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2014年3月

2014年3月 1日 (土)

2月から3月へ

Bu140228知性と教養の不足しているこの頭にも、「月日は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり...」なんて奥の細道の一節が浮かんでくる。
・・・あっという間に、2014年の2月も終わりだ。
今年になって2ヶ月、もう一年の6分の一が過ぎて行く。

...去年の27日にゴルフをして以来、ラウンドは無し。
医者に「最高気温10度以下の日のゴルフは身体の為に避けた方が良い」、と言われた事での冬の間の「冬眠」な訳だが...全くラウンド無しで2ヶ月というのは久しぶりだ。
何度か最高気温10度以上という予報の日を見つけて、行ってみようかとは思ったが...コースに電話してみると「あの大雪でまだクローズです」とか、申し込もうとする直前に天気が悪化したりとかで、ついにラウンド無しでここまで来てしまった。

練習には2回行った。
最初の一回は先々週で、これはあくまでゴルフ用の動きを身体に思い出させる為の言わば「肩ならし」。
そして先週は、本格的な練習を...と思ったが100球程で腰痛が出て来たので、あとは流した。
そして今日2月28日、天気予報では今日も雨が残るとかだったのでラウンドはやめておいたんだけど、何と暖かい春の様な好天...行ってりゃ良かったなあ。
しょうがないので、今日は練習場に行ってラウンド用のショット調整するつもり。

明日から3月だけど、4日に漫画家コンペの「バレンタインカップ」がミルフィーユGCとか言うケーキの様な名前のコースである。
これが今年の初ラウンドの「打ち始め」。
握りがあるので、そこそこでは廻りたいけど...良くて85くらいか。

問題がもう一つ。
今日は目が痒い...鼻もムズムズしていて鼻水が出る。
完全に花粉が来た!
まだ、あの恐怖の無便連鎖くしゃみが起きていないのが救いだが、いよいよ花粉症対策に入る事にする。
目は花粉予防のゴーグルに近い形状の眼鏡。
そして、去年と同じ鼻マスクと、鼻クリーム。
他に今年の新製品としていくつかのスプレータイプの製品が出ているけど、これは効き目があるのか?
どうも俺はこの手の製品の「イオンが...:」と言うのが信用出来ないんだけど。
本当にイオンで花粉対策になるの?
マイナスイオンだかプラスイオンだかで、花粉がくっつかないとか防げるとか言う能書きは、俺には変な新興宗教の様な「眉唾物」にしか思えないんだけど。

他には鼻水とくしゃみ用には「鼻炎カプセル」を用意して前日に飲んでおくとか、鼻炎フィルムを当日使ってみるとかを考えている。

ただ、コンペのあるのが3月4日。
そして、2日には雪が降る確率が高いと言う天気予報。
今年のような冬は3月は勿論4月になっても大雪になったりする事が多いので、ひょっとすると降り方次第では4日はコースがクローズという事も可能性有り。
そうなると俺の今年のゴルフシーズン開幕は、ひょっとして「花のマスターズ」後になるかも知れないなあ。

でも、もう3月。
何もしないではいられない...ちょっと油断していると、時間はどんどんスピードを上げて俺を追い越して行くんだから。

今みたいな腑抜けのままでは置いて行かれる。
置いてきぼりはやなこった。

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悪夢

Bu140226「また、あの夢だ...」
Tさんは汗をかいて目を覚ます。
毎年この時期になると見る夢だ。
こんな夢を見始めてから、もう十年になる。

...30を過ぎてゴルフを始めたTさんは、すぐにゴルフに熱中してしまい、他の趣味を全てやめて小遣いや余暇の全ての時間をゴルフにつぎ込む事になった。
安い会員権を買い、競技ゴルフにも熱中し、毎月の月例などにも必ず参加していた。
ただし、腕は熱意の割には上がらずにハンデは13までにしかならなかった。
学生時代から身体を動かすのが好きで、バレーボールやテニスをそれなりにこなして来たのに、ゴルフはどうも勝手が違ってうまく行かない...でも、それがかえってTさんの情熱の元になっていた。

競技の成績も、ハンデ26から始まって13まで...CクラスからBクラスまで欠かさず月例に出ていたのに優勝はなかった。
良くて2位...1位タイでハンデ負けや年齢負けが何回もあったけど。
そんなTさんの目標は、アンダーハンデの理事長杯に優勝する事だった。
月例はいくら優勝してもコースの記録にしか残らない、でも理事長杯はクラブハウスの目立つ所に名前が飾られる。
一番大きいのはクラチャンのボードだけど、それは自分には全く縁のない世界だと諦めていた。
でも、次に大きな理事長杯のボードは自分にも十分チャンスがあると思っていた。
Bクラスで優勝争いをした顔見知りが二人も理事長杯を獲っていたし、その二人に比べてみても自分が取れないはずはない、と。

このコースの理事長杯は、予選が27ホールのストロークプレー、決勝も27ホールのストロークプレーだった。
最初の2回は予選落ち。
その後は毎年予選を通る事が出来るようになった。

そして十年前、予選を3アンダーで通った...2位通過だった。
決勝は一週間後。
調子は良かった。
ティーショットで大ミスはなかったし、アプローチやパットも満足いく出来だった。
自分のハンデに合わせて自分のパーを決めて、ハンデのあるホールはボギーをパー、苦手なホールもボギーをパーと考えて粘った。
調子は良かった。
...最後のハーフを残してネット5アンダーで一位、2位は2アンダーという事で3打差の首位と知った。
自分のハンデを考えれば、4つのボギーで済ませればまず優勝、5つボギーでも多分大丈夫と計算した。
5番までは「自分の」パープレー、調子はよく大きなミスはない...なのに6番のティーグランドに上がった時に心臓がドキドキしているのに気がついた。
7番では、もっとドキドキして来て「あれ?自分は凄く緊張している」と思った...
結果、6番7番はボギー...でも自分にとってはパーなので、まだ大丈夫。
問題は一番苦手な8番ショート。
心臓がバクバクして、身体が浮き上がりそうな気がしながら打ったボールはガードバンカー。
それは無難に出して、カップまで3メートル。
ファーストパットはカップ手前30センチに...ホッとした。
調子はまだいい。
ここをボギーなら「自分の」パーだし、最終ホールは相性がいいから自分の優勝はある!

...そう思った時に、「お先に」と言っている自分に気がついた。
30センチだから、普通なら「OK」の距離だし...何より自分に「早くボギーで終わらせたい、ホッとしたい」と言う気持ちがあった。
普通に構えるとスタンスがかかる所にマークがあったので、ちょっと離れてポンと打ってボールをカップインさせた....つもりだった。
ボールはカップに蹴られてクルッと廻って、40センチくらい離れた所に止まった。
驚きと焦りと恥ずかしさで頭の中が真っ白になってしまって、また「お先に」と言って慌てて打った...これも...今度はカップをかすりもせずに外れた。
「あ、すみません。待ちます。」と言ってマークしてボールを拾い上げた時には、まだ自分が何をしたのかよくわからなかった。
が、同伴競技者がパットをしている間に、自分が今度打つのが「6打目」と言う事に気がついて頭からすっと血が引いて行くのを感じた...

次に気がついたのは最終ホールを終わって、同伴競技者と握手をしている時。
「惜しかったですね。」
「残念でしたね。」と言葉少なに言われた。
...最終ホールは、ダブルパーと書かれていた。
結果は勿論優勝には遠く、風呂でもクラブハウスを出るまで誰とも話をせずに、人目を避けて逃げるように家に帰った。

次の日にクラブは中古クラブ屋に売った。
売れないものは燃えないゴミで出した。
ゴルフの本もスコアカードもみんなゴミにして出した。

それ以来ゴルフには近づかなかった。
...なのに、春先になると悪夢を見る。
あの17番のパットだ。
汗をかいて目が覚める。
それが去年は何回もあった。
今年も、また見た。

でも今年は、自分の気持ちにどこかそれを許す様な気持ちが出て来ているのを感じている。
何か懐かしい様な気持ちが、夢に加わっている。
これは自分が50歳を超えた事に関係しているのかも知れない...Tさんはそう感じる。
もう、自分は若くはない。
もうそろそろ、自分を許してやろうか。
そんな気持ちがどこかにある気がする。

目が覚めて、天井を見上げてTさんは思う。
多分、あれは青春の夢だったんだ。

...またゴルフをしてみようか。
...今度は、自分の人生のゴルフをやってみようか...

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春や、春

Bu1402252月も終わり。

春は、来たのか来ないのか。
雪はまだまだ溶けてない。

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バンカーは避けようとする程入るもの

Bu140224「バンカーというのは避けようとする程入るもの」・・・摂津茂和。

摂津茂和氏は小説家ではあるが、私が愛用している「不滅のゴルフ名言集」をはじめする多くの「ユーモアたっぷりの」ゴルフ関連書籍を書いてゴルフ普及に尽くした人物。
ゴルフクラブ、書籍ほかゴルフ関連の収集家としても世界的に有名だった。

彼の書いた名言やエピソードの紹介の本を読むと、その名言そのものより摂津茂和の言葉の方に思わずにやりとしてしまう「名言」があるのに気がつく。

この言葉もそんな言葉の一つ。
例えばある日のラウンドで、いい当たりが嫌いなバンカーに入る。
次のホールでも、一寸したアンラッキーがあって入れたくなかったバンカーに入ってしまう。
結局その日一日、バンカーを避けようと思って何をしてもバンカーに入り続けてしまう。
誰もが経験しているはずだろう。
「今日はずっと砂遊びをしてしまった」
「砂漠でゴルフしたみたいだった」
なんて愚痴も出る。

色々とやってはみたのに...入れたくないから届かないはずのクラブで打ったのに、あまりに当たりが良すぎた。
右のバンカーを避けたかったので、思い切り左に打ったのにスライスして入ってしまった。
上手く打ったと思ったのに、キックが悪かった。

摂津茂和は「それがゴルフだ」と言う。
「だからゴルフは面白い」と。
これはバンカーに限らず、池でもOBでもクリークや急な斜面でも同じ。
ゴルフのボールは必ず行って欲しくはない方に飛びたがる。
ゴルフをやるならしょうがない事、と。

(ここからは私の勝手な考え方。)
...それは、ボールの自分を痛い目に遭わせた人間への復讐でもあるのだ!
ゴルフをしてみると、素直にボールを引っ叩けば、ボールは自分を引っ叩いた人間の行って欲しくない所を察してそこに飛んで行く。
だから行きたくない方にボールを上手く打つのには「技術」がいる。
本当は直接ボールに言い聞かせるのがいいんだが、それは結構難しい。
なので、自分を上手く誤摩化して演技をして、ボールを騙すのがゴルフの「コツ」なのである。
つまり、ボールを左に行かせたくなかったら、左に思い切り打つんじゃなくて「右に打ってやるからね」と言う演技をして右に振り抜く...そうすると大抵ボールは騙されて右から左に曲がって行く。

バンカーが左にあったら、右に逃げようなんて素振りは見せないで「左に打ってやるからね」って振りをして左に振る...大概ボールは騙されて左に曲がって行く。
高い球を打ちたいときも、「高い球を打ちたい」なんて気持ちを露骨に見せるとボールは地面を転がって行きたがる...だから、そんな時は「低い球を打つよ」と言う振りをして打ち込むように打ってやる...ボールは騙されて空高く飛んで行く事が多い。
低い球を打ちたいときはその反対ね。

面白いのは飛ばしたい時。
「飛んでけ〜!」なんて力一杯振ると、ボールは意地悪をして「ヘロヘロ」と力なく飛んで行くか、嫌がってどっちかに逃げて行く。
そんな時は「飛ばなくていいからね」と言いながら、優しく振ってやる...これで結構ボールが騙されて勝手に飛んで行く事が多い。

つまり、ボールってのは単純な「あまのじゃく」と思えばいいって事。
「避けようとしなけりゃ入らない...入れようとすると入らない」って考えればいい訳。
まあ、これは私の考えだから、結果に責任持てませんけどね(笑)。

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左腕のしなり

Bu140222一昨日、今年二度目の練習に行って来た。
風は弱くなっていたけど、気温は低かった。
1時間で150球くらい...全く汗もかかず、暖まらず。

主に7〜8番のアイアンでスイングを思い出そうとしての練習だけど、毎年毎年自分の身体が硬くなって行くのを感じる。
それなのにストレッチも柔軟体操も不足しているのは解っているんだけど...まず仕事をしなければ食べられないアマチュア故、後回しにしてしまう日々の生活。
そのうちに身体のあちこちが錆び付いて、イメージとはかけ離れたギクシャクとした動きしか出来なくなる悪循環...まあ、自業自得なんだけど。

ウェッジでの柔らかいショットを打つのに苦労する。
7〜8番アイアンで、150ヤードくらいを運ぶ様なイメージで打つショットが打てない。
インパクトが強く、ボールをはじく様なスイングになってしまう。
ロングアイアンではもっとそれがひどくなり、棒切れで引っ叩いている様なイメージばかり。

ウッドはヘッドに体積が有る分、フェースで運ぶイメージはあるんだけれど...どこに運ぶかは、毎回めちゃくちゃ。
身体が硬くなり錆び付く事は、前傾が保てないスイングになり、スイングリズムがギクシャクし、肘や腰に負担をかけるインパクトになる。

色々とスイングを思い出しながら打っているうちに、忘れていた事を少しずつ思い出す。
「ああ、そうだった」
「こういうイメージを持たなくちゃ」
「こんな感じでスイングすればかなり良くなる」
なんてね。
先週の練習でもいくつか思い出していたんだけれど、一週間ですっかり忘れていたようだ。

今週思い出したのは、左腕。
身体が硬くなったので、若い頃のようにまっすぐ伸ばした高いトップを造る事はもう無理。
かと言って無理に手を上げようとすると、どうしても左肘が曲がってしまう。
曲げた左肘をインパクトでまっすぐ伸ばして打ちに行くと、左肘に負担がかかり痛みを引き起こす...所謂テニスエルボーの様な痛みが起きる。

そうならないスイングのイメージを自分で持っていたはずなのに、すっかり忘れてた。
今回の練習はそれを思い出したので、よしとする。
それは「左腕をしならせて使う」と言うイメージ。

まっすぐ無理に伸ばさない。
肘が曲がる程上げない。
前傾を保持したままで、身体の前面で左腕を鞭のように使うイメージ。
それには下半身を暴れさせないで、落ち着かせたまま上半身を捻る....捻った上半身の前面のみで左腕をしならせる..つまり、身体の前で左腕を使うイメージ。

これは自分の備忘録のため、レッスンプロの言う事なんかとは関係ないのであしからず。
これで上手くいくとぴしっとフェースにくっついた球が打てて、飛距離も腕に力を入れて引っ叩いた時より出るし、正確さも増す。
ただし、「欲」がでると絶対に出来なくなるスイング...自分にとって。

簡単な事なんだけどね。
気温によってはちょっと柔らかいシャフトの方が良いかもしれないなあ。

さて、来週...気温を見て、千葉県か茨城県の暖かい地域のオープンコンペにでもでも参加してみようと思う。
明日はホームコースの月例があるんだけど、栃木の山奥じゃあきっとグリーンがカチンコチンだし、まだ気温が上がらないそうだから参加は無し。
来週半ば以降に、初ラウンドして、3月4日のバレンタインカップに備えるとする。

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戦前関西OP最年少優勝者について(掘っくり返し屋のノート−6

Bu140220ゴルフ史の調査をすると、従来の定説を覆す様な記録を当時の文献から見つける事が出来る。
先達の方々が見つけきれず、不明とされるなどした”それ”を掘り返す事が半ば趣味と化している私は、JGA資料室に通うようになった八年間(今までの書き物で参考資料として紹介した書籍の大半は同協会の蔵書である)の間にいくつかの新事実や、もしかしたら...という事柄に出会っているが、今回は日本のプロトーナメント史にまつわる話を上げてみよう。


戦前のプロトーナメントにおける最年少優勝記録は、これまで1933年度関西OP(5/21茨木C
C)における戸田藤一郎とされている。
彼は1914年1月22日生まれのため、優勝時は18歳181日で、1928年度日本OP(5/26〜27,東京GC)に19歳280日で優勝した浅見緑蔵(1908.8/20〜1984.6/19)の記録を抜いた、と最近のゴルフ雑誌にも書かれている。
(戸田は関西OPに二回目の挑戦で優勝しており、初参加の1932年大会は13位であった。
これまで32年大会は詳細不明とされていたので(「Golf Dom」1932年7月号に全選手のスコアが有るのだが)、初参加で優勝と書かれる事があった)

しかし、戸田の記録よりも若いチャンピオンが生まれていた様なのだ。
その人物の名は森岡二郎、この件に疑問を持ったのは別件で彼に興味を持った為であった。

戦前の国内プロゴルファーと言うと、今では1935年度渡米選手団の六名を除くとプロの祖.福井覚治や、戦後に活躍した者を含めごく少数しか語られなくなってしまったが、この森岡は鳴尾GCのプロとして、1928年にトーナメントデビューした。
それから大戦による関西PGA解散までの15年の間に、関西OP四勝,同プロ一勝、日本プロランナーUP二回,東西プロ対抗戦代表十回(第一回〜戦前最後まで連続)、1935年渡米選手団予備選手という記録を残し、戸田藤一郎・宮本留吉・村木章とともに関西を代表し、かつ大戦で戦死した事が惜しまれたプロの一人であった。

私が彼に興味を持ったのは、彼が最初に関西OPに優勝した1929年の記事と、関西プロ優勝時の記事に載っていたスウィングの見事さからであった。
これは当時の競技記録を集めていた中で見つけたのだが、当時のプロ達のフォームがボビー・ジョーンズで知られるカーヌスティ型の様な、フラットでフック打ちのスコットランド式スウィングが一般的な中、「鉄男」と呼ばれた森岡の上背のあるアップライトなスウィングは、宮本留吉によると全米OP・マスターズ勝者のクレイグ・ウッドによく似ていたといい、ロングヒッターかつアプローチとパッティングの名手であった。
彼のスウィングは教え上手のセオリストとして知られた、アマチュア出身の先輩(ボス)村上伝二・石角武夫たちから新技術を教わっていたのだろうか。
それはさておき、彼のインパクトやフォロースルーの写真を見て”良いフォームだな”と感じながら1929年度関西OPの記事を読んでいた時、「彼は確かこの大会に18歳そこそこで優勝していたのでは?」と、以前読んだ本の内容から思うに至った。

その本は、1938年に当時最大のゴルフ雑誌社「Golf Dom」が発行した「ゴルフ叢書6 ゴルフ問答読本」という当時のトップ〜教え上手のプロ達が銘々、技術論から練習・用具等プレーに関する様々な問いに対して回答する様式のレッスン書で、森岡もこの回答に参加している。
この本には色々と興味深い事が書かれているが、当時の私は巻末に記された参加プロの生年月日と戦績を重宝していた。
と言うのも、戦前のプロ達のプロフィールは中々残っておらず、生没年すら判らない人たちがかなり居る為、こう言った所から収集するしかないのである。

そこに、件の森岡の生年月日が明治44年と書かれていた事を思い出し、再度書架から取り出して開くと「森岡二郎、明治44年(1911)4月28日生」とある。
そしてここから彼が最初に関西OPに優勝した日時1929年5月17日までを計算すると、記載の年月が間違っていなければこの時森岡は18歳19日で、あの戸田の記録よりも160日以上若い。
(因に本大会は5月16日に36Hのメダルプレーで行われ、78・78=156で廻った森岡に宮本留吉が追いつき、翌17日にプレーオフ(18H)となった。
プレーオフは、双方大ミスとその挽回で取ったり取られたりをしながら前半は38でハーヴ、インの12〜14番で宮本の崩れに乗じて四打のリードを取り、更に最終ホールで一打を加え、77対82と五打差で勝利を収めた。)

ただ、この記述が本当に正しいかどうか、私にもこの件をお伺いした大会を管轄されている関西ゴルフ連盟にも判らないのだ。
私は先のレッスン書しかハッキリした物を見ていないし、連盟側も生年月日を確認出来る資料が無いと言う(返信後プロフィールのコピーを送らせて頂いたが)

更に別の方から、昔はよくあったと言う、生まれて暫くしてから出生届を出すという例を指摘され、何か見落としをしているのでは、と不安を呼び起こしてしまう中、1929年の記事には「森岡はまだ19歳」と有り、その前年二位になった茨木CC招待(1928・12/1〜2)の記事でも18歳と書かれているではないか...

嗚呼、私の考え違いなのか...と思いもしたが、当時は数え年が一般的であり、「Gof Dom」1934年1月号で浅見緑蔵が東西のプロについて語った記事で、彼は年齢を数えで語っているし、他の"歳の判っている”ゴルファー達の年齢が書かれた記事もやはり”それ”で表記されている。

更にこれは戦後の話だが、1956年に鳴尾で行われた関西プロで森岡の長男、比佐志氏が18歳8ヶ月の若年で決勝まで進んだ際、ギャラリー達が彼の亡父二郎が18歳で関西OPを獲った事を引き合いに「彼も父親と同じ喜びを得る事が出来るのか」と言葉を交わしていた事が、雑誌「Golf(報知新聞)」1956年10月号に書かれているので、1929年の記事に書かれた19歳は、やはり数え年での表記と見ても良いと思う。

そして先述の「ゴルフ叢書6」にある森岡の生年月日が正しいと仮定して(日時にずれがあっても1911年生まれなら戸田の記録より速いママ)、なぜ戸田の記録が通説と成ってしまったのか?
考えられるのは、日数を数えずにただ18歳で優勝と書いた為、記録がゴッチャとなり、その後ライター達によって戸田の記録(生年月日もはっきり伝わっているので)のみが拾い上げられた為ではないだろうか。

戸田は渡米選手の一人であり、戦前のゴルフ界を代表するプロで、ランク付けをすれば間違いなく特急に当たるだろう。
森岡も一級に挙げられるが、戦没した事から目立たず(プロゴルフ協会の年史以外で彼の戦死について触れた本”雑誌では有るが”を見た事が無い!!!!)、更に過去のプレーヤーやゴルフ界に対して国内のゴルフジャーナリズムが触れる事が少なく、(特に近年)正当に評価されていない。
その為、戸田の記録ばかり取り上げられ広まっていったのだろう。

石川遼が国内プロトーナメント最年少優勝記録を造った今日、私が感じた疑問は答えが解ったとしても、もはや一般的には用を成さないかも知れない。
しかし、ゴルフ史編纂において彼の記録を明確にするのは重要であると私は信じている。

        〜了〜

2013・4月記  同年10月13日改訂

参考資料
ゴルフドム1928年〜1943年合本       (月刊誌 編集長 伊藤長蔵)
Golf 1931〜1938,40年分        (月刊誌 目黒書店発行)
Golf 1956年10月号             (月刊誌 報知新聞発行)
日本ゴルフ協会七十年史 1994         日本ゴルフ協会
ゴルフ叢書6 ゴルフ問答読本           草葉丘人(伊藤長蔵)日本ゴルフドム1938
日本プロゴルフ協会30年史  1987  日本プロゴルフ協会
日本プロゴルフ協会50年史  2007  日本プロゴルフ協会
関西ゴルフ連盟40年史(競技記録)
  以上JGA資料室にて閲覧
右手 鬼才戸田藤一郎の生涯    早瀬利之
 

(この記事の著作権は全て松村信吾氏に所属します)

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三年ジンクス

Bu140219明日はラウンドだ。
Yさんは、少し興奮して明日の準備をする。
でも、Yさんの明日のラウンドに合わせた準備は、他人が見たら呆れるしか無いだろう。
自分でも判っている。

ラウンド中は、ウェアで判らないようにしているが、裸になると殆ど継ぎ接ぎだらけの壊れた人形みたいだ。
まず、首の後ろには湿布薬が張ってある...これはインパクトのあと、頭を残そうとし過ぎて軽いむち打ち症になったもの。
頭を残し過ぎなければ良いんだけど、こうしないとボールにちゃんと当たらないんだからしょうがない。
右肩には、五十肩用の湿布...これも年なんだからしょうがない、そのうちに治るだろうし。
右肘と左肘には強めのサポーターをつける...これは練習のし過ぎか、アイアンの打ち方が悪かったためだと思う。
最初に左肘が痛くなって、それを誤摩化してゴルフを続けているうちに右肘も痛くなってしまった。
医者に行ったけれど、安静しておけば(ゴルフをやらなければ)治ると言われた。
なので、サポーターで締めて痛みを誤摩化している。
左手の親指は、最近バネ指になってしまって普通のグリップするとトップで酷く痛む。
それで最近は左手の親指はテーピングして、シャフトの重さがかからないように握っている。

腰は、最近前傾すると痛む。
ぎっくり腰ではないと思うけれど、特定の角度の時に痛いから軽いヘルニアかもしれない。
これも湿布を二つ貼る。
左膝は、フォローからフィニッシュで伸びてしまうと痛い。
考えてみると、その時には自分の重い体重が全部かかって捻られるんだから、膝も可哀想だと思う。
それと一緒に左足首も捻挫しているのが治らない。
これはサポーターで締めておく。
「インパクト以降つま先を開くな」と昔言われたのを守ると、左足首が捻られて捻挫したように痛む。
これはつま先を開けば痛くないので、痛くなると開いて打つ...当然飛ばないし曲がるようになるけど...これもサポーターをつける。
それと、右足の親指も捻挫したようになっている。
「インパクトでなるべく右足を上げないように」と若い頃教えられて、今でもそれを守ろうとして親指が痛くなってしまった...これはテーピングしておく。

これだけの湿布薬やテープやサポーターを用意するんだから、薬箱が別に必要になりそうだ。
これを全部装着した姿は、自分で見てもギョッとするので...ラウンド後の風呂場では、知り合いから隠れて素早く脱ぐようにしている。

そんなYさんには「3年」のジンクスがある。
なぜかYさんは、今までゴルフを3年しか続けられなかった。
最初にゴルフに接したのは、中学生の時に父親に連れられて行ったゴルフスクール。
面白かったしそれなりに上達したけれど、3年経って大学受験の勉強のためにゴルフをやめた。
次は就職して仕事に慣れた頃、会社のコンペをきっかけに27歳で再開。
すぐに女性では一番上手いと言われるようになり、男性社員相手にもいい勝負をするようになったが...そのコンペがきっかけで付き合い始めた男性社員と結婚。
すぐに子供が出来て、退職...当然ゴルフも続けられなくなった...その間が3年。
子供が出来てからは(2年あとにもう一人生まれた事もあって)、子育てとパートに追われてとてもゴルなんかする余裕は無くなった...夫はゴルフを続けていたけど。

Yさんの生活から、「ゴルフ」なんて言葉が自分の生活から消えて時間が流れた。
そして、下の子が就職をしたあとは気が抜けた様な日々が続いていた。
そんな中で夫の勧めもあって、「ゴルフ」と言う言葉がYさんの人生に再登場した。
...近所の練習場に行くようになり、練習場で近所に住む同じ様な年の女性達と知り合い、サークルに入り、月に2回はラウンドをするようになった。
ラウンドに慣れてくれば、中学生の時にゴルフに接していたYさんはすぐにサークルで1〜2の腕前となり、中心メンバーとしてみんなを引っ張るようになった。
今はそれが一番の生き甲斐にもなった。
しかし、50を過ぎた身体に中学生の時や20代のとき覚えたスイングはちょっと無理があった。
若い頃のイメージのままスイングすると、やればやるだけ身体のあちこちが痛むようになった。
でも、痛みを我慢すれば結果が出るのでYさんはあまり気にしないでゴルフを続けた。

そんな満身創痍のYさんが気にしているのは、間もなくゴルフを再開して3年が過ぎる事。
今までいつも3年でゴルフをやめなければならない事情が出来た。
でも、今はどうしてもやめなければならないという事情は無い。
...頑張れば3年を過ぎてゴルフを続けられる。

練習も好きだし、ラウンドはもっと好きだし、サークルの仲間もいいし、夫の協力もあるし、子供も問題ないし、贅沢をしなければこの生活に無理は無い。

「どっこいしょ」
「痛たたた...」
最近の口癖が、つい何をするにも口に出る。
さあ、明日はまたサークルの仲間との楽しいラウンドだ。
...そして、明日がゴルフ再開して丁度3年目。


「私は、好きなゴルフを一生楽しむ」
Yさんは負けるつもりは無い。

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ちょっと風が...

Bu140218先週からクラブを振り始めて、今週も練習をしようと思っていたんだけど...

今週も、天気予報が3週続けての降雪予報。
最近は、こんな天気予報に限って良く当たる。
水曜から木曜に雪...それもまたしてもあの「爆弾低気圧」になるらしい。
だとするとまた水・木・金は車を出す事も出来なくなるかもしれない...じゃあ、練習するのは今日しかない...と思っていたら、かなりの強風。

このくらい強い風だと、練習場のネットは危険防止のために半分くらいの高さまで下ろしている。
2階じゃ練習出来ないし、1階もボールがすぐ天井のネットに当たってしまう。
それに強風の中の練習は、スイングに悪いクセを付けやすい。
例えば右からの強風なら、スライスしてもボールはまっすぐ飛んでるように感じるし、ちょっとでもフック回転がかかっているととんでもなくフックしてしまう...自然にボールをカットして打つ様なクセがつく。

左からの強風も同じ。
スライスはどこまでも右に曲がって行く。
フックさせればまっすぐになるんだけど、スライサーはフック回転の球を打つの苦手な人が多いので、自然に左への強い引っかけ球を打つようになってしまう。

アゲインストの風の時は、自然に力が入って強く叩こうとする...なんとかいつも通りの距離を出そうとするからなのだが...ボールは吹き上がってしまって、もっと力を入れたり右肩を突っ込ませてボールを抑えようとしたり...

フォローのときは、ボールが風に叩き落とされる事が多く上がり難くなるので、やたらにすくいあげる様なスイングになってしまったり...

風を承知で低いボールを打つ練習をしたり、右や左からの風に対抗させたり乗せたりして遊ぶ事は出来るけど...気をつけないと風に対抗する様なアドレスになってしまって、身体の向きや重心の掛け方が不自然な状態になる事があるから、できれば「強風」の時には練習は控えた方がいい。
シーズンはじめの時期は、まず自分のやりたいスイングを作り上げて行く途中であるので、「異常なケース」の練習はする必要は無い。
それに、普通の練習場の練習ボールはコースボールより回転がかかりやすいので、風の影響を特に強く受ける...スイングを作るだけなら関係ないが、普通の人は必ず自分の打ったボールの飛び方を気にしてしまうから、結果として自分のスイングを壊す事になりかねない。


という訳で、もう少し風が弱くなるか明日に練習は延期。

こんな天気じゃ、初ラウンドの予定も立てられないし。

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パットを狙いすぎるな

Bu140217「パットを狙いすぎるな、大体の方向を決めて打てばいい」...ボビー・ジョーンズ。

ボビー・ジョーンズと言えば、ゴルフ史上に燦然と輝く「球聖」。
「マスターズトーナメント」の創始者。

ボビー・ジョーンズは本当にゴルフ史に輝く名手であるが、パットについて多くの面白い言葉を残している。
例えば、「ゴルフと言う不思議なゲームの中で、最も不思議なゲームはパッティングである」と言う言葉。

我々は自分のゴルフを考えてみると、パッティングというのは「オマケ」の様な気がしてないだろうか?
我々のゴルフにとって、ゴルフの主役は「ドライバーショット」と思ってない?
あるいは「自分はアイアンショットがゴルフの主役」とか、あるいは「アプローチが大事」とか。
大半のゴルファーが打つショット数の半分、あるいは半分以上がパットなのに。

ジョーンズは、そのショット数の半分を占めるパットが、実に不思議なゲームだとしている。
どんなに調子が良くても、それが安定しない。
不思議な程よく入る日があれば、翌日には異常な程入らなくなる...ちゃんと練習し、体調も良くて、コースの状態も、なにもかも前日と変えていないのに、だ。
どこも変わらず、変えず、良く入ったときと同じように打っているつもりでも、カップに嫌われる、小さな芝にはじかれる、ほんのちょっと弱い、あるいはほんのちょっと打ちすぎる。
ボビー・ジョーンズでさえ、良く入った日の調子をとどめておけない。

そして、ジョーンズは
「パットのラインを綿密に調べるほど、パットが入るようになるとは思えない」とも書いている。

今は、プロの真似をして大した距離ではないのに歩測する事が流行っている。
ラインを手前から、向かい側から、横から、上から、下から執拗に読む人が多い。
それを、自分がパットを打つ順番になってから始めるから、グリーン上のプレーがどんどん遅くなる。
その上、ちょっと難しいと思われるラインや、競技の時なんかは更に時間をかけて...やっと打つかと思えば、またアドレスを解いてラインを確認するなんてヤツも多い。
それでそのパットが入るかといえば、まず9割の人は外す...どころか、そこから3パット4パットもある。
今のスロープレー問題の原因の殆どが、グリーン上のスロープレーだという事を自覚して欲しい。

ボビー・ジョーンズがこう言う程、パッティングというのは自分の気合いや気迫や願いとは無関係な代物だという事。
むしろそう言う自分の緊張や、気合いや、力みや、恐れが、スムーズな身体の動きを損なって逆にミスを誘い込んでさえいる事を知るべきだ。

暴論だけど、私は「最初のパットは絶対に入らない」と思っていた方が、ゴルフをより楽しめると思う。
大事なのはその次のパットを、楽に入れられるところに運ぶ事。
最初のパットは、グリーンに乗る前におおよその傾斜と距離を見て、カッップの向こう側からラインを見ながらボールに近づき、ボール側からラインを見て終わり。
あとはその印象と記憶を変えずに、「大体あそこだろう」と言う所に打つ。
外れても次ぎに打ちやすい所に行けば、成功。
もし入りでもしたら、ゴルフの神様と、その土地の氏神様と、自分のラッキーアイテムと、自分の惚れた女性(男性)と、自分の守護霊なんかに、最大限誠実にお礼を言う事。
ガッツポーズなんかして自分の実力だなんてのぼせ上がると、もう絶対に入らなくなるからね。

最初のパットはいい加減に打つ。
それできっと、ゴルフが楽しく続けられる。

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雪の日の運転

Bu140214また雪が降っている。
それも大雪になって、また積もりそうだと天気予報が言い続けている。

今乗っているキャンピングカーは、ベース車がステップワゴンで2WD。
車に乗り始めてから初めての2輪駆動車で、こんな雪の日には全く運転する気にならないし、怖い。

以前は、はじめがジムニー360、次がランクルBJ-44、次がサファリグランロード、そしていすゞエルフ1・5トン4WDと4輪駆動車に乗って来て、こんな雪の日になるとかえって喜んで雪の中に出て行った(笑)。
ずっとそういう車で、こんな雪の日に今まで何台の車を引っ張り上げたり助けたりした事か...悪天候時に4輪駆動車に比べて2輪駆動車の危険な事をさんざん見て来たので、自分が助けられる方に廻りたくはない。

いくらチェーンや雪・氷対策のタイヤをはいていても、雪が積もる様な状況では余程の事が無い限り2輪駆動車は走らせてはいけない。
本当に「え、こんなところで?」という所で立ち往生する羽目になる。
単に立ち往生ならいいが、スリップして事故を起こして他の人や車を巻き込んでしまったら取り返しがつかない。

4駆なら2駆よりはずっと走れるが、勘違いしてはいけない...「4駆は万能ではない」。
単に限界条件が高いだけで、事故る時には2輪駆動車よりずっと大きな事故を起こす事になる。
つまり、2輪駆動車では時速30キロがやっとの路面でも4輪駆動車なら50キロで走れる...しかし、それ以上のスピードを出して限界を超えると60キロで事故を起こす事になる...当然事故はずっとひどい被害を出すになってしまう。
たとえ50キロで走れたとしても、何かが起きてブレーキをちょっとでも強く踏んでしまうと、たとえブロックの大きなマッド&スノータイヤでも簡単にスリップしてしまう。
もし滑り出したら、あとは運転がどうとか言う問題ではなく単なる鉄のかたまりのソリになるだけ。

ランクルの時、深夜スキー場の近くの雪の固められた道路を40キロで気持ち良く走っていた。
左カーブを抜けた先に踏切の標識を目にした...深夜だったからまず電車は来ないはずだったけど、反射的に普通にブレーキを踏んでしまった。
とたんに4駆で走っていたランクルは、何の抵抗も無くなったような感触を残してそのまま滑って行った...ハンドルもブレーキも何の手応えも無い...ただ視界はゆっくり廻りながら流れて行って、40〜50メートル程滑って...当然踏切はスキーのように滑り越え、横を向いて滑って行って踏切の向こう側で反対車線に入って止まった。
もし昼間で対向車線に車がいたら、もし踏切がしまっていて電車が来たら...止まった時に冷や汗をびっしょりかいている自分に気がついた。
これは運が良かっただけなのだ...運が悪い人は事故を起こして大きなニュースになったり人生を終わったりしてしまう。
くれぐれも4駆を過信しない事...4駆で事故れば大きな事故になることを忘れるな。

そして、今回の様な「夜に吹雪になる」なんて予報の時、夜の運転はフォグランプが無ければ絶対にしない事。
以前乗っていた4駆には全てシビエの大きな黄色いフォグランプをつけていた...ランクル・サファリでは黄色いスポットランプもつけていた。
この黄色い光は、吹雪のときなどに白い普通のヘッドランプよりずっと遠くまで見えるようにしてくれる...吹雪で白いライトは、ライトの近くの雪に反射して視界に白いカーテンを作るだけで、殆ど向こう側の視界を遮ってしまう。
酷い吹雪だと視界はライトの先数メートルも無くなる(黄色いフォグなら数十メートル見える)。

今の普通車には殆ど黄色いライトはないはずだから、吹雪の夜の運転は絶対しない事だ。

運転技術は、ともかくスピードを出さない事に尽きる。
特別な雪用の運転は無い...急な操作をしない事、ゆっくり走ることだけ。
以前、北海道阿寒にいる友人と話をした時、「この辺の雪の運転に慣れているヤツでも、冬の初めの道路に雪が積もり始める頃は大きな事故を起こす人が多い」と言っていた。
毎年の事で慣れてはいても、ついスピードを出し過ぎて道路から飛び出して、木の上に車ごと乗ってしまう人なんかが多いんだそうだ。

という事で、こんな大雪予報の出ている時には本当に必要でやむを得ない場合を除き、絶対に車には乗らないように。
たとえゴルフ場が営業していても、早朝や夕方の行き帰り道に凍結予想が出ている時にはキャンセルするべきだ。
ゴルフ場はどうしても山の奥や斜面の、人が住む場所からはなれた所に作られている。
当然、行き帰りは雪の融け難い山道を通る事が多くなるので、事故を起こす可能性は高い。
ご注意を!

4輪駆動車でも危ないし、まして普通の2輪駆動車じゃ自殺行為だと思っていた方がいい。

本当に、ご注意を!

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2014年の初練習

Bu1402131月中はついに一回もクラブを振らず、2月になって「そろそろ」と虫がうごめき出して来た。

気温は低いけれど薄く日が射した昨日の午後、1時間の打ちっ放しに。
1ヶ月半振りの今年初の練習なんてのは、ゴルフ用ではなくなった身体をゴルフに馴染ませるための儀式みたいなもの。
なので、ともかくストレッチを入念に...いやあ、自分で驚く程身体が硬い。
すっかり身体のあちこちが錆び付いている感じ。

ウェッジ2本を持って、左からの素振りをゆっくり大きく10回...身体のあちこちの関節の錆が、ぽろぽろと落ちて行く。
右からの素振りを同じく10回...身体がゴルフスイングを思い出して行く。

53度のウェッジでハーフショットから、クォーターショット。
悪くない。
ずっとクラブに触っていなかった時、別にゴルフを考えていなかった訳ではなく、自分のショットのイメージをずっと考えていた。
年相応で、一番悪いスイングの欠点を抑え、少ない力でキレのあるショットを打つ....150ヤード以内をショートアイアンでピンを何時でも狙えるスイングをする...自分のイメージでは、具体的に右肘をトップから大人しく真下に下ろすのがポイント。
右手や右肩が打ちに行かず、腰の回転も大人しく(下半身を大人しく)、右肩を残したまま身体の正面でボールを捕まえるイメージ。
実際には身体は回転し右肩も廻って行くのだけど、力が入ると出る上半身の突っ込みをさせないスイングをイメージして来た。

それがウェッジや7番アイアンまでは出来ている感じ。
3番4番アイアンも、満足ではないけれどフェースでボールを掴めている。
右肩は突っ込まずに残っているので悪くない。

7番ウッドや4番ウッドも持って行って打ってみたがアイアンのように打てれば問題ない。
が、問題はドライバー。
3本持って行って打ったけど、右肘を下ろすイメージでは当たりがバラつく...以前のように振れば普通に当たるのだが、このスイングは力が入るとチーピンになるスイング。

で、ドライバーはこれからの課題。
アイアンはこれで行けそう...使ったのはDGS-300センシコアシャフトが入ったクリーブランドTA-3、持っているアイアンでは一番ハード...寒さで飛距離は1番手以上落ちているけどいい感じ。
今回は身体が悲鳴を上げないうちに初練習は終わり...120〜130球くらいしか打たなかった。

それと...切実な問題は
...目がゴロゴロしている。
...鼻水が出ている。
...花粉が確実に来ている!

ああ、春は面倒な季節だなあ。
花粉と雪..今週末も雪の予報。
こういう年は、4月初めまで雪が何度も降る事が多い。
シーズンはじめのゴルフの予定が、直前までどうなるのか判らない。

本当のシーズン開幕は、やっぱり「花のマスターズ」からなのか?

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酒場語り

Bu140212「年取っちゃったんだよなあ」
向かいに座っていたオヤジが、独り言を言い出した。

いつもの店が閉まっていたので、何となく入った始めての店。
結構客がいたので「外れ」じゃなさそうだと思ったんだけど、一人で飲んでいた年配の男と相席になった。
男は70歳半ばくらい...店の常連らしく、飲んでいる酒の一升瓶を持って来させてテーブルの上に置いていた。

こっちはさっき買った中古のドライバーを細長いビニール袋に入れていたんで、ゴルフをやっていると判ったらしい。
でも、別に話しかけている訳でもなさそうだ。

「始めたのは遅かったけど、やりたかったからすぐ夢中になったなあ,,,」
「一杯夢があったんだよなあ、あの頃は」

目をつぶって上手そうに杯に口を付けて...酒を口に含む。
「ここは、この酒が旨いよ」
「あ、そうですか...じゃ、あとで」
絡み酒じゃなさそうなので、ちょっと会話をする...マズいと感じた人のときは聞こえなかった振りをして、本でも読むんだけど。

「...昔、メンバーライフに憧れて会員権買ったけど、大損しちまったなあ...」
「...シングルになって、クラチャン狙おうなんて夢もあったけどなあ...」
「...仕事が忙しくちゃ無理だったんだよなあ...」

「お兄さん若いなあ、いくつ?」
「いえ、もう33です、若くはないですよ」
「競技はやってるの?」
「はあ、安い会員権でもそのうち買ってハンデとろうかと...」
「今ならいいねえ、無理しなくて買えて...競技やったら上手くなるよ、若いから」

「...俺はね、ゴルフってのはいつまでも上手くなれると思ってたんだけどなあ...」
「...でもね、年取ると止まっちゃうのよ...てより、下手になっちまうんだなあ...」
「...なんとかしようって一生懸命練習したって、あちこち痛くなるだけで...だんだん力も無くなって来て飛ばなくなるんだ...」

このオヤジ、ゴルフ上手いのか? 下手なのか?
話を聞いていてもよくわからない。

「...それにね、若い頃はセント・アンドリュースやペブルビーチなんかでも、必ずいつかプレーする時が来るって思ってたのに...」
話が飛ぶ...
「...気がついたら、年をとっちまってもうそんな事が叶わなくなってるって訳なんだ...」

「...それどころか、北海道や九州のゴルフ場だって行けそうもないし」
「...まだまだ時間があると思ってたら、もう時間はなくなってたってこった...」

「お兄さんはゴルフが好きかい?」
「ええ、今熱中してます」
「そうだろうねえ..俺も未だにゴルフが好きなんだ」
「...飛ばないし、あちこち痛いし、スコアは悪くなる一方だし、プレーする金にも不自由していて.あんまりラウンド出来ない..なのにゴルフの事考えてる時間は昔より多いくらいなんだ」
「ごめんな、お兄さんのお酒の邪魔をして」
「それ買ったばかりのクラブだろ?」
「つい、気になっちまってさ」

「...ライバルや先輩やゴルフ仲間が、一杯いるんだろ?」
また話が飛んだ。
「...年取るとそう言うのがだんだんいなくなるんだ...」
「...ゴルフの話する仲間がいるって、幸せなんだよな...あとでいなくなってから判るんだけどさ」

その間に徳利を2回注文して,半分眠った様な話し方になって来た。
話が止まった時、生ビール2杯目が空いてつまみも食べ終わった。
今週末の月例でこの買ったばかりのドライバーを使うために明日は練習しなくちゃ、と席を立とうとするとき、そのオヤジが独り言のように声を出した。

「...楽しめよ、若者!」

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耳でパットせよ

Bu140210「耳でパットせよ」...ジャック・ホワイト。
ジャック・ホワイトは、1904年の全英オープンで史上始めて300を切るスコア(296)で優勝したスコットランド出身のプロゴルファー。
ウィリー・パーク・ジュニアと並び称されたパットの名手。

そのパットの名手の名言、即効の効果がある。
特に短いパットを引っ掛ける・押し出す、というのは「フェースが開いた」とか「フェースが左を向いていた」と自己分析するゴルファーが多いが(プロでも)、彼に言わせるとこの殆どの原因は「頭が動いたから」。
しっかり構えたはずのパターのフェースが、インパクトの時に右を向いたり左を向いたりしてしまうのは、手や腕の動きそのものより「打つ前に頭が動いてしまう」事が原因だということらしい。

つまり、バックスイングからダウンに移る時に、(短い距離なのでカップが視界に入るため)ついカップの方向に頭が動いてしまう...頭が少しでも動くとどうしても上半身がその方向に動く。
その動きがどんなに微妙であっても、ショートパットというものが微妙な力加減を要求されるものであるために、フェースの向きやスイング軌道に影響を与えミスパットに繋がってしまう。
それを防ぐために、「ショートパットはカップに落ちるボールの音を聞くまで頭を動かさない」...つまり「耳でパットせよ」と言う訳だ。

でも、「頭が動いたため」と言われても、「俺は頭なんか動かしちゃいない」と言う人が殆どのはず。
...それも、ショートパットの下手な人程、「頭を動かしていない」と強弁する傾向がある。
ジャック・ホワイトは「頭が固定されていると思っても、目が動いただけでも頭が動いたのと同じ」と書いている。
...あなたは目も動かしていないだろうか?

「頭を動かしていない」「目も動かしていない」と思う人は、自分でパットをしてみるといい。
構えてバックスイング、インパクト、フォロー...カップにボールが落ちる音を聞くまで、ボールを・ボールがあった所を見続けてみる。
凄く違和感があるのではないだろうか?
カップに落ちる音を聞くまででなくても、ボールを打ったあとボールのあった所をしばらく見続けてみる...これでも違和感があるのではないだろうか?
こういう違和感を感じた人は全て「パットをする時に頭が動いている人!」だ。
つまり、ジャック・ホワイトに言わせれば、パットをミスするのが当たり前の人!

パターが悪い訳でもなく、ボールが悪い訳では更に無く、(スイングが悪いかもしれないが)グリーンのせいでも当然ない。
すっと構えた時にカップが視界に入る様な距離は、欲と不安と見栄のためにカップに注意が行ってしまうのは俗物を自覚する人間なら当たり前の事。
「見てない、見ない」つもりでも、俗物の身体は心に正直に動いてしまう...それを止めるには「耳でパットする」気持ちをパットの間中(愚かな自分に)言い聞かせ続けること。

勿論耳でパットしたからと言って全てのショートパットが入る訳ではないけれど、不注意なミスパットは確実に少なくなる。

これは簡単だから、是非おすすめの名言。
少しでもショートパットに不安がある人は勿論、ラウンド機会の少ない人にも、絶対に効果がある。

(ただし、最初からラインを間違っている人には効果はないからね。)

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雪なんて...

Bu1402090_2朝起きてみると、昨日よりはずっと暖かい...

雪は昨晩寝る前に見たときの方が積もっていた。
もう陽射しで枝に積もった雪は殆ど落ちている。

雨戸を開けると、早速柚がベランダに飛び出す...去年もやっちまった「あれ?」と言う驚いた柚の顔。

去年の雪よりもずっと積もっていたので、しっかりと腹まで雪についてしまう。
尻尾は上がったきり。
なんだ? これは...
と、辺りを見回していつもとは全然違う光景に目を白黒...のように見えた(笑)。

匂いを嗅ぎ、辺りを見回し、足の感触を確かめ、慌てて家の中に逃げ込む...
ついでに、飼い主の悪戯心で柚を庭の雪の上に置いてみる。
冷たい...どうすればいいの? という感じで逃げ道を探し...が、上げた前足が冷たい雪に下ろせない。
という所で可哀想に思い、抱き上げる。

家に入った柚は、暖かい日の当たる場所から動こうとせず、意地悪をした飼い主をじっと見つめる...

飼い主は目を逸らして、コソコソと遠ざかる(笑)。


...うちは5軒並んだ路地の一番奥なので、雪かきをするときは少し広い通りまで、何軒分も雪掻きをする事になる。
何軒かはかなり広く自分の家の前を雪掻きしてくれているが、それでも他の家の何倍も雪掻きをする事になるので覚悟はしていたけれど...腰が痛い。
スコップで雪を掬っては排水路に捨てる作業は、中腰になる腰の痛みと腹筋と背筋...特に背筋に負担がかかるようで、今は背筋がパンパンになっている。
明日になると腰が痛むんだろうなあ...いよいよ花粉との戦いも始まるし、自分にとっては「冬休みの終わり」のような気分...

さあて、いよいよ準備を始めますか。

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大雪だ...

Bu140208まだまだ外は吹雪いている。

さっき、残り少なくなった日本酒の純米酒を補充するために酒屋に行って来た。
まあ今日でなくても良かったんだけど、一日降り続いた雪を踏んでみたい気もあったりして...

玄関から踏み出してみると、もう20センチはかなり越えて積もっている。
相変わらず、というよりむしろどんどん吹雪いている雪の量が多くなっているから、明日の朝には相当深く積もっているはず...明日の雪かきが大変な事になるなあ。

新雪を踏みしめて歩くと、ハーフブーツでは雪が靴の中に入ってくるくらい深い。
路地から出てみると、酒屋への道は車が通る分だけ積もり方は少ないが、もうアスファルトは全然見えず前に通った車の轍も乾いた雪に埋まりつつある。
街灯の光に浮かび上がる吹雪は、白いカーテンのように強弱をつけながら横殴りに吹き付けている...下に落ちた雪も風によって地吹雪のように巻き上がり,流れて行く。
この辺りの地域ではこんな風景は滅多に見られないから、灯りに浮き上がる雪の様子につい見とれてしまう。

豪雪地帯の人々にとってはチャンチャラおかしい程度の雪なんだろうけれど、何となく興奮している自分がいる。
...子供が小さな時だったら、明日はきっとみんなで大きな雪だるまやかまくら作りに夢中になっただろうなあ。

7日にやっと忙しかった仕事が一段落したのに、こんな天気になったおかげで今シーズンの始動はまた先延ばし...
来週は是非初打ちと行きたい所だけど...きっと、多分...いや、絶対に、雪かきの全身筋肉痛でまた再延期になりそうな予感。

そして怖いのがこんな天気のあとで晴れた時に、一気に飛び出す悪魔の花粉...

本当に、春は微妙な季節だなあ。

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まだ、冬だよねえ...

Bu140206雪は降る...

寒さも厳しい...

春よ 来い
春よ 来い

...花粉なんかを連れて来ないで

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ティータイム

Bu140205「もし時間あったらお茶でも飲まない?」
Sさんの携帯にKさんからメールが入った。
「洗濯物も干したし、特に急な用事もないから大丈夫よ。」
と返事を出す。
「じゃ30分後にあの喫茶店で。」

以前はファミレスで食事がてら何時間もお喋りしたものだったが、最近は近所に出来た喫茶店が気に入っていて、そこでコーヒーとケーキを食べながら話す事が多くなった。
喫茶店としてはコーヒーとケーキで何時間も粘られるのは迷惑かもしれないけど、ファミレスのザワザワとした雰囲気よりこっちの方が落ち着くんだからしょうがない。

「最近行った?」
「もう半年も行ってない、Sさんは?」
「去年行ったきり,一年以上行ってない。」
「Nさんは月2回は行っているみたいよ。」
KさんとSさんとNさんは、随分古いゴルフ仲間。
もう20年以上の付き合いだ...それも同じコースのメンバーとして。

7〜8年前までは月に一回は3人でコースに行っていた。
会員権が安くなったあとで買った大衆コースだが、桜並木が美しいのが評判で3人の住む町から電車で行けるコースだった。
そんな桜のシーズンに、バッグは宅急便で送って、3人でお喋りしながら電車でコースに向かうのは楽しかった。
ラッシュの方向とは逆方向だから、いつも座って行けたし帰りは居眠りしているうちに家に着けた。
腕も3人とも同じくらいで、Kさんは持っていなかったけどSさんとNさんはハンデ28を持っていた。
スコアは3人とも対して変わらなかったが、ホームコースでの同年輩の女3人のラウンドは笑いっ放しで本当に楽しかった。

変化が起きたのは、7〜8年前。
まずKさんの夫の仕事が不調になった。
自営業の仕事の受注量が減り、Kさんがパートに出なければ厳しい事態となり、ゴルフに行く回数が極端に減った。
そしてNさんの夫が入院して、ゴルフに行く余裕が無くなった。
そしてSさんも、夫が早期退職してからゴルフに行く雰囲気ではなくなった。

それでも、3人は4月のはじめだけ...桜の木が多いコースが一番華やかになる頃、なんとか無理しても3人でゴルフに行くようにしていた。
...それが年一回のゴルフ、という事もあった。

やがて、Nさんの夫が亡くなった。
Kさんは介護の仕事の資格を取り、本格的に働き出した。
Sさんも、年金をもらえる年までは働く事にして、パートの仕事をやるようになった。
ゴルフをやる時間的な余裕も金銭的な余裕も無い時間が過ぎて行った。
...当然、3人はホームコースにも行かなくなった。

まず最初に変化したのはNさんだった。
以前よりずっと強い情熱を持ってゴルフを再開した。
その頃SさんもKさんもラウンドを誘われたが、二人ともその時間が取れなかった。
そこでNさんはコースに一人で行ってラウンドするようになった。
ほぼ毎週末にラウンドしているとは、噂で聞こえて来た。
腕も上がりハンデも減っていて、いいゴルフをするようになっているらしいとも。

SさんとKさんは、コーヒーを飲んで世間話をする。
でも、噂話の種はすぐに尽きて顔を見合わせる。
そして、「Nさんが...」

「あたし達も、またゴルフをしたいわね。」
「時々夢に見るのよ、グリーンや池越えの風景を。」
「3人でプレーするのは楽しかったわね。」
「Nさんは、もう私たちと比べ物にならないくらい上手くなったって..」
「Nさん、上手くなってもまだ私達とラウンドしてくれるかしら」

最近はこんな女のティータイム、いつも同じ話にたどり着く。
「また、桜の季節にあのコースを3人で廻りたいよねえ....」

でも
「このコーヒー、美味しいわね。」
「今日のケーキは、イマイチね。」

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練習し過ぎると下手になる

Bu140203「練習し過ぎると下手になる、『良い感じ』がつかめたら練習をやめる事。疲れたり集中出来なくなって『良い感じ』を失う事は無い。」...ジャック・ニクラス。

ジャック・ニクラスについては今更書く事も無いだろう。
「帝王」であり、真面目であり、努力家でもあった人物。

この言葉をジョン・デイリーあたりが言ったら、あまり説得力も無いだろう...ジョン・デイリーがニクラス並みに真面目に練習していたら、タイガーと並び立つ様なゴルフ史に残る巨人になっていただろうに(あれだけめちゃくちゃやってメジャー2勝なんだから...)。

このニクラスの言葉の「良い感じ」と言うのは、英語では「フィーリング」と言う事なんだけど、我々が良くお会いしては感激して舞い上がってしまう「開眼」なんてのとはちょっと違う。
「開眼」と言うのは、深い霧の中や中国の空のように毒気に覆われた暗いスモッグの中で、突然自分の進むべき道を照らす未知の光に出会った様な(殆どの場合勘違いなんだけどね)感覚だが、ニクラスの言う「フィーリング」は「自分にとって納得のいく感覚」を言うようだ。

経験はあるはずだ。
不安や期待や言い訳のために練習場に行った時。
はじめは上手く行かないスイング、納得のできない...どころか自殺したくなる様な惨めな当たりの連続、身体の動きが違和感だらけでクラブがどこを動いているのかも判らない。
なんとかスムーズに動かそうと思う程、ギクシャクしてバラバラに動き出す手足。
身体の動きを考えるとボールに当たらず、ボールに当てようとすると身体の部分部分が勝手に踊り出す。
思い切り振ったって当たるはずが無いと、ハーフスイングをしてみたってろくにフェースに当たらず、トップにダフりにシャンクに空振りまで...
こんなはずじゃ...と、1箱2箱...そのうちになんとか身体の動きが繋がるようになって来て、フェースにボールも当たり出す。
奇麗でスムーズなスイングにはほど遠くても、芯を喰った快感の当たりは全然無くたって、振る度にボールが空を飛ぶようになれば切ない心も落ち着いてくる。
勿論ボールは右に曲がったり左に曲がったり、でも身体がゴルフっぽく動いてくれれば...何発かに一発は「ホッ」とする様な当たりになってくる(勿論ナイスショットにはほど遠くても)。

悪戦苦闘で汗をかく頃、チェックポイントや自分の悪い所なんかを考えるのも疲れてやめた頃、突然以前のいいときの様なボールが飛び出す。
「ああ、これか」
今打ったように打ってみると、5発に1発、4発に1発、3発に1発、といい手応えになってくる。
「ああ、これだ!」
いい感じに打ててくる...勿論良くたって2発に1発くらいなものなんだけど。
これで...頑張っても2発に1発以上いいタマが出るようになったら、練習はそれでやめた方がいい。
「これを自分のものに」と、更に頑張って練習を続けても、ある時から今度はまたミスが増えてくるはず。
それは、「もっともっと」と欲が出て身体が動き過ぎるから。
本当に身体が疲れ果て、大事な動きが出来なくなってくるから。
そして怖いのが、いいタマが出ると思う「なにか」を意識してやり過ぎるから...所謂オーバードゥ。
そして、そうなると「こんなはずじゃ」と思って更に打ち込む...焦りと恐怖に我を忘れて消えそうなフィーリングを追いかける...これがいけない。
やればやるだけ「下手になる」。
これが「下手を固める」と言う練習になってしまう。

世の練習場のゴルファーの2時間以上練習する人の殆どは、ただ「下手を固めている」だけと言うレッスンプロさえいた。
長い練習時間には弊害が多い、という事だ。

だからニクラスの言うように、「良い感じ」をつかめたらそれで練習をやめる。
そのかわり、できるだけ日を空けずに練習するのがいい。
週に1回3時間練習するより、週に3回「良い感じ」をつかむまで30分練習する方がずっと上手くなる。
その方が身体が「良い感じ」を忘れ難い訳だから。

以前から、「週1回練習に行くより毎日素振りを欠かさない方が上手くなる」とも言われて来たし、思いついたときの重い集中練習より継続する軽い練習の方がずっと上達が早いと言われて来た。
でも、そう毎日練習する時間も取れないし続ける意思が弱いのが世の凡人ゴルファーの常。
たまに練習場に行った時、「良い感じ」になって来たらそれ以上の練習には要注意。
つい、「それを自分のものに」と言う気合いが入るのは判るけど、このニクラスの言葉を思い出して「やり過ぎたら下手になる」と自分にブレーキをかけてみよう。

その代わりに、なんとなく心細かったら次の日にそっとクラブを握って、「良い感じ」を思い出す素振りを少しでもしてみるようにして。

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そろそろ禁断症状が...

Bu140201_22月になってしまった!
もう2014年の12分の1が過ぎ去り、季節は冬とは言えどんどん日が長くなって行く。

昨年暮れの漫画家コンペから、敢えて一切クラブを振らないで来た。
何回か無意識のうちに近くに置いてあるクラブをグリップしてしまったけれど、極力ゴルフから離れるようにして来た。
(とは言え、仕事では毎日ゴルフのイラストを書いているから、完全にゴルフからはなれるのは不可能なんだけど)

気持ちの中に「ゴルフをやりたい」と言う気持ちが強くなるのを待っていた。
その「ゴルフをやりたい」と言う気持ちを押さえ込もうとしているのが、持病である腰痛であったり膝痛であったり、昨年暮れに昔の打ち方をした時に感じた肘痛であったり、氷の世界である冬のゴルフコースの風景であったり、もう間近に迫っている花粉症の予感であったりなんだけど....

そのマイナス思考が「ゴルフをやりたい」と言う気持ちに負けるのを待っていた。
2月。
ムズムズして来ている。
栃木茨城の山の方の凍ったコースは嫌だけど、房総の凍っていないコースならラウンドしたい。
そのために練習をしてみたい。
今年の初練習・初打ちをしたい。

とりあえず気温が10度以下ならファットシャフトアイアンでゴルフの真似事を。
10度以上ならTA-3のセンシコアシャフトで本格的に。
その前にストレッチと腰痛体操を始めて...
あ、その前に花粉症対策か。

まずは今週10度以上の日があれば...練習場で初打ちだ。

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