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2013年9月

2013年9月30日 (月)

Bu130930_2「少し大きめのクラブで、やさしくボールを打つ。それがゴルフのコツだ。」...ドン・ジャニュアリー。

ドン・ジェニュアリーというゴルファーは、過去の名手という風なビデオ映像をで見た記憶があるが、長身で痩身のショットメーカーだった様な気がする。
が、調べてみたらこのドン・ジャニュアリーという名前が本名じゃなかった事に驚いた。

本名はドナルド・レイ。
全然違う名前の訳は、ドン・ジャニュアリーはPGAツアーで10勝しているが、それが全て1月の優勝だった事からついたあだ名だったという事。
ただメジャー1勝で、1967年の全米プロに勝っているという事だが、この年の全米プロが1月に行われたという事は無いと思うんだけど...
その他にシニアツアー22勝と合わせてプロとして44勝を挙げているゴルファー。
1976年にはバードントロフィー受賞。
1963年には、カップふちに止まったボールを何と7分間も待っていて、「10秒以内にタップする事」という1964年のルール改正の原因を作ったり...なかなか面白いゴルファーだったゴルファーだったようだ。

さて、この言葉。
このゴルフの名言・格言というヤツ、全てがそれなりに「なるほど」と納得させられる言葉である事ではあるんだけど...
「そんな事判ってる!」
「知ってるさ1」
なんて、ほぼ常識の様になっていても、実際にやろうとするとこれほど難しい事は無いなんて名言がよくある。

この「大きめのクラブでやさしく打て」と言う言葉なんかもその最たるもの。
やさしく打つ...それが出来る人は、もう上級者の部類に入るゴルファーだ。
普通のゴルファーは「やさしく打つ」なんて考えると、タイミングが狂ってろくな当たりにならない。
フルショットとの違いはスイング中の力の加減を変える事なんだけど、どこの力加減を変えれば良いのかが難しい。
あるいはヘッドスピードを落とす事なんだけど、どうすれば上手くヘッドスピードを落とすかが難しい。

クオーターショット、あるいはハーフショットでも良いんだけれど、これもコースでは実際にラウンド経験が豊富でないと加減は(距離を合わせるのは)非常に難しい。
勿論大きめなクラブを使うんだけれど、力の加減は多くの場合はダフリ・トップの多発につながる。
その結果多くのゴルファーは「加減してミスするなら、フルショットの方がマシだった」なんて考える事になる。

「大きなクラブでやさしく打つ」事が出来る様になる為には、絶対に練習場での練習やラウンドでの失敗経験・成功経験が必要なのだ。
その経験が無いと、「大きめのクラブでやさしく打とう」としたショットはその人のいつものスイングのどこかが「緩んだだけの」スイングになる。

個人的な感想だけど、そういうショットを打ちたいと思ったら「グリーンは手前から攻める」と言うセオリーを無視する事にした方が良い。
前半の9ホールは、全て大きめのクラブで「奥につけても良い」と言う気持ちで打つのだ。
やっていると意外にそのショットは奥に行かず、ピンに重なる距離になる事が多い。
「きっと大きくて奥に行くだろうけれど、それで良い」と思って打つショットは、無意識に身体がちゃんとスイングしながら調整しようとしている様な気がする...つまり自分の身体の運動神経とセンスを信じるといい結果が出る、みたいな。
敢えて、身体に意識でブレーキをかけながら自信無く「やさしく打とう」とするより「害がない」とも言える。

普通は「奥でも良い」と考えて打つと、本当にいつもより良い当たりになって奥に外す事が多くなる。
プレッシャーが小さくなって、いつもより良い「本来のスイング」が出来たりするのだ。
でもそれで良いと繰り返していると、多分ピンに近づくショットになって行く。
それが、「やさしく打つ」なんだと覚えれば良い。

小さめのクラブでフルショットは、ある程度ゴルフをやっていると失敗の少なくなる方法なんだけど、その先にある上級者への壁を越える事が難しい。
この「大きめのクラブでやさしく打つ」を覚えると、コースの攻め方が劇的に変わる。
それはアイアンショットでも、アプローチでも、ウッドクラブのショットでも、ティーショットでさえ使える究極の技術だとも言える。

ちなみに私めは、昔出来た時もあったけれど...今は腰痛の所為もあって、上手く行かなくって四苦八苦...
ホントにねえ...ゴルフってヤツは、油断すると下手になるんだから奥が深いわ(笑)。
でも、それがこのゲームが長い時間楽しめる理由かもしれない。

次のラウンドこそ、自分もそういうつもりのショットで楽しむ「つもり」。

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2013年9月28日 (土)

明日、久しぶりの月例に...

Bu130928数年前だったか...9月になってもずっと30度を超える日が続き、やっと最高気温30度を超えなくなったのは10月も半ばを過ぎてからだった、なんて年があった。
昨年だって9月は30度を超える日蛾普通にあった様な気がする。

それがこの2〜3日は、朝晩は寒さを感じる程の涼しさだ。
日中の最高気温も25〜26度くらいだし、まさにベストなゴルフシーズンになって来た。

という所で明日、ホームコースの月例に一年ぶりに出る。
昨年の春だったか、急にゴルフがやりたくなって月例に出てなんと準優勝...翌月の出たら90叩き,,,以来の月例だ。
以前だったら3ヶ月以内の競技参加が無かったら入賞資格が無かったのに、オリックスになってからハンデがあれば入賞資格ありという事になったとか。
今回は、以前競技をやっていた頃に同じキャンピングカー仲間として、ゴルフの話やキャンピングカーでの旅情報の交換の話などで盛り上がった、K氏と一緒に回るという話が急に決まった為。
相変わらず私と同じ様に車中泊をして旅ゴルフを続けている、キャンピングカーの先輩とも言えるK氏とのラウンドは面白いものになるだろう。

問題は私の腰。
仕事が一段落したら整形外科に行こうと思っていたのに、つい後回しにしてしまってそのまんま。
正直、かなり痛い。
特に前屈がきついので、ゴルフの前傾姿勢を保つ事が難しい。

まあ、それが判っているんだからそれをなんとか誤摩化してスコアを作るのも楽しみのうちなんだけど。
天気は良い。
気温も最高気温25〜26度とかだから最高。
明日のラウンドは、あのファットシャフトアイアンが自分にとって「魔法の杖」だったかどうかの最終検証でもある。
このファットシャフトのアイアンはダブルオーバーラッピングでグリップして、スイングイメージはコーリー・ペイビンの「ヒョイ」スイング。

問題は最近調子の悪いウッド系。
ドラや3Wは普通のオーバーラッピンググリップでの八分スイング。
特に3Wを多用してフェアウェイキープを目指したいが...
これは打ってみないと判らない。

アイアンやウッドで、極端なクローズドスタンスをするかどうかは当日の当たり次第。
腰痛が酷くて当たりが薄ければ、極端なクローズドにして八分スイングしか無くなるが...

天気もいい、同伴競技者も愉しい...ならば、今の身体の状態なりに真面目にスコアを作りに行くつもり。
昔飛ばしっこをしたK氏とのラウンドとは言え、(腰の状態を考えて)明日は飛ばしっこはやめておこう...その為にもドライバーを捨てて3Wが良いかもしれない。

今日は練習をしようと思ったけど、腰にダメージが残りそうなのでイメージトレーニングだけにしておく。
何より、明日楽しむ事が第一。
目標スコアは85、90切れれば合格だ。
...なんつったってホームコースはコースレート72.8、距離7000ヤード越えだから...

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2013年9月26日 (木)

おまじない

Bu130926そのオープンコンペでは、一人参加の人4人が一組になった。
私と、60年配のSさん、50歳くらいのMさんとまだ30代のHさん...それぞれ私よりもずっと日に焼けていて、その黒さがここ最近のラウンド回数の多さを物語っていた。

オープンコンペの一人参加だからといって皆腕自慢の上級者という訳ではなく、むしろ下手でも「ゴルフ好きの度合いが強い」人たちという場合が多い。
この日もスタートホールでのそれぞれ個性的なスングを見て、「ああ、今日はゴルフ好きの人たちとの愉しいラウンドになる」と思った。

が、スタートしてみると...60年配のSさんが、飛距離は一番でないしセカンドだってグリーンには殆ど乗らないし、アプローチもちっとも上手そうに見えない不器用そうな転がしで大体ワンピンに寄せるだけ...なんと、それを殆ど全部入れてくる!
気がつくと、殆どオナーはSさんにとられ、7番を終わってSさんは1オーバー、自分は4オーバー、他の二人は7オーバーと10オーバーとなっていた。
我々3人が、そのSさんのゴルフに注目し出したのは当然だろう。

見ていると若いHさんは、自分のパットの順番になると毎回きっちりと歩測し、手前から向こうからラインを読み、ボールのラインを合わせてからパットする...ふつうに入ったり入らなかったり。
Mさんも、最近の流行なのか歩測を入念にして、ボールのラインを合わせる事に神経質な程集中してからパットをする...残念ながら、それだけの事をしても第一パットは全然入らない。

それに対してSさんは、グリーンに上がりマークをする前にグリーンの外を大きく回って歩きながらラインを見て、ボール手前からラインを見てマークをする...それで終わり。
自分の番になったら、あらかじめ決めておいたラインに迷いもせずに打って行く...それが殆ど入るし、外しても本当に惜しいパットとなる。

変わっているのは、大体Sさんが一番内側につけるのでパットは最後に打つんだけど、他の人がパットを打つ時に邪魔にならない所で静かにボールマークを直している事。
それも多い時には10個以上のマークを直したりしている。

昼の休憩時に若いHさんがSさんに聞いた。
「パットがお上手ですけど、どうやったらあんな風にパットが入る様になるんですか?」
「僕はパットが苦手で、教わったルーティン通りにやってるんですが..全然入りません」
Mさんも
「なにかコツがあるんですか?」
「もう私なんか見ていて羨ましくて」

Sさん、困った顔をして
「いやあ、何も秘訣なんてありませんよ」
「私、元々パット得意じゃありませんし」

二人は引き下がらずに
「なにかヒントでも教えてくれませんか?」

本当に困った顔をしていたSさんに、二人は必死に頼み込む...確かにアウトで38、それも拾いまくっての38は、「あんなスイングで」「あんなゴルフで」というSさん故に、逆に凄みさえ感じさせるものだった。
その殆どが入れ頃外し頃の距離のパットを入れまくったものだったから、自分も本当は「コツ」を聞きたかった。

「じゃあ、私がやっている事を教えますけど...オカルトなんですよ」
「だから、これやったからってパットが入る訳じゃないですよ」
「私は、これでパットが入る様になったってだけですから」

そのSさんのコツは、「ボールマークを直す事」だった。
一つ直す度に「奇麗に直してあげるから、なんとか私のパットを入れてくれないか?」とグリーンに頼み込むんだそうだ。
Sさんによると、ボールマーク一つ直すと「半分くらい入るかな?」
二つ直すと「入る可能性が高くなったかな?」
三つ直すと「入る気がする」
四つ直すと「きっと入る」
てな具合に考える様になるそうだ。
だから、沢山ボールマークがあるグリーンだと、沢山直せるので「入るに決まっている」くらいの気持ちになれるんだそうだ。
逆にボールマークが一つもない様なグリーンだと「どうしよう!」って気持ちになって焦ってしまうんだとか。(確かに珍しく外したグリーンは奇麗な状態だった)

そのためにSさんはいつも使い慣れた愛用のグリーンフォークをポケットに入れていると言う...見せてもらったそのフォークは、握りの部分と刃先の部分だけメッキが薄れて実に「愛用品」の雰囲気が漂う美しいものだった。

当然、その日の午後はみんな必死にボールマーク直し。
不思議な事に、「劇的に」ではなかったが、Sさん以外の3人のパット数も午前中より少なくなった。

...ボールマークを直しているうちに「なあ、グリーンの神様よ。丁寧に直してあげるから、頼むから俺のパットを...」なんて語りかけている自分に気がつく。

確かに「オカルト」に違いないけれど、効果の大小はあるけれど、やってみると確かに効き目がある。
これは、試してみても損は無い。

Sさん、今日もきっとどこかのグリーンで、お願いしながらボールマークを直してる。

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2013年9月25日 (水)

彼岸過ぎ..

Bu130925_2父が生前に用意していた墓は、父が育った場所に近い由緒ある寺にある。
...我が家からは少し遠く不便な場所だ。
そこには、結局親孝行もしないうちに無くなった両親と、2年前子宮頸癌で突然逝ってしまった妹が眠る。

24日、少し暑さが残るが秋らしく晴れた空の下、久しぶりの墓参りに行って来た。
車で約2時間。

もう季節はすっかり秋になってしまったようだ。
あれほど煩かったアブラゼミの鳴き声は消え、ツクツクホウシの鳴き声が時折聞こえるくらい。
替わりにコオロギを始めとする秋の虫の声が辺りを埋め尽くす。

空は高くなり、無数の赤とんぼが空を舞う。
陽射しはまだ強くとも、時折吹く風はすっかり涼しい秋の風になっている。

逝ってしまった人々に相対すると、自分は彼等の「生きたかった時間」の様に「ちゃんと生きて」来たのか? という思いにいつも責められる。
「つい流されてなかったか?」
「ただ無駄にしてなかったか?」
「いつも逃げてなかったか?」
...勿論、立派な答えなんて言えるはずも無い。


つくづく俺は俗物なんだよなあ...
臆病で見栄っ張り、嘘つきで卑怯者で偽善者で偽悪者で、無責任でいい加減で利口ぶりたい愚か者。
残念ながら特に秀でたものは無く、半端な才能半端な技術で行き当たりばったりで生きて来た。
普通なら通用しそうにないこの人生は、単に人に会う運のみで歩き続ける事が出来た。

そうした「出会った人たち」が、少しずつ去って行く。

若く奇麗な女性がいた。
美しく聡明で、演劇に未来をかけ、劇団やテレビで認められ始めた時に膠原病に倒れ、自ら命を絶った。
「お兄ちゃん」と慕われながら、俺は何の力にもなれなかった。

若く優秀な山男で、底知れない雑学の知識に溢れた会話が魅力の編集者は、30代で肺癌に倒れて逝ってしまった。
将来の編集長候補として能力を高く評価されていた彼は、私の才能を一番認めてくれていて「一緒に面白い本を作りましょう!」と、いつも変わった企画を持って来て描かせてくれた。
でも、まだ何もいい仕事はできなかったのに。

九州の地に自給自足の「人生の楽園」を作った、元編集長の「鉄人」も...健康に絶対の自信のあった身体が...不意の病に突然足下をすくわれた。

何人ものゴルフを愛し、漫画を愛した仲間の漫画家が、「まだ描きたいものも描いてないのに」突然倒れてこの世を去った。

妹は公務員として自分の人生を設計し、準備を重ねて...「さあこれからが私の人生」と言う時に病に倒れた。


それなのに...生き延びているこの俺は、何時までたっても反省しながら更生しない...なんて馬鹿な男だろう。
俗物は俗物なりに、「ちゃんと生きなきゃダメだよなあ」とまた反省が積み重なる。

ついこの前田植えをしていたと思ったら、もう既に殆どの田んぼは稲刈りを終えている。
もう蛙の声は無く、稲刈りを終えた田んぼには白鷺が何羽も見える。
稲刈りをしたあとには麦わらが、まるで小人の小さな家の様に並んで立っている。

あちこちで白い煙が上がっている。
...その麦わらを焼く匂いが、たまらなく好きだ。

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2013年9月22日 (日)

ファットシャフトアイアンとダブルオーバーラッピンググリップ

Bu130922不思議な捩じれ方、というかインパクト時の感触が変わっているファットシャフトアイアンでスコアを作れるか試して来た。

自分としてはあのヒッコリーシャフトアイアンの様に使えれば面白いゴルフが出来る、という期待と目論みがあった...

天気は良いので、あまり狭いホールの無いコースでの試打調整ラウンドがしたかったんだけど...
残念ながらそういうコースでのオープンコンペはキャンセル待ちとなってしまい、ネットでの評判を見て申し込んだのが雲雀ゴルフ倶楽部のオープンコンペ。
賞品が何かは書いてなかったけれど、グリーンの状態の評判もいいし費用も安いのでここに決定。
二人で食事付き13000円ちょっとなら文句は言えない。
...唯一の不安は、ユーザーズコメントに「ホールが狭い」とあった事。

このラウンドは9ホールコンペの前半は、全てダブルオーバラッピンググリップで握ってプレーすることをテーマにした...途中で変更は無し。

しかし、スタートのイン10番は「うわっ!、狭!」...
ティーショット3wでプッシュアウト..OB!
いきなりのトリスタート。
しかし、11番の172ヤードショートで、6番でベタピン50センチでバーディー。
...「アイアンはいい感じだ」と、ダブルオーバーラッピンググリップとファットシャフトアイアンの相性のよさを確信。
普通にティーショットがフェアウェイにある時には、残りが180yでも150yでも、ほぼ確実に狙って行ける。
ただし!
残り100ヤードを切ったアプローチやコントロールショットが問題。
どうしても以前使っていたアイアンより40グラムくらい軽いためか、ダブルオーバーラッピングが抑えが効かない為か、距離をコントロールしようとすると右にすっぽ抜ける。
方向を気にすると飛び過ぎる。

それから、ドライバー(73グラムXシャフト)は、やはりこのグリップではコントロールが利かない。
ヘッドが思っているより動き過ぎて、行き過ぎていると思うとプッシュアウト、遅れたかと思うと(捕まえに行くと)チーピンとなって、アイアンを打つ様にはとても打てない。
プロで唯一このグリップを使っているジム・ヒューリクが、ドライバーはかなり短いシャフトのものを使っているのもこうした理由からだろう。

ドライバーがおかしくなると3Wもおかしくなって、結局ティーショットで2OB、1ロスト。
バーディーが一つあってスコアは43...47人中8位で賞品無し。

午後はドライバーやFWと、アプローチショットやコントロールショットの時にはオーバーラッピンググリップに戻す様にしてみた。
ティーショットやロングショットは結果良好。
問題は100ヤード内のアイアンのコントロールショット。
オーバーラッピンググリップでのアプローチは結果が良かったが、80ヤード70ヤードと言う距離のコントロールショットでダフリが出た。
慣れて来たダブルオーバーラッピングでは、まあまあ。
やっぱり、これは「重さ」の問題か...ピッチング以下は今まで使っていたスチールシャフトのウェッジ類に替えた方がいいかもしれない...あるいはスチールのファットシャフトもいいかも。

29日に、古いキャンピングカー仲間のホームコースメンバーと1年ぶりの月例に参加する事になったので、それまでに調整しておかなくちゃ...

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2013年9月19日 (木)

空を飛ぶ

Bu130919_2Fさんは、少し前に50を越えた。
子供は自分で生活出来る様になり、夫は仕事に遊びに忙しい。
数年前までは学費や食費と夫の「仕事上」の交際費とやらの支出が多くて、お金を貯める事も残す事も出来なかったが、最近やっと経済的には少し余裕ができる様になって来た。
ただ、子供の世話の替わりに近所に住む義理の親の世話をしなくてはならないので、時間の余裕は以前とあまり変わらないけど。

数年前ふと鏡を見た時に、そこにはただ年をとりつつある小太りの中年女がいるだけ、という事に気がついた。

それから急に「なにかしなくちゃ」と考え始めた。
まず、3年前近所の人に誘われて「ゲートボール」を始めた。
しかし、ゲートボールは面白く感じた事は感じたんだけど...
このゲートボールというのは、メインの楽しみが仲間内や近所のチームとの対戦や地区の大会への参加がメインとなっていて、チーム競技であるが故にビギナーのFさんがいるチームはFさんが原因で負ける事が殆どだった。
みんなは慰めてくれたけれど、それが負担になって間もなくやめてしまった。

しかし、ボールを打つ面白さは凄く感じたので、次に違う人に誘われた「パークゴルフ」というのに参加してみた。
これも面白かった。
主に個人競技だったし、Fさんにとってはゲートボールよりも「強く打てる」パークゴルフは、ゲートボールとは違う難しさもあったけど...プレーしていてずっと気持ち良く感じた。
道具は結構高かったけれど、家計のやりくりが楽になっていたおかげで良いものを揃える事が出来て、ますますプレーに熱中した。
特にFさんは、ティーショットの「ライナー打ち」が好きだった...飛距離も出たし方向性も良かった。
Fさんは2年程で仲間達から「上級者」と言われる程の腕になって、毎週開かれる試合や大会の常連になって行った。
女性達からだけでなく年配の男性達からも賞賛の声を浴びて、Fさんは生まれて始めてスポーツをする快感を味わった(中学や高校では体育は好きだったけど、運動部には入っていなかったのでスポーツに夢中になった事は無かった)。
...「意外に私は運動神経が良いのかもしれない」

充実した日々が続いていた。
あの光景を見るまでは。

その大会のあるパークゴルフ場のすぐ近くに、パブリックのゴルフ場があった。
ゴルフなんて両親も親戚も友人にもやっていた人は無く、自分には全く縁がない思い込んでいた。
テレビやニュースでゴルフの事が映されていても、始めから関係ないと思い込んでいたので全く見てはいなかった。

自分のプレーが終わって、何となくゴルフ場を見ていた時....自分と同じくらいの年の女性がティーショットを打った。
小さなボールは、まるで羽が生えた様に軽々と空を飛び...青空の中に白い線を引いて、信じられないくらいに遠くに飛んで行った。
Fさんはこの時生まれて始めて、ゴルフボールが実際に飛んで行く姿を見た。
...何も言葉が出ずに、ただボールが飛んで行った空をずっと見ていた。

「自分もやってみたい」、素直にそう思った。
自分もボールをあんな風に飛ばしてみたい。

それからずっと考えている。
あれほど面白がっていたパークゴルフがなんだか色褪せてしまい、青空を飛ぶ白いゴルフボールの残像だけが目に浮かんで消えない。

ゴルフを始めるには、まず何をしたらいいんだろう?
道具はきっと何本もあるから高いんだろうな。
服装だって、パークゴルフよりずっと高い服でやらなくちゃいけないんだろうな。
靴だってボールだって揃えなくちゃいけないし。
一回ずつのプレー代だって、きっとものすごくかかるんだろう。
今の様に自分のやりくりで作り出した小遣いでゴルフが出来るんだろうか?
それに、やり方全てをどう覚える?
それには一体どのくらいの時間が?

やってみたい気持ちは日々強くなるのに、越えなくちゃいけないハードルは日々その何倍も高くなって行く様な気がする。
自分に、あの人の様に青空にボールを打ち出す日は来るんだろうか?
今の場所に立っている自分は、考えれば考える程あまりにも多くの問題に縛り付けられていて...

ああ、自分もあんな風に空にボールを飛ばしてみたい。
そして自分もここから飛んでみたい。

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2013年9月18日 (水)

季節が変わり...

Bu130918_216日、仕事先の大きなコンペがあったけど、台風で中止。
今までの経験では台風の進路予想というヤツは外れる事の方が多く、1週間前の天気予報で言っていた台風の予定襲来日というヤツはかなりの確率で一日か二日前後にズレるものだった。

ところがこの台風18号は、結局全くズレる事無く予報通りに16日に関東地方を通過した。
それも、スタート時間に合わせて暴風雨圏がやってくる律儀さで。
おかげでスタートしてからずぶ濡れになる事無く、16日早朝に中止決定が出された。
と言っても私は既に近くにいたので、コースまでドライブして主催者の方々に挨拶してからまた帰りのドライブとなった...「良かった、スタートしてから中止ってことにならないで」。
...もし少しでも台風が遅れるかずれるかしたら9ホールでもやるという事だったので...そんな事になったら嫌いな雨ゴルフを全身ずぶ濡れになりながら(雨具が無いので)、呪いの言葉を吐きつつラウンドしていただろうから。

京都の方面は大雨で大変な被害が出ていたが、関東地方の早朝はまだ台風の影響は少なくて「嵐の風景」と言う非日常を見ながらのドライブをして帰った。
強風が吹き、時折叩き付けるような雨が降り、雲が速く流れ、晴れ間が出たり暗くなったり....
車の数も少ない道路には、折れた小枝が散らばる。
嵐の日の、雑然とした様な、スッキリとした様な不思議な雰囲気は昔から嫌いじゃない。

...台風はうちの地方にはこの前の竜巻程の被害も無く、轟々と吠えながら通り過ぎて行った。

昨日は、うちの次女の誕生日。
もう何度目になるのか良く知らないが(笑)。
毎年恒例の「夏のキャンプ」が終わってもう十年以上....次女はまだ歩けない頃から海のキャンプに行っていたのに...時の経つのは速いもの。

...台風の通り過ぎたあと、確実に季節が変わった。
もう朝晩は十分に涼しいし、陽射しの強さは感じても木陰に夏の暑さのしつこさは無い。
また暑すぎる日は何度も来るだろうけれど、あの逃げ回る様な恐ろしい夏はもう終わった。
夏を惜しむ様な時間を持つより、やって来た最高のシーズンを楽しみたい。

まずオープンコンペでも...もう最近は18ホールのオプンコンペは本当に少なくなり、9ホールのコンペでパーティー無しが普通になってしまったが、回った事の無いコースでスコアを作るゴルフを楽しむために。
新しくセットしたファットシャフトのアイアンとダブルオーバーラッピンググリップの相性を見たいし、晩夏の風景を初秋の風景を感じたい...そして組み合わせになる同伴競技者との出会いも楽しみに。
(オープンコンペではなく普通にネットで申し込んで回った方がプレーフィーは安いんだけど、オープンコンペでの出会いというのは実に面白いので、そっちを優先。)

楽しみましょう、これからの季節。

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2013年9月17日 (火)

ゴルファーは、ハンデの数だけ(余計な事)を考える

Bu130917_2「ゴルファーはハンデの数だけ(余計な事を)考える。」

ビル・ディーズという人の残した言葉に「ゴルファーはハンデの数だけモノを考える不思議な人種である」と言う世に知られたものがあるが、私が昔誰かから聞いたこの言葉の方が真実をついていると思っている。
しかし、誰から聞いたか思い出せない為に、ビル・ディーズという人の言葉として描いておく。

このビル・ディーズという人の事は良くわからないのだが、これは少し長くゴルフをやった人なら誰でも「ホントだ...」なんて、苦い笑いと共に共感する言葉だろう。

...飛んでくるボールを打つ時には殆ど何も考えずに反応してしっかりと打ち返せる人が、自分じゃ1ミリも動けないボールを前にするとなんでああも色々な事を考えてしまうのか?
打つのは自分、だから結果は全て自分の所為...「失敗したくない(本当は失敗する確率の方が圧倒的に高いのに)」というプレッシャー。
逃げようも無い酷い失敗に、プライドも自尊心も「かくあるべき」という自分の虚勢の世界も木っ端みじんに打ち砕かれる予感...そして、失敗したあとの言い訳まで用意しているちっぽけな自分...そんな姿がはっきり見えてしまう恐怖。

本当は、立っている人間が地面にある小さな球を長い棒の先についた金属で横にすっ飛ばす、なんて人の骨格や筋肉の自然な動きに反する様な理不尽な動作で、それを正確に反復するなんてそもそも不可能なんだ。
考えても見ればいい、100メートル以上離れた所に開けた小さな鼠の巣みたいな穴ぼこに、小さなボールをたった3回で入れるんだぞ。
300メートル以上離れた穴ぼこにはたったの4回、500メートルの所はたった5回だ。
そんな事は人間には本来無理って考えるのが普通じゃないか?
(100メートルなんて言ったら、野球じゃホームランの距離だし、テニスコートだってバスケットのリングだって入れる場所はゴルフの穴ぼこに比べれば十分でかいし、近い)

そんな無理な事を「やらなきゃいけない」「やれて当たり前」なんて思い込むから、考える事が多くなっちまうんだ。
200メートルもボールを飛ばして20メートルくらいの幅の中に打てって、上手くいかないのが当たり前だろ。
でも、ゴルフに熱中する人間てのは、大体がクソ真面目で向上心があって根拠の無い自信の持ち主で健忘症でニヒルで楽天的でマゾだから...

コースに出てボールを前にすると...真剣に考えてしまう。
「前回の反省」「前回の教訓」「最近の開眼」「レッスン書のメモ」「レッスンプロのアドバイス」「ワンポイント」「自信があるのは」「どっちが危険」「チェックポイントその1」「その2」「その3」「自己暗示」「叱咤激励」「不安を消す」「俺は誰?」「ここはどこ?」....
考えているうちに、前に出た大事な事を忘れてしまう。
優先順位が狂ってしまう...
そのうちに頭の中が収拾がつかなくなって...
やっと動かそうとした身体は、すっかり油が切れて錆びて軋んで引っかかって、全然思う様に動いてくれない。
当然のごとく結果は酷いものとなり、また一つ強烈な失敗の記憶が積み重なって頭の中で強い光を放つ様になる。

でも、やがて何度も何度も叩き潰されたあと、考える事考えるべき事が少なくなっている事に気がつく。
チェックポイントが減り、イメージがシンプルになって行き、身体が錆び付く前にバックスイングを始める事が出来るようになって行く。
ミスは減らなくても心を傷つける事が少なくなって行くと、ハンデが減り上達して行く。
ミスが出て当たり前という心境に自然になれる頃には、考える事が驚く程少なくなっている事に気がつく。
そうなったら、上級者ともいえる....真面目だけど気持ちを誤摩化すのが上手くなり、覚えているのは良い事だけになり、ニヒルでマゾの内面で、楽天的な皮肉屋で。

片手ハンデになる頃は、考えるのは一つか二つ。
それ以上になるとどうなるか...
0はゼロ、ならば+1はどうなんだろか?
聞いてみたい気がするが(笑)。


...ただね、ヘタクソでも何も考えてない自分みたいなヤツもいるからなあ...

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2013年9月14日 (土)

変態アイアンの試打

Bu130914_2まあ、普通じゃない変わったアイアンだろう。
ピンジング(青)8本セットとウィルソンFSファットシャフトアイアン10本セット。

どちらも理由があって手に入れた超格安5000円アイアン、他にもっと安いのもあるだろうけれど、程度がかなり良いのでこの2セットは「当たり」だった。
16日に仕事関係の大きなコンペがあるので、この腰痛の状態のままでマシなゴルフが出来る様にとの黒トップからの浮気だったが...

練習場では判らないので、一ヶ月ぶりのゴルフの奥さんを連れて「回りたかったコースシリーズ」の一つ、ウィンザーパークG&Cに行って来た。
昼食付きセルフラウンド、2サム割り増し無しで5000円。
状態が心配だったけれど、グリーンはそれなりに速く、戦略性もありスリルもあり、トリッキーさは無く景観も奇麗で、こんなアイアンの試打ではなくもう一回ちゃんとスコアに挑戦のラウンドをしたくなった。

なのでコースに挑戦する記事は、将来もう一度ラウンドしてからとしたい。

この日は組み合わせが悪く、前の組が4人で後ろが回り慣れた様子のツーサム...つまり毎回前の組を延々と待ち、後ろにぴったりと待たれている状態で、アイアンの試打は非常にやり難い状態だった。
それでも、ゼネラルルール通り暫定球を打ったり、元の場所にドロップしたりで色々とこのアイアンが今の腰の状態で使えるかを試す事は出来た。

ピンジングはよくも悪くも予想通り。
昔使ったピンアイ2プラスと比べて、特に優れているのは「抜け」の良さくらいか...良い点も合わない点も予想通りで、嬉しい驚きは無かった。

良かったのが、ウィルソンFSのファットシャフト。
ヘッドが意外に効いていて振りやすいし、曲がりが少なく抜けが良く、普通のショットをする限り驚きの合格点。
これなら腰への負担も少なく、十分使える。

が、問題はショートアイアンでのコントロールショット...特にウェッジ。
今まで使っていたアイアンに比べて総重量が軽すぎる為か、ヘッドが下りきれずにボールをトップするミスが多く出た。
試しに同じ場所からクリーブランドのウェッジで打つと、普通にきちんとヒット出来る。
これはウェッジだけスチールのファットシャフトを見つける事で、解決出来ないか?

その他に前半ハーフで感じたのが、ウッドとの相性。
カーボンRのファットシャフトと1Wや3Wとの相性が悪い。
特に1Wは全くタイミングが違って、引っ掛けフックかプッシュスライスかでまともに当たらない。
3Wはなんとかフェアウェイに行くが、フック回転がかかって気に入らないボールばっかり。

天気予報とは全然違う猛烈な暑さの中(今年初めて体験する真夏ラウンドそのもの!)、ハーフを終えて汗でずぶずぶになったシャツを着替え、気付に最高の上手さの生さビールを飲み、後半は一つのアイデアとしてダブルオーバーラッピングでグリップする事にした。
...これが大成功。
ファットシャフトはなおヘッドが効いて振りやすくなり、ウェッジ類も右手が邪魔しないからかちゃんとボールに届くようになった。
そして問題があったウッドも、3Wはちゃんとイメージ近く飛ぶ様になった。
ただ、73Xのシャフトが刺さった1Wは上手く行かず...

いっそドライバーを捨てて、あの「飛ぶ3W」でも買おうかなあ。

と言う訳で、腰が良くなるまではファットシャフトのウィルソンアイアンを使う事に決めた。
ダブルオーバーラッピングで、、ドライバーを使わず...

しかし、16日って台風18号関東地方直撃予想だよなあ...よりによってこの日を狙ってくるなんて、参加者に恐ろしい超雨男でもいたのか?

と言うより、コンペやるの?

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2013年9月12日 (木)

あくまで心は柔軟に(意志が弱いとも言う)

Bu130912_2軽井沢でのアイアンショットで考えた。
「スクープソールの黒トップを更にスクープに調整してある自分の黒トップは、練習も殆どしないお楽しみゴルファーには難しすぎる」と。
ただし、銅下メッキのオリジナル黒トップの「芯を食った時の快感」は何者にも代え難い。
ならば、黒トップは全くスコア無視の「クラシックお楽しみラウンド」のとき専用としよう。
つまり、その時のラウンドはウッドは全てパーシモン、アイアンは黒トップ、パターはL字にボールはもちろん糸巻きボール。
年に数回そういうラウンドを楽しむ事にする。

そしてそれ以外の、漫画家コンペやオープンコンペは今の自分の体力・年齢・身体の状態にあったクラブを使う。

そう考えてみると、今気に入って使えるウッドは3wと4wと7w...3Wはテーラーメードツアースプーン、4と7はスチールヘッド3。
これは気に入っているので変えるつもり無し。
ただドライバーはどれもイマイチ。
(3wでのティーショットの方が遥かに安定して飛ぶし結果がいい)。
で、将来的には今流行の飛ぶ3wでも手に入れてみようと思っている。

黒トップの替わりのアイアン...これが問題。
クリーブランドのTA-3はまあまあなのだけど。

そこで久しぶりにオークションを覗いてみると...
面白いものがありました...いずれも安く。

まずピンジングの青ドット、3〜Wをゲット..5000円。
これは、以前競技をやっていた時にピンアイ2も使っていた自分には違和感無し。
ライ角が立っているので、あまり前傾をせずに打てるのはいいかな...と。
ただし、シャフトがX相当なのが今ひとつ不安..以前なら問題が無かったが今ではこの硬さは力が入り過ぎるかと。

もう一つは、ウィルソンのスタッフFS3〜P・G・Sの10本セット...5000円。
これはヘッド形状には興味なく、ただカーボンのファットシャフトのRを使ってみたいだけで落札。
以前ヒッコリーシャフトのアイアンを振った時に、あの微妙な粘りと柔らかさ、それに独特の捻れ感...それに近い感覚の現代シャフトは無いかと探していた。
そんな時それを聞いてブログ友達の「セベケン」さんが、スチールのファットシャフトが刺さったウィルソンツアーキャストアイアン7番を「これがヒッコリーに近いから」と譲ってくれた。
確かに全体の感覚は近いものを感じたけれど、スチールシャフトと言う事でもっと「頑丈な」感触があり、あまり気に入らなかった。
...しかし、これがカーボンのファットシャフトのRなら、ネックが太いためにヘッドが走り過ぎたり捩じれ過ぎたりしなくて、丁度ヒッコリーの様に振れるんじゃないか?
それがありました...10本5000円...1本500円!...。

どちらが今の自分がやろうとしているゴルフに向いているかは、実ラウンドで使ってみなくちゃ判らない。
てなわけで、明日急遽ラウンドフィーの安いコースで、この2種類のアイアンの試打ラウンドに行く事に。

さあ、お楽しみはこれから...かな?

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2013年9月11日 (水)

住所...職業...

Bu130911_2秋の気配が深まる頃、未明に県警の110番に通報が入った。
「誰もいないはずの事務所で物音がする」
通報して来たのはある建設事務所の社員で、残業で遅くなったので仮眠室で仮眠していた社員だった。

この時期、何件かの事務所荒らしが続いていたので、警察は数台のパトカーをすぐに現場に急行させた。
事務所を包囲して中にいるだろう犯人に呼びかけると、数分の後、犯人が素直に出て来た。
黒のジャンパーに黒い帽子、暗い色の手ぬぐいで顔を隠して抵抗もせずに逮捕された。

すぐに最近起きた数件の事務所荒らしも自分の犯行だと認め、事件は連続窃盗事件として解決した...はずだった。

犯人が犯行に使った車はハイエースのバン。
調べると、中から泥棒の七つ道具とも言える数々の手製の道具が見つかった。
それらは広いバンの荷室を改造して作られた色々な棚や引き出しに収納されていた。
また室内はベッドや炊事場が奇麗に作られていて、まるでキャンピングカーの様になっていた。
手先が器用だったらしく、その出来栄えは市販のキャンピングカーに勝るとも劣らない様に見えた。
犯人はこの手製キャンピングカーであちこちで寝泊まりしながら、事務所荒らしを続けていたと言う事だった。

...そして、警察の目を引いたのは荷物の布団や数多くの食品などに混じって、立派なゴルフ用具一式があった事だった。
キャディーバッグにゴルフウェアの入ったボストンバッグ、何足かのゴルフシューズに何ダースかのゴルフボール。
始めは、警察はこれらのゴルフ用品も盗品だと考えていた。
しかし、キャディーバッグには犯人の名札がついていて、Kカントリークラブの名札もついていた。

...警察がこのKカントリークラブに問い合わせると、とんでもない事が判った。
何とこの犯人はこのクラブのメンバーで、クラブ内では有名な強豪ゴルファーだった。
クラブ競技の優勝者の常連であり、何とクラブチャンピオンにもなっていた!

逮捕当時は車で生活していたが、月例などにはきちんと参加していて、次期クラチャン戦でも有力な優勝候補と噂されている存在だった。

逮捕後の彼の状況は不明だが、クラブは彼を即刻除名処分とし、彼のクラブでの競技記録の一切を抹消処分とした。
...長い時間が経った今では、そのクラブの会員も殆どの人がその事を知らず、彼と言うゴルファーがいた事は記憶からも記録からも消されてしまっている。

彼がどんな事情があって車で生活し、泥棒を重ね、競技ゴルファーとして生きていたのかは知らない。
だがクラチャンを獲るまでには、並みのゴルファーよりさらに相当の努力が必要だったろう。
純粋にゴルフを愛し、楽しんでいた時期もあったろう。

だが窃盗で逮捕され、全てが抹消されて、もうかなりの時が過ぎた。

クラチャンを獲りながらゴルファー失格となった男は、今、ゴルフをやめたのだろうか?
それとも、ゴルフと再び向き合っているのだろうか?

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2013年9月 9日 (月)

ゴルフで最も愉しいのは、ゴルフを終えた夕べの仲間達とのゴルフ談義

Bu130909「ゴルフで最も愉しいのは、ゴルフを終えた夕べの仲間達とのゴルフ談義」...アーサー・バルフォア。

アーサー・バルフォアは1902年にイギリスの首相となった人物。
ゴルフ狂として知られ、ロイヤル&エンシェントゴルフ倶楽部のキャプテンでもあり、倶楽部のスクラッチ競技に32回も優勝したと言う腕前でもあった。
ゴルフを愛し、ゴルフの楽しみを追求した数多くの名言を残した。

この言葉は良く知られている「ゴルフは19番ホールで完結する」なんて言う言葉と同じ様な意味合いであるけれど、面白いのは同じアーサー・バルフォアが
「ゴルフは一度で3回も楽しめる。
コースに行くまで・プレー中・プレー後だ。
ただし、内容は「期待」・「絶望」・「後悔」の順に変化する」
なんて言葉も書いている事。
...これは、個人的に解釈すると、あとの「一度に3回楽しめる」のは、「一人で」ゴルフに参加した時...つまり、仲間とのゴルフではなく一人で競技などに参加して、良く知った仲間ではない人たちとのラウンドの場合だ。
こういうラウンドでは、前日の期待と興奮、プレー中の絶望と落胆、プレー後の後悔と自己否定が、「スコア」と言う事実によってヘボゴルファーを逃げ場も無く追いつめる。
意気揚々と家を出たゴルファーは、ボロボロになり疲れ果て、まるでこの世の終わりのような顔で帰宅する。
...まあ、次の日の朝日が昇れば悪い記憶は半分以上消えていて、「ここをこうすればきっと次は上手く行く」なんて根拠のない希望が頭を占める様になるんだけれど。

今日の言葉は、良くそれぞれのゴルフを知っている「ゴルフ仲間」達とのラウンドの話。
ラウンド前の「期待」や、プレー中の「絶望」は変わらないが...
(いや、その「絶望」さえも「笑い声」に吹き飛ばされてしまうかもしれない。)
18ホールのそれぞれの旅が終わってやっと、「19番ホール」の舞台は整う。

真剣なプレーの失敗が仲間達との話のタネになり、判断の迷いが冷やかしのタネになり、決断の選択が皮肉と突っ込みの元となる。
素晴らしいプレーには賞賛を惜しまないが、珍プレーには笑いを隠さない。
結果のスコアより、話のネタの多さが愉しさに比例する。
ここで今日のラウンドで心に降り積もった「絶望」や「怒り」は笑い声と共に溶けて行き、それぞれの真剣なプレーがゴルフを楽しむピエロの踊りに変わって行く。
こんな舞台では、まぐれ当たりのスーパーショットの賞賛の声なんか、心の底からコソバユイ。
みんな「まぐれ」なのを知っていて、心優しく褒めちぎる。
そして、落として、また笑う。
良いショットは道具のおかげ、悪いショットはあんたの実力。
「今に見てろよ」が、次のラウンドの約束の言葉。
そのに酒があるもよし、無いもよし。

こんな19番ホールのあるラウンドが出来たら、それだけでそのラウンドに感謝する。

でも、いつも同じ仲間とラウンドするだけでは世界が狭い。
そんなラウンドと、「期待」「絶望」「後悔」の3つの「楽しみ」が織りなすラウンドもまた愉しく面白い。

...年に数回、こんな「19番ホール」付きのラウンドがあるってだけでいい。

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2013年9月 6日 (金)

スクープソールは難しい

Bu130906_2軽井沢72での漫画家コンペで、愛用している黒トップアイアンの難しさを改めて実感した。

軽井沢72はグリーンはもとよりフェアウェイもラフもベント芝。
普通にある野芝のフェアウェイの場合と違って、フェアウェイに行ってもボールは少し沈んでいる。
この場面でアイアンが上手く当たらない。
奇麗にターフが取れる芝の為に、上から振れれば良いと思っていたが...そうした意識で振るとボールは左に引っかかる。
ダフりやすいアイアンだと言う事は判っているので、それではと薄めに打とうとするとハーフトップが多発する。

私の黒トップは20年以上前に中古で手に入れたものだが、前の持ち主がシャフトをダイナミック(ゴールドではない)のRに、昔の飛ばないロフトを当時の標準的なロフトにする為に少し立ててある。
相当上手い技術者に調整してもらったものらしく、ライ角も一緒に調整してあるが顔つきの流れもバランスも違和感が無く、グリップだけを替えて使って今に至っている。
ただ、神経質なスクープソールと言うのは判っていたので、競技はクリーブランドやダイワやダンロップのプロモデルを使っていて、黒トップは遊びゴルフ専用だった。

しかしこのスクープソール、ロフトを立てて調整してある為にオリジナルのものより更にリーディングエッジがカミソリの様にとんがってしまっている。
もちろんバンスなんか無く、「ソールを滑らせる」なんて芸当は一切出来ない。
どのくらい難しいかと言うと、軽井沢2日目に一緒に回った元研修生で新進気鋭の漫画原作者「かわさき健」氏(この日、アンダーで回っていた)にこの黒トップを打ってもらったとき、フェアウェイから残り140ヤードを9番...見事にダフって50ヤードくらいしか飛ばなかった。

この黒トップは、少し沈んでいるボールに対して、多分2〜3ミリのミスも許されるかどうかと言う気がする。
...以前から黒トップを打ってみたいと言っていた川崎氏は、その後ティーアップしたボール以外は黒トップを使おうとしなかった。

...打感は本当に最高なんだけど...こういうベントのライでは殆どまともに当たりやしない。
無理に上からボールをつぶしに行くとみんなボールは左に飛んで行くし...

腰痛が酷くてまともに練習が出来ない身としては、残っているクリーブランドアイアンでゴルフを楽しむか...それともバンスを使えて感触の良いアイアンを、改めて探してみるべきか...

黒トップは使い続けるつもりだが、もっと易しく気持ち良くボールを操れるアイアンも欲しい...そんな気持ちになった軽井沢だった。

...ちょっとネットオークションでも彷徨ってみようかなあ...

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2013年9月 5日 (木)

「当然」の様に思ってしまう事

Bu130905_2

昨日・一昨日と恒例の漫画家コンペ「バレンタインカップ」で、軽井沢に行っていた。
年に4回開かれるカップの、「夏は高原のお泊まりゴルフ」と言うヤツで、まあメインはプレー後の宿での宴会...翌日は希望者のみがラウンドする。
今回は主催者の池内誠一氏の他、漫画家の根岸信明氏、堂上まさし氏、石井貞義氏等と、原作者のかわさき健氏等と編集者、イラストレーターなど21名が参加した。
宴会後の翌日ラウンド参加者は14名だった。

今回は池内氏から会うなり「あんたは絶対に来られないと思ったよ」と言われた。
「あの竜巻は、まともに家の場所だろう?」

実際に、詳しい情報が判ってくると我が家が無事だったのは奇跡の様に思えて来た。
発生した場所、進路、最後に消えた場所まで、この竜巻はうちの家族が関係した場所を縫う様に進んでいる。
特に長女に関しては、小学校・中学校・高校のすべてが被害を受けており、「アタシの半生を吹き飛ばすつもりか!」なんて言う程見事に所縁ある場所を通っている。
次女も小学校・中学校と友達の家や店がやられ、我が家が今の所に引っ越す前の生活圏が被害にあった。
しかも被害のひどかった所まで2〜300メートルあったので、「ちょっと距離があって良かった」と思っていたのが、実際に進路が分かってみるとわずか100メートルくらいの場所をかすめていた...
今まで竜巻なんて聞いた事がなかった地域での大竜巻...今までは他人事だった災害が、実際は誰にでもどこででも起きる災害で、無事だったのは運が良かっただけだと言う事...東北大震災の時に感じた事を改めて強く感じ直した事件だった。
...今日も近くで雷が鳴り響いている、時折強い雨が吹き付ける、こんな天候の時はまたいつ竜巻が起きるか分からない...そう自覚しておこう。

そんな気持ちが消えないままの軽井沢72。
なんだかゴルフをやれると言う事だけで、すっかりゴルフの神様に感謝している自分がいる。
1日目はダブルオーバーラッピンググリップでプレーしてブービー。
粘るラフではヘッドが上手く抜けずに、右方向に飛んでしまうボールが多く、おまけにそういうショットは指が捩じれて痛い。
56−42。
2日目は、好漢かわさき健氏とのラウンドなのでクラシックで行こうと、思い出せないくらい久しぶりに使うL字パターと黒トップにフットジョイのクラシック革靴なんてスタイルでラウンド。
...クラシックフットジョイは、スタート前に雨が降って来たので全天候型の近代シューズと交換。
ゴルフ自体はアンダーで回る「元研修生」のかわさき氏とは勝負にならず、アイアンがろくに当たらないのにL字パターは3パット量産...勝ち目無し。
L字パターはとても今の自分には使えない...特に1メートル前後のパットで手が思う様に動かないのには参った。
で47ー47....でもこの日は新ペリアなので、パー5とパー3で片方は絶対にパーをキープする方法でちゃんと2位。

腰が痛いのがかなりスイングに影響して、ショット自体に満足出来るものは殆ど無かったけれど...ゴルフをやれる・楽しめるってことは、それだけで十分幸せな事なんだと言う事を改めて実感。

雨が降る予報が2日とも外れて、時折雲の切れ間から見える青空が実に奇麗だった。

忘れていた...雲があるから、青空は奇麗なんだよな。

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2013年9月 2日 (月)

竜巻だあ?!

Bu13090220_22時頃だったか...
外は明るいのに突然近くに落雷。
やたらピカピカ、ドンガラガッチャン五月蝿くなったので慌ててパソコンの電源を切る。

そのうちに空が真っ暗になり、風が急に強くなる。
そして、突然どーんと重たい風が家を揺らす..ちょっと家が浮くくらいの感じがする強風。
それはすぐにやんだが同時にプツッと停電。

「あれ?今の落雷でか?」
間もなく停電は直るが(10分程か?)、強い雨が降ってくる。

パソコンをつけられないのでテレビを見ていると、「越谷で竜巻!」の文字。
「あれ、この景色は見覚えが...」
「あの小学校は、確か...」

竜巻は、我が家からわずか数百メートルの地点を通り過ぎたとか...
あの一瞬の風は竜巻の一番外側の風だったのか...

通った場所の見当がついたので自転車で行ってみると...写真の様な光景。
丁度竜巻が通った道の両側のコンクリート製の電信柱はことごとく倒され、道の両側の家は殆どが屋根を飛ばされている。
その通り道の駐車場では、大型のトラックは全部倒され、倒れていない普通車や軽自動車も屋根がつぶれたり窓ガラスが割れていて無事なものは一台も無い。

そこから一目で分かる竜巻の通ったあとをたどると、彼方にある中学校の体育館の屋根が飛ばされている場所まで狭い幅の通り道で無事な家は全く無い。

コンクリート製のビルも、窓を破られて中が素通しになっている。

...それにしても、わずかでもその通り道からそれている家は殆ど影響を受けていないのに、通り道ではコンクリート製の頑丈な電信柱が根本から折れている。
ほぼ全壊した家の2軒となりの家は、全然被害がない。

これも運・不運、ラッキー・アンラッキーとでも言うのだろうか...

被害にあった方々は、気の毒だ。
さっきまでの普通に続いていた日常が、誰が悪い訳でもないのに、明日からの先の長い生活の苦労に突然変わってしまう。

この町で竜巻なんて聞いた事もなかった...そうお年寄りも言う。

今日無事でいる事、今日生きている事が、それだけで運がいい事だと思わなければいけないな。
そう感じさせられた...

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8月が終わって9月になった

Bu130902_2やっぱり8月は、日の光から暑さから逃げていただけで終わってしまった気がする。

「何かが起きそう」なんて気がする、青い空と青い海と強すぎる光の季節は俺にはもう縁がない、と言う訳だ。
海にさえ行けないのに、この漫画みたいな暑さの中でゴルフをやろうなんて気にはならないのは当たり前だろう...ナイターと最高気温25度と言う日にはやれたけど。

気がつけば今日はもう9月の2日。
暑さはあまり変わらないが日が短くなって来たのは感じる。
自転車で走れば、田んぼの稲はもう撓わに実り稲刈りが始まった所もある。
秋が始まっている。

若い若いと思っているうちに、いつの間にかもうすっかり若くない自分に気がつく...そんな気持ちに似ている様な...

明日、漫画家コンペ「バレンタインカップ」が軽井沢72東コースで開かれる。
暑い夏のコンペは涼しい高原でやろうと言う事で、例年高地で開かれるんだけど...どうもこの時期は天気が良くない...丁度台風襲来や秋雨前線が活発になる時期と重なってくる事が多い。
と言う事で明日の軽井沢は「曇り一時雨」。
ああ、雨の中でゴルフはやりたくないなあ...

それでも、しょうがないので昨日暑い中練習に行って来た。
あまりの暑さに100球を40分くらいで打って逃げ帰って来たけど...それでもズボンまで濡れる程汗をかいた。
練習のテーマはクラブを振る事を思い出す事...アイアンはクローズドスタンスで力5分くらいのスイング、ドライバーは8分スイングで230チタンや3wでのティーショットと、MP425出の8分ショット。
230チタンは3wや他のクラブとシャフトの感覚が違い過ぎて全くダメ。
これだけ特別なスイングをしないとちゃんと飛ばないのでボツ。
マシなのは(他のクラブと近い感じで振れるのは)MP425だったけど、3wの方がずっと良い。
なので、多分コンペは3wでティーショットする。
アイアンは1番手上げて「ヒョイッ」と打てばほぼ問題無し。
腰が痛いのを誤摩化せればゴルフは十分楽しめそうだ。

問題は天気。
どこの天気予報を見ても、どうしても雨が降るらしい。
雨具はないから、短パンに着替えのシャツを何セットか持って行ってラウンドする。
ただ、濡れたグリップや濡れた手袋が面倒だ...楽しめなくなるかもしれないなあ。
せっかくの高原ゴルフ...軽井沢72なんて20年ぶりくらいなのに、残念。
予定では希望者のみホテルに泊まって翌日もゴルフだけど、天気予報は翌日も同じ様な天気だと言うから、自分はどこかの日帰り温泉にでも立ち寄ってゆっくり腰を癒して来よう。

さて、これから天気が良くなれば、今年のゴルフの第2シーズンが始まる。
春からの第1シーズンよりもこれからの方が、12月初めまでの自然の変化を楽しめるし、風が気持ち良くなる。
まだまだ沢山ある、未踏の魅力的なコースをこの秋にいくつ体験出来るだろう。

限りあるゴルフ人生、楽しまなくちゃ。

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