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2013年7月

2013年7月31日 (水)

どっちを選ぶ?

Bu130731_2ゴルフを始めて7年...と言っても、Fさんにとってゴルフが自分の人生の中でかなり大きな部分を占める様になったのはここ3年くらいのことだ。

Fさんは年は40半ば、子供にあまり手がかからなくなって、やっとゴルフ友達の誘いに普通に応じられる様になった。
近所の練習場に一緒に行くゴルフ仲間は全部で5人。
月一回程度このうち2〜3人とラウンドして、2ヶ月に一回くらい旦那とラウンド、3ヶ月に1回それぞれの旦那や練習場仲間やスポーツジムの仲間が集まってコンペをやっている。
Fさんはゴルフ仲間では、腕は一番下手。
子供に手がかかっているうちはゴルフにそれほど熱くなっていなかったので、ラウンドする事自体が楽しくてスコアも飛距離も気になんてしてなかった。
何より、腕はともかくゴルフウェアを着たスタイルは自分が一番良いと思っていたし...(これは、コンペの時に自分と一緒に廻りたがり人が多かったし、うちの旦那も自慢げな態度を隠そうとしなかったから)。

それが、やっとゴルフとゆっくり向き合う時間が取れる様になって来て、変わって来た。
いつも自分が一番飛ばない、一番スコアが悪い、というのが当たり前になっているのが気に食わない。
学生時代からスポーツは嫌いじゃなかったし、足だって速かったのに...
なんでゴルフで自分が一番下手になっているのが当たり前なんだ?

そう思ったのが3年前。
なにしろ飛ばないのが口惜しいので、ちょっと細い自分の身体をジムで鍛えることにした。
食事にも気を使って、まず自分の体力をつける事を一番に考えた。
練習も熱心にやったし、練習場のレッスンプロにも判らないところを何度か教えてもらった。
細かった自分の身体がかなりしっかりしてくるに連れて、飛距離は思ったよりも伸びて行った。
まだ仲間で一番にはなれないけど、「いい勝負」になってセカンドを一番先に打つ事は凄く少なくなった。
スコアもこの3年で、かなりの頻度で100を切れる様になったし、ベストは88まで出た。

その代わりに、ウェアには拘らなくなって動きやすい事を第一に考えたものばかり着る様になった。
いいショットが出て、いいスコアが出る様になって、ますますゴルフ熱が高まって来たというのに...最近ショックな事を夫に言われた。

「おまえ、ゴルフ上手くなったのはいいけど、女を捨てちゃったのか?」

そういえば、最近はコンペの時に自分と一緒の組になった男の人が困った顔をする様になった。
以前は一緒の組になると、(男の人は)みんな競争で色々と面倒を見てくれたのに...最近は、ラウンド中は放っておかれる事が多いなあ...
(そういえば、最近は可愛くないウェアでゴルフやってるし)
それでちょっと気になって、以前着ていた「ちょっと可愛い」ウェアを引っ張り出して着てみようとしたら....まるで着られなかった。
そうか、これを着ていた時より5キロ以上体重が増えたからなあ。

Fさんは、最近クラブが合わないと感じるのでへそくりを貯めて新しいクラブを買う予定だった。
...ちゃんと当たったと感じても球がバラツク事が多くなったので、練習場でレッスンプロに見てもらったら「クラブが負けてますね」と言われた。
紹介された店でデータを取ってみると、明らかにヘッドスピードに対して今のクラブのシャフトが柔らかすぎる、と出た。
それで、今のクラブよりしっかりしたシャフトでクラブを揃える事にして、お金を貯めていた。

このヘッドスピードの向上は、練習でスイングを修正し、ジムで身体を鍛えて速いスイングに耐える身体を作り上げた事が原因...その結果体重が増えて、各部分が太くなってしまったという訳。
以前の様な可愛い服を着るには体重を減らさなくてはダメ...そうすれば、またきっと男の人にも注目されるだろうし、旦那も自慢する様になるかもしれない。
でも、そうすればきっとまた飛ばなくなってスコアも悪くなる様に思う。

どうしよう。
ハードなクラブに買い替えて「女を捨ててゴルフをとる」か、旦那の望む様なダイエットをして「上手くなるのを諦めて可愛い女でいるか」。

さあ、困った。
...どっちを選ぶ?


Fさんは「強くて(太くて)可愛い女」になる第3の道を、今懸命に考えている...

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2013年7月30日 (火)

コーリー・ペイビンのスイング

Bu130730_2土曜の夜と日曜の夜、仕事が一段落したあとゴルフネットワークで全英シニアオープンを見ていた。

試合そのものは最終日後半までランガーが独走していて、その後追い付かれてプレーオフ...荒天での中断があったりしたので結果にはあまり興味なく、時折映る懐かしいゴルファーの姿を見るのが楽しみだった。

自分的には昔「Mr.ゴルフ」と言うゴルフ漫画雑誌で、漫画の主役にして好評だったコーリー・ペイビンの今のゴルフに注目していた。
昔のペイビンは濃い鼻ひげとチリチリの髪の毛が特徴だったのに、今は鼻ひげも無く髪も白くなりすっかり別人の雰囲気になっていたが...スイングは昔と全く変わっていなかった。

昔漫画の主人公にしたのは、ペイビンが身長は170センチちょっと、足も手も短く指も短い...まるで平均的な日本人の体格と同じ、それなのに大男の飛ばし屋ぞろいのアメリカツアーで賞金王になったり、メジャーで勝ったりする彼のゴルフが日本人の参考になるのではないかと思ったから。

彼の「飛ばなさ」は昔から有名で、唯一勝ったメジャー....1995年の全米オープンでは、優勝争いをしていたグレグ・ノーマンがセカンドをミドルアイアンで打つ時に、何と4番ウッドで先に打って1・5mにつけて勝った。
飛ばないけれど彼の球捌きは見ていて面白く、世界マッチプレーなどでは全て曲がる球でホールを攻略して行く様がまるで幻想的に見えた。
セカンドをショートアイアンで打とうとする相手に、ロングアイアンでフックをかけたりスライスをかけたりして先にピンに寄せて行く彼の戦いぶりは実に美しいものだった。

そのペイビンのスイングは、打つ前に大根切りの様な素振りをしたあと、素振りと同じスピード力加減でボールにどちらかの回転をかけて打って行く。
力感は全く感じない...「え? ボール打ったの?」なんて思う程。

それが、久しぶりに見た全英シニアオープンでも同じだった。
ひょいっと打って終わり。

ああ、あれなら身体を痛めないなあ....
ペイビンはグローブを使わず、ウィークグリップでフェースをロールさせて打つ...職人的なスイングで、スイング自体を真似するのはかなり難しい。
でも、あの力感とリズムは真似出来る。
ちゃんとクラブフェースの芯でヒット出来れば、あの力感とリズムで十分ゴルフになる...

ちょっと練習場に行って、今の自分のスイングにこもっている「無駄な力」をそぎ落としてみたくなった。

...これからのマイブームは、コーリー・ペイビンてのも面白いかも。

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2013年7月29日 (月)

クラブヘッドは、低く、遠くに振れ。

Bu130729_2「クラブヘッドは、低く、遠くに振れ。」...ゲーリー・プレーヤー。

ゲーリー・プレーヤーは身長170センチに満たない体躯ながら、身長180センチを超す時代のヒーロー、アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラスと互角の戦いを繰り広げ、時代を背負う3巨人の一人となった。
メジャー9勝(マスターズ3勝、全米オープン1勝、全英オープン3勝、全米プロ2勝)で、ジャック・ニクラスより早くキャリアグランドスラムを成し遂げた。
PGM24勝、世界で通算優勝163回を誇る。
またその体格のハンデの為か、早くから筋力・持久力のトレーニングを欠かさなかった元祖「アスリートゴルファー」でもある。


さて、この言葉。
プレーヤーが言ったという事が面白い。
パーマー、ニクラスに比べると身長が10センチ以上低かったプレーヤー。
普通の人の考え方だったら、その体格差に対抗する様な飛距離を得る為には、クラブヘッドを出来るだけ速く下から上にカチ上げる様に振ろうとするだろう。
そこを敢えて「低く」と言っている所に、スイングの真実があるはず。
ゴルフなんてものをやった事がない人に地面においてあるボールを打たせると、ほぼ例外なくクラブでボールをすくいあげる様に打とうとする。
下から入れたヘッドを、急角度で上に振り上げてボールを上げようとする。
...結果は、ゴルフを始めた頃に誰でもが経験するダフリ・トップの連続でボールなんか上がりやしない。
もちろん空振りだって普通にするだろう。
ゴルフクラブのヘッドというものが「打ち込んだ方が」ボールが上がる様に出来ているという事を理解するのには時間がかかる。
しかし、練習を続けラウンドを重ねると、やがて誰もがアイアンは上から打てば何とかなると理解するはず..だった。
ところが、これが最近の新型クラブ、特にアイアンでは怪しくなって来ている。
クラブ作りの新技術と新素材と新理論は、ちゃんとスイングしなくたってボールが十分上がる様な方向にどんどん進んでいる。
「上から下に」ではなく、「さらうように」でも「すくいあげ」でも、フェースに当たればボールは上がる。
アイアンでさえそういう方向に行っているから、ウッドや新型ユーティリティークラブなんてのはどんな軌道でスイングしたって、フェースに当たりさえすればとりあえず飛んで行く様に出来ている。
飛距離だってそういうスイングでも飛ぶ様に造ってあるから、とりあえずフェースにボールが当たる様なスイングが出来れば普通にラウンド出来る様になる。

結果、クラブヘッドをポンと振り上げさえすればボールは飛ぶから、クラブヘッドをなるべく自分の身体の近くを通す為に肘を引きながら(その方が不安が少ない)殆ど手だけで小さく振るか、そっとボールの後ろからスピードの遅いヘッドをぶつけて(とりあえずボールに当てやすい)打ち上げるだけのドアースイングになってしまう人が多くなった。

このスイングで、例えばパーシモンヘッドのドライバーやマッスルバックのアイアンでボールを打ってみれば、「どのくらいボールがちゃんと飛ばないか」が判るんだけど、そういう人はそんなクラブには興味がないし使う気も全くないのでスイングの疑問なんて持ちやしない。

でも、もしこのプレーヤーの言葉を頭の端に置いてスイングしてみれば...例えばインパクトのあとクラブヘッドを低くしたまま振るイメージ、あるいはクラブヘッドが大きくゆっくりと身体の遠くを動いて行くイメージで...今までの自分のボールとはかなり違うイメージのボールが打てる可能性が高い。
ドライバーはもっと強く飛ぶボールが出ると思うし、アイアンは弾道が高く強い球が出て飛距離が1番手くらい違うはず。

もちろん身体の遠くをヘッドが動くと言っても、手とヘッドが一緒に動いていてはダメだし、低く振れと言っても、上体が突っ込んだりスエーしたりしてはミスが増えるだけで良い結果は望めないけれど。

ただプレーヤーのこの言葉は、スイングのポイント。
だから、この言葉を頭の片隅に置いておいて、自分のスイングを「少し」だけ「少しずつ」良い方向に持って行こうと意識していれば良い。
(いきなりのオーバードウは、スイングが崩壊してゴルフが楽しくなくなるからね)

100を切れない人は、この言葉の反対をやっている人が殆ど....練習場で他の人のスイングを見てみるとよくわかると思う。

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2013年7月26日 (金)

ラウンド行けないときのウェッジ考

Bu130726_2相変わらず腰が前傾すると痛い。
医者に行ったりしたいのだけど、ここの所仕事が重なってパソコンの前に座りっ放しというのが続いている。
今辛いのは、立っていて何かを落とした時にそれを拾う為に腰を折るのがめちゃくちゃ痛くて、息を止めて気合いを入れて座り込んで、呻きながら手を伸ばさなければならない...最近のコースでも、カップからボールを拾うのには長尺パターを丁度杖の様に使ってすがらなくては拾えない。
横に曲げたり捻ったり、後ろに伸ばす分にはさほど痛まないが、前に腰を曲げるのが非常に大変。
これでゴルフが出来るのか...不安。

とは言っても、全英オープンが終わったあと比較的涼しい天気が続いているので、ゴルフの虫がウズウズと動き出している。

まあ、腰が前傾に耐えられたらという話だが..黒トップを使い続けるつもりの今、ウェッジをどうするかが悩みの種。
以前の持ち主が黒トップのロフトを少し立てていたため、ピッチングは約48度、サンドウェッジは53〜54度くらいになっている。
その為にイラストのように58度のウェッジを入れて対応しているけれど、バンカー専用として60度のウェッジを入れてみようか、と...いざというときのロブショットも易しいし。
しかしそうなると転がし用に使っているサンドとの間が開き過ぎる。
ピッチ&ラン用に56度を入れればバランスは取れるが、ウェッジ4本はちょっと多すぎる気もするし...
ウェッジを入れてロングアイアンを抜くのも美学に反するし・・・と言っても、この腰ではロングアイアンは上手く使えない気がするから、それでもいいのだが...

来週あたり涼しければラウンドしたいけど、ちょっと無理っぽい。
ナイターか高原ゴルフ、行けるのは8月になってからかな、やっぱり。

夏はこれから本番、気合い入れたいけれど...「お前はもう負けている」なんて夏に言われてる気がする。

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2013年7月24日 (水)

参考になった事

Bu130724_2今年の全英オープンは、自分のゴルフが「腰痛の為にボールが掴まらない」と言う状況の中で見ていた。

全英オープンという今年のゴルフのフィナーレの大会を純粋に楽しむつもりだったんだけど、今の自分の状況を脱出する助けになるものはないかという気持ちが潜在意識にあったんだろう...優勝争いの他に「これが役に立ちそう」とか「このスイングだ!」なんてものに目が行ってしょうがなかった。

ミケルソンやタイガー、アダム・スコット、ステンソン、エルス、G・マック、ウェストウッドなんかは、それぞれ「凄い」スイングではあるけれど参考にはならない。
彼等だから出来るスイングで、ようするに「他人事」のスイング。

自分の今の状態で気になって、これは参考になる、これを真似してやってみようと思ったのは、ヒメネスとザック・ジョンソン。
まあ、いつでも自然体のカブレラのスイングも好きだけど、あれはもう少し腰が良くなってから参考にする。

ヒメネスは、あのデップリとした腹で奇麗にボールを捕まえる。
それほど腕力体力がある訳でも、身体が特別柔らかくもないし、49歳なのに...
それが何度かスローモーションでスイングが映された時に驚いた。
本当に頭が動かない...わずかにトップで少し右に回転するだけで、頭の後ろに見える風景から全く1センチもずれてない様に見える....同じ様にスローで再生されたタイガーやミケルソンは、ヒメネスに比べたらまるで立ったり座ったりしている位に頭が動いている。
後頭部を中心にした円運動が出来るならば、本当に無理なくボールを捕まえる事が出来る...そんなゴルフの原点を再確認させてもらった。

そして自分の今の状況脱出に一番役に立つと感じたのが、ザック・ジョンソンのスイング。
このザック・ジョンソンのスイング...マスターズに勝った頃から同じだが、およそ奇麗なスイングとは言えない。
しかし、それほどの飛距離は出ないが、そのアイアンの正確性は本当に凄い。
強めのフックグリップで、左腕が地面と平行になるぐらいにしか上げない...左腕がまっすぐで上げられるだけしか上げないと言う風に見える。
そしてインパクトできっちりボールを捕まえる事だけに集中し、フォローは右腕が地面と平行になる辺りで止める...このフックグリップで高いフィニッシュを無理にとろうとすると、どうしてもインパクト前に身体が起き上がりやすくなるし、チーピンが起きやすくなる。
このスイングは腰痛の自分でも、やれそうな気がする...自分にとっては要するに「インチキハンマー打法」なんだけど。
ただ、この打法は基本がフックボールになってスライス.フェードは打つのが難しくなる。
この打ち方はパンチショットとも言えるし、ノックダウンショットの一種とも言える。

自分に出来る範囲では、
「強いフックグリップ」
「高いトップを考えない」(左腕を伸ばしたままで上げられるところまで)
「インパクトだけに集中」(ここが全て)
「フォローは低く」(ボールを捕まえたまま押すイメージ...インパクトを長くするため)
「フィニッシュは腰の辺りのつもりで」(成り行きよりも、「上げないで止める」感覚の方がいいかもしれない)

涼しいから、練習場に久しぶりに行ってみてやってみよう。
身体がガタガタになったら、行き着く所はインチキハンマー打法か...でも、悪くないな、多分。

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2013年7月22日 (月)

2013年全英オープン4日目

Bu130722_2最終組がアウトを終わった頃でも、まだ誰が優勝するのか見当もつかない様な試合だった。
風は強いものの4日間通じて「荒れたいつもの全英オープン」らしからぬ天候だったのに、スコアは伸びなかった。
結局ショットよりも、いかに微妙なラインのパットを入れるかが勝負の行方を左右した。

始めてのメジャー制覇を狙うウェストウッドは、難しいパーパットをねじ込んで行くくせにチャンスとなる上りの短いバーディーパットをことごとくショート。
バーディーパットでカップに届くのは下りのパットだけ、という有様。
粘ってはいてもバーディーを奪えないうちにショットが乱れて落ちて行く。

タイガー・ウッズは、やはりバーディーパットが入らない...ラインを読みきれていないし、距離感も合わずに3パットを繰り返す。
殆どのバーディーパットは、全盛期なら入れていたと思う。
やはり、そのうちにショットも乱れて沈んで行く。
ブラックタイガー(ウッズ)対ホワイトタイガー(アダム・スコット)の対決は、ホワイトタイガーの勝ちとなった。

期待していたカブレラも、何度も短いバーディーパットを打つ映像が飛び込むが...一発も入らない。

アダム・スコットも、ヘンリク・ステンソンも正確なショットで浮かび上がっては、パットをミスして落ちて行く。

そんな中で松山英樹の正確なショットは恐るべきものだった。
ほぼフェアウェイ・グリーンを外さない。
このショットの正確さは既に世界一流のものだと思う...パットも悪くないし、度胸もある。
ただ、プレーの遅さが足を引っ張っている。
今回のペナルティーは、いい薬になったと思う...知られている事だが、今の学生出身のゴルファーのプレーの遅さは異常だ...特にグリーン上がひどい。
「強ければいい」なんて風潮で内心「遅いなあ」と思っても誰も文句は言わないが、あんなに1ショットに時間をかける事が当たり前になったら、ゴルフなんて本当につまらない遊びになる。
遅いプロにはどんどんペナルティーを科した方がいい。

ミケルソン...まだ全英オープンに勝っていなかったのが不思議なくらいだ。
全英オープンにかける意気込みも強いし、低い弾も打てるし自由にボーるを曲げられるし、小技も上手いし、パットも上手い。
本人が「キャリアの中でベストのゴルフが出来た」と言う様に、上がり6ホールで4バーディーは圧巻だった。
決めるべきパットを全部決めたこの集中力と瞬発力...あとは全米オープンを獲れればグランドスラム。
43歳...準オヤジの勝利とも言えるかな。


さあ、これでゴルフのシーズンはひとまず終わり。
この暑い夏が過ぎると、今年2回目のゴルフシーズンがやってくる。
それまでに、減量と腰痛をなんとかしておかなくちゃね。

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2013年7月21日 (日)

2013年全英オープン3日目

Bu1307211頑張っていたオヤジーズも、ヒメネスの11位タイが最高でオメーラもカプルスもレーマンも下位に沈んでしまった。
替わって台頭して来たのがウェストウッドやウッズ、スコット、ミケルソンらの現役の実力者達。
(ただ準オヤジーズのカブレラが一人、密かに静かに健闘しているのが楽しみ)

いつもの全英オープンとは全く違って、青空と弱い風、気温も高く選手も観客も半袖のままという気象条件ながら、ウェッジでグリーン手前に落としたボールがそのままグリーンを縦断してこぼれてしまうコンディションのコースは、パットの冴えが勝負となっている。
少しでも短いパッティングに不安があるものは、あっという間にダブルボギー以上を叩いて落ちて行く。

ただいつもの全英オープンと違って、ラフに入っても普通にグリーンに打って行く場面が多い。
見た目は深いラフだが、意外とムラがあってそれほど影響なく打てるケースが多いようだ。

...健闘していた松山にスロープレーでペナルティーが課された。
彼の打つ順番になったあとの動きを見ていると、キャディーと話をし、メモを見、ボールの状況を確認し、キャディーと話をし、クラブを取り出し、素振りをし、一旦構えたあとアドレスを解き、キャディーと話をし、メモを見、クラブを取り替え、また素振りをし、アドレスに入り、またアドレスを解き・・・

という場面を何回も見る。
以前から、こういう打つ前の動きにずいぶん時間をかけてるなあと感じていた。
それは石川の時にも感じていた事だ。

私もこのブログでも「良いイメージが固まるまで打つな」とか「グリーンから逆に弾道をイメージしてから打て」とかの名手の言葉を紹介して来たけど、そういう言葉は正直「問題があるな」と感じていた。
そんな事考えてたら、いつまでたっても打てないんじゃないか?って。
むしろ今は「構えたら7秒以内に打つ」とかの「7秒ルール」の方がずっと正しいんじゃないかと思っている。

プロであるから、アマチュアと違い「生活と稼ぎと名誉」とがかかっているんだから時間をかけて慎重にプレーするのは判るが、プレーが遅い事は何のプラスにもならない。
松山は、この最古の「ザ・オープン」でスロープレーのペナルティーを受けた事を猛省し、二度とこんなペナルティーを受ける事のない様なゴルファーになって欲しい。
彼の「繊細さの無さ」は強いゴルファーになる為の最高の強みではあるけれど、「鈍感で無神経」なゴルファーになって欲しくはない。

そこへ行くとスネデカーやカブレラのプレーは、決断が速く思い切りが良くて見ていて気持ちが良い。
パットが入らずにスコアは伸び悩んでいるが、明日一日パットが入り出したらカブレラの優勝はある。

でも、まあ今回はウェストウッドを応援しているけど。
64回メジャーに挑戦しているんだから、一度は勝ってもらいたい...もう40歳なんだし。

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2013年7月20日 (土)

2013年全英オープン2日目

Bu1307201_2応援していた「オヤジーズ」は...やっぱり苦戦している。
ファルド、ワトソンは予選堕ち。
カプルスも予選は通ったが7オーバーでは上位進出はないだろう。
オメーラとレーマンが3オーバーとまだ粘っている。

健闘しているのが、ヒメネス。
4日間続くとは思えないけど、もし優勝なんぞしたら感動するだろうなあ。
あのおなかの出た体型なのに、本当に「頭が動かない」スイングは参考になる。

準オヤジーズのカブレラが、この全英オープンではやってくれそうに見える。
私は優勝予想にカブレラを挙げておく。

他に「優勝させたい」と思わせるのがウェストウッド。
おそらく全英オープンに優勝して一番喜ぶゴルファーだろう。

見ていて面白そうなのが飛ばし屋二人...B・ワトソンとD・ジョンソン。
高い球が持ち味のワトソンが、風が吹いた時にあの曲げるボールでどう戦うか...

いつも応援しているスネデカーは、ツキがない。
ハマれば行けると思うんだけど、まだ全英向きのゴルフになってない気がする。

そこにベテランのウッズとミケルソン。
この二人はパットの出来次第。

明日の三日目、強い風が吹いて温度がもっと下がって、本物の全英オープンになって欲しい。

真っ青な青空と、選手も観客もみんな半袖の全英オープンなんて見た事ない。
コースの向こうに見える海で、海水浴している人たちが沢山いる風景なんて、今まで一度も見た事ない。

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2013年7月19日 (金)

2013年全英オープン1日目

Bu1307191_4 この全英オープンは、ゴルフネットワークで夕方5時から翌朝4時まで放映されている。
地上波では午後11時から朝の4〜5時まで。
夏の時期の朝までの放送というのは、見終わってから寝ようとすると暑くなり始める為にクーラー無しではとても寝る事が出来ないので身体がきつい。
とても4日間そんな生活を続けられないので、二日間はゴルフネットワークの放送を午後5時から1〜2時まで見て寝る事にした。

この予選の二日間は組み合わせが変わらずにスタート時間が逆になるので同じ時間を見ていれば全部の組が見られるはず。
試合の流れは三日目が終わらない限り見えて来はしないと思っているので、この二日間は普段見る事の出来ない様なゴルファーを見る事を楽しむ事にする。
とは言え、ゴルフネットワークと言えどもスコアを崩したゴルファーはまず映らない様になってしまうので、見たいゴルファーにはせめてこの1・2日目だけでも一瞬は輝いて欲しいと...

そんな訳で、個人的今回の全英オープン予選二日間の楽しみは「頑張れオヤジーズ!」。

まず飛び出したのが、スペインのヒメネス。
まだ49歳だけど、体型雰囲気は50歳以上の雰囲気十分なのでとりあえずオヤジーズ。
いつも大きな試合ではいい所にいるんだけど、4日間持たない。
叩き上げの苦労人で、ピンクのシャツに愛車はフェラーリ...なんてキザキザぶりがイカすけれど、腹がぼってり出ている割にはその頭が微動だにしないスイングは素晴らしい。

続いて一日目に頑張ったのがマーク・オメーラ57歳。
とても4日間持つとは思えないけど、楽しそうに笑いながらやっているのがいい感じ。
ますます太って喉が3重アゴなのが...いい暮らしてるんだろうねえ。

トム・ワトソン、63歳。
...3年前の夢をもう一度見させて欲しいけれど、ますます背中が丸まったおじいさんの雰囲気になっちまった。
ショットはそんなに悪くないけれど、短いパットを本当に簡単に外す。
風が吹けば、まだまだいいとろに行けると思うけれど...

フレッド・カプルス、54歳。
まだまだその飛距離とアイアンの切れはレギュラーツアーで十分通用する。
がしかし、そのキレを4日間続けられない。
最年長メジャー優勝記録の更新は、カプルスが一番近い所にいると思うんだけど。

ニック・ファルド、57歳。
かって、憎らしい程強い・つまらない程強いと言われた男を久しぶりに見た。
今は解説者としての仕事がメインで試合には出ておらず、プライベートでも殆どゴルフをしていないという。
2倍以上太くなった身体でそれなりのゴルフをしていたけれど、パットは殆ど素人の様な打ち方になっていた。
試合をやらなくなったのは、イップスになったからという噂があったけど...

さて、もう一人...アンヘル・カブレラ、44歳。
まだまだオヤジーズには早すぎる年だけど、雰囲気は十分50過ぎのオヤジーズだし、洒落っ気や粋なゴルフっぷりが気に入ってるのでオヤジーズの名誉会員。
先日のマスターズでのサムアップで、世界中に「男を上げた」という事だし。

今年のマスターズは、25度の気温、真っ青な青空と白い雲、気持ちの良さそうな風...とスコットランドの夏でも本当に珍しい好天なんだそうだ。
ヒースの茂るラフからの映像だって、バックが奇麗な青空でまるでイギリスの風景とは思えない。

まあ、まだ本当の「全英オープン」は始まってないという事だ。

明日も半分だけ見て楽しもう,,,予選カットが決まってから、本物の全英オープンが始まる。
その時、こんなオヤジーズが沢山残って健闘していたら面白いんだけど。

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2013年7月18日 (木)

ゴルフシーズンの終わり...2013年全英オープンが始まる

Bu130718_2春の花が咲き誇る4月にマスターズで華々しく始まった2013年のゴルフシーズンは、6月の全米オープンでそのクライマックスを迎えた。
そして今日からは今年のゴルフシーズンのフィナーレとなる全英オープンが始まる。

日本ではまだこれからが夏本番...これから8月一杯狂気の様な35度越えの暑さが続き、9月になっても30度を下回る日はまだ来ないだろう。
下手すれば10月まで30度越えの日が続くのだから、「夏はこれから」と言うのが普通の感覚。

しかし、ゴルフのシーズンとして見てみると、どうしても毎年全英オープンに「もう盛りを過ぎた夏の終わり」を感じてしまう。
全英オープンが開催されるどのコースでも、この時期は「一日の間に四季がある」と言われている。
日がさして風がなければ誰もが半袖でプレーするが、いったん曇って風が出れば皆ベストを着込み、長袖になり、雨が混じった冷たい風が吹けばセーターを重ね着し、雨具を上から着る。

観客の姿を見ていても、半袖だったりオーバーを着込んでいたり...
リンクスコース内のカメラから時折映し出される海岸の風景は、日本の様な海水浴風に遊ぶ人の姿は全く無く、天気が良ければ波打ち際を散歩したりするごく少数の人々、天気が悪ければとても7月とは思えない無人の荒涼とした海岸風景が映し出されるばかり。

花に囲まれて始まったシーズンの「旅の終わり」「終着駅」の姿としか思えない。

今日から4日間、灼熱の日本から荒涼としたイギリスの夏の風景を見る事は、クーラーよりも効き目のある避暑かもしれない。
今年はミュアフィールド、全英オープンが行われるコースの中では比較的スコアが出やすいコースだと言う。
「誰に勝って欲しい」というのは全くないが、全英オープンらしいエピソードを残す様な名勝負が見たい。

あと4日。
睡眠不足と暑さ対策考えて、ゴルフネットワークでも見て楽しむとしよう。

見終わったあと、「ああ、暑くてもゴルフがしたい」なんて気持ちになっていればいいなあ。

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2013年7月16日 (火)

泣いた男

Bu130716その男は試合が終わり、相手を祝福しキャディーを労った後、記者達に囲まれている勝者の喧噪の影でグリーンの端に座り込んで、膝を抱えて泣いていた。

その姿を見たのは偶然だった。
ヨーロピアンツアーの最終日の中継を見ていたら、その中継の間に過去のその試合の優勝風景の映像が流された。
その映像の一つにそんな光景が移っていた。
胸の傷む、辛い映像だった。

その試合はフランスオープン...97回の歴史を誇る、ヨーロッパ大陸最古のナショナルオープンだ。
メジャーと呼ばれる全英・全米オープンに比べてそれほど世界的に知られている試合ではないが、ヨーロッパのゴルファーにとっては全英オープンに次ぐメジャーな試合と言ってもいいだろう。

...泣いていた男は、ジャン・バンデベルデ。
1999年、33歳の時の全英オープン、あのカーヌスティーで3打差の首位で最終ホールに立ちながら、トリプルボギーを叩いてプレーオフになり負けた男。
勝ったポール・ローリーより、負けて「カーヌスティーの悲劇」の主人公としてゴルフの歴史に名を残した男。

バンデベルデはアマチュアで3勝してプロになり、1993年のローママスターズでヨーロピアンツアー1勝を挙げた。
しかしあのカーヌスティーまではヨーロッパツアーの無名のプロゴルファーに過ぎなかった。
・・・カーヌスティーでは、まさにゴルフの神が彼の味方をしていた。
誰よりも多くドライバーを振り回し、誰よりも少なくパットをしていた。
奇跡的にトラブルを避け、奇跡的に長いパットを入れまくり、気合いが入っているのに淡々としたプレーぶりはなぜか日本の侍の雰囲気を感じさせた。
しかし、ゴルフの神の手は72ホール中71ホールまでしか差し伸べられてはいなかった。
...でも、あの72ホール目でドライバーを持ったのだって、助かったセカンドで安全に刻まずに果敢にグリーンを狙ったのだって、彼にとっては上手くやって来た71ホールまでと同じだったんだから誰が責められるものか...

しかし、その負け方は彼の様な無名のゴルファーにとってはどれほど辛いものだったか...普通だったらもう二度とクラブを持てない程の深手だったと思う。

しかし、このハンサムなフランス人は諦めなかった...ゴルフを捨てなかった。

カーヌスティーから6年後、2005年のオープン・ド・フランス...フランスオープンでジャン・バンデベルデはJ・F・レメジーとのプレーオフを争っていた。
その一ホール目、クリークに囲まれた難しい18番の2打目、バンデベルデのボールはクリーク脇の深いブッシュに飛び込んだ。
しかし、相手のレメジーもセカンドをクリークに入れる。
レメジーはクリークの手前にドロップして4打目をグリーンへ乗せる。
バンデベルデはブッシュの側の急なつま先上下がりの斜面にドロップ...クリークに入った方がどれだけ良かったか...アンプレヤブルしてのドロップの場所はそこしか無かったのだ。
そこからはバンカー越えのアプローチで、しかもピンはバンカーに近く下り...強ければ明らかにグリーンを飛び出しまたトラブルになる...最悪のライで最難度のアプローチ。
結果はバンカーの土手に目玉となり、5オン2パットのトリ。
レメジーは4オン2パットのダボ。
ダボとトリでバンデベルデは負けた...膝を抱えて泣いたのは、その後の光景だった。

彼にとっては、あのカーヌスティーの傷を癒す大きなチャンスだった。
全英オープン程のメジャーではなくても、ヨーロッパ大陸最古の、しかもフランス人の彼にとっては母国のナショナルオープンでの名誉回復と再生のチャンスだった。
その強い思い入れと、やはりあの記憶が彼を再び同じ悲劇へと導いてしまったんだろう...全英オープンでは泣かなかった男が、フランスでの敗退に泣いていた...

それでもバンデベルデは再び立ち上がり、翌2006年のポルトガルでのマディラ・アイランドオープンでやっとヨーロッパツアー2勝目を挙げる。
この試合でも3打リードして迎えた最終18番で、あわやのダブルボギーを叩いてかろうじて1打差の勝利ではあった..,彼にとってリードして迎えた18番がどれほどのプレッシャーであるのか、我々には想像するしかないけれど...。

数年前の全英オープンで、詰まった流れの中で眼光鋭くコースを見つめているバンデベルデの映像をチラッと見た事があった....多分、彼は今でも全英オープンに挑戦し続けているんだろう。

1966年生まれ、今年47歳になる。

いつか、勝って泣きたいよなあ...

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2013年7月13日 (土)

柚の友達

Bu130713_4冬を除いて、毎夕必ず遊びに来てくれる友達が柚にはいる。

それがこのヤモリ君。
多分親子で2〜3匹。
この窓の他に、浴室の窓と私の仕事部屋の窓にそれぞれ違う家族が出没する。
ガラスの向こう側で懸命に蚊や羽虫や小さな蛾を捕まえる姿は、その小さな指の動きや尻尾の動きが愛らしく、毎日会うのを楽しみにしている。

でも家族で一番喜んでいるのが柚だろう。
動きの速いものはとても目で追えず、少しでも大きなものにはビビって逃げてしまう柚にとっては、その大きさや動きのスピードが最も遊び相手として適していると言える。

始めの頃はガラスの向こう側とは気づかずに飛びついてガラスと激突したりしていたが、今では近くに来るとそっと手で押さえようとする程度。
捕まえた!という思い手両手で押さえているのに、ガラスの向こうでスッと動いてしまうのを押さえた両手の間から不思議そうに柚が見ているのが面白い。

手の届かない距離にいる時には、写真の様に下でじっと見つめて待っている。
上を見上げたまま動かないのは、まるで猫の置物のようで絵になる風景。

しかし、ずっと見つめて待っているかと言えば、そこは猫、というよりそこは柚。
すぐに飽きてよそ見をする...するとその間にヤモリは餌の虫を追ってさっと動いてしまう...もう一度同じ場所に視線を戻した柚はヤモリがいたはずの場所に何も無いのを見て、我々を振り返る。
どこへ隠してしまったの? なんて顔をして。

毎日飽きずに追いかけて、いつまでも手に入らないその獲物。
見える所にいるのに、近づけない。

柚よ、その友達とはその距離が変わらないから毎日新鮮に会えるんだぞ。
手に入れてしまえばおしまいの、儚い夢の様な存在なんだぞ。

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2013年7月11日 (木)

今は、夏が嫌いだ...

Bu130711_2もうね、外に出たくないんだよね。

ちょっと買い物に自転車で太陽の下を走っただけで、腕や首や日に当たっている所からジュージューと焦げて来てる様な気がするし、ドッッと吹き出した汗がザラザラの塩分を残して蒸発して...

サングラスを忘れた目には、横断歩道の白い塗料が強烈に反射して眩しくてたまらない。
口から入る空気は既に体温より高く、吸い込むとまるでお湯を飲んでる様な感覚。
通りに残る街路樹のわずかな日陰だけがまるで砂漠のオアシスの様に感じられる。

今までだったら暑くなると軽くなっていた腰痛も、身体を前後に曲げるだけで激痛が走るのが治らない。
ブログの読者の方々に教えてもらった、腰痛体操やストレッチ、それに名古屋の整皮師の方に教えてもらった整皮というのも見よう見まねでやっているが、どれも少し痛みが軽くなった様な気がするけれど腰の状態が治るというほどにはならない。
バランスボールに座って仕事をしているとイスに座っているよりも腰痛の度合いが軽いので、痛みを我慢して背筋を鍛えるのはありかもしれない。
まあ、腰が多少良くなったとしても、身体がこの暑さに慣れるまではゴルフをする気にならないだろうけど。

若い頃、夏という季節にはきっと普段の生活とは違った何かのドラマが起きる...なんて根拠の無い期待を毎年していた。
例えば、輝く太陽の下での出会いとかハプニングとか...結局いつも何にも起きなかったけど。

夏が本当に特別な季節になったのは、結婚し娘が二人出来てから...その下の娘が歩き出す前に、毎年真夏の房総の根元キャンプ場で1週間から10日間の「ただいるだけのキャンプ」をする様になった。
ここには私のイメージの夏に近い、「青い海」と「青い空」と「入道雲」と「白い砂浜」と「魚や色々な生物のいる磯」があった。
この自分にとっての「夏」のイメージを、娘達に毎年体験させたいというのが行き始めた動機だった。
始めのうちこそ、バーベキューだの花火だののイベントをしてみたが、回数を重ねるうちに「ただ海の側にいる事」が優先されて、余計な生活の「手間」をかける事を省略して行った...かわりに温水シャワー室やら、昼寝のスペースを整備して行って。
後年娘達に、その期間の体験は「夏の風景の原点」となった、と聞いた。
その夏の一週間が一年の暮らしの中心ポイントとなり、毎年来る「夏」を楽しみに待ち焦がれる大きなイベントとなった。

20年以上続いたその夏のイベントも、子供が大きくなり学生生活を終えるとともに終わった。
娘達はもう学生時代の「夏休み」のように、一週間以上の休みを取る事が出来なくなった。

その後のキャンプに行かない夏は、暑さに負け、光に負け、吹き出す汗に耐えかね、ただ冷たいビールだけが救いの、「早く通り過ぎて欲しい」だけの季節になってしまった。

ゴルフに熱中していた時代には、真夏のゴルフを平気でやっていたけれど...それも十年以上前の話。
今はこの太陽の下での「暑さに耐えながら」のゴルフは全くする気がない。
そのかわりに、もう少し身体が暑さに慣れたら、ナイターゴルフか高原ゴルフを考えてみる。
そして、この先も腰の痛みが何とかならない場合は、ゴルフの時だけ腰にサポーターを巻いてやるしか無いだろう。
その場合は、腰が動き難い為にスイングもグリップも変える。
考えているのは超フックグリップに握って、ハンマー打法「もどき」のインパクト最優先のゴルフ...多分そうしないとゴルフを楽しめないだろうと覚悟している。

...が、まだ今は全然ゴルフやる気無し。
とりあえず冷房の効いた室内で、腰痛対策を懸命に実行してみる事にする。
...外は今日も35度越えだそうだ。

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2013年7月10日 (水)

想い出となる日々に...

Bu130710_2結構頑張ったのか、まだ早過ぎたのか自分では判らない。

自信があったし、まだ当分大丈夫だと思っていたのに...
ちょっと迷った事が小さな接触事故になってしまった。
怪我人も無く、車に小さな傷がついたくらいで(それも保険を使う事で)実質的な被害は無かったし、事故原因も50パーセントずつという事で収まった。

しかし、Mさんにとってはひどくショックな出来事だった。
以前の自分なら回避出来たはずだし、その前にそんな状況にはならない様な運転を心がけていた。
「この際だから、返納してしまおう」
そういう気持ちになったのはその事故から3ヶ月後。
その事故の後、車の運転に自信が無くなって何度か「ヒヤッ」とした体験を重ねた。

「もう70歳とっくに過ぎてるんだから、そろそろ車の運転はやめて欲しい」
そう、何度か子供に言われていた。
それに、こんな気持ちになってからゴルフ場までの100キロくらいのドライブが以前の様には楽しめない、と感じていた。
「車の運転をやめる」、という事は同時に「ゴルフをやめる」と同じ意味があったけれど、Mさん自身「もう潮時なのかな」とそれを許容する気持ちが強くなった。

先にやっていた夫に勧められてゴルフを始めたのが40歳の頃。
50歳の頃、安くなった遠くのゴルフ場の会員権を夫とともに手に入れ、月に2回は夫と行く様になった。
そのコースでレディースの仲間が何人も出来、夫と以外に一人でもゴルフ場に行く様になった。
ハンデをとって月例のCクラスに参加し、ゴルフに対する情熱は強くなる一方だった。
会社員の夫は日曜日のゴルフは仕事関係が多く、月例に参加出来ないのを悔しがっていた。

5歳年上の夫が定年になって、やっと夫婦で月例に参加する事が出来る様になった。
しかし、「これから日本中のゴルフ場に行くぞ」と宣言していた夫が、定年後わずか3年で病に倒れて亡くなった。
それまで病気なんてした事無かったのに、心筋梗塞であっという間だった。

少しの間ゴルフをする気にならなかったが、他に興味のある趣味も無いMさんは60を過ぎてゴルフに今まで以上に熱中した。
ほぼ毎週、土曜日か日曜日はマイコースに通った。
コース中にその存在は知られて、誰もが挨拶してくれたし支配人やキャディーマスターや沢山居るキャディーさんも家族のようで居心地が良かった。
予約せずに行っても、必ず知り合いがいて楽しくラウンドする事が出来た。
65を過ぎる頃、陰で「スーパーおばあちゃん」と呼ばれている事も知っていた。

しかし、70を過ぎた頃からコースの様子が少しずつ変わって来た。
支配人が変わったり、なじみのキャディーさんが定年で辞めて行ったり...なによりも同じレディースのメンバーが、「年をとったから」とか「夫が定年になって故郷に帰る事になったから」とか、「夫が定年になったので収入が減ってゴルフに行けない」とかの理由で、一人・二人とクラブを去っていった。
そうして気がついたら、朝の練習グリーンで知り合いがどこかに居ないか探す自分が居た...以前なら、周りは知り合いばかりだったのに。

車の運転は若い頃から大好きで、結構飛ばすけど事故や違反は殆ど無くゴールドカードをずっと維持していた。
100キロの往復は行きと帰りを違う道で走る程、ドライブ自体を楽しんでいてそれで疲れるなんて事はなかった。

...80までは続けるつもりだった。
免許を返して車を処分して...ゴルフ道具も処分するつもりだったけど...
最初のうちは日曜日になる度にコースに行くつもりになっている自分に戸惑ったが、今はもう落ち着いて日曜日を迎えられる様になった。
ゴルフ道具はまだある...しょうがない、夫の道具だってまだ処分出来ないんだから。
一時は電車で行こうかとも思ったけれど、もうコースに着いても仲の良い知り合いが殆ど居ない事を考えると行きたい気持ちも消えて行った。

窓からは青い空と入道雲、緑は濃くなり気持ちのよい風が吹いている。
チラッと青空を飛ぶ白いボールのイメージが頭を過るけれど、「ああ、それも終わった事なんだ」との思い直す。

さて、今日も美味しいコーヒーか紅茶を飲みながら、楽しかったゴルフの想い出に浸ろう。
アルバムには、まだ奇麗だった自分と若く元気だった夫の笑顔が溢れている。
ライバルだった人のショットが目に浮かぶ。
いつも慰めあっていたメンバーとの会話が聞こえる。
決めなくちゃいけないパットを外した時に、思わず天を仰いで...その青さが目に沁みた事を思い出す。
朝の練習グリーンでの仲間との挨拶と、19番ホールでの楽しい会話と、帰り際の日が落ちかけて長い影で彩られたコースの美しさが頭に蘇る。

...もうそれは還ってこないんだな...

コーヒーの味が深くなる。

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2013年7月 8日 (月)

ミスしたら、そこからベストを尽くせ!

Bu130708「もしミスしたら、そこからベストを尽くせ!」...ジム・フリック。
...ジム・フリックは、ニクラスを始めとする世界の超一流ゴルファーにレッスンをしていた、アメリカを代表するレッスンプロ。

簡単な言葉だけど、深い。
彼の言葉はトップアマやプロレベルの人に対する有効なアドバイスとなるものが多いんだけれど、我々仕事を「キチンと」している「上手くない」本物のアマチュアゴルファーにとって役に立つアドバイスも多い。

このシンプルな言葉は、ミスした後の我々の心理に厳しく忠告を与えている。
上級者と違って、本当にミスだらけ....納得のショットより遥かにミスショットの方が多い我々にとっても、例えば「ここだけには打ちたくない」とか、「毎回同じ場所に行くので今回だけは避けたい」とか、「最高の当たりで絶好のライからだから、大チャンス!」なんて思った時に出る大ミスショットは、いくら打たれ強い心であっても絶望の奈落に突き落とされる。
繊細な(と自分で思っている)ハートには縦横にヒビが入り、朝方には感じていた希望の光は暗雲に閉ざされ、せっかくの仕事の合間に練習で積み上げて来た自信は跡形も無く消え去り...

「もう、いいや!」
「どうせ、俺はこんなものさ」
「俺なんか練習したって何にも役に立たないや」
.....

ワンペナや、ツーペナや、アンプレヤブルや、前進ティー、特設ティーなどでのその後の一打は、集中力も無く気合いも入らず、せっかく以前の失敗で学習した記憶も消え去り...
...その代わりに、自己嫌悪や自己憐憫やらで頭が一杯になり、捨て鉢で投げやりで堕ちて行く快感までが重なり、まるでミスを喜ぶ様なショットをしてしまう。
やっぱりまたミスショットとなった時、「ああ、いつもの様に俺はダメなゴルファーだ」と納得して拗ねてしまう。

せっかくの大事な一日がそんな風に流れて行き、何もその前と進歩していないダメなゴルファーのダメなスコアが残る。
すっかり面白くない顔をして家に戻り、奥さんに「そんなに面白くないんだったら、ゴルフなんてやめれば?」なんて言われてしまう。
「ああ、俺なんかゴルフの才能無いんだ。これでやめちまおうかな」

一週間もすると、口惜しさと自分への怒りと、こんなはずじゃあ無い、このまま終わっていいはずが無い...俺だって、以前あんないいショットを打てたときがある...あれは本当に気持ち良かった。
この前は運が悪かっただけだ、俺が本気になれば....
クラブを触り出し、スイング理論を確かめ、クラブが合ってないんじゃないかと小遣いの残りを計算し、練習場に行ってみようか、と思う。
...それをずうっと繰り返して来たんじゃないか?

ミスはしょうがない...下手なんだから。
そこで「こんなはずじゃない」って頭に血をのぼらせずに、ジム・フリックの言う様に「次の一打にベストを尽くそう」と思う。
ミスした自分を認め、ミスは取り返せない事を確認し、「今出来る最善の事は、次の一打にベストを尽くす」事を考える。

以前書いたベーブ・ルースの言葉「ゴルフに逆転ホームランは無い。自滅があるだけだ。」を思い浮かべよう。
「その通り!」だと。
ミスした事は取り返せない。
出来る事は「次の一打」をどうするかだけ。
そこにベストを尽くす...ただし逆転ホームランを狙うという発想ではなく、自分の出来るベストショットを考える事。
多分そこでどういうショットを打つかが、そのゴルファーの真の実力であり、真の品格だろう。

(ミスの後に自暴自棄になる事は、自分のゴルフの品格を最低のものに貶めているという事だ。)

諸君、気をつけよう...私も、もちろん猛反省して気をつけようっと。

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2013年7月 7日 (日)

腰の具合がどうなるのかだなあ

Bu130707最近痛めた左手首は、ほぼ回復してスイングに影響は出ないようになった。
ただ、その為に左グリップをウィークにしてパームで握っていたので、ちょっとスイングが狂っている。
この狂いはもとの様に左手のグリップをややストロングにしてフィンガーで握ることに慣れれば修正出来ると思っている。

問題は腰の調子だ。
ずっと痛みがある膝はそれなりに痛みに慣れて来て、特に急な坂や階段を上ったり、うっかり少し高い所からポンと飛び降りてしまったりしない限りゴルフを楽しむ事に影響ない。

腰は若い頃から何度も痛めた。
一番ひどかったのは競技に熱中していた24〜5年前。
文字通りの「魔女の一撃」を食らった感じだった。
腰が抜けた様に力が入らなくなり、気持ちが悪くなる様な痛みが腰の奥から吹き出して来た。
なんとか日常生活を送り続ける事は出来たが、腰を強く締め付けるサポーターをしなければ歩く事も出来ない程だった。
当然ゴルフは全く出来ず、1年以上クラブを握れなかった。

この「ギックリ腰」というヤツは、10代の頃バレーボールやバドミントンをしている時に何回か起こした。
どちらも激しく身体を反らした時に来た...しかし、若かった為か痛みは強かったが治るのは速かった。

しかし、24〜5年前の腰の痛みはずっと影響が残り、それ以来腰が全く痛まないという時は無くなった。
ちょっと長い時間立っていたり、ちょっと強い運動を続けるとしばらくの間腰が張った様な状態になり、重い痛みが残る。
それでもゴルフを続ける為に、それ以降は腰に負担のかからないスイングをイメージして、特に負担のかかるフィニッシュの体勢はとらず、ヘッドのスピードを流す様なスイングにした。
スイングプレーンもなるべくフラットにする様に意識して、トップはなるべく低くした。
そんなスイングでは以前の競技ゴルフの様にはプレー出来なくなったけど、たまに良いスコアも出るし、楽しむには十分だった。

それがこの数年、腰の痛みがひどくなった。
ともかく朝寝床から起きる時に、腰を前に曲げるのが大変だ。
息を吐きながら、痛みをこらえてゆっくりゆっくり腰を前に曲げる...この時に筋肉が緊張してふくらはぎや太ももがつったりするので気をつけなくちゃいけない。
ともかく起きて部屋着のズボンをはくのに大汗をかいてしまう。

原因の一つに太り過ぎや運動不足があると思うので、ダイエットと運動を心がけている。
そして、普通にイスに座って仕事をしていて、立ち上がる時にもひどい腰の痛みを毎回感じるので、最近はバランスボールに座って仕事をする様にしている。
バランスボールに座って仕事をすると、立ち上がる時にイスに座って居る時よりは腰の傷みはずっと少ない。

しかし、この前の漫画家コンペのラウンドで腰が痛くて前傾が保てなくなったのを自覚した。
意識は前傾を続けようと思っていても、ダウンで腰に力が入ると痛みを感じて腰が起きてしまう。
前傾が深くなるミドル・ショートアイアンが、悲しいくらいにフェースにちゃんと当たらない。
1wや3w、3Iでのショットはちゃんと打てるのに...

以前整形外科に行った時には、3〜4時間待って結局治療には何の成果も無かった。
整体に行って治るものなら行ってみたいのだけど、腰に関してはよほどの名医でない限り整体でかえって悪化させたなんて事をよく聞くし...

今もバランスボールに座ってパソコンに向かっているが、腰の痛みが無くなる様な気配はない。

丁度季節も35度くらいの高温が続くと行ってるし、真夏のゴルフはしばらくお休みしようか。
少し腰が良くなったら、ナイターや高原ゴルフを考えて。

そういえば、もうすぐ全英オープンが始まる。
「夏の終わり」のゴルフの祭典だ。

あの荒涼とした英国の夏を見て、少し涼まろう。

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2013年7月 6日 (土)

暑い....

Bu130706_2今日は暑い!
うちの地域の気温は軒並み体温を超えているらしい。
今年はまだクーラを使う程の暑さにはならないでいたが、今日はさすがに使わないと仕事ができない。
この暑さにいつもは2階の日が当たる場所が好きな柚も、暑さを避けて日陰の涼しい場所を探して家中をうろうろしている。

猫ってのは元々は暑い地域の出身らしいんだけれど、今日の暑さには参ってるようだ。
(何でも、猫は気温より湿度に弱いんだとか。)

さて柚はずっと居間のカーペットの上にゴロゴロとしている。
本当はフローリングの方が冷たくて涼しいはずなんだけど、緊張感の無い柚もさすがに学習したらしい。
...実は、柚は最初は台所や廊下の日が当たらない少し薄暗いフローリングの場所、つまりより涼しい所を探してそこで横になっていた。
が、柚は自分の特性を忘れていたのだ。
この微妙な灰色の薄い縞模様は、少し暗い場所でじっとしていると人間には全く認識出来ない。
その陰に溶け込んでしまうのだ。
だから、自分も奥さんも娘も、「柚を踏む」「柚を蹴飛ばす」「柚だと気がついた瞬間に手に持っているものを落とす」...
柚もいい加減痛い目に遭うが、こっちも驚いたり転んだり謝ったり..
やっと最近、そういう場所が自分には危険だと判って来たらしい。

だから、家族の目に留まる所で横になっている事が多くなった。

小さい頃からこの「見えない」という特性は感じていたが、大人になった今でもこの存在感の無さは変わらない。
...例えば、家に来る客には柚のことを言わないと誰も猫がいる事に気がつかない。
目の前に座っていても、動かない限り気がつかない。
動いて始めて「え! 猫がいたの?」となる。

そんなに認識困難な猫にも、夏は見逃してくれずに熱波攻撃をかけてくる。
逃げる先には、人間の見つけてくれない「うっかり攻撃」が待っている。
この夏は柚にとっても危険でしんどい季節だ。
せめて、ちょっとだけでも毛皮を脱がせてやりたい。

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2013年7月 4日 (木)

床屋の話

Bu130704_2Kさんは理髪店を始めてもう30年くらいになる。
理容師の学校に行き国家資格をとって、同じ理容師の男と結婚して、夫と二人で理髪店を開いた。
はじめは借りた店だったが、二人で懸命に働いたおかげで10年程で今の店を持つ事が出来た。
もちろん銀行からのローン付きだったけど。

新興住宅の入り口近くという立地と、夫婦二人の丁寧な仕事ぶりが評判になって店は繁盛した。
現金収入だったので店が終わると二人でよく遊んだ。
しかし、酒は飲み過ぎると次の日の仕事に差し支えるのであまり飲まず、平日1日だけが休みの為に旅行に行く事も難しかった。
それで始めは夫婦でパチンコに行った。
二人でやるとあまり一方的に負ける事も無く、たまに大勝ちすると二人で高い寿司屋に行ったりした。
しかし、下手をするとその日の売り上げが全部消えて二人とも文無しになって帰る事もあった。
その負けが多くなってくると、昼間の仕事にも影響が出そうになって来た。

そこで夫が「パチンコはやめた! 一日の稼ぎが無駄になるのが本当に馬鹿馬鹿しい!」
「これからは二人でゴルフをやろう!」と言い出した。

売り上げの中から計画的にゴルフスクールの金と道具やウェアの費用を分ける様にして、二人で店が休みの時に練習場に行くようにした。
理容師の組合のコンペにも二人で出るようになった。
二人とも100を切れないゴルフだったけど、楽しかった。

そのうちに時代が変わって来た。
常連だったお客さん達は年をとったり、引っ越ししたりして少なくなって行った。
若い人たちは床屋より美容室に行く様になった。
売り上げは最盛期の半分以下になった。

そんな時に夫がくも膜下出血で亡くなった。
急に「頭が痛い」と言い出して...倒れた。
救急車を呼んで病院に搬送されたが、手遅れだった。

その後、店は女手一つで続けて来た。
客が少なかったので、自分一人でも困る事は無かった。
相変わらず客は減り続けていたが、昔子供の頃に親と一緒に来た、なんて言う若者がひょっこり散髪に来てくれたりして辛いばかりではなかった。
しかし、ゴルフは夫が倒れてからずっとやっていなかった。

このままじゃあ...なんて気持ちが、埃だらけのゴルフ道具をもう一度引っ張り出す気にさせた。
運動不足だし、ずっと気分転換もしてなかった事がそんな気にさせたのかもしれない。
...練習場に行くと、以前ゴルフを一緒にやった人や、床屋の常連の人や、店の前で挨拶した事がある人たちがいた。
あまりボールを打つ暇がない程、色々と話しかけられた。
長い間この町で床屋をやっていたので、それだけこの練習場に来る人にも顔を知られていたんだろう。

それからは毎週練習場に行く度に、床屋に来るお客さんが少しずつ増えて行った。
女手一つで大変だろう、という同情や、もう十年以上床屋に行ってないから、なんて理由で「久しぶりだなあ」なんて訪ねてくる。
ラウンドの誘いもあって、この前久しぶりのラウンドもして来た。
もちろん数えきれないくらい叩いたが、終わった後の爽快感は最高だった。

それでも、床屋に来るお客さんは少ない。
この仕事を始めた時には、これで一生食べるのには困らないと思っていたのに、世の中変わったものだ。
一日一人も客が来ない時もあるけれど、最近はゴルフ好きの人たちが何人か一緒に来て雑談が盛り上がる時も多くなった。
床屋でさっぱりして、ゴルフ談義で盛り上がって...なんだかゴルフサロンの様になって来たのが嬉しい。
売り上げは、最低限食べて行けて、月に2回くらい安いゴルフに行けるくらいあればいい。
最近のゴルフを好きなお客さん達のおかげで、その最低限はクリアしている。
...これは、夫があの時にゴルフをやろうと言い出してくれたおかげだ...
もう遅いけれど、夫にお礼を言いたい。
私はおかげでもう少しゴルフと人生楽しめそうだ。

...ただ、心苦しいのはそのゴルフ好きのお客さん達、みんな髪の手入れに苦労する程の「量」が無いこと。
簡単にしようと思えば、本当に簡単に終わってしまう....

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2013年7月 3日 (水)

慢房杯イン南茂原カントリークラブ

Bu130703_27月2日、漫画家の松田一輝氏の主催する漫画家コンペ「慢房杯」に参加して来た。
本来は月曜夜に旅館で宴会があり一泊して後に開かれるコンペなのだが、自分は月曜日の夕方までに時間的に行く事がムリで当日参加となった。

とは言っても慢房杯の宴会たけなわと思われる月曜夜8時過ぎに家を出て、11時頃にゴルフ場近くの道の駅「むつざわ」について、一人宴会をしていた訳だけど。

コンペは同い年の、中原まこと氏、三尾秀文氏の3人で最終組。
ワイワイガヤガヤと楽しそうに騒ぎながら次々と前の組達が出て行った後、シーンとなったティーグランドに3人が寂しく取り残されて、誰も見ていないティーグランドからひっそりとスタートする...
「なんだか俺たち、みんなから見捨てられた組みたいだなあ」なんてぼやきながら。

3人同い年という事で、話も雰囲気も昭和の色をどっぷりと漂わせながら、若すぎる可愛いキャディーさんとの”ぜねれーしょんぎゃっぷ”にもめげもせず、親父ギャグを連発してドタバタと。
なんか、対応に困り果てた様子のキャディーさんの様子に、プレー全体にもゆる〜い雰囲気が漂って...我々にとっては大笑いしながらの楽しいラウンドだった事は間違いない。
前日に行われた「タコ助カップ」の優勝者という三尾氏は、「連続優勝・連続優勝」と唱えながら、怪ショット・怪アプローチで同伴競技者を煙に巻き、キャディーが吹き出し始めた親父ギャグにますます調子を乗せる。
根が真面目な中原氏は、奇麗なドローボールを打ちながらも時折外部からの「とんでも」刺激に打ち倒されて大笑いショットを見せてくれたり、小技のさえを見せたりして、スコア的にもショット的にもキャディーさんに一番手間をかけさせない「いいおじさんゴルファー」ぶりを見せつける。
あわやホールインワンなんてショットが連続してあったりして、優勝まで後一歩だった。

で、自分はというと...アイアンが殆ど全く当たりません(笑)。
ずっと腰痛が続いているので、ダイエットを心がけたりイスの替わりにバランスボールに座って仕事をしたりという努力はしているものの...結局運動不足や体重の増加は改善されず、朝寝床から起きるのにも痛みをこらえてストレッチしながら一苦労している状態。
やっぱり医者に見てもらうかなあ...
なので、身体を起こして出来る長いクラブはなんとか当たるけど、前傾が深くなるミドル・ショートアイアンが全くダメ。
残り120ヤードからリーディングエッジにボールを当てて右にOBとか、140ヤードのパー3でショートアイアンがきちんとフェースに当たらず、池に2連発で8とか...
3アイアンはちゃんと当たるのに、7・8・9とかが全く当たらないし、アプローチも腰がぎくっとすると大ダフリしたり...
黒トップからクリーブランドに換えたのも失敗だったと思う。
黒トップのダイナミックのRシャフトからクリーブランドのダイナミックゴールドのS300にした事で、シャフトがしなるのを感じられずスムーズなスイングが出来なかったのも身体が起きてしまう原因と思える。

まあ、そんな事だけどラウンド自体は天気が良くてそれほど暑くならなかった事もあり、笑いながらの楽しいラウンドだった。

しかしもう以前の様に、遊びの時とスコアを造る時とで違うゴルフをする、なんて事が出来なくなってしまったなあ...真面目にスコアを造りにこうなんて思っても、すぐにお楽しみゴルフでスコアそっちのけで遊んでしまう...それで出るスコアが自分の実力なんだけれどね。
という訳で、インから出て46・55の101。
今の実力か(笑)。

(途中から慢房杯は賞品がいいという事なので、真面目にブービー狙い...と行ってもわざと叩いた訳ではなく、安全策をとらなかっただけ...でプレーしたけど、本当にブービー獲った!!)
あまり記憶に無いブービー賞は、開けてみると3つの会社の高級蟹缶詰め合わせ!
これで、酒が美味く飲める!...と大喜びしたけれど、これで日本酒飲んだら絶対にもっと太る事になる。
ならば、ダイエットがある程度成果を収めた頃...「秋の夜の酒は...」の季節までこの蟹缶は封印してダイエットのご褒美の宴の摘みとする事にしよう。

とりあえずこれでこの後のゴルフの予定は無いが、やっぱり黒トップに戻して、少し練習もしてこれからのお楽しみゴルフに備えるとする。

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2013年7月 1日 (月)

昔は日に30回もセックスの事を考えた

Bu130701_2「昔は日に30回もセックスの事を考えた。30年経って、今は日に30回もゴルフの事を考えるまでに進化した。」..マーティン・ジョンソン。

マーティン・ジョンソンという人はゴルフ記者らしいのだけど、何人か同名の人が居て調べたがよくわからなかった。
しかし、この言葉は色々な所で読んだ記憶があるので、それなりに著名な人なのだろう。
この後に「硬くなる部分も最近は手首が主役になったが、こちらには知性というものがあるし。」とくるから、まあ酸いも甘いも知り尽くした遊び心のある人物だろうと思う。


さて、この「昔」という時間の事だけど、「既にゴルフを始めていた昔の若い頃」のことなんだろうか?
それとも、「ゴルフを始める前の昔の若い頃」?
つまり子供の頃からとか20代初めからゴルフを始めていた男が、セックスで頭が一杯になっているなんてあるのかな?
「ナイスショットの快感は、セックスのそれよりもいい」とか、所謂「今日一の当たり」が出ると身悶えして「気持ちいい〜!」なんて言う男どもを見ていると、ゴルフを始めてりゃあそんなにセックスで頭が一杯になる事なんて無いんじゃないか、と....甘いかな?

ゴルフを始めていない30年前ならば、日に30回セックスの事が頭を「ぐ〜るぐる」はあるだろう。
で、30年経って今はゴルフが頭の中を「ぐ〜るぐる」、はある(笑)。

だけど、それを「進化」と言うか(笑)。
なんだか「退化」のような気もするし、「諦念」のようでもあるし、「進化」より「進歩」かもしれないし、ただ「モテなくなった」だけかもしれないし。
それに「硬く」なるのは、手首よりも足腰や体中の筋肉や関節で...

それはともかく自分に照らし合わせてみると、普通の日は1日に30回は無いけれど「ゴルフの事を考える」時間は多い。
そしてコンペなんかが近づくと考える数は多くなる...気合いの入ったコンペなんかだと一週間前になると日に30回以上は絶対に考えている。
それに比べるとセックスについては、ゴルフ程現実的じゃない(笑)。
...まだ枯れるのは早いと思っているんだけどね。

同年代の男達を見ているとこの言葉に当てはまるものが殆どだけど、なかにはいるんだよね。
今でもセックスの事を日に30回以上考えていて、その上ゴルフの事も30回以上考えているヤツが(笑)。
ごく少数ではあるけれど、そういうヤツは30年間進化しないでただ強大化して来たって訳だ。
...そして、そういうヤツはあまり品のいいゴルフをする訳ではないが、結構「強い」ゴルフをする。

悲しいのは「日に30回」もゴルフの事を考えるくらいに進化したというのに、だからといってゴルフが上達して来た訳じゃないって事。
若い頃に日に30回も考えたセックスの事の殆どが相手も定まらない妄想だった様に、今になって日に30回も考えているゴルフの事も殆どが、切ない片思いの妄想に過ぎないってこと。
男ってのはそもそも叶わないものに焦がれるのが、好きなんだよね。
The Heart is a Lonely Hunter...そんな名前の小説があったなあ...

まあ、たまには名言にも柔らかい話。
女性に関係ないのが申し訳ないが,,,

「男ってバカねえ」って、笑って許して下さいマセ...

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