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2017年3月 6日 (月)

知らされて...

Bu170306


偶然出会った知人から、かってのゴルフ漫画雑誌「Mr.ゴルフ」の編集長だったO氏が、2月に亡くなっていた事を知らされた。

あまり長い付き合いではなかったが、ゴルフイラストを描いていた自分に「漫画を描いてみない?」と、ゴルフ漫画を描く切っ掛けを与えてくれた人だった。
ゴルフ漫画はこの「Mr.ゴルフ」でしばらく連載した「ゴルフは(右手)スナップだ」(金谷多一郎)は結構評判になり、その後アルバの漫画雑誌でも金谷プロの連載を描いたりしたが、どちらもその後廃刊になってしまった。
その後は漫画形式では週刊パーゴルフで「新ペリア王への道・オープンコンペ挑戦記」を連載した。(これも編集長の交代により1年弱で終了した。)
私が漫画を描いたのはこのくらいだが、その後Oさんから大事な提案を頂いた。

今だから書ける事だが、その時O氏が編集長をしていた普通紙の週刊漫画雑誌「週刊漫画A」で、巻末見開きカラー2ページの連載をやらないか、と言う話だった。
もちろんゴルフ漫画ではなく一般の風刺あるいはギャグ漫画として。
プロの漫画家だったら即座に受けるいい話なのだが、当時イラストレーターとして新聞や雑誌の連載を平行していくつも持っていた自分には、量的にも質的にもかなり覚悟のいる仕事。
これを受ければゴルフのプレーはもちろん、家族と旅に行ったり、ぶらりと気楽に酒場をうろつくなんて事も出来なくなり、机にかじりついて必死にアイデアを出す事に殆どの時間を奪われる事は判っていた。
結局、オレは気楽で楽しい事を優先してこの仕事を受けなかった。
それが良い判断だったか間違っていたかは、まだ判らない...今の人生はその結果でもある訳だが。

O氏は、ゴルフ漫画の連載を始めた頃は丁度ゴルフに熱中時代だった。
仕事の打ち合わせや、〆切の原稿を出し終わると、そっと小さな声で「今時間ある?」と聞く。
「ありますが」と答えると「ちょっと付き合ってよ」と・・・どこに行くかと思えば、出版社のあった所からバスに乗って30分程の御徒町の「フェスティバルゴルフ」へ(笑)。
今使っている自分のアイアンを買い替えたいので一緒に次に欲しいヤツを見て欲しい、と...1時間も2時間も「あれはどうか?」「これならどうだろう?」と沢山のクラブを探し、グリップし、構えてみるその姿はまるで少年のように楽しげで微笑ましかった。
O氏は渋くハンサムでダンディーな「大人の男」の魅力に溢れていた。
一緒にスナックに行って、カラオケで低い良い声で「お前に」を歌いだすと、店中の女性が潤んだ様な眼をして彼の歌に聞き惚れていた。
「こりゃあ、女性に持てるわ」と呆れる程カッコ良い中年男だった。

連載の話を断ってから、あまり付き合いは無くなっていた...時折開かれるゴルフコンペには、自分の方が怪我だったり病気だったりして参加しなかった時期だったしで、その後会う事は無かった。
60歳で定年になったあとも、その実力を買われてフリーの編集を続けているとの噂は聞いていた。

それでも、今でもO氏は元気にゴルフをしていると信じていた。
定年になったら会員権を買って、真面目に競技もしたい、なんて言っていたし。

2年前から寝たきりとかで、2月末に亡くなったと聞いたのは月初め。
...いい時代を一緒に生きた事、ゴルフを楽しんだ事、仕事で世話になった事、本当に感謝します。


(あの自分の判断が間違っていたかどうか、これからゆっくり考えます。)

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