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2014年4月 2日 (水)

思った通りに打ち抜ければ、フィニッシュなんてどうでもいい

Bu140310「思った通りに打ち抜ければ、フィニッシュうなんてどうでもいい」...リー・トレビノ。
リー・トレビノは、メジャー6勝、PGA29勝、チャンピオンズツアー25勝以上...
ゴルフ史に残る名ゴルファーだけど、これほど変わったスイングで頂点を歩き続けたゴルファーは他にいない。
飛距離は出ないが、ゴルフスイングの常識からかけ離れた、自己流のスイングでボールを操り続けた男。
フェードというより低いスライスボールが持ち球だけど、打とうと思えばフックでもなんでも打つ事が出来た職人の様なゴルファー。

この言葉は、よく言われるゴルフのアドバイスの正反対のイメージを持つ。
ゴルフレッスン書にも書いてあるし、レッスンプロも良く言うのは「フィニッシュをイメージしてそこにクラブを持って行け」という事。
これはクラブヘッドをボールに当てる事が一番大変だったビギナーの頃、ボールに当たるとホッとしてスイングがそこで終わってしまう人に対して、「振り抜く」ことを意識させる為に言われる言葉だ。
この教えは間違いではないのだけれど....
ある程度ボールが当たるようになると、「ボールを打ち抜く事」を忘れてフィニッシュだけを造ろうとするゴルファーが出てくる。
こうなると、スイングとして見た目はフィニッシュまで一通りの形にはなっているが、ボールはチョロしたりトップしたり当たり損ねばかりが続くようになってしまう。
ティーアップして打てるティーショットはまだいいが、フェアウェーから打つ二打目三打目のミスが酷くなる。
多いのがインパクト前からフィニッシュにクラブを持って行く事に注意が集中し、ボールにフェースが当たる前にフェースが上昇してしまう...薄く当たってトップか修正してダフリになる。
しかし、自分では「ちゃんとスイングしているのに、なぜ?」だ。

...そこで、このトレビノの言葉だ。
大事なのは「フィニッシュの格好」ではなく、そこにあるボールを「打ち抜く」事。
トレビノにとってその「打ち抜く」の意味は、「長いインパクトゾーンでボールを打つ」と言う事。
つまり「打って終わり」のインパクトではなく、「打ち抜いて行く長いインパクト」...長いフォローを大事にする。
だからトレビノのスイングは、打ち抜いたあとの体勢は前のめりになっている。
スライスを打つ為に頭を残して右半身で打って行ったあと、そのまま右半身を押し込んで行くから頭はフィニッシュで前に出て行っている。
逆C字フィニッシュでもI字フィニッシュでもなく、私に言わせればC字フィニッシュだ(笑)。

これはトレビノが、「左サイドのリード」ではなく「右手で打ちに行く」スイングだから。
トレビノにとってゴルフスイングで大事なのは、ただ「ボールを打ち抜く」事。
フィニッシュまでちゃんとスイングしているのにボールにきちんと当たっていない気がする...そう言う人は、フィニッシュをとる事なんか忘れて、「インパクトでボールをヒットしてそのままフォローで打ち抜く」と言う事だけを意識してはどうだろう。
フィニッシュ(打ったあとの格好ね)で頭が前に突っ込んで、決して美しくはないスイングになるだろうけど、ゴルフというのはまずボールをちゃんと打ってから始まるものだ。

多分に逆説的な言葉だけど、「悪い所だらけのスイング」と酷評されながらメジャーを獲りまくったトレビノのスイングには、我々に役立つ大事なものがある気がする。
最近すっかり袋小路に入ってしまったとか、ドツボにはまってどうしよう、あるいは年取って奇麗なフィニッシュなんて出来ない、なんて状態のゴルファー諸君、たまにはこんな激辛刺激物か猛毒食物の様な名言にも耳を傾けるのも面白いんじゃないか?

勿論、復活の特効薬になるか、良薬口に苦しになるか、猛毒で再起不能になるか...

自己責任にてトライしてみては如何?

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