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2014年2月 1日 (土)

不安と緊張こそ、ゴルフの最高の調味料

Bu140106「不安と緊張こそ、ゴルフの最高の調味料」...ベン・ホーガン。

ツアー64勝,メジャー9勝。
再起不能と言われた大怪我からも復活し、「鉄人」「頑固」「厳格」「生真面目」「変人」とまで言われた社交嫌いの名ゴルファー。
ゴルフ史に燦然と輝く名手ではあるが、どうも人間的には「面白くない男」との評価が今に伝わる。

その為か、彼の残した言葉は「的確」ではあるが「面白くない」...つまり、「そんな事は判ってるわ!」、「判ってても出来ないんだ、凡人は」なんて気持ちになる言葉が多い。
そりゃあね、あなたの様な「鉄の意思」の持ち主には可能でも、俺の様に「誘惑に弱くて、言い訳が多くて、楽な事が好きで、サボリ癖があって...反省はするけど更生しない出来ないただの凡人」には、地味な努力や努力の継続なんて無理なんだって(自信を持って言える)...てこと。

でも、この言葉はちょっと違う。
...へえ〜、ベン・ホーガンでも不安と緊張がゴルフの調味料なんて感じる事があるんだ、と。
強烈な自己節制と努力の継続で、いざラウンドにおいては圧倒的な自信と意思でゴルフに立ち向かったと思われるホーガンにして、不安と緊張を最高の調味料と感じていたなんて。

ホーガンでさえそうならば、我々圧倒的意志薄弱煩悩満載ゴルファーがティーグランドで不安や緊張に襲われるのは当たり前じゃない...でしょ?
まあ、我々は不安と緊張の他に、恐怖や迷いや後悔や寒気や血圧の上昇や...中には便意にまで襲われたりする人もいる訳だが...
安心したまえ、アベレージ並びにそれ以下の腕のゴルフ狂患者達。
それはベン・ホーガンでさえ感じている「ゴルフの最高の調味料」なんだ!
多分、きっとニクラスだってパーマーだって、ワトソンだってタイガーだってミケルソンだってマキロイだって感じている(?)ことなんだ。

実際、ラウンドしていてなんの緊張も不安も無いラウンドなんて面白くないだろう。
たとえスコアをつけないラウンドだって、ホールごとのティーグランドに立つ度に「どこが危険なんだ?」「どこが最良の攻略ルート?」「設計者は何をさせようとしている?」「自分の球筋ではどうなる?」「あのミスが出なければいいけど」「こういうホールはあのミスをしやすいな」等々...
不安や緊張...言い換えれば、他の場所では感じられない「スリル」とも言える。
そのスリルに挑戦する...対戦成績では世の大多数のゴルファーは大幅な負け越しか、むしろ連敗記録更新中のはず...ああ、その無謀なる弱者の挑戦は何て魅力的なんだろう(笑)。

不安を克服出来た時がいい。
緊張がほどける瞬間がいい。
まあ、ミスを重ねて不安が不安を呼び、緊張がますます強くなる、なんて事が当たり前にある我々のゴルフだけれど、何の感情の揺れも無く何もかも淡々と廻るのがいいなんてのはあり得ない(それじゃただの老人の散歩だ)。
内面では嵐のごとく感情がうねりながら、でも表面は淡々と同伴プレーヤーとの会話を楽しみながら...周りの風景や天気に慰められつつ旅を重ねるのがいいと、自分は思う。

よくゴルファーってのはマゾなのか?...と言われるが、GB(ゴルフ馬鹿)と言われる人たちは、それを否定出来ないだろう。
だってこんな寒い中、まだ世の明けぬ暗い時間に起きて、自己連敗記録更新する為に沢山の悲鳴と嘆きを経験するに決まっているコースに出かけるんだから。

ベン・ホーガンにはなれないけれど、ちょっとマゾのゴルファーさん...最高の調味料を味わいながら今年もゴルフを楽しみましょう。

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