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2013年6月25日 (火)

直ぐに出来るゴルフコレクティブル  1

Bu130625ゴルフコレクティブルというと皆さんはどういった物を思い浮かべられるであろうか?
立ち寄り難いジャンルと思われるやも知れない。
海外の話を見聞きすると、ロングノーズや手鍛冶アイアン等の木製シャフトのクラブに、豪華な装丁の古書や調度品に大変な額のお金や保管スペースを掛ける人達の例が出てくる。
我が国にもそういった、及びそれに準ずる方々が居られるし、皆さんご存知のブログにて集めた1940〜60年代のクラブを紹介されている、旧来の日本的コレクターとは一線を画している方々が居られるのを忘れてはならない。

と言っても大半の方は自分には縁が薄いと感じられるやも知れないし、あるいはやってみたいけれども取っ掛かりが見付からない、お金や知識(これは重要だ)スペース等の不安を感じていることだろう。
これらの方々に私に実体験から、3000〜5000円の元手と休日等にあちこちを歩き回る根気があれば、目に見えた形での成果を挙げることの出来る分野を書いてみよう。

それはボールの収集である。
ボールと言っても数万〜数百万の値が付く様なフェザリーやガッティ、初期のラバーコア(糸巻き)などではなく、1970〜90年代の糸巻きボール達だ。
私がこれを始めるきっかけとなったのは、収集の為ではなくプレーで入り用となった為であった。
2009年にヒッコリーゴルフを行うことに成り、クラブに優しい糸巻き、それもバラタカバーのボールが必要になったのだが、新品の物がおいてある地クラブ屋さんでは値がそのままで少ししか買えず、クラブ屋さんが「ここで買うよりもロストボールのパックから探してごらん」とアドヴァイスをしてくれる程であった。
このアドヴァイスは本当に有り難かった。
それならばリサイクルショップにまとまった数が在るのでは、と大手チェーンから個人経営の店を廻った所、二番目?のお店で糸巻きボールがクリアケースに一杯、10個50円で売りに出されていたのだ。
これ幸いと二回に分けてスリーブ箱を含め6ダース(打)程購入した所、様々な種類のボールがあったことから集めるのが愉しくなり、(いくつかを使いロストしたが)以降ボールを求めリサイクルショップを廻る様に成った。

最初の半年で使用分を除き1グロス程を集め、安いボールが見付からず一年程の中断を経て現在は非使用球が2グロス1〜2打程、バラからダース箱まで様々在る。
これらのコレクションの数量トップ2はダンロップとブリジストンで、前者が1グロス1〜2打、後者が6打程在り、4種のダンロップ65、10種のマックスフライ(サイズ、コンプレッション多数)にレクスター5〜6種とイーグル2種が量のほとんどで、残りの5打強に28種、有象無象のブランドが集まっている。

名前を挙げるとケネス・スミス、ベンセイヤース、タイトリストツアーバラタ、ガッティ+10、ダンロップオーガスタ、ブリジストンJSジャンボ、トップフライとバードオンボール等々...使ったことが有るぞ、いやこれは未見だと感じられる方々が居られるだろう。
貴重な物はあまり無いと思うが、珍しいと感じているのが黒フィルムに包まれたダンロップ65と、箱にサンプル品と記された青字の同モデル、英国製の六角ディンプル球、ユニロイヤルPLUS6のフィルム入り、ブリジストンが練習用として袋詰めして販売したレクスター半ダース(未開封)、青数字にpro-parと有るメーカー不明球、そして様々な企業やコース等のロゴが入ったボール達であろうか。

このネーム.ロゴ入りボールも収集に適している。
この種のボールは現在でも製造されているので糸巻きよりも入手しやすいかもしれない。
分類は企業、コースのノベルティ品、大会等の記念品とプロ使用ボールが有る。
ボールのプリントも活字、エンブレム、社標、商標とバリエーションが有り、箱にプリントがなされている物も有るのでチェックをして見るのも良いだろう。

さて、ボールを集める為の考察に移るとしよう。
購入先としてはリサイクルショップが一番手頃であるが、大手チェーンと個人経営・マイナー店では開きが有る。
大手店の場合では個人の所有品の他に地クラブ屋さんが閉店の際に売却したのでは、と思える量が出てくるが(店舗や時期によってばらつきは有るが)他よりは安定しており、ほとんどが新古品だ。
値段は1スリーブで105〜525円で、大抵は210〜315円だが店晒しが続いた場合105円を切ることもあった。
ただダース箱で売っている事が少なく、バラしてスリーブごとにしている感が在る、またバラ売りは一度しか見た事が無く(40円程)半ダースにまとめて袋詰めにされている事が多い。

一方個人経営・マイナー店の場合は在庫が有る場合にはかなりの量を手にする事が出来るが、ムラは先記の店よりもずっと大きい。
売っている種類はバラ・スリーブ・ダース箱に新古、キズものと様々で、値段にも波が在る。
実体験で書くと、ダース箱780〜2800円(高い方は買ってない)、スリーブ箱30〜280円、バラ10〜20円の他に先の10個50円やケースに詰め込んであって1000円というのもあった。

思うに安値でボールを手にするならば後者だが、安定した入手先としては前者が一番と思う。
と言ってもリサイクル品なので売っている人達に左右されるため、買いに行く店は一軒に留まらず、何軒も根気よく訪ね回るのが重要だ。
上手くいけば大手チェーンを数件廻って糸巻きボールを有る程度入手出来るはずだし、個人経営の所には思わぬ掘り出し物が眠っている事だってあるのだ。
最初は無駄足に終わる事も有るだろうが、一度集まりだしたら探し廻る事も愉しく成って来るハズだ。

このやり方はゴルフ収集としてだけではなく、プレーをする為の糸巻きボールを集めるのにも適していると思う。
少なくともネットオークションで悩むよりも実際に手に取って品質を確かめられるし、新古品も多い上に安上がりなのでボールの残高にお困りのパーシモン・ヒッコリー党の方々はお試しを。

話が少しズレたので、ここに書いた1970〜90年代の糸巻きボールの価値について書いてみると、1個で数十〜数百ドルもする1900〜40年代の物には及ばないが、海外の物では1スリーブで15〜20ドル、プロのサインが入ると倍の値がついているのをゴルフアンティーク店のカタログで見た事が有る...まるまる当てはまるかは判らないが、目安には成るだろう。
もしこれらのボールにも結構な価値があって、今後トレードや何やらの対象と成り、新古の糸巻きが払底し、パーシモン・ヒッコリー党の方々がプレー出来なくなる事を心配される時が来たら、海外には打60ドルと高目だけれどもヒッコリー用のしっかりとしたボールが、ルイヴィルゴルフやタッドモア等から販売されている事をお知らせしてご寛怒を頂きたい。

*以上は著者(松村信吾)の経験より。





(この文の著作権は松村信吾氏に所属します)

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