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2013年5月20日 (月)

ダウンではいささかのスエーも許されない

Bu1305201_2「クラブを正しく振り抜くためには、ダウンではいささかのスエーも許されない」...トニー・レマ。

トニー・レマは、1964年にセントアンドリュースの全英オープンに優勝し、世界のトップに上り詰めた直後の66年に飛行機事故で死亡した。
優勝する度にシャンペンを振る舞った事から「シャンペントニー」のニックネームを持ち、酒と女に情熱を捧げたプレーボーイとしても有名だった。

そんなトニー・レマの言葉...正確には彼のスイングの特徴だった大きなフォロースルーについて語った言葉らしいが、トップからの頭のスエーについての言葉なので自分はこんな風に読み取っている。
それで、彼の言った言葉そのものとは一寸違っている。

スエーというと、ゴルフを始めた当初はアドレスからバックスイングをする際に、手と一緒に頭が右に動いてしまうのが普通。
どうしてもゴルフ独特のピボットターン(身体の軸を中心とした軸回転)が出来ずに、身体を揺さぶるようにして手を上げて行ってしまう。
これは、ピボットターンをすると目がボールから離れるような気がして、ボールを見ながら上げて行くためにおきやすい...ボールを実際に見続けてい過ぎると、今度はリバースになってしまうけど。
これは色々な人に注意されて、意識するとだんだん直って行く。

しかし、トップからダウンにかけてゴルフ独特の言い回しである「体重移動」を意識すると、今度は頭は左に動いて行く。
これは厄介だ...体重移動を意識していると、頭が動いている事に気がつかない。
左の壁に向かって「ドーン」とスイングして行けば、力も入るしヘッドスピードも出る感じがする。
...しかし、これはゴルフによくある錯覚。
実際には頭を残して「ステイビハインドザボール」の状態で振り抜いた方が、遥かにヘッドスピードは増すし、正確にボールをヒット出来るし、結果としてフォローは大きくなる。
「ステイビハインドザボール」は、ゴルフのスイングの基本として昔からずっと言われ続けているのに、実際にそうしていない人が多いのは「体重移動」と言う言葉のため。
ゴルフのレッスン書には、不思議なほど「体重移動」と言う言葉が出てくる。
体重はバックスイングで右、ダウンで左、というヤツだ。
ところが「ステイビハインドザボール」の感覚は「体重移動」とは反対の感覚...むしろ「明治の大砲」に近いような感覚だから、やりきれない。

しかし、頭がダウンとともに左に少しでも動いてしまうと、まずテンプラになりやすい。
そしてダフリ、引っかけ、チーピン...何でも出てくるミスの源泉だ。
ただ、偶々何十回かに一回程度タイミングがばっちりあった時には、野球のホームランのような馬鹿当たりが出る事はある。
でも、絶対にそれは続かない。

ただ、それが判っている上級者でもダウンから左に頭が動いてミスをする事が多いのは、ほんの少しの動きだと自分の頭が動いているとは自覚出来ないから。
本当は頭がボール一つ分左に動くとミスになる確率は極端に多くなるのに、ダウンからの激しい動きの中ではそれに気づき難い。

じゃあどうすれば...というと、優秀なレッスンプロの方々は「頭は右に、クラブヘッドは左に」とイメージすれば良いのだと言う。
つまり、ハンマー投げのイメージで、ハンマーを左に振り回す時には頭は右に動いて行く...みたいに。
これは実際にやってみると役に立つ。
速い動きの中で「身体を止める」と言うのは容易な事じゃないが(むしろ不可能かも)、逆に動くイメージを持つと結果として左に動いてしまうミスを軽減出来る。

テンプラが多い、左に引っかかる、インパクトが「詰まった」イメージ、左肘が引ける、スイングのパワーがボールに伝わらない、ヘッドが走らない、なんて感じている方々、イメージを持って振ってみたらいかがだろうか。


ただし、どんな事でも「オーバードゥ」はまた違ったミスの元になるから、「ほどほど」に。

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