない。
そう出来たらきっと良い結果が出るだろう。

しかし、練習場ならともかく、コースのティーグランドに立った時にそれらを思い出したとしたら...辛い一日が始まると思った方が良い。
一つくらいならいい。
しかし、二つ以上の事が気になってしまったら、もうスイングはギクシャクしてしまって、そのショットは満足のいく結果にはならないだろう。

そこでフリックは、「ダウンの方を考えろ」と言っている。
「バックスイングをどうするか」より、「ダウンでどうするか」を考えた方がずっとスムーズなスイングが出来る。
なぜなら、トップから先はあれこれ余計な事を考えるような時間はなく、ボールを打ち抜くまでは一瞬の事。
一つの事だって考えるのはやっとで、二つの事なんか考える時間はない。

それにダウンの何かのイメージを考えていれば、バックスイングで余計な事を考えずに済み、スイング自体がシンプルになるだろう。
悩むのは練習場。
コースでは余計な事を考えないで、ダウンのイメージを一つ持とう。

ジム・フリックは、「トップのイメージを持つより、フィニッシュのイメージを持った方がいい」とも言っているが、同じ事だろう。

ともかく、やろうと思えばなんでも出来るバックスイングのチェックは、コースでは忘れた方がいい。
ダウンから振り切って、どんなタマを何処に打つかをイメージする事が、コースでの最高のプレーを実現させてくれる一番の方法。

今度のラウンドで、試してみるといい。

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2012年9月 2日 (日)

9月になって...

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暑さに負け続けているうちに8月が終わってしまった。
いつも通り、何かが起きそうな期待を抱かせて始まった8月は、結局何事も特別な出来事を作りはせずに終わってしまった。

続いてやって来た「9月」の響きには、「これから始まる」や「再生」のイメージがある。
逃げまくるだけだった8月の汗まみれの夜から、9月は輝く月を見ながら何かを考える夜になる。
暑さを消すためのビールではなく、冷たい純米酒を楽しむ日々になる。
空は高くなり、雲の種類が違ってくる。
残暑は勿論まだまだ続くけれど、朝夕の風に涼しさを感じ、実る稲の穂や枯れかけた向日葵が夏の終わりの風景を作る。
空を滑る赤トンボが、淋しそうなヒグラシの鳴き声が、「9月」を作る。

これからは、まだまだ続く「夏もどき」の天気の合間の、「風の気持ち良い日」にゴルフが楽しめる。
命の危険を感じずに、なんとか「旅」を楽しめる。

とは言うものの、まだ右肩は治りゃあしない。
インパクト以降に右手を左に振れない。
火曜日のコンペも、インパクト以降右手を離すスイングで通さないとダメみたい。
かなりオープンに構えて、フォローを左に振らずに前に出すようにするとそれほど痛みは無いようだけど、ボールが何処にどんな風に飛んで行くか...
開催されるコースがパルコール嬬恋...リゾートコースなので、トリッキーでアップダウンがあって狭い、とか。

まあ、99回目のコンペでなければ参加取りやめなんだけど、痛くないように楽しもう。
ただ、ニギリで負けるのは口惜しいなあ...今回は90台なら大成功、という状態だし。

でも、きっといい季節になるはずだ。
肩さえ治れば、出来るだけゴルフに行くつもり(なにせ7月が漫画家コンペの2回、8月がナイタ−1回だけだったから)。

(今は外は雷が鳴っている...急いでアップして電源切らなきゃ)

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