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2012年12月17日 (月)

ふたつの同じようなホールがあってはならない

Bu121217_2「ふたつの同じようなホールがあってはならない」...英国のコース設計のための古くからの金言。

摂津茂和氏の「不滅のゴルフ名言集」によると、この言葉は古くからコース設計のために言い伝えられている名言なのだと言う。

今更なんでこんな言葉を、というと...巷で言われている「良いコース」、「名門」、「高いコース」、あるいは「大衆コース」、「二流コース」なんて評判が、この言葉に一致しないものが多いと感じるから。

日本では、古くから「名門」「一流」と言われるコースの条件として、「一年中プレーする条件が変わらない事」なんて言われて来た。
それはつまり、春夏秋冬何時来ても同じような難易度でプレーできる事。
だから日本の古い名の知れたコースは、ホール周りが松林の所が多い。
松林は一年中コースの景観を変える事をしない...勿論、芝は緑の芝から黄色い枯れ芝まで変化するけれど、ティーグランドに立ったときの松林に囲まれたホールの景観は、一年中ほぼ変わらない。
だから、何時来ても難易度も同じホールとして楽しめる...それが一流コースの条件でもある、というのだ。

ただ、自分はそうは思わない。
まだ、ほんの少しの数しか「名門」と呼ばれるコースを経験していない身だけれど、そのいくつかのコースでのプレーでは「同じようなホールが多いなあ..」という感じを多く受けた。
正直、似たようなホールばっかりで全然その違いを覚えられない、なんてコースもいくつかあった。

その反対に、世間の評判は大した事が無くても、回ってみると毎ホール新鮮な景観と意外性に感激して、スコアは別として本当に楽しめたコースも沢山あった。
その原因を考えると、この言葉に行き当たったという訳だ。
評判の良いコースでも、ショートホールがみんな似たようなものだったり、ドッグレッグがいつも同じような感じだったり、使うクラブがどれも似たようなものだったり...

松林に囲まれたコースと言うのも、個人的には奇麗だとは思っても好きではない。
今の自分は、ゴルフに対して「ボールを打つ楽しみ」だけではなく、「自然の中で遊ぶ」楽しみも求めている。
勿論ゴルフ場というのは「人工的に作られた」自然ではあるんだけれど、パソコンに向かう仕事の多い自分には絶好の「四季を感じる野遊び」でもある。
そうすると、せいぜい芝の色の違いしか四季の移り変わりが感じられない名門の「松林」のコースより、落葉樹に囲まれた新設コースなんかの方がずっと一日を楽しめる。

そういうコースでは、秋には落ち葉でボールをロストする事が多かったり、冬には枯れ木となって空中のハザードが無くなったりしても、春からの新緑の美しさ、夏の深緑となった木々の雄大さ、秋の紅葉の華麗さと儚さと...それはゴルフにプラスして、本当に生きている喜びを感じさせてくれる。

ただし、変化があるコースと言うのは、狭い土地に無理矢理作ったコースである事も多い。
ゆったりした土地にゆったり造ったコースが、なんだか似たようなホールばかりになりやすいのと同じで...
自分で体験して、面白さもつまらなさも自分の感覚で感じることだ。
ただ設計家の名前だけで、「ここは良いコース」だなんて思い込むのは馬鹿げている。


ゴルフは18ホールの旅、18回の小旅行。
自分の想像を超える、意外性と驚きの小旅行...旅を終わった時に、本心から「あー、面白かった」なんて言える野遊びを続けたい。

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