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2013年3月18日 (月)

アプローチはどんなに近くても大きな筋肉を使え

Bu130318_2「アプローチは、どんなに近くても大きな筋肉を使え」...中島常幸。

中島常幸は、父親から英才教育を受けてプロデビュー当時は「サイボーグ」と呼ばれた。
日本ツアーで48勝、賞金王4回。
スイングの美しさはバレステロスが感嘆したほどで、1980年代メジャーに一番近い日本人プロゴルファーだった。
日本人で、4大メジャー全てでベストテン入りを果たしているのは中島常幸だけだ。

その中島の言葉。
「どんなに近くても」というのがポイント。
よくアプローチの打ち方として、「グリーンに近ければ、パターのように下半身を使わないで打て」とか「振り子のように打て」とか言われる。
レッスン書にもそう書いてあるものがある。
要するに、手を使って打つ...下半身を使わずになるべく小さな動きで打て、という意味だろう。
しかし、実際にそういう風にやってみて上手く行っただろうか?

自分はそういう風に下半身を止めてアプローチしようとすると上手く行かない。
トップ、ダフリ、距離感の狂い...なんでも出る。

それが中島の言うように、手だけではなく肩からの大きな筋肉や、自然な下半身の筋肉...普通のスイングと同じような筋肉を使って、ただ振り幅を小さくした方が圧倒的に結果が良い。
つまり、振り幅だけの肩の回転、それに伴う自然な下半身の動き、肩の回転以上に動かさない手の動きという事を意識した方が、つまらないミスはずっと少なくなる。

体を動かさずに極力手の動きだけでアプローチしようとすると、体の中で一番器用に動かす事の出来る「手」は、絶妙な力加減を出せる代わりに気持ちの影響も一番受けて、プレッシャーで狂いやすい。
気持ちの中の不安や、恐怖や、嫌な記憶が手の動きに影響する。
ところが、「手」だけを考えるとそうした気持ちの動きに敏感に反応してしまうが、手を動かさないで体の大きな筋肉だけを意識して振り幅をコントロールしようとすると、そうしたプレッシャーを感じないで「スイング」できるのだ。

例えば、グリーンをほんの1ヤード外れて、ピンが近く下り傾斜。
そんな時に、手だけでアプローチしようとすると、そのケースが絶妙な力加減を要求されている事がわかっているだけに、手は繊細なタッチを出そうとして...ほんの少し加減しすぎてチャックリしてショート、あるいはタッチを出そうとしすぎてトップしてピンを遥かにオーバー...そんな経験はみんなあるだろう。
ところがここで、大きな筋肉だけを使って振り幅のコントロールだけに集中して、手を忘れて「普通のスイング」をしてみる。
バックスイングが20センチだろうと30センチだろうと、その分肩も下半身も「普通の自分のスイング」の30センチ分のスイングをする。
この方がミスは絶対に少なくなる。
場数を踏めば、距離のコントロールはもっと正確になる。
これは、100ヤードも50ヤードも10ヤードも1ヤードも、スイングは変わらない。
使う筋肉も変わらない。
ただ振り幅にあわせて、肩も下半身も小さく動くだけ、という事。

アプローチが苦手で「アプローチイップス」なんて言う人も、アプローチを特別なものとして特別な打ち方をしようとしている人がほとんどだ。
ここはもう一度原点に返って、考え方を変えてみるといいと思う。
アプローチだって、距離が短いだけでスイングは同じなのだ...ってね。

もし、今までアプローチで特殊な打ち方をしていた人だったら、10ヤードを大げさに肩や下半身の筋肉を使って「手」を忘れる感覚で打ってみるといいと思うよ。

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