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2015年4月15日 (水)

からだを使うな! 頭を使え!

Bu150316先日の川奈遠足で、左手首の保護の為にがっちりテーピングしてラウンドした。
おかげで、改めて自分が「昭和のゴルファー」なんだという事を実感してしまった。

昭和のゴルファーと言っても、自分は最後の6〜7年くらいをプレーしただけで、その後の平成の時代をゴルフした時間の方がずっと長いんだけど...その6〜7年が一番熱中していたし、競技ゴルフを懸命にやっていたし、おまけに仕事でプロやトップアマと一緒にラウンドする機会が多かったので、その経験や体験が自分のゴルフの柱となってしまったようだ。
その時代はパーシモンに糸巻きボール時代の終わりの時期であったけど、それは同時にパーシモンヘッドのウッドとマッスルバックアイアンやフラットバックアイアンに糸巻きボールの組み合わせのゴルフが、一番熟成された時期でもあったと思う。
その時代のプロは、遠くから見ても一目で誰か分かるような個性的なスイングの持ち主が多く、またそれぞれが得意な技を持っている人が多かった。
そしてそれぞれ独自の理論を語る(でも、よく聞くとスイングの根底は理にかなっていた)語り口は面白く、一見珍妙とも見える技が実は誰にでも出来るシンプルで合理的な打ち方だったりする、レッスン名人が多くいた。

そんな昭和のゴルフのレッスン名人でもあり、代表的業師の一人がこの佐藤精一。
小兵で非力ながら、日本オープンや日本プロに勝った強豪であり、プレーの速さから「早打ちマック」の異名を取リ、その多彩な技は定評があった。
彼のボソッ、ボソッと呟く言葉は、どれをとっても我々の役に立つ名言になるような粋な言葉で、いわば歩くゴルフ名言製造機みたいな存在だ。


今回、手首を固定して動かせなくしてみると、シンプルに打つティーショット以外で自分の望む球筋のボールを殆ど打てなくなっていたことに気がついた。
特にアプローチやバンカーショットやグリーンを狙う「曲げるショット」が打てない。
これは
「仕事をするのはクラブヘッドだ」
「みんな身体を動かそう動かそうとしてるけど、クラブヘッドを動かすのを忘れてる」
「からだはいいんだ、頭(クラブヘッド)を使うんだよ」
なんて彼が言っていた言葉が気に入って、ともかく「ボールに当たる周辺のヘッドの動き」を重要視して作り上げた自分のスイングが、左手首をガッチリ固定されると手も足も出なくなるスイングである事をしみじみ思い知らされた(笑)。
...そうか、やっぱり俺は「昭和のゴルファー」ってことか...そこでこう感じた訳。
ここで俺の言う「昭和のゴルフ」ってのは、手首を柔らかく使って右に左に上に下にボールに悪戯する変態スイングする人のことで、昭和の時代も「立派なゴルファー」はみんなカッコイイシンプルなボディーターンスイングをしていたので、お間違いの無いように。

...それで、この前の川奈では、足りない頭で考えた。
ティーショットは、現代兵器だとともかく真っすぐのイメージでリストを使わずに大人しく打てば問題はない(つまんないけど)。
アイアンは、フックはフックに構えてフェースをかぶせて大人しく打てばフックする(面白くないけど)。
ところがスライスが上手く打てない...スライスに構えてフェースを開いても、上手く曲らずにボールが上がって飛距離が出ないで、弱々しくスライスするだけ。

まあ、これはいい。
困ったのがバンカーショット...ハンドファーストで当たるように固定していたので、ヘッドを先に行かせられない...つまりバウンスが使えずボールに直接当たりやすいし、アリソンバンカーを越える高さが出せない。
で、昭和の(変態)ゴルファーは考えた...左手のグリップの為にヘッドが行かないんだから、インパクトで左手のグリップの小指と薬指と中指を緩めりゃいい...インパクトで左手のグリップを親指と人差し指で摘むだけにしたらヘッドが走り、以後のアリソンバンカーは全て一発で出ておまけにピンに寄った(もちろんパットは入らなかったれど)。
アプローチもそう...左手のグリップを緩めなければ寄らない...って、どれだけ俺は普段から手首使ってたんだろう。

ティーショットは、二日目にパーシモンに変えてから球筋がある程度上手く打ち分けられた...つまり、スライスならヒールで、フックならトウで、で打つようにするとフック・スライスが打ち分けられた...今思うと、パーシモンって本当に偉大だったんだよなあ...

パーシモンに糸巻きボールでプレーすると、頭に浮かぶのは早打ちマックのピリッと香辛料の聞いた言葉達...それとあの林由郎の、酒場で隣のおっさんに話しかけられたような田舎訛りたっぷりの、噛めば噛む程味のある言葉達。


そうだよな、昭和のゴルフでなにが悪い。
球打ち遊びにゃ、オレ達の昭和のゴルフのが最強さ...本人が楽しむだけならね(笑)。

ああ、昭和の変態ゴルフ、万々歳!



...ってか(笑)。

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