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2013年4月

2013年4月29日 (月)

フットジョイの革靴を再び

Bu130429_4ゴルフの道具に対する物欲が急に薄れつつある今日この頃、ふと最近何年も履いていないフットジョイの革靴をの事が頭に浮かんだ。

ゴルフを始めた頃に、いろいろな先輩達に「靴だけは良いものを買え!」とか、「良い靴はゴルフ人生の一生ものだからな」とかさんざん言われていた。
しかし、当時どのゴルファーも認めるゴルフシューズの最高峰フットジョイは、安くて3万円・良いものは5万円以上していた。
貧乏暮らしのイラストレーターにはそう簡単に買えるものではなく、とりあえず安物のシューズを履きながら「やがてはフットジョイの革靴を!」と貯金をしていたものだった。
初めて買ったフットジョイは5万円くらい...それまで自分の人生で履いた全ての靴で一番高かった。
コースで履くのももったいなくて、半年くらいは箱に入れたままになっていた。

そんな「憧れのフットジョイ」も、ゴルフに熱中し競技に熱中しているうちに、ローンで買ったり、奥さんにプレゼントされたり、で6足くらいに増えて行った。
なぜフットジョイが「一生もの」と言われていたかというと、この革製のゴルフシューズは履いてプレーするに従って靴が足になじんで来て、やがて自分の足にぴったりあった靴になる....そして靴底が擦り減っても縫い合わせてある靴底の皮を取り替え続ければ、ずっと履き続ける事が出来るというのだ。
実際に、その頃のベテランゴルファー達はそれぞれ自分流に履きこなした味のある靴を履いていた。

その頃のゴルフ理論では、軽い靴より本格的な重い革製のゴルフシューズの方が歩くのにリズムも取りやすく、ゴルフプレーにも良い影響を及ぼす、なんて言われていた。
今と違って「歩き」が当たり前の時代、ゴルフシューズは革製の登山靴とも比較されるような存在であった。
そんな革製のゴルフシューズの一番弱点は、雨だった。
雨の予報の前夜、どんなにグリースを塗り付けていてもラウンド中に雨は靴の中にしみ込んで来た。
靴下もぐしょぐしょになり足指はふやけ、雨の後の靴の手入れも面倒なものだった。

その後、時代はスパイクレス・プラスチック鋲、軽量で全天候型のスニーカータイプと変わって行き、カートでのゴルフには「歩き」に関しての以前の考えは否定されて行った。
値段も2万円以下が普通で、1万円未満だって十分使える性能のシューズが手に入るようなった。

そんな時代、自分も以前のフットジョイの革製ゴルフシューズは物置に箱に入れて置きっ放しになっていた。

それが、最近聞いたニュースではフットジョイが革製の伝統的なゴルフシューズの製造を2011年でやめた、とか。
ベテランの靴職人も解雇し、もうフットジョイの革製ゴルフシューズは手に入らないんだいう。
それで最近、その革製のゴルフシューズを求めて探している人が沢山いるらしい、とも。

考えてみれば、自分は雨の日はゴルフをやらない...それにカートでゴルフがほとんどだから、昔の革製のゴルフシューズでもプレーにはまったく影響ない。
なにより、愛着があって履いていた靴を、このまま履かないで捨てるのはつらい。
じゃ、という事で物置をひっくり返して残っていたシューズ5足の箱を開けてみた。
...残念な事にあまりに長い事放置していたために、2足のフットジョイは革底が虫に食われてボロボロになっていて使用不可能。
残り3足はなんとか使えそうなので、スパイク鋲をプラスチック鋲に交換する事にした。
ここでまた一つ問題が...フットジョイの革靴用の鋲はインチ規格という事でゴルフショップになく、取り寄せで交換という事になった。
値段も2足で約8000円。
「新しいシューズが1足買えますね」なんて笑われてしまった。

というフットジョイ革製ゴルフシューズ復活顛末記...3足の鋲の取り替えが終わったら、また。

(これも、「昭和のゴルフの遊び方」てなもんで、スコア向上には関係ない話だけど)

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2013年4月28日 (日)

ビジョーフ?(笑)

Bu130428まあ、これは超個人的「つまらん話」なので、スルーして頂ければ、と。
ホントに「男って馬鹿だねえ〜」ってお話なので。

先日のマスターズ、勝ったアダム・スコットのおかげで、世の大部分の貧乏ゴルファーはバカ高いゴルフウェアーで見栄を張らなくて良くなり、プレーフィーの捻出が楽になったはず。
終わってみれば、日本の普通のゴルファーにとって意外に大きな影響を残した試合だった。

そのアダム・スコットとアンヘル・カブレラのプレーオフの話。
図式は、「超イケメンの若き善玉」アダム・スコット対「ハゲ・デブ・猪首の中年悪玉」アンヘル・カブレラという判りやすい形だった。
当然世間の応援は「善玉イケメン」アダム・スコット一色になり、ふてぶてしい「中年悪玉」カブレラは正義に倒される悪役扱いだった。
そんな判りやすい善対悪の形が崩れたのが、プレーオフ2ホール目の第2打で見せたカブレラの「サムアップ」と、そのグッドルーザーぶり。
若い女性には判らなかったかもしれないが、世の「男の魅力が判る」熟年女性達のハートは、これに痺れた。
「粋な男」、「外見だけじゃない魅力」...フランス映画なんかに良くある「はじめは憎たらしい悪役だったのに、見ているうちにその皺さえ魅力的になってくる男」のような役回り。

去年ブログで知り合ってゴルフをご一緒した、ゴルフに夢中の魅力的な女性Aさんもそのカブレラの魅力をブログに書かれていた。
ハゲ・デブ・猪首の冴えない男が、実はいかに魅力的で粋な男であったか、と。

その記事に、ついコメントした私、
「7. 無題
男が惚れる男の魅力、なかなかああいう風にはなれません。
世の中にそれが判る女性が増えれば、私どもももっと生きやすいんですが(笑)。
大叩き男 」
その返信が、
「22. Re:無題
>大叩き男さん

またまた〜。
「私ども」なんて謙遜しすぎですよ。

大叩き男さんはUSPGAメンバーの中に入っても
一歩も引けを取らない堂々たる美丈夫ではないですか。(以下略)」

すげえ褒め言葉!
もうね、「ビジョーフ」なんて言葉見て、慌てて鏡で自分の顔を見た訳ですよ(笑)。
で、「...どこが?」

既に数十年の人生で、こんな風に女性に褒められた事なんぞ記憶にありませんです...お世辞でも。
(若い頃は銀座や六本木の居酒屋で、店主に河島英五に間違えられていろいろサービスされたなんて事は結構あったけど...女性にはリップサービスで「あなたは中年過ぎたらもてるわよ(今はダメだけどって意味ね)」って言われた事があるくらい)
...気がついたら、自分の足が地面から浮いているじゃありませんか...
男ってなあ、単純なもんです(私だけか)、もうこれだけで人生も世の中も明るくなった気がするってんですから。

まあ、世の中には蓼食う虫も好きずき、下手物好きの方もいますので安心は出来ませんけど。
(Aさんは人気者ですし、旦那さんも立派な方なんで、男見る目もお持ちと思っております...)

なんか、一生一度の褒め言葉頂いた気分(本心で自分の事だと思えませんけど)。
今病気療養中のAさんに、逆にものすごく元気と希望のもとを頂いちゃって、もう最敬礼で感謝しております。

...ああ、ゴルフも妙にやる気が出て来たなあ...
(腰が痛いなんて言ってらんないよ。)

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2013年4月27日 (土)

旅ゴルフ...大原・御宿GC

Bu130427_2片道150キロ以上、以前は日帰りなんて考えられなかったリゾートコース、大原・御宿ゴルフコースに行って来た。

以前は遠いのにプレーフィーが高くて、井上誠一の設計した名コースとは知っていてもコース入り口への看板の前を通り過ぎるだけのコースだった。
それが昨年漫画家コンペで初めてプレーして、プレーフィーが安くなっていたのとコースの南国風の明るさ・広さに避寒コースとしては最高と気に入っていた。
それで、今年の1月か2月にうちの奥さんを連れて行くと約束していたのだが...2月はじめからの酷い花粉症でゴルフどころじゃなくなり、とうとう4月も半ばを過ぎてしまった。
天気予報を見て連休前の26日に日を決めて、遊んで来た次第。
トップスタートしか空いていなかったので、7時53分アウトのスタート。

天気は晴れていたが風がかなり強く吹き、まさにゴルフ日和。
南国風の風景とコースの広さ、バンカーの美しさに、奥さんはすっかりこのコースが気に入った様子。
トップスタートとあって、良いペースでプレーする事が出来、それほど急がなかったのに1時間半でハーフを終えてしまった。
広くてOBのごく少ないこのコースでは、ゆっくりしていてもこんなものだろう。

気分良くハーフ上がったのが9時半前。
で、インのスタートは11時10分....

これが疲れた...何でもこのコース1時間半くらいの待ち時間は普通なのだとか...常連という方が言っていた。

それでもなんとかインのスタート...前の組がフォーサムなので、エブリショット待ちの状態で約2時間半。
最後の1ホールは通り雨で降られたが、まあ強風の南国コースを楽しむ事が出来た。
特に17番の風景には奥さんがえらく感動していたので、これで良かったか、と。

自分のゴルフとしては、ドライバー半分、3W半分のティーショット。
3Wはノーミス、ドライバーは2回アゲンストで吹き上がってOB1発、崖下1発の大ミスが2回。
アゲンストでは3Wの方が飛んでるくらいで、ドラが合ってないのが確認出来た。

黒トップはエブリショットどちらかに曲げる...2回の大ダフリ以外は、ほぼ満足...2回のダフリは、「感じを出しすぎ」て頭が上下動したため。
パターをアウトで今までの長尺、インを短い中尺使用...中尺は、まったく距離感も方向も合わず。
やはり10年以上使って来た長尺パター、腰のためにも使用禁止になるまで使う事にする。
スコア度外視のラウンドだが、結局43・43、(ボギーで引き分けの)マッチは8勝5敗5分け(バーディーは1個、OB1個)。

風呂に入ってコースを出たのが2時過ぎ。
旅ゴルフはこれからが楽しみ、という事でまず海に出る。
太平洋で波乗りをする若者達をしばらく見ていて「ああ、あと40年若ければ...」。
それから九十九里波乗り道路を走って、道の駅「オライはすぬま」へ...ここはあまり収穫無し。
刑部岬で「日本夕日百景百選」の夕日を見た後、犬吠埼でのんびり...と言っても強風の荒海で、寒くなり過ぎた。
そして、奥さん希望の「銚子で美味しい魚を食べたい」。
一応ガイドブックで確認し、銚子港近くの魚料理屋を見て回り、「これは」という店に入った。
女性用の盛り合わせの定食と、アジの握りとイワシの握り。

「...」
なんだかねえ...期待していた味とは...
「イワシの握り、回転寿しの方が旨くない?」
「アジも、特に旨いとは..」
「定食も、おかずになるのは...」

「はずれ(涙)」

まあ、ガイドブックなんかに出ているのはこんなパターンが多い気がする。
観光ガイドに頼るより地元の人が行く店を聞いた方が良い、とは判っているんだけれどねえ...

それもこれも「あり」の旅ゴルフ、今日からがゴールデンウィークじゃなかったらもう一日遊びたかったんだけど、混雑を避けて夜のうちに新しい抜け道を探しながら帰って来た。

今度の旅ゴルフは、もっとずっと北のコースを目指してみるつもり。

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2013年4月25日 (木)

いい加減な奴と、いい加減なゴルフ

Bu130425_3いい加減な奴...はい、自分の事です。

なんか最近自分のゴルフに対する姿勢が、ずいぶんいい加減になってきたような気がしている。
「いい加減」と言っても、投げやりに出鱈目にやっているという訳ではない。
まだまだゴルフの前日ってのは眠れないし(もう30年近くやってるっていうのに)、朝一番のティーグランドに立った時はワクワクドキドキしているし。
まあ、競技をやる気ってのはもうないから、一週間前から雨って判っている時にはゴルフしないけど。

では何がいい加減かというと、まず新しい用具に全然心が動かなくなってしまった。
例えばドライバー...今のドライバーが気に入っている訳ではない。
スペックに興味がないのだ。
その証拠に、今使っている若い飛ばし屋と交換したドライバーだが、シャフトが白マナの73Sという事でXよりは楽だろうと思って使っていた。
特別飛ぶ訳じゃないけど、曲がりが少ないので「こんなもんだろう」と思っていた。
それが、この前のラウンドで一緒に回った友人に「こんなXシャフトの重くて堅いのよく使ってるよ!」と言われて、はじめてSシャフトだと思っていたのがXシャフトだったと気がついた...SシャフトとXシャフトの違いにまったく気がつかなかった。
そして、アイアン。
黒トップをずっと使うと決めたら、球筋が気にならなくなった。
2番アイアンだって、はじめからゴロを打つつもりなら実に楽しく使えるし、黒トップの柔らかい感触を楽しもうと振っていると、普通のショットでもパンチショットでもフェースに当たりゃあ気持ち良くて楽しい...結果がどうでも。

ウェッジも、黒トップのサンドウェッジとキャロの58度で十分。
スピンだ何だと言っていたのがウソみたいに興味が無くなった。
フェースを開いたり閉じたりで、止まったり転がったりすりゃあそれでいい、と。

ボールも旧製品のV1Xが2ダースあるが、これで一年持ちそうだし沢山なくしそうなコースならロストボールを買っちゃうし。
ウェアはこんなジジイが着るものなんざ、今までのが一杯あるので十分だ...それに着られなくなったらアダム・スコットが安いウェアを世界に認めさせてくれた事だし。
靴も、今あるもので気にならない...新しい靴を買うより、むしろ以前の革靴「フットジョイ」や「エトニック」にプラスティック鋲を履かせて再生しようか、とか。

帽子は、意外にハンチングが使い勝手が良いので、これは安物をもう少し買ってみるか...だって、直射日光にさらされて頭の皮が日焼けして剥けるなんてのは凄く悲しい...

グローブは3枚1500円のが(羊皮)使いやすくて十分...すぐに破けるけど、そんなに沢山ラウンドしないし。

おもちゃは帽子につけるボイスナビが大正解。
老眼の身には、いちいち老眼鏡を出さなくても押すだけで喋ってくれるのは簡単だし最高...以前いろいろ使っていたレーザー距離計なんかよりずっと使いやすい。
他に待ち時間用の防振双眼鏡を持って行けば、コースでいろいろ楽しめる。

スコアは、基本次の打順を決める用途以外にはつけない。
ボギー上等、ダボ禁止。
パーなら満足、バーディーはゴルフの神様に最敬礼。
ただし、ハンディキャップ1と2のホールは、全力でパー以上狙い。
他はコースを縦横無尽にクラブで遊ぶ。

コースを楽しむ基準は、まず回った事のないコースを回る事。
出来れば、ワングリーンのコース(広いところからだんだん狭いところに行く緊張感がたまらない)。
レイアウトはともかく、グリーンが良いコース(速い方が楽しい)。
有名設計家のコースが全て面白い訳じゃない...2サムで割増料金を一人3000円以上とるような西那須野やホウライみたいなコースは「二度と行かない」。
昼の待ち時間は1時間以内、あんまり混んでいるコースも嫌だ。
今は偉そうにコース評論家もどきの戯言は言いたくない...コース風景や借景で季節の変化を味わいながら、「小さな旅」を満喫出来るコースならどんなコースだって面白い。
トリッキーなコースも、いろんな番手が使えると思うならそれなりに面白い...ただし、足がつりそうになるコースは遠慮するけど。

そうそう、いい加減に楽しむためにはどんなに叩いても怒らない、反省しない、落ち込まない。
言い訳上等、悪いのは自分じゃない。
楽しみに来ているんだから、楽しくない事はすぐに忘れる。
良かった事だけ、グッドショットだけ覚えて帰れば、むしろゴルフは上手くなる。

昼食付きのコースがほとんどだから、普通に食べられれば十分...飯食いにゴルフ行く訳じゃ無し。
あえて言えば、ゆったり出来る風呂があれば...温泉なら最高だ。

そうしてそうして、ゴルフが終わった後の帰り道。
景色の良い所とか、旨いもののある所とか、お土産に良い酒の肴がある所とか、寄り道を楽しんで帰りたい。

まあ、根がいい加減だから、こんな考えもいつ変わるか判らないけど。
...ゴルフ楽しむ心が柔らかければ、まだまだゴルフは楽しめる。

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2013年4月24日 (水)

技と技術

Bu130424Fさんは、悩んでいる、焦っている、怒っている。
もう60は過ぎたけど、体力はそれほど落ちてはいない(と思っている)。
幸いな事に痛めたところもない。
ずっと仕事を続けてきたし、ボケてもいない。

ブランクは長かった。
ほぼ15年ゴルフをしなかった。
しかし、そのブランクの間ゴルフを忘れていた訳じゃない。
いつも頭のどこかでゴルフを考えていたけれど、ただ「やらない」と決めた気持ちを貫いただけだった。

ゴルフを始めたのは20代後半だったけど、先輩に教えられてすぐに熱中し、給料の大部分をゴルフにつぎ込むようになった。
ちゃんとしたレッスンプロやコーチに教わった訳ではなく、市販のレッスン書を読み、テレビのゴルフ番組を見、ただ安い打ちっぱなしの練習場で球を打った。
仲間内のハンデはあっという間に上昇し、片手シングル(仲間内の)になるのに一年もかからなかったし、すぐにトップハンデの3になった。
コースの会員権を買うほどの給料はなかったので、パブリックコースでJGAのハンデをとり、それもすぐに7になった。
30代はゴルフ一色で過ぎて行き、JGAハンデも3になった。
40間近で結婚した後は、ゴルフの回数は3分の2に減ったが、ハンデは40の時に最高の「1」になった。

パブリック選手権や、新聞社主催のアマチュアの試合のほとんどで予選は通った。
普通のラウンドは70台前半で回るのが当たり前だった。
一緒に回る誰もが一目置いてくれた。

...ただ、自分のスイングの評判が良くないのが気になっていた。
自己流で上手くなったスイングは、およそテレビに映るプロのスイングとはほど遠い、「グチャッ」としたスイング(親しいゴルフ仲間の評判)だった。
クラブもどこかのプロが使っていたというアイアンを貰い受け、グリップが光ってつるつるになったり、ゴムが割れているようなものを平気で使っていた。
そんな一見ボロアイアンでも、ずっと使い続けて来たFさんにとっては「7番はフックに握って横から振れば、こういう球になる」「8番は浅めに握って大根切りに振ればいい球が出る」「4番は球が掴まりすぎるのでフックに入れれば風に強い」「ピッチングはトウ側で打てばピンに重なる」...等々、全ての番手がどう打てばどういう球が出るか、まるで自分の手足のように感じられる最高の道具だった。
状況に応じてそんな風に古いクラブで切り抜けるFさんを、皆は「アイアンの業師」と呼んだ。

そんなFさんがゴルフをやめたのは40半ばの時に、とあるミニツアーに参加した時の事が原因だった。
プロ(といっても、ツアーに出られないシード権のない若手中心)と一緒に回って、自分がどのくらいプロと競えるか腕試しのつもりだった。
そこで、一緒になったプロ達にクラブやスイングを笑われた...といっても、アイアンを見て「こんなアイアンを使っているんだ!」「凄いバラバラだよ、このグリップもシャフトも!」とか、「いやあ、私なんか出来ないスイングでいい球打ちますね」と言われた事を、気にしすぎたのかもしれない。
「そんなにおかしいのか、自分のスイング?」とか「こんな揃ってないアイアン使うってのは間違っているのか?」とか思っているうちに、自分が何をやっているのか判らなくなった。
...ハーフで60を打った。
怒りと屈辱と絶望で、それっきりゴルフをやめた。

でも、15年以上やめている時に、ずっと考えていたのは「もしまたゴルフを再開するなら、奇麗なフォームで、新しい高性能なアイアンでゴルフを再開する」という事だった。
人生にも仕事にもいろいろあった15年を過ぎて、ゴルフを再開したFさんはその考え通りにレッスンプロについて、一年かかって奇麗なフォームを作り上げた。
アイアンは、勿論評判の良い新製品を揃えた。

そして、もう5回ラウンドをした。
...それが、面白くない。
ゴルフがちっとも楽しくない。
スコアはハーフで43から50。
かろうじて100は切っている...が、スコアは慣れればもっと良くなるとFさんは思っている。
スイングは奇麗とは言えないまでも、他人に笑われるような酷いフォームではなくなった。
アイアンは、そのフォームにあった素直な球筋で飛んで行く。
以前のように一番手ごとに打ち方を変えなくても、同じスイングをすればきちんと番手ごとの球が出る。

...でも、つまらないのだ。
以前のようにワクワクしながら、一打ごとに球を操る緊張感も喜びもない。
どんな状況でもそれなりの球は出るが、一緒に回る人があっと驚くようなアイデアに満ちたショットは出来ない。
違うのだ、以前自分が夢中になり喜んで遊んだゴルフは、淡々と素直で安定したショットを打つ散歩みたいなゴルフじゃなくて、もっと波瀾万丈な格闘技みたいなものだった。

Fさんは、悩んでいる。
かといって、もう以前のクラブもないし、以前の打ち方に戻る事も出来ない。
(一度昔の打ち方を試してみたが、いまのクラブではろくに当たらないし、当たっても自分の言う事は聞いてくれなかった)

自分はゴルフの技術ではなく、技を楽しんでいたんだなあ...あのとき、なんであんなに恥ずかしかったのか...

そんな事を考えて、戻らぬ過去を振り返っている。

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2013年4月22日 (月)

「スイング」の前に「ショット」を考えろ

Bu130422「スイングの前にショットを考えろ」...ジム・フリック。

レッスンプロとして著名なジム・フリックの「アメリカ打法」の中の言葉だが、ある程度ゴルフに熱中している真面目なゴルファーの盲点を突いたような言葉だ。

向上心が強い練習熱心なゴルファーは、どうしても自分のスイングの欠点を直し、より自分の理想とするスイングを作ろうと努力する。
が、その努力はそう簡単に報われるはずがなく、ショットの度にどこが上手くいかなかった、どこが少しだけ出来た、あそこをこうすれば良かった、と常に反省しチェックを続ける。
それは練習場では上達を早めるのに有効な事だし、下手を固める練習になり難い事でもある。
多くの時間をかけ数多く球を打つ努力は、やがて希望のスイングに近い形に出来上がっていくはずだ。

だがそういう真面目で向上心旺盛なゴルファー達の多くは、コースに行っても同じように自分のスイングにこだわり、常に一打一打のスイングにチェックを入れてしまう。
しかし、コースでは練習場のように同じライから同じようにスイング出来るなんて事は絶対にない。
ティーショットだって、目前の景色に影響されて、練習場ではあり得ないところが緊張し、力も入る。
ゴルフは「景色」のゲームだ、とも言われる所以である。
おまけに風が吹き、ティーグランド自体にも傾斜がある場合が多い。

そんなコースでのスイングが、何かの間違いで上手くいけばいい...自分がやりたかったようなスイングが出来た、と感じたならそれでいい。
しかし、アベレージゴルファーなら90パーセントは、何かしら不満の残るスイングになるだろう。
一寸肩の入りが浅かった。
右にスエーした。
右肩が下がった。
手で打ちにいった。
外から入った。
上半身が突っ込んだ。
シャフトが寝た。
肘が引けた。
ダフった、トップした。
....
ミスした要素なんか無限にある。
そして、そのミスを自覚してその対応をすれば、大抵今度は逆のミスになる。

ここでフリックの言葉だ。
スイングを考えて、そのスイングが完全になって結果良いショットになるのに、どのくらいの数のコースでのショットがいるのか...あるいは完全になる事があるのか?

それよりは、まずそのホールのその一打で「どういうショット」を打つかイメージする。
そして、そのショットをはっきりイメージ出来たら、そのショットをどう打とうか考える。
ショットのイメージにスイングを合わせていくのだ。
ジム・フリックは、ショットの前にそのショットのイメージが自然に浮かぶようになると(潜在意識がショットをイメージする)、緊張感や力みを防ぎ、練習場で出来たような自分のやりたいスイングが出来やすくなると言っている。

実際問題、潜在意識の話まではいかなくても、その一打の前に考える事を「そこでのスイングをどうする」ではなく「どういうショットを打ちたい」かにした方が、よりコースでのラウンドを楽しめるのは確かだ。

つまり、スイングを悩むのは練習場で。
コースではショットをどうするかを考える。

ジム・フリックの言いたい事とは違うかもしれないが、自分に都合良いように解釈するのがこのコラム。
ゴルフを苦しむよりも、ゴルフを楽しむ方向に考えていかなくちゃせっかくの時間がもったいない。

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2013年4月21日 (日)

寒い寒いゴルフ

Bu130421毎年1回か2回...もう15年以上続いている「楽しき忘年ゴルフ」のメンバー、記憶力がスーパーな編集者Y氏と、甲子園を目指した元ベースボールボーイの編集者H氏とのゴルフ。
それに彼らの行きつけだった居酒屋の親父さんK氏の4人で、20日に古河ゴルフリンクスでラウンドしてきた。

一週間前の天気予報では「晴れ」だった天気予報が、近づくに従って怪しげになってくる。
結局昨日は雨は振られなかったが、今の季節には珍しい最低気温1度、最高気温は10度に達しない寒い真冬並みのゴルフになった。
実はこの同じメンバー、同じコースで、数年前に我がゴルフ史上最低気温の極寒ゴルフを経験している。
記事にもしたが、最高気温2度!
日も射さない冷凍庫の中でやるようなゴルフだった...カイロさえ役に立たず、体の水分が凍ったような気持ちになっていた。
今回もまた、前日より最高気温が10度以上も低い季節外れの低温で、まるで真冬の格好での凍えるゴルフとなった。
後で聞いた話だが、この元居酒屋の親父さんは北海道の出身だという事で、寒さをつれて来るのだとか来ないとか...

コースは結構客が入っていて、昼休みは1時間以上...寒いし時間もあるという事で、ゴルフ話を肴にして4人で熱燗8本飲んで盛り上がる。
彼らとのゴルフはこの会話が本当に面白い。
特に今回のマスターズでのタイガーの違反について、彼が本当にルール知らなかった...つまり今まで何度もそういう事を気がつかず平気でしていたのではないか、なんて事を裏話を交えての深い話...記事にならない裏面の話で盛り上がる。

午後のインは、毎ホール毎ショット待ちとなり、2ホールくらいで酒も醒め、待ち時間の寒さが身に堪える。
風が強くなり始めたが雨はラスト2ホールで降られた程度、本降りになる前にラウンドを終えてラッキーだった。
そして冷えきった体を風呂で温めてから、古河の駅前で19番ホール。
車で行くゴルフは、道の駅での前夜祭が一番。
電車で行くゴルフは、こうした19番ホールが実に楽しい。
「ゴルフの楽しみは、18ホールクラブを振る事だけではない」、と先達から伝わるゴルフの楽しみ方の言い伝えがこうした19番ホールで実感出来る...18ホールの楽しみが、さらに増感出来るのだ。

スコアは白ティーからだったので、42・38、マッチは12勝2敗4分け(バーディー1)。
グリーンが意外に状態が良く、3パットは3回。
あまり寒いので奇麗な球を打つ事は諦め、黒トップで汚いゴロのような低い球を基本に攻めるゴルフをしようとしたが、面白いゴルフを楽しめた。

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2013年4月18日 (木)

2013年マスターズ雑感

Bu130418_2寝不足が続いて、体にはかなりしんどかった4日間だったけど、今年のマスターズは面白かった。
三日目で独走態勢になってなんにも波乱が起きずに終わったり、最終組がドタバタしている間に何組も前のよく名前もわからない選手があっさりとパットを入れまくって優勝したりなんて試合だと、朝早く起きて見ていたのがみんな無駄になったようで馬鹿馬鹿しくなる。
でも、今回のように最終3組くらいが混戦で、最終ホールまで誰が勝つかわからないなんていう展開が一番面白い。
それにその優勝を争うメンバーに、それぞれいろいろと魅力的なエピソードがあるというのも素晴らしい。

でも自分的には、優勝したかどうかの結果の他にいくつか印象的なシーンがあったのでそれを記録しておきたい。

まず、「さすがに世界のトッププロのショットというのは凄いものだ」と感じさせたのが、2日目15番でのタイガーのショット。
3打目の95ヤードのショット。
やや左足下がりだけど、まあ平らだと言える絶好のライ。
狙い済ましたコントロールショットはピンを直撃して、跳ね返って池に落ちた。
...ここまでは、まあ世界一流のプロならあるだろう...自分たちだって、何回も打てば結構練習場のピンには当てる事ぐらい出来るんだから。
だが凄いと思ったのは、タイガー曰く「2ヤード大きかったので、2ヤード下がって打った」という第5打目。
本当に今度は3打目より2ヤードくらい手前に落ちてピンそばにピタリと止まった。
これは凄い...練習場の同じライからではなく、ドロップした芝の上で2ヤードを狂わずに打ち抜く...世界のトッププロだから出来る技だと思う。
こんな事書くと「プロなんだからそんな事で来て当たり前だ」なんて言う人がいるけれど、そんな事は絶対にない...練習場なら、トッププロ達はどんな距離でもある一定の範囲に打つ事は出来るだろう。
だが、実際のコースのいろいろなライからは、世界の一流プロだって漫画のように打つ事はできない。
そんな事が出来るなら、マスターズでもピンにがんがんぶつけていくだろうし、みんなピンそばに打てているはずだ。
あのタイガーの3打目より20ヤードほど先で、ジム・ヒューリクが3打目を大ダフリして池ポチャした。
その打ち直しを今度はグリーンオーバー..ショットメーカーでアイアンに自信を持っているヒューリクでもそうなる...「本当はもう20ヤード手前のライに置きたかったのが、飛びすぎてしまって急な左足下がりのライになってしまったから」と彼自身がインタビューで言っていた。
その20ヤード手前のライに置いて3打目を打ったタイガーは、刻んだ場合にはそこに打つと計算していたのだと思う。
だけど、ショットには感心して「さすがタイガー」と思ったが、この処置はルール違反で、「誤所からのプレー」で失格、そうなるはずの処置だった。
池に入れた場合は、「元の場所」か「ハザードラインを横切った地点とピンを結んだ後方線上」と「ドロップゾーン」。
タイガーの場合は、この「元の場所」を選択したのだが、「元の場所」というのはルールブックでは「そのボールを打った場所で、ピンに近づかない出来るだけ近く」と書いてある。
調べてみたが具体的に何センチというのはなく、「出来るだけ近く」としか書いてない。
しかしタイガーは自分で「2ヤード後ろにドロップした」と言っている...2ヤードは約1.8メートル...これは明らかに「出来るだけ近くの場所」ではない。
まずタイガーでなかったら、どう見ても2日目で失格が当然の事だろう。
それがまたおかしな「タイガールール」を作ってしまった...タイガーが偉大なチャンピオンなんだったら、自ら失格を申し出るべきだったろう。

そんな、くすぶった雰囲気を明るく爽やかな気分に直してくれたのが、プレーオフのアンヘル・カブレラの行動。
あまりにも、ラテン系特有の陽気なマイペースに、一緒に回ると調子が狂うと言われるカブレラだけど、彼の言動には相手の足を引っ張るとか、相手のミスを喜ぶというような要素はない。
相手のショットを讃え、自分はそれよりももっと良いショットを打つさ、という態度。
それが、プレーオフ2ホール目のセカンドショットで出た。
アイアンでスコットの3wと同じくらい飛ばしたカブレラは、セカンドをピン下6メートルにつけた。
続いて打ったスコットはピン横4メートルに。
もうかなり暗く雨が強くなったり弱くなったり、そんな時に先に歩いていたカブレラが後ろのスコットに向けて、右手を出して親指を立てた...「グッドショットだ!」と。
慌てたのがスコットだった...歩きながら、左手の手袋をいつものように歯で噛んで外そうとしている時にカブレラにそう合図されたもので、凄くびっくりした顔をして大急ぎで右手の親指を立てた...「あんたもだ」。

いろいろと長い間試合を見てきて、プレーオフでこんなシーンは見た記憶がない。
メジャーのプレーオフなんて、誰もが自分のショットに集中して眉間に皺を寄せて無言で歩いて行く。
良いショットだったら気合いを入れまくりでキャディーと話したり、ミスだったら額に手を当てながら自分を懸命に落ち着かせようとして...相手の事なんていないも同然の態度になるものが多い。
カブレラのこの行動は、ものすごく自然であっさりとしたものだった。
彼はいつもこうなのだろう...この時は、スコットがなんだかホッとしたように見えて、あるいは「敵に塩を送った」結果になったかもしれない。
ここ一番で弱かったスコットがあのパットを入れたのは、このカブレラの行動と、弱気が漂う顔のスコットにずっと何かを強めに語りかけていたキャディーのスティーブの力が大きく影響したような気がする。

そんなカブレラの態度が、今年のマスターズを後味の良いものにしてくれた。
うん、ゴルフってなかなかいいもんだ...そんな気持ちになれただけでも、毎朝早起きした甲斐があったと思う。

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2013年4月17日 (水)

今やらなくて

Bu130417_2いつ遊ぶってーの!
の最高の季節のゴルフ。

15日にマスターズが終わって、月曜日の忙しい仕事の締め切りを午後7時過ぎに終えて、夕飯を食べてから、また道の駅「くりもと」に車中泊に出かけた。
マスターズ期間中の寝不足で体は重いけれど、16日に約束していた300ヤードヒッター二人との久しぶりのゴルフがあった。
その二人とは、某ゴルフ雑誌編集部の若きボールブッタタキ屋のN氏と、某ゴルフ業界関係者の背筋350キロオーバーのボール運び人のY氏。
場所はオークヒルズcc、この前回ったグレンオークスccの隣のコース。

天気は最高、吹く風も気持ち良く半袖でも良いくらいの温度、...30代と40代の若い二人は当然半袖。
オークヒルズは初めて回ると思っていたけれど、回り初めると見覚えのあるホールがあり、以前ラウンドした事があったってを思い出した...まったく、年取ると記憶力がいい加減になるもんだなあ。

二人の飛ばし屋は元気一杯。
ただ3人とも花粉症なので、この2月3月の花粉の酷い時はラウンドしておらず、ほぼ2ヶ月ぶりだと言う。
この二人がどのくらい飛ばすのか、というと...16番ホール、中央付近に大きな樫の木がある名物ホールがあるが、ここの白ティーから491ヤードのやや打ち下しだが、思い切り振り回したら二人とも残り150ヤードを切った。
普通のゴルファーはこの樫の木のずっと手前までしか飛ばないし、2打目で木が邪魔になったり、残り200ヤード以上残るために池まで刻むのだが、この二人は樫の木を軽く超えてセカンド9番アイアン!
まあ、それでダフって池に入れたり引っ掛けたりしてくれるから可愛いんだけど。
13番327ヤードなんて、ワンオンするし。

以前は自分も二人といい勝負出来たけれど、最近は当たっても20ヤードは置いて行かれる。
負けまいと振り回すと腰が痛くなるし(笑)。
天気もコースもこの日は申し分なく良かったんだけれど、唯一速いと評判のグリーンが穴あけした後砂を撒いた状態。
グリーンにオンすると砂煙が立つし、転がすとジャリジャリと言う音がする。
それ程遅くはないけれど、とても速いとは言えない状態。
それでいいところに乗せてもほとんどのパットがショートする..かといってガツンと打てば大オーバーだし...やっかいなものだった。

桜はもう終わり、残っているのは八重桜がいくつか...でも、新緑がうっすらと木を覆い始めて、春らしい柔らかな風景となっている。

白ティーだったので、パットがまったく入らなくても42・40...コースとのマッチは7勝1敗10分け。
この10分けの原因がほとんどパットのミス。
飛ばし屋相手にほとんど力が入らずに、3wのショットや黒トップのパンチショットなどが良く決まり、気持ち良いラウンドになった。

で、終われば良いんだけれど、あまりの気候の良さとコースの雰囲気の良さに、「もうハーフやろうか?」と3人の意見が一致して、本当に久しぶりの「ワンハン」。
この待ち時間が1時間あり、なんだかんだと時間をつぶしている間に「一寸疲れたかなあ...」。
最初3ホールくらいまでは良かった(笑)。
その後のホールは下半身が重くなり、自分で感じているよりも疲労が来ていたみたい。
体の起き上がりが早くなり、インパクトで粘れない。
...これは一番年長の自分だけかと思っていたが、他のお二人もかなり疲れが来ていたみたいで、もう上がり3ホールなんてヨレヨレで息も絶え絶え...

「一寸天気が良かったから来たけれど、ワンハンはきつかったねえ」で意見が一致。
でも、面白いコースだから今度はグリーンが良い状態の時に再挑戦しましょう、とも。

結果、今背筋と腰の筋肉と、太ももの筋肉がパンパンに張っている感じ。
朝起きる時に靴下を履こうとして、左足の太股の筋肉がつって七転八倒した...
ああ、もう若くはないんだなあ....

でも、ゴルフが良くなる手応えは十分にあった。
黒トップが良い。
3wも大丈夫。
まず、ドラで「飛ばそう」と思わなければ...いいゴルフが出来る。

そうそう、カブレラが良かった、とマスターズの話題はカブレラ一本被り。
この話題は面白いので後日、また。

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2013年4月15日 (月)

2013年マスターズ最終日

Bu130415面白かった。
トップは二転三転、意外な...でも、考えてみれば順当な実力者のプレーオになった。

最終組の二人、A・カブレラと、B・スネデカーは明暗が分かれた。
スネデカーはアイアンが切れ出すと勢いに乗って行くタイプだが、どうも「怪人」カブレラの飛ばしと豪快かつ強引なゴルフに圧倒されて、その持ち味を出せずに崩れて行った。
13番の2打目、2オンを狙ってクリークに入れた時、今にもクラブをシャフトを折りそうなくらい悔しがった姿に今日の出来が表れていた。

惜しかったのがずっと後半の試合を引っ張っていた、J・デイ。
かっての悪ガキがゴルフをする事によって更生し、家族のためにと懸命に戦う姿は魅力がある。
以前の悪い癖だった、アドレスを何度も何度もやり直すという仕草が、ボールの後ろで半眼になり精神を統一するというスタイルになって、スイングが実にスムーズになりショットが安定した。
16番17番の痛恨の連続ボギーが、今回の優勝を遠ざけた...が、彼の今の実力ならば、今年の他のメジャーでも活躍が期待できるだろう。
見るのが楽しみなゴルファーが増えた。

カブレラ...実に面白いゴルファーだ。
まるでゴルフに向いてない「首がない」ような体型で、実に良く肩が回り柔らかいスイングで豪快に振り切る。
混戦になると、まるで鉈の切れ味のショットでピンをまっすぐ狙って行く。
この男の勝負強さを舐めちゃいけない。
ラテン系らしく、乗った時には手がつけられないゴルフをする。
アメリカツアーではたった2勝しかしていないが、その2勝が全米オープンとマスターズなんだから半端じゃない。

A・スコットが最終18番ホールで、やっと初めて長いパットを沈めて1打リード。
その時に、まだ後ろに1打差でカブレラがいるのに、あまりに喜んでタイガーばりのガッツポーズを繰り返すものだから、おもわず「まだ早い!まだ早い! 後ろにカブレラがいるんだからな!」なんて口に出してしまった。
オーストラリアの旗まで持ち出して喜んでいるものだから、カブレラがバーディーを獲ってプレーオフになったら負けるだろうと思っていた。

そんなカブレラは、やっぱり悪天候の中18番にベタピン。
軽くバーディーを獲ってプレーオフ...この時点で、カブレラが8割は優勝だと思ったけれど、カブレラはもう既に1着ブレザーを持っているんだから、オーガスタのブレザーは初めての人に獲って欲しい、と思うのが人情...

「カブレラは好きだけど、今回はスコットに」という事で、スコットの応援。
昨年の全英オープンで、独走していながら上がり4ホールでボロボロに崩れて逆転負けしたのも見ていたし。

プレーオフ1ホール目は寄せ合戦になったが、カブレラはカップをかすめてオーバーなのに、スコットはショート...やっぱりカブレラか...
2ホール目、1打目を打ち終わって両者フェアウェイキープ、セカンドも二人ともバーディーチャンスにつけた。
その時に、先に乗せたカブレラが後から乗せたスコットに、歩きながら振り向いて親指を立てて「グッド!」の合図。
スコットもそれに対して親指を立てて「お互いに」の合図。
カブレラさん、あんたいい親父だね、の雰囲気。
カブレラのパットはカップの縁に止まり、スコットはカップインでスコットの優勝。
マスターズ初めての優勝だし、オーストラリア初でノーマンの因縁も晴らせたし、なんだか気分の良い終わり方となった。

天気は悪く、マスターズらしからぬ灰色の空と濡れた遅いグリーンだったけど、花咲き乱れる春のゴルフの祭典として十分楽しめた。
朝早く起きていた甲斐があったと言える。

さて、自分もこの季節のゴルフを楽しみますか...花粉症もほぼ収まったし。
...ただ、今日も眠い...

 

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2013年4月14日 (日)

2013年マスターズ3日目

Bu130414役者が揃ってきた。
私の一押しのスネデカーと、前回の優勝の時に予言が当たったアルゼンチンの「怪人」カブレラが並んでトップ。

タイガーは昨日は本当に運が悪かった。
最高のショットが最悪の結果になる、というゴルフの神様の気まぐれに翻弄されたみたいだった。

そう思っていたら、今日になって新たな騒ぎが起きていた。
昨日の15番の、神に見離されたかのようなアンラッキーショットのあと、ラウンド終了後にあの後のドロップの位置が「誤所からのプレー」として2ペナルティーが課せられたという情報。
今日の試合中にそのビデオが流されたが、よく見ると確かに池ポチャ後の第5打目のドロップ場所は、3打目のディボット後より後方の少し離れた位置になっていた。
昨日これを見ていた視聴者から、それを指摘する声が殺到したのだとか。
これに対して、前日ラウンド終了後にスコアカード提出の際に受け付けてしまった(認めてしまった?)という事で、失格とせずに2打罰をつけたのだという。
ビデオで見ると明らかに誤所からのプレーなので、選手達の間から「失格が当然ではないのか?」という声が多数上がっているらしい...確かに、タイガーでなかったら失格が当たり前のケースだ。
タイガー自身だって「うっかり2ヤード後ろにドロップした」と言っているのだし。
このおかしな事件は、「新しいタイガールール」と呼ばれているらしい。
(...そういえば昔、邪魔になる岩を数人で動かした、なんて事もあったな...)

そんな事は別として、7アンダーにスネデカーとカブレラ。
これは面白い...二人とも、調子に乗ればがんがんスコアを延ばすタイプ。
ただし、落ちる時もあっという間に落ちてしまうけど。

その後に、ここ最近のメジャーの上位の常連となったアダム・スコットと、若さの馬力でトップを走っていたジェイソン・デイと同じくオーストラリアのM・レイシュマン、それにしぶといM・クーチャーが続く。
F・カプルスは、さすがにエネルギーが尽きてきた感じ。
体力よりも集中力が切れかけている気がする...気持ちが粘れなくなってきている。
そうなるとカプルスは短いパットが入らなくなり、ショットがばらつきだす。
...ああ、残念。

明日の展開の希望的推測は、スネデカーが早い機会にパットを入れて調子に乗る事。
彼がメジャーを獲って、スロープレーが当たり前の今のツアーにリズム重視のテンポの速いゴルフスタイルが良いもんだと認められる事。
ぐずぐずと何度もラインを読んだり、歩測したり、素振りを繰り返すなんて事が、実は格好悪い事だとみんなが感じるようになる事。
スネデカーのゴルフが基準になれば、みんながもっとゴルフを楽しめるようなると思うんだけど。

その反対に、14歳でスロープレーのペナルティーを食らっても平気なようなアマチュアを、テレビの解説で「堂々としている」って褒めるなんて...どう考えてもおかしいだろ?

明日は、最近になく面白いマスターズ最終日になる予感がする。
頑張れよ、スネデカー!

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2013年4月13日 (土)

2013年マスターズ2日目

Bu130413_2朝早く起きるのは、ゴルフに行くとき以外は非常につらい...

それでもなんとか起きてテレビをつける、マスターズ2日目。
前夜に雨が降りグリーンが遅くなったが、晴れるに従って風が出てスコアが伸びない状況らしい。

1日目に遅いスタートだったF・カプルスは、早い時間に5アンダー(今日1アンダー)で上がった。
2日目だから体力も精神的な疲れも、まだ余裕があるのだろう...安定したゴルフだ
この通算5アンダーが今日2日目の当面の目標スコアになった。

タイガーがこれだけパットが入る時は、やはり強い。
15番の3打目がピンを直撃して、跳ね返って池に落ちた時も表情に大きな変化はなかった。
そして同じ場所から打ち直した4打目をきっちりピンにつけたのを見て、タイガーが勝つ確率が6割くらいになったな、と感じる。

上位にいたD・ジョンソンやJ・フューリクは、思わぬところでダボを叩き後退する。
B・ワトソンやF・ミケルソンは、延ばしきれずに停滞。
代わりに、石川遼と同じ世代と言われる、J・デイやR・ファウラーがスコアを伸ばしてくる。
マキロイもまだ死んでない。

この20代前半のデイやファウラー、マキロイらのゴルフを見ていると、今日5オーバーと崩れてやっとぎりぎりで予選通過できた石川遼のゴルフがひ弱に見えてならない。
いつも通り、2日目のバックナインでチャンスもものに出来ずにぐずぐずと崩れて落ちて行くゴルフは見ていて歯がゆい。
特に2日目の最終2ホールで必ずスコアを落とす、なんて事をもう何回繰り返しているんだろう。
ほとんど全部のパットをショートする今日のゴルフを見ていると、これは技術より精神的な弱さなんだろうと感じる。
地元誌に「絶対優勝できないゴルファー」なんて書かれるほど、アメリカでは今回の「招待」が不公平であり不合理であると思われている。
彼にはマスターズに出る「資格」も「実力」もないのに、という訳だ。

予選をかろうじて通ったので、このあと2日間のプレーでそうした世間の感じている事を打ち消すくらいの事が出来ればいいのだが...
結果を出せなければ、もう二度とこうした変な「招待」を受けずに、地道に米ツアーで腕を磨いて結果を残し正々堂々と出場した方がいいだろう。

放映しているテレビ局の姿勢も...というより、テレビ局の意向での出場なんだからしょうがないのかもしれないが、好スコアでバックナインをプレーしている上位のゴルファーより、石川のラウンド結果ばかりを繰り返し放送し、最後は練習場でパットの練習をする姿を延々と映し続けるなんて、早朝から見ている人間を本当に馬鹿にしている。
石川には粘って上位を目指して欲しいけれど、あと2日間優勝争いそっちのけで下位に低迷する石川ばかり映されるのでは気が重い。

明日のムービングデイ、緊張と運命の最終日、我々はオーガスタを攻めに攻める真の実力者達のプレーを見たいのだ。
あと2日間、石川はテレビに映るためには優勝争いをする位置まで実力で上がってくるべきで、トップから3打差以内に13人がひしめいているこの混戦の状況で、テレビ局は絶対に石川中心の放送なんてしないようにして欲しい。

優勝争い...タイガーと一緒に回っても自滅しないような、逞しい挑戦者の登場を期待する。
願わくば、タイガーと若手の激突の間を縫って、50代のベテラン4人の誰かの優勝を...

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2013年4月12日 (金)

2013年マスターズ初日

Bu130412やっぱり眠い。
今日は4時から見ていたマスターズ。

まだ「トップが誰だから優勝は...」なんてことはまったく関係ない、有名どころや新人の調子を見ている程度の1日目。

今年はケーブルテレビでの実況中継が無いみたいで、TBSの日本語中継を見るしかない。
実況時間が短いのは楽だが、相変わらず過度の石川中心の放送には腹が立つ。
だって、石川と一緒に回っていた世界ランク3位と5位の、J・ローズとB・スネデカーのプレーが1回も映らないのだから、このテレビ局はどうかしている。
自分も石川にも頑張って欲しいという気持ちで応援はしているが、石川が予選を通ってしまうと3日目も最終日も優勝争いそっちのけで石川ばかり映すような放送をするんだったら、いっそのこと石川がいない方がいいなんて気持ちにもなる。
メジャーの、それもマスターズの放映なんだから、もう少しゴルフファンの気持ちがわかった放送をして欲しいもの。

試合の方は、初日の結果で優勝の行方なんて判るはずもないけれど、今回のマスターズは優勝候補のほとんどが良いスコアを出している。
風もなくグリーンもそれほど速くないようなので、実力者が順当にまとめているのだろう。

その中でも、かって「神の子」と言われ、バレステロスの後継者と認められながら、未だにメジャーでは勝っていないS・ガルシアが上位に来たのが面白い。
そして何度もメジャーで優勝争いをしながら、いつも「何か」が起きて脱落する飛ばしやD.ジョンソンが上位にいるのも楽しみだ...昨年のB・ワトソンの優勝が彼の刺激になっているのかもしれない。

そして、「4日間持つか?」ということがまず心配ながら、若い頃と変わらない飛ばしで攻めているF・カプルスに注目する。
T・ワトソンはちょっと予選通過は無理そうなので、中高年の夢は彼の肩にかかっている。
案外彼のゴルフが今年一番の見所かも。

そして、優勝予想の上位の3人、ウッズとマキロイとミケルソン。
いずれも、まあ固く無難なスタートというところ。
この3人はまず間違いなく2日目、3日目と順位を上げてくるはずだから、その前に他の上位の選手がどれだけ差を付けられるかが問題。

伏兵が、ドナルドやスネデカー、それにスコットやクーチャーと言ったところ。
もっと風が吹いてグリーンが固くなると面白いんだけど。

明日は、予選カットの争いが見所だなあ。
上位もだいぶ変わるはず。

楽しんでいるけれど、一日が長くて...眠いや。

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2013年4月11日 (木)

また,今年のマスターズが始まる

Bu130411今週はマスターズウィーク。

最近はほとんどゴルフの試合中継なんか見なくなった自分だが、マスターズと全米オープン、全英オープンは必ず見る。
特に、この4月のマスターズは別格の楽しみを感じている。

全英オープンには、古来ゴルフが始まった時から変わらない「自然との戦い」というイメージがある。
たとえどんなにボールや道具が進化しようと、昔から変わらない風と天気と温度の変化がゴルファーを苦しめる。
荒れ地のようなコースの上で、ちっぽけな球を必死な顔で打ち続けるゴルファーの、運の強さまで試される試合だ。
ここには、年老いた古武士のようなゴルフの神様がいる気がする。

それに比べると、全米オープンは人間が考えうる様々な人工的な試練を造り込んだコースで、最新の道具と技術と体力で対抗するゴルフ技術オリンピックというような気がする試合。
この試合は、人間が意図的に作られたサディスチックな状況にどこまで我慢できるか、という我慢比べ大会でもある。
...ここには意地の悪いSの女神様がいるのかも。

それに対してマスターズは、あまりゴルファーが苦しむ様子を見せることが無い「お祭り大会」のようだ。
勿論、固く速いグリーンや絶妙に効いた池や木々はゴルファーを悩ませるだろうが、トリッキーな地形から来るトラブルショットや、狙うか刻むかの判断を要求する場面が多くて、見ているものを飽きさせない。
一切のラフを無くしたというコースは、ショットの良し悪しのみを競わせて面白いと思うし、アーメンコーナーの面白さも他では見られないドラマを作り上げてくれる。
花が咲かなきゃ鉢ごと持ってくるとか、クリークには青い塗料を大量に流すとか、本当にテレビ向きの人工的な舞台作りではあるけれど、春先のお祭りにはそんな大会が似合ってる。
ここには一杯飲んで気持ち良くなった、気まぐれなゴルフの神様がいるようだ。

明日からの大会、世間じゃタイガーが一番人気だが、私は去年はババ・ワトソンを推したので、今年はブラント・スネデカーを推しておこう。
さあ、あの曲が聞こえるのが楽しみだ...睡眠不足が続くけど。

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2013年4月10日 (水)

再び...

Bu130410_2Nさんは、ゴルフショップでキラキラと光り輝く新しいクラブを見てため息をついた。

「ここじゃあ、手が出ないな」
一応ラウンドが出来るだけの、全ての道具を揃えなければならなかった。
それも、出来るだけ安く。

中古クラブ屋に行って、レディース用のアイアンセットを買い、3世代くらい前のドライバーを手に入れ、もっと古いフェアウェイウッドを2本買い、ロストボールを買い、軽量バッグを買うと6万円になった。
「あとシューズが必要だし、手袋とボストンバッグか...」
「予算を1万円以上オーバーだけど、何とかなるか。」
「それに社員コンペのラウンドフィーが1万円...練習するお金はないな。」
「しょうがない、当日まで素振りだけ続けよう。」

10年以上勤めた会社を辞めたのは2年前。
新しく入った会社ではゴルフが盛んで、去年はうまく言い訳して参加しなかったが、今年は逃げられずに参加する事になってしまった。
前にいた会社より社員の平均年齢が若く、待遇も悪くはない働きやすい会社なので、意地になって断り続けて雰囲気を壊すのを避けたかった。
「女性の参加者が少ないから、みんな期待してますよ」なんて言われたし...若い女性って訳でもないのに。

ゴルフをラウンドするのは、20年ぶりくらいか...
バブルがはじけて、父親が経営していた会社が倒産してからは、クラブに触る事は無かった。
それ以前....中学生になった頃に、父親がメンバーだったコースの「ジュニアスクール」というのに参加させられてゴルフを始めた。
メンバーの子弟用のスクールだったので、少ない人数の参加者にコースの所属プロが複数ついて、ルールや技術を丁寧に教えられた。
空いているホールや、バンカーやラフなどで実際のショットをするので上達するのも早かった。
競技に出たりはしなかったが、中学の2〜3年の時には父親と一緒に月1回はラウンドして、90は切れるようになった。

だんだんとゴルフが好きになってきた頃、バブルがはじけて父親の会社が倒産した。
経営が悪くなった訳ではなく、銀行が資金を貸してくれなくなり、借りていた資金を返せと迫るようになり...ついに「不渡り」を出してしまった、と父に聞いた。
資金繰りのためにコースの会員権は売り払い、家も土地も売ってアパート暮らしになった。
当然それ以来、ゴルフとは一切縁がなくなった。

父親がまだ働きながら借金を返しているので、Nさんも給料の一部を父親に送り続けている。
そんな暮らしの中で、本当はゴルフを始めるにはまだ無理があると思っているけれど、こんな事情でゴルフをまた始める事になるというのも、何か人生の流れが変わるきっかけになりそうな気がする。
父親の借金も残りはそんなに多くないと聞いてるし、自分がゴルフを再会して楽しむようになれば、元はシングルだった父親もきっとまたゴルフをやりたくなるに違いない。
あの当時、「お前と一緒にゴルフをやるのが一番楽しい」といつも言っていた父だから、借金を返し終わって娘と一緒にゴルフをやる事が、父の今の暮らしの夢になるだろう。

来月の第2日曜日。
会社のコンペが、本当に久しぶりのゴルフ再開の記念日になる。
父と再びゴルフを一緒に遊ぶ夢の、スタートの日となる。

「お父さん、今度一緒にラウンドする時には、あのとき我慢していた生ビールも私と一緒に飲めるわよ。」

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2013年4月 9日 (火)

散る桜

Bu130409春に生まれながら、春が嫌いな人がいる。
冬に生まれて、春に焦がれる人がいる。

例年より遥かに速く咲き始めた桜が、その後の天候不順で驚くほど長く咲き続ける事になった。
満開になる前に、何度も冷たい雨で鍛えられ、強い風に鍛えられ、今年は「あっけなく散る桜」のイメージが「耐え続ける桜花」のイメージに変わったようだ。
今日で、まる二週間以上、まだ散り終わらずに咲き続けている。

二週間前に八分咲きになっていた桜並木を訪ねてみると、地面を花びらで埋め尽くしながらまだ桜は咲き続けていた。
桜祭りの露天商の人たちは次の桜祭りの北の地に移って行き、チラチラと散る桜の花びらに祭りの終わりの寂しさを感じる。

桜は、正月よりも一年の区切り、一年という時間の象徴のような気がする。
以前、病気療養中だった義父が、口癖のように「桜の花をあと何回見られるかなあ...」「来年の桜が見られるかなあ」と言っていたのを思い出す。

自分の記憶に残るゴルフのシーンというと、なぜかベストスコアを出したシーンとか、競技で結果を出したシーンなんかより、桜の花吹雪の中でプレーしたシーンが多い。
そのラウンドは決して良いスコアなんかではなかったと思うんだけど、ショットを打つ時にフェアウェイを桜の花びらが渦を巻いて踊っていた、とか、狙いを付けた方向から自分の方に桜の花びらが前が見えないくらい吹き付けてきたとか...
あるいは、グリーンに向かう空中にいつまでも桜の花びらが浮いて漂っていた、とか、パットを打とうとすると自分の読んだラインを吹き消すように花びらが流れて行く、とか....
あるいは、宙を飛ぶ白いボールのあとを追いすがるように花びら達が流れて行く、とか、ショットを打ち終わった自分の前を違う世界に連れて行くかのように花びらが舞う、とか...

桜の花びらの中を自分のボールまで歩いて行くと、「これから最高のゴルフシーズンが始まる」という気になる。
そんな桜の季節も、もう終わる。

まもなく、桜の花は無いけれど、「花のマスターズ」が始まる。

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2013年4月 8日 (月)

両足をつけてボールを打て

Bu130408_2「正しい足の動きを知りたければ、両足をつけてかかとを上げずにボールを打て」...ジャック・ニクラス。

これはニクラスが彼の「トータルゴルフ」の中で言っている言葉。
「5番アイアンで両足をつけて立ち、くるぶしの動きを意識して両足のかかとを上げずに、スリークォーターでボールを打て」...そうすれば正しい足の動きを知る事が出来る、と。

この練習を2時間もすれば、リズム・テンポが驚く程良くなり、スイングフォームも良くなる...と言うのだが。
多分そうなるだろうと思う、ニクラスが自信を持って書いているんだから。

この練習は特にスイング中に下半身が動きすぎる人...つまり足がバタツク人にとっては良いドリルになると思う。
例えば、ティーショットを打ったあと、ティーグランドに残った自分のスイングでつけた靴のあとを見てみると良い。
スイングの奇麗な人、リズムの良い人、多くの上級者はティーグランド上にあまり傷を残さない。
ところが飛ばそうと力んでしまう人、緊張して力が入る人、上半身に必要以上に力が入っている人、多くの百を切れない人が打ったあとのティーグランドには、抉れた痕や引きずった跡、つま先やかかとで掘り返してしまった跡なんかが残っている。
この跡は、全て無駄な足の動きの結果なのだ。

あるいは、自分のようにトラブルショットや悪いライからならいいボールが打てるのに、ライが良いとミスショットが多い、なんて人も実は原因は下半身の使い過ぎにある。
トラブルショットや悪いライからのショットの時は、まず下半身を固めて無駄な動きをしないようにしてスイングする...それがボールをきちんと捕まえるのに役に立っている。
良いライの場合はそういう気持ちが無くなり、ただ最高の結果のみが頭を占めて身体が無制限に動く。
それは結果として下半身・足のオーバーアクションとなり、気持ちはピンそば・実はダフリトップのお馬鹿ショットなる。

そういうことに身に覚えがある人は、このニクラスのドリルをやってみるべき。
両足をつけて、くるぶしのローリングに気をつけ、スイング中に絶対にかかとを上げず、スリークォーターで5番を打つ。
そうすれば、リズムもテンポも良くなり、スイングフォームも良くなり・・・きっと、上達する。

つらいのは、これを「2時間も打てば」というところ。
自分でやったら、すぐ飽きた。
きっとこのくらい平気で練習できる人が、奇麗なフォームでゴルフが上手くなるんだろう。

興味のある人は、やってみると良いと思うよ。

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2013年4月 6日 (土)

パーシモンドライバーとヒッコリーシャフトアイアン

Bu130406_2これまた、前回に続いて「上手くなる」ための道具って訳じゃない。
むしろ、きっとスコアは悪くなると思うので、今回もスコアをゴルフの基準とされる方は読んでも役に立たないブログです。

2ヶ月ぶりの4日のゴルフ、運良く天気もよいし、同伴のお二人「風太」さんも「WT54」さんもそんな遊び心が判る方と思っていたので、半分くらいのホールはパーシモンに糸巻きボール、それに手持ちのヒッコリーアイアン2本を使って遊ぼうか、と。

でも、パーシモンのドライバーにヒッコリーシャフトのアイアン、それで糸巻きボールを打つなんて言うのは、ゴルファーとして滅多に出来ない(これから時が流れるに従って、ますます経験できなくなる)事だと思ったので、無理矢理お二人に打ってもらった...
しかし、こういうクラブは現代の最新クラブに比べると、重量・バランス・長さもグリップも違い、ましてスイングのフィーリングなんてまったく別物と言えるから、ラウンドでこんなものを打ってもらった事がお二人のゴルフのリズムを狂わせてしまったかもしれない。
特にWT54さんの崩壊した原因の一つであるような気がして、今となって反省しています。
自分の様に、どんな道具でも適当に遊んでしまうほどの(上手く使える、という意味ではない)鈍感な人間が、自分が楽しいんだから他の人も楽しいはず、なんて思っちゃいけないよなあ...本当に申し訳ない。

今回使ったパーシモン...2ヶ月ぶりだし、練習もろくにしてないので以前メインで使っていたハードな仕様のクラブはさすがにやめておいた。
DGのX−200とか、FM8・5なんてシャフトのクラブは今振れるはずが無い。
で、DG−R300のジョー・パウエルと、以前ブログに書いた「年老いた上級ゴルファーが特別に作った実質2番ソールは1番」のドライバー。

グレンオークスccのこの日の白ティーは、バックティーから見ると全て50ヤード以上前という感じだったので、近代ドライバーだとほとんどのホールが当たると突き抜けてしまう感じ。
それで、ドッグレッグホールはパーシモンドライバーでいく事にした。
1番は上手くイメージの「身体の前面だけで」打つ事が出来て、思ったより飛距離が出て残り100ヤード弱。
2番・3番では、普通使っているテーラーメードのツアースプーンでいずれもナイスショット。
が、ロングでこの日初めて普通使っているドライバーを使うと、なんと左引っかけの大トラブル。

面白い事に、この日は今の仕様のドライバーは全て左へ。
パーシモンは1回だけ、硬化したグリップのせいで右手が滑って離れてヒールショットになった。

パーシモンやスプーンでミスしないのに、なぜ最近のドライバーだとミスになるのか?
パーシモンはシャフトの長さが42・5インチ、スプーンも似たようなもの。
しかし、今まで使っていたドライバーは44インチくらい、おまけにヘッドが460ccとパーシモンの倍以上ある(スプーンもヘッドは小さい)。
この長さとヘッドの大きさが、自分がやろうとしているイメージのスイングに合わない事をはっきりと感じた。
自分の打ち方はパーシモンやスプーンくらいの長さ、ヘッドの小ささが合っている事を改めて実感。
これからは460cc・44インチなんてのより、300cc・43インチくらいのを使ってみる...という事で手持ちのクラブを探したら、ありました。
ミズノの300s・デュアルアクティブ90。
今シーズンはこれで行こう。

そして、ヒッコリーシャフトアイアン。
自分が持っているのは、120〜30ヤードを打つクラブと60ヤードくらいを打つクラブの2本だが、この120〜30ヤードを打つアイアンが折れてしまった。
ミスした訳ではなく、その前の2ホール150ヤード未満の残りをいずれもいい球筋でオンしていたので、そのホールの残り150ヤードを一寸強く振ったら、フォローで「ミシッ!」ときた。
シャフトを見てみると斜めに一筋ヒビが入って写真のような結果に。
WT54さんには打ってもらったが、風太さんには体験してもらえないうちに...残念。
今更ヒッコリーシャフトを取り替えて使う事も出来ないので、このクラブは置物としてでも楽しもうと思う。

ヒッコリーシャフトアイアンの、クラブ任せに振れば勝手に良いボールが飛んで行くような感覚...今の近代アイアンとはまったく違うクラブ理論をもう一寸体験したかったんだけど。

そうそう、黒トップはほぼ完璧に活躍してくれた。
ウェッジも2アイアンも、完璧なショットじゃなくても、柔らかい感触と低い弾道で楽しいゴルフの夢を見させてくれた。
今年は、もう浮気せずに、黒トップと一緒に遊ぶ事にする。

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2013年4月 5日 (金)

再開ゴルフはグレンオークス

Bu13040512Bu13040522   4月4日、前日の嵐がウソのように晴れ上がった絶好のゴルフ日和。
今年3ラウンド目、2月9日以来2ヶ月ぶりのゴルフだった。

2月3月に非常に酷い目にあっていた花粉症も、目のかゆみはだいぶとれて、鼻水やくしゃみも落ち着いてきた。
杉の他にも、檜・イネ科植物などにもアレルギーがあると判定された自分だが、一番酷いのはやっぱり杉のようだ。
杉花粉が下火になってからは、症状が軽くなったのがよくわかる。

で、今回は「ニャンゴル」の風太さん、「内気なゴルファーざんす」のホワイトタイガー54さんに、本来は参加するはずがキャンセルになった「おいらの青空」のばたさんの4人で、回ろうと風太さんが企画してくれたラウンド。
まあ、魅力的な(上級者女性ゴルファー)ホワイトタイガー54さん中心に、3人の男が「かしずいてまわる」ラウンド、とも言える。

コースはm・ポーレット設計のなかなか評判の良いコース。
今回ラウンドしたのは、バックティーに比べるとかなり前に設定された白ティーからだったので、ホールの評価とかは出来ない。
しかし、グリーンは結構速くて面白かったし、ホールを知らなくてもどこに打てば良いのか判らないようなトリッキーさはなかった。

ゴルフの内容は、この2ヶ月ほとんどクラブを振ってなかったにもかかわらず、黒トップのアイアンではイメージしていたのに近いショットが続いて満足。
ティーが前だったので、ほとんどドライバーは使えなかったが3ウッドも上手く振る事が出来た。

3〜4回使ったドライバーは、全て左に飛ぶミス...これが今後の課題。
これは意識の問題で、他のクラブのように身体の前面で振る事が出来ずに後ろにはみ出したのが原因と判っている。
そうなる「飛ばそう」とする意識をコントロールできなかった、という訳だ。

パットは、アメリカのPGAが「アンカリング禁止としない方針を出したというので、またロングパターを使った...やはり身体に楽だが、ここのところずっと短いのを試していたのでまったくフィーリングが出ず。
いきなりの50センチのバーディーパットはカップをかすりもせず、3パットが当たり前、4パットまである大乱調。
アウト21パット、イン24パット(笑)...どうしましょ。

スコアはOB3発付きで、48・49の97(笑)(途中パーシモン使用が5ホール、パーシモンとヒッコリーのみ使用が2ホール、もう1ホールはパーシモンのあとヒッコリーで打ったらシャフトが折れてしまったので途中まで)。
コースとのマッチは、アウトが3勝4敗2分け、インが1勝敗5分けでトータル4勝7敗7分け。
まあ完敗ですが、自分のショットの感覚としては凄く良いショットが多かった。
イメージは絶対に間違ってなかったと確信して、徐々に練習する予定。

さて、同伴のブロガーさんお二人。
ホワイトタイガー54さんは、やはり2度も続けて自動車事故で追突された影響で、首や肩が本来の動きが出来ずに非常にスイングに苦労されていた。
それでもそれなりにスコアはまとめていたようだったけど。

身体も慣れた後半。.
箱に入った未使用の糸巻きスモールボール、maxfli DDH。
フェアウェイが広くて、左のOBはずっと遠く、林も無く、まず絶対になくならないだろうと確信したホールで、試打してもらおうと思ったんだけど。
...まさかね、ティーグランド横の池に放り込むとは思っていなかったなあ...
そういえば、去年の彼女とのラウンド...似たような事があったような。
きっと、俺とはそういう関係なんだろな(笑)。

風太さんは、今スイングの改造に取り組んでいて、前回と比べると明らかにフォームが安定しショットの球筋が揃ってきている。
ラウンドの後半でやや右にふかし気味になったが、これはラウンドの疲れ方が原因と思う。
本人は、「まだいろいろとチェックしなければならないので、大変です」なんて言っていたから、間もなくそれらが身に付いて一段上のクラスの進化すると予言しておく。
が、面白いのは「うちの嫁にかなわない」との口癖。
確かに奥さんは、その身体能力に特別なものがあるのは判るけど...

いやいや、その気持ちが真摯に練習を続ける原動力になっているなら、身近の「努力しない天才」の存在も十分彼の戦力になっているとも言えるか(笑)。

天気は、半袖がちょうど良いほど暖かく(暑いくらい)、吹く風がが実に気持ち良く...
昨夜の雨で散り始めた桜が、その一寸強い風に乗ってショットを打とうとする自分に降り掛かる。
ヒッコリーでのナイスショットでグリーンに乗ったボールに向かった時、一瞬強く風が吹いて、グリーン向こう側にある大きな桜の木から舞い散る大量の花びらが自分を包み込んだ。
その時、自分の周りが全て桜の花びらしか見えなくなり...まるで時を超えた不思議な空間に迷い込んだような気がした。
そこにいるのは、物の怪か、既に会えなくなった人々か、もう失われた「時」の住人なのか...

一瞬後にはグリーンの上に舞い戻っている自分だけど、桜の舞い散る光景はどんなに不思議なことが起きても自然な気がして、しばし呆然としていた。
...この時期に間に合って、こんなプレーが出来た事に本当に感謝する。

桜の時期のゴルフは、本当に特別だ。

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2013年4月 3日 (水)

青春ゴルフ

Bu130403他人から言われて気がつくんだ。
「俺はもう、老人か?」

40の頃にゴルフを始めるまでは、普通に年を取っていたはずなんだけど...
あれから何年経ったんだか、覚えている気がないから思い出せやしない。
でも、年の近い連中がやれ定年だとか、年金がどうだとか、孫がどうだとか...果ては、誰が病気で入院したとか、誰が昨年死んだとか...
いつの間にか、俺にゴルフを教えてくれた人や、永久スクラッチだなんて約束したやつはクラブを置いてしまったし。

気がつけば「いいねえ、まだ若くて」とか、「やっぱり若い人は飛ばすねえ」なんて言われていた俺が、いつもパーティーの中の一番の年長者になっている。
「へえ、そんな歳なんですか!」とか、「若いですねえ!」と言われていた外見も、今ではなんにも言われない。
でもね、俺は相変わらずティーショットはせめてパーティーの中では一番飛ばしたいし、セカンドオナーになるのは絶対嫌だし、「安全に」出すだけなんてゴルフはやらないし、「行く」か「刻む」かなら、100パーセント「行く」に決まってる。
「飛ぶ」って評判のドライバーがあればなんとしても手に入れたいし、「飛んで止まる」なんて新設計のアイアンはぜひ使ってみたい。
ずっと気持ちは変わっちゃいない。

ゴルフに行く前の夜は、興奮して寝付かれない。
昔小さな頃の、遠足に行くの前の夜とおんなじさ。
雨の予報なんて時には、今だって「てるてる坊主」をぶら下げたいくらい。
それに、スタートホールのティーグランドに立つときの、ホールの向こう側から希望の光が射してくるような高揚感は、ゴルフ始めたときから同じだし。

...ボールは相変わらず期待を裏切って飛び、跳ね、転がり...いつだって何本ものクラブを担いで右に行ったり左に行ったり、ホールを駆け回るのも変わらないけどね。
紙に記録する数字だって、ずっと同じようなものだし。

でもね、それが楽しいんだ...面白くてしょうがない。
なんか、ゴルフの神様...俺にとってはボギーおじさんかダボ姉さんだな...がね、一緒に遊んでくれてるような気がしてさ。

ティーショットで打ったボールのところに、カートから降りて駆けつけるときなんか、つい「イヤッホー!」なんて声が出てしまってさ。

ゴルフやってると、自分の年なんて忘れてしまってね。
自分はゴルフをそうやって楽しんでいるんだけど...ひょっとすると周りは迷惑してるのかも。

ゴルフは「人生」じゃなくて、「青春」さ...なんて思ってる。
俺は、やっぱり、おかしいのかな...





(尊敬する人生の先輩、E・Tさんのお話です)

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2013年4月 1日 (月)

ミスショットは直ちに忘れよ

Bu130401「ミスショットは直ちに忘れよ」...ピア・ニールソン。

ピア・ニールソンは、スウェーデンでアニカ・ソレンスタムをはじめとする世界に通用するゴルファーを育てたレッスンプロ。
全ホールでバーディーを獲れば18アンダー、それを目標とする意味で世界で評判となった「ゴルフ54ビジョン」を書いた。
技術面もさることながら、ゴルフというゲームのメンタル面でのコントロールの重要性を説く。

よくタイガーなんかがやる、ミスショットのあとの感情の爆発。
タイガーはあれを「x秒ルール」とか言って、ミスしたあとにクラブを投げつけたり何やら怒鳴ったりして、それで気分を変えるとか・・・
でも、そんな行動はピア・ニールソンによれば、普通の凡庸なゴルファーである我々にはむしろミスショットの記憶をより強く記憶に刻み込むだけらしい。
彼女によると我々の頭には記憶の貯蔵事やらがあって、強い感情ほどそこに溜まって行きやすいんだとか。
そしてそういう感情は、同じような状況を迎えた時に必ずその貯蔵庫から呼び起こされる。
そうなると、その時には強く意識してなくても、身体はやはり以前のミスショットのときと同じような反応をして、結局同じミスを繰り返す事になるんだと。

これは誰でも覚えがあるはずだ。
決まったホールで、いつも同じようなミスをする。
ここ一番の大事なショットは必ずミスをする。
これさえ入れれば、というパットは必ず外す。
...等々。
どの場合も、それを以前失敗した時に、酷く落ち込んだり、怒ったり、悲しんだり...いつまでも反省し、後悔し、自己嫌悪に陥ったはずだ。

そういう反省や後悔は、ラウンドしている時には決してプラスに働かない。
ここは、ピア・ニールソンのいうように「悪いショットはすぐに忘れよう」。
やっちまった事はしょうがない。
次のショットの最善の方法を考えて、済んでしまったショットの事なんか忘れてしまう。
そんなミスショットでゴルフが終わる訳じゃない。
これからのショットを楽しまなくちゃ、わざわざゴルフに来た甲斐がない。

逆に、成功したショットの快感のイメージを貯蔵庫に蓄えておけば、肝心な場面でそういう記憶が蘇ってきて、また良いショットが打てる場合が多いという。
だから、良いショット、良い成功体験は、強い感情を忘れずになるべく貯蔵庫にたくさん蓄えておく方が良い。
...とは言っても我々レベルのゴルファーには、凄く嬉しいショットや成功した結果なんて、失敗の数に比べるとあまりにも少ない。
だから、とりあえず我々は沢山溜まっていくミスショットや悪い結果の記憶を、せっせとその場で消去して行こう。
「ミスショット?」
「それって、なんのこと?」
って、脳内でどんどん「無かった事」にして。


ただね...
あまりにミスショットが多いと、その日のゴルフ全部を忘れなくちゃならないとか...なるのかも。

「あれ、あの日は俺ゴルフ場で何してたっけ?」
「ゴルフ、行ったっけ?」
なんてね。

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