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2014年3月 1日 (土)

三年ジンクス

Bu140219明日はラウンドだ。
Yさんは、少し興奮して明日の準備をする。
でも、Yさんの明日のラウンドに合わせた準備は、他人が見たら呆れるしか無いだろう。
自分でも判っている。

ラウンド中は、ウェアで判らないようにしているが、裸になると殆ど継ぎ接ぎだらけの壊れた人形みたいだ。
まず、首の後ろには湿布薬が張ってある...これはインパクトのあと、頭を残そうとし過ぎて軽いむち打ち症になったもの。
頭を残し過ぎなければ良いんだけど、こうしないとボールにちゃんと当たらないんだからしょうがない。
右肩には、五十肩用の湿布...これも年なんだからしょうがない、そのうちに治るだろうし。
右肘と左肘には強めのサポーターをつける...これは練習のし過ぎか、アイアンの打ち方が悪かったためだと思う。
最初に左肘が痛くなって、それを誤摩化してゴルフを続けているうちに右肘も痛くなってしまった。
医者に行ったけれど、安静しておけば(ゴルフをやらなければ)治ると言われた。
なので、サポーターで締めて痛みを誤摩化している。
左手の親指は、最近バネ指になってしまって普通のグリップするとトップで酷く痛む。
それで最近は左手の親指はテーピングして、シャフトの重さがかからないように握っている。

腰は、最近前傾すると痛む。
ぎっくり腰ではないと思うけれど、特定の角度の時に痛いから軽いヘルニアかもしれない。
これも湿布を二つ貼る。
左膝は、フォローからフィニッシュで伸びてしまうと痛い。
考えてみると、その時には自分の重い体重が全部かかって捻られるんだから、膝も可哀想だと思う。
それと一緒に左足首も捻挫しているのが治らない。
これはサポーターで締めておく。
「インパクト以降つま先を開くな」と昔言われたのを守ると、左足首が捻られて捻挫したように痛む。
これはつま先を開けば痛くないので、痛くなると開いて打つ...当然飛ばないし曲がるようになるけど...これもサポーターをつける。
それと、右足の親指も捻挫したようになっている。
「インパクトでなるべく右足を上げないように」と若い頃教えられて、今でもそれを守ろうとして親指が痛くなってしまった...これはテーピングしておく。

これだけの湿布薬やテープやサポーターを用意するんだから、薬箱が別に必要になりそうだ。
これを全部装着した姿は、自分で見てもギョッとするので...ラウンド後の風呂場では、知り合いから隠れて素早く脱ぐようにしている。

そんなYさんには「3年」のジンクスがある。
なぜかYさんは、今までゴルフを3年しか続けられなかった。
最初にゴルフに接したのは、中学生の時に父親に連れられて行ったゴルフスクール。
面白かったしそれなりに上達したけれど、3年経って大学受験の勉強のためにゴルフをやめた。
次は就職して仕事に慣れた頃、会社のコンペをきっかけに27歳で再開。
すぐに女性では一番上手いと言われるようになり、男性社員相手にもいい勝負をするようになったが...そのコンペがきっかけで付き合い始めた男性社員と結婚。
すぐに子供が出来て、退職...当然ゴルフも続けられなくなった...その間が3年。
子供が出来てからは(2年あとにもう一人生まれた事もあって)、子育てとパートに追われてとてもゴルなんかする余裕は無くなった...夫はゴルフを続けていたけど。

Yさんの生活から、「ゴルフ」なんて言葉が自分の生活から消えて時間が流れた。
そして、下の子が就職をしたあとは気が抜けた様な日々が続いていた。
そんな中で夫の勧めもあって、「ゴルフ」と言う言葉がYさんの人生に再登場した。
...近所の練習場に行くようになり、練習場で近所に住む同じ様な年の女性達と知り合い、サークルに入り、月に2回はラウンドをするようになった。
ラウンドに慣れてくれば、中学生の時にゴルフに接していたYさんはすぐにサークルで1〜2の腕前となり、中心メンバーとしてみんなを引っ張るようになった。
今はそれが一番の生き甲斐にもなった。
しかし、50を過ぎた身体に中学生の時や20代のとき覚えたスイングはちょっと無理があった。
若い頃のイメージのままスイングすると、やればやるだけ身体のあちこちが痛むようになった。
でも、痛みを我慢すれば結果が出るのでYさんはあまり気にしないでゴルフを続けた。

そんな満身創痍のYさんが気にしているのは、間もなくゴルフを再開して3年が過ぎる事。
今までいつも3年でゴルフをやめなければならない事情が出来た。
でも、今はどうしてもやめなければならないという事情は無い。
...頑張れば3年を過ぎてゴルフを続けられる。

練習も好きだし、ラウンドはもっと好きだし、サークルの仲間もいいし、夫の協力もあるし、子供も問題ないし、贅沢をしなければこの生活に無理は無い。

「どっこいしょ」
「痛たたた...」
最近の口癖が、つい何をするにも口に出る。
さあ、明日はまたサークルの仲間との楽しいラウンドだ。
...そして、明日がゴルフ再開して丁度3年目。


「私は、好きなゴルフを一生楽しむ」
Yさんは負けるつもりは無い。

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