トーナメント

2016年12月 4日 (日)

松山が...

Bu161204

いつもなら、この時期の試合なんてあまり興味は無いんだけれど。

タイガー・ウッズがホストの「ヒーローワールドチャレンジ」の三日目に、松山が7打差の首位に立ったと言うニュースを見た。
正規のツアーではなくチャリティーの試合みたいなもんだけど、参加しているメンバーが凄いもんだから「大したもんだ」と言う感想になる。

7打差の2位にダスティン・ジョンソンとヘンリク・ステンソン、その後にファウラーやらスネデカーやら...スピースもB・ワトソンもいるし、復活を目指すタイガーもいる、主に米ツアーのそうそうたるメンバー相手なんだから大したもの。

松山が、これをブッチギリで勝てば何かが変わるかもしれない。
所謂「化ける」ってヤツ。
もし化けて、こうした優勝争いが当たり前の状態になると、今年のメジャーは楽しみになるけど...でもまあ、そんな甘いものじゃない様な気はしている。
今はまだメインのプロ達は調整途中で、仕上げて行く目標はみな4月のマスターズだから、3月に入って調子を上げて行って、4月の前半に最高のパフォーマンスが出来るように持って行くはずだ。

松山はこうしたメジャーの試合に対しても、緊張し過ぎたり神経質にならずに入って行ける類い稀な感性を持っているから、この調子を更に上げて行けば十分勝つチャンスがあると思うんだけど...どうなるかなあ。

もしこの状態が、ある程度極めたプロゴルファーにみられる「ゾーンに入った」と言うヤツだったら、ちょっと今の時期では早すぎる。
やろうとしている事がほぼ全て自分の思ったように出来る「ゾーンに入った」なんて時期は、せいぜい3ヶ月くらいしか続かないと、以前のプロ達を見て感じている...だとするとマスターズ迄、ギリギリだ。

勝つのはほぼ間違いないだろうけど、その後の状態がどうなるか...そっちの心配をしてしまう。

世界を相手に戦っている松山は、やっぱり応援してしまうよなあ。
あのアドレスが長いのと、プレーが遅いのが嫌いだけど。




(追記12月5日)

結局優勝したけど。
なんだよ「73」て。

まだ、化けられてないな...

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2016年10月 8日 (土)

アバディーンアセットマネジメント ポール・ローリーマッチプレー   (2016年8月8日)

Bu160808オリンピック狂想曲に乗る気にもなれない、ひねくれ者の目にとまったのは意外だった。
「ポール・ローリーマッチプレー」...世界マッチプレーとも違う、欧州ツアーのマッチプレーらしい。
ポール・ローリーと言えば、あの「カーヌスティーの悲劇」の主人公ジャン・バンデベルデのゴルフ史のドラマの勝利者...結果的にその試合に勝っただけなんだけど、世界的には負けたバンデベルデばかりが有名になってしまって、ローリーの知名度は低い。
そんな彼がホストとなっている欧州ツアーのマッチプレーがこの試合。
マキロイやガルシア、ウェストウッド達は出ていない。

まあ、地味な試合だが...勝ったアンソニー・ウォールと言う、41歳、世界ランク234位、16年前に1勝したきりの188センチ推定100kg以上の巨漢のゴルフが気に入ってしまった。
平均飛距離150位、平均ストローク165位、Fwキープ121位、パーオン率177位....
まあ、どう見ても欧州ツアーの普通の「その他」のメンバーだろう。

しかし、彼のスイングをみて驚いた...インパクトが実に柔らかい。
巨体の割に飛ばないのは、ドライバーもアイアンもアプローチも殆ど同じイメージで柔らかく振っているからだろう。
絶対に「引っ叩く」と言うイメージではない。

極私的な考え方だが、私はゴルファーには二通りのスイングをする者があると思う。
一つはタイガーやノーマン、ワトソン、マキロイ、デイなんかの様に、インパクトの強い、ボールをぶっ叩くスイング。
一つは、エルスやファルド、ペイビン、スピース、グレースなんかの様に、インパクトの柔らかい、ボールを運び操るスイング。

距離はもちろんインパクトの強い叩くスイングの方が圧倒的に出るけど、オレが見ていて好きなのはインパクトの柔らかいゴルファー。
このウォールは、どのショットのインパクトも柔らかくてオレ好み。
ただ、彼の成績を見る限り、トーナメントでは結果は残せていない...しかし長い間ヨーロッパツアーのレギュラーとして残っていると言う事は、数字に出ない強さはあると言う事。

それがこのマッチプレーを見ているとよくわかった。
大抵のホールで彼は相手より20〜50ヤード飛んでいない。
しかもグリーンへのショットでも、相手を圧倒する様なキレのあるショットを打つ訳ではない。
グリーンを外したり、バンカーに入れたり...しかし、それをことごとく寄せて来る。
相手が目の前にいるマッチプレーでは、これが強い。
バーディーを取るしかアップ出来ず、しかもパー5では相手がが2オンしていても、3打目で確実にバーディーを取れるアプローチをして来る。
これは3打目がピッタリ寄ると言うより、寄せやすい入れやすい場所に確実に打って来ているから。
ミスしてもミスする場所がいいのだ。

それを続けていると、どうしても相手は無理攻めをして来て自滅する。
おまけに彼が易しい所につけた長いパットを入れて来ると、短いが難しいラインにつけたパットにはよりプレッシャーがかかって、相手は消耗して行く...
そして柔らかいインパクトのスイングはリードしても変わらないから、相手はその自滅を待つ事を諦めざるを得ず、自分が無理攻めをする事しか勝機を見いだせなくなる。

スコアを積み重ねる普通のトーナメントでは、彼の強さは発揮されないだろう。
スピース程のパッティングの上手さがあれば別だけど(スピース・平均パット数1位(アメリカツアー)、ウォール・平均パット数73位(欧州ツアー))。
アンダーを増やすしか上位に行けないストローク戦の試合では、どうしてもバーディーを取る為にウォール自身が無理攻めを重ねて来たんだろう。
マッチプレーは、こうしたゴルファーが発見出来るから面白い。
なんたって、ゴルフってのはマッチプレーから始まったモノなんだから、これが「本来のゴルフ」という事。
ストローク数の競争が当たり前になると、スコア乞食になる人間が多くなって、ゴルフが卑しくなりやすいけど...マッチプレーなら、ほんの少し「嫌なヤツ」になる者が出るくらいで、よっぽど爽やかなゴルフになると思う。



それにしても、あの柔らかいインパクト...真似したいもんだなあ。

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2016年10月 7日 (金)

2016年全英シニアオープン   (2016年7月25日)

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あの17年前の「カーヌスティーの悲劇」の主人公バンデベルデの初めてのシニア全英オープン出場と、二日目に井戸木が首位に立ったというニュースで試合を見ていた。

バンデベルデは、因縁のカーヌスティーで初日に大きく崩れて予選通過はならなかった。
井戸木は3日目4日目と連続5オーバーを続けて、結局3オーバーの30位で終わった。
試合はP・ブロードハーストとM・A・ヒメネスが最終18番迄争って、ブロードハーストの優勝。

気持ちとしては二日目のジャン・バンデベルデのカットで、今年の全英シニアへの大きな興味は消えてしまった。
井戸木の健闘はあったが、試合全体としては自分の知っているほぼ同年代のプロ達が上位に絡む事は無く、3日目4日目は50歳を超えたばかりのシニアのルーキー達が優勝争いを繰り広げている状態。
ああ...つまらない。

アメリカのチャンピオンズツアーもそうだが、我々は結局シニアの試合には「懐かしいレジェンドゴルファー」の活躍を期待してしまうのだ。
我々の同じ世代の仲間にもいた、「若い時代にゴルフを始めれらなかったから、シニアでプロになって一花咲かそう」なんて者達は、シニアツアーではむしろはた迷惑な存在なんだと言う事が残酷だけど現実だ。
プロのシニアの試合に興味を持つ人々は、かって自分がゴルフに熱中していた時代に活躍した「憧れの有名プロ」のゴルフをする姿が見たいのであって、名も知れないオッサンが優勝争いをしたって誰も喜んだり熱中したり共感なんてしやしない。
むしろ懐かしい有名プロの優勝を「小汚いどこかの親父」が邪魔をした、なんて風に見られてしまう。

シニアのツアーが興行として成功するには「名の知れた有名プロの活躍」が必須の条件なんだと思う。
自分が若かった頃への郷愁と、一緒に同じ時代を過ごして来たヒーローへの共感....懐かしいヒーローが勝てば、「自分も、もう一度」と言う気持ちになったり、「まだまだ自分も」と元気づけられたりする。

しかし、私の時代のそう言ったプロ達は、もう既にシニアでも勝てないどころか、上位に入る事も難しくなっているのが現実。
シニアでも勝てるのは50代。
60を越えると優勝争いに顔を出す事が極端に少なくなって来る。
今回優勝争いをしていたのは、レギュラーツアーでも優勝争いをしているヒメネスと、50代になったばかりの二人...


バンデベルデとカーヌスティーの話の後は、日に日に興味は薄れて行った。
...これで、自分の今年のトーナメント観戦は終わった。


秋のゴルフシーズンは、プロも他人も関係なく自分の好きなゴルフを楽しみたい。

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2016年全英オープン4日目    (2016年7月18日)

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面白い試合だった。
3位以下を10打以上離しての「別世界二人旅」だったから、一方が崩れる事無くお互いに伸ばし合う試合は見ていて面白い。
多くの場合はどこかで一方が大きなミスをして、勝負の流れが決まってしまうものだけど...こうしたメジャーの試合では、かってのパーマー対ニクラス、ニクラス対ワトソンの「帝王交代」の名試合や、ニクラスに迫った青木の試合等と並ぶ、ゴルフ史に残る様な名勝負だったと思う。

なにしろ2位に終わったミケルソンのスコアは、1イーグル4バーディーでボギー無しの65!
何度かあったトラブルを驚異的なアプローチとパットで切り抜け、ノーボギーでのラウンドは迫力があった。
そのミケルソンに競り勝ったステンソンは、10バーディー2ボギーの63!
たった二つのボギーがいずれも3パット....しかし,奇跡的な長いバーディーパットを何度も入れての10バーディー。
パットで崩れてパットで浮かび上がったラウンドだった。
特に二人の「マッチプレー」となった流れの中で、二人の順位を動かしたのは「ピン近くにつけたミケルソンより長いパットを先に入れる」という、マッチプレーの勝ちの方程式を成功させる勝負強さ。
この結果、より近いパットをミケルソンが入れられずに順位が動いた。

初のメジャー勝利に緊張するかと思ったステンソンには運も味方した。
最終ホール2打差で迎えたティーショット...3wで届くはずが無いと言う310yのバンカーに,アドレナリンが出てしまったステンソンのボールは転がって行く。
ここに入れればダボもあると言うバンカーの僅か手前でボールは止まった...多分ここであの性悪な女神はステンソンに味方したんだと思う。
見事なラウンドだった。

多くの有力なゴルファーに、予選の二日間で優勝争いに参加もさせられない様な「不公平」を与えた女神は、好運に助けられた二人のゴルファーにこういう落ち着いた名勝負をさせたかったのかもしれない。
結局、3日目からこの二人以外は誰一人この勝負に参加出来ず、優勝争いと違う世界でゴルフをしているしかなかった。

D・ジョンソンに続いて、また一人大化けしそうなゴルファーが覚醒した。
少し前迄、スピース・デイ・マキロイが現代のビッグ3なんて言われていたが、今やそれにD・ジョンソンやこのステルソン、それにB・ワトソンらが加わって,まだまだ戦国時代が続く様相になって来た。
もちろん「死んだ振り」してたミケルソンがこんなゴルフをするんだし、1回当たれば大きくジャンプアップしそうな「老若の無名」もゴロゴロいるのが見える。
来年のマスターズ迄に,プロゴルフの世界はどんな風に変わって行くのやら。



全米プロやライダーカップには興味が無いので、今年のトーナメント観戦は来週の全英シニアで終わり。
(舞台があのカーヌスティーなので見る気になった)。

そして、早く足首を治して自分のゴルフを楽しもう。
やっぱり、ゴルフってのは観戦するより、自分がやるドタバタゴルフの方が「絶対に楽しい」からな。

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2016年全英オープン3日目    (2016年7月17日)

Bu160717いかにも全英オープンらしい天気の3日目。

優勝争いは、やはり2日目迄の運不運がそのままハンデとなってしまって、ミケルソンとステンソンに誰も近づけない。
二人が同じ組で競り合って調子を上げている為に、最終日に二人とも崩れる様な雰囲気は無く、大して波乱の無い最終日になってしまいそうだ。

二日間のアンラッキー組で生き残った強豪達も、3日目になんとか大きくスコアを伸ばそうとして無理攻めになり、結局コースの罠にはまってしまう。
D・ジョンソン、R・マキロイ.J・デイ達は、スコアを伸ばしかけるとOBを打ったり、バンカーにハマったり、ラフに打ち込んだり...
3打差くらいで3日目に入る状況だったら、彼等はきっと優勝争いに絡んで来たろうに...

そんな中で、優勝争い迄は届かないだろうけれど地味に健闘しているユニークなキャラクターのゴルファー達が魅力的だ。

デンマークのS・ケルドセンは、北欧人なのに(何か北欧人ってみんな背が高いイメージがあるんだよなあ)170センチと日本人と変わらない身長で、飛距離も出ないのに40歳を過ぎてどんどん強くなっているくせ者ゴルファー。
プレー振りも歯切れがよく魅力がある。

そして、どこへ行っても「ビーフ!」と言う歓声に包まれるイングランドの人気者A・ジョンストン。
まだ27歳ながら、まるでイスラムの聖職者のように伸ばしたあごひげと、多分100キロを軽く超える様な巨漢のプレーは,意外と小技も上手くて面白い。
「ビーフ!」とのあだ名は,子どもの頃に付けられて以来変わらないんだとか。

そして,圧倒的な飛距離を誇るサモアの怪物、T・フィナウ。
現在26歳で、下部ツアーの時代から「400y飛ばした」とか,「パー4を1オンした」なんて事が常について回ったんだとか。
ラグビーや格闘技の世界でその驚異的な体力が知られている、フィジーやサモアの血を持つ怪物(実際彼の兄弟はそっちの方向で活躍しているんだとか)が,ゴルフでどんな風に化けて行くのかが楽しみだ。

優勝の行方は二人に限られてしまったが,そんな傍役達の「大化け」を期待したい明日の最終日。
もう1日、寝不足が続く。

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2016年全英オープン2日目    (2016年7月16日)

Bu160716みんな身に覚えがあると思うけど...

ゴルフってヤツは、本当に「不公平な」ゲームなんだよなあ。
まあ、体力や体格に差があったって、それで体重別や飛距離別クラスに分けられていない...言わば柔道等の無差別級みたいなものと言う所もあるけれど、それプラス今度の全英オープンの状況だ。

2日目は、「これぞ全英オープン」と言う、「風」プラス「雨」プラス「低温」のスコットランドらしい天気。
昨日ゴルファーも観客も全員半袖だったのに、今日は半袖でプレーしている人が話題になる程の「全員長袖・セーター・レインウェア」の冬衣装!
強い風が吹き、ピンフラッグがしなり、横殴りの雨が降る...と言っても、この酷い状況でラウンドしているのは今日の後半午後スタートのゴルファー達。
「ゴルフの不公平」の最たる物...天気の当たり外れが、今回の全英オープンではあからさまに出てしまった。

1日目にスコアを伸ばしたのは、晴れてはいても風が止んだ午後スタートの組が多かった。
そして2日目は昨日の好天の影響が残る、風が吹きはしても穏やかだった午前スタートの組...つまり昨日好天でスコアを伸ばした組が、2日目も好天に恵まれてスコアを伸ばし、昨日午前中に風に悩まされた組は今日は更に酷い悪天候の中でスコアを崩す事になった。
1日目ラッキーだった組は2日目もラッキーな条件となり、1日目アンラッキーだった組は2日目更なるアンラッキーに見舞われた事になったのだ。
実際に見ていて、後半ラウンドしていた組はどんなゴルファーだって「絶対に」ミケルソンのように10アンダーなんて出せる訳ない...どんなに凄いゴルファーでもパープレーがやっとだろうと言う天気の中でのプレーだった。
でも、これがゴルフと言う事だ。
こういう「不公平」は、今迄の全英オープンでも他のメジャーでも何度も見て来た。

ゴルフの女神って言うのは、本当に性悪な悪戯好きの悪女なのだ。

それでもB・ワトソンやJ・スピースは、悪天候の中、悪いなりに耐えて予選は通過した。
耐え切れずに落ちて行った松山は、やはり地力が彼等の域迄達していないと言う事だ。
全米ではD・ジョンソンとガルシア、全英ではマキロイとB・ワトソン...それぞれ一流どころと同じ組になり、自分だけ遥かに及ばずに予選落ちと言う所・・・彼等とはまだ格が違うと言う事で、日本でチヤホヤされているのは勘違いに過ぎないと思って、精進して欲しい。
(潜在能力はまだまだあると思っているけど、あのスイングを疑問に思っているのはオレだけか?)

明日から三日目、トップグループとギリギリ通過グループがラウンドした条件が違い過ぎたので、3日目からのゴルフで条件が同じになってどうスコアが動くか...そこが楽しみだ。


さて、明日はどんな天気だ?
もし今日の午後みたいな天気になったら、トップグループのスコアが一編に落ちて来るはず。
その戦いを見てみたい。

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2016年全英オープン1日目   (2016年7月15日)

Bu160715テレビのスイッチを入れると、「あらあ、なんだこれ?」。

画面に映ったのは、よく晴れた青い空に白い雲がのんびりと浮かび、風もない中半袖でゴルフを楽しむ男達と、これもまた半袖でのんびり青い芝の上で寛ぐ沢山の人々...
チャンネルを間違えたかと思い、よく確かめてみても...これはやっぱりゴルフチャンネル。
つまり全英オープンの1日目。

先週のスコティッシュオープンがまるで真冬の光景で、風と雨と寒さに苦しむ選手や観衆の姿が目に焼き付いていたので、この風景が同じスコットランドのロイヤルトルーンとは思わなかった。

こんなに穏やかで暖かそうな全英オープンの光景は、最近の自分の記憶には無い。
全英オープンのコースと言うのは、よく晴れていたっていつも風は吹き続け、少しでも曇ると皆すぐにセーターを着込んでのプレーとなるのが当たり前。
半袖でプレーを続ける選手がテレビ画面で注目されるくらいに珍しい存在になる...なのに、この日は全員が半袖でプレーして、観客迄ほぼ全ての人が半袖でいるなんて...

フェアウェイは「乾いてコンクリートのように硬い」なんて事は無く、グリーンも「硬くてスピンがかからない」なんて事も無く、距離が短めなホールでは世界の名手達はどんどんピンに打って来る。
123yと短い「郵便切手」のパー3も、風が無く止まりやすいのでバーディー量産ホールになっている。


これは、まだ全英オープンとは言えないや...
風が吹き天気が悪くなると言う明日からが、本当の全英オープンなんだろうなあ。
てな訳で各選手のスコアなんてのは全く興味が無くなってしまったが...、
11番ホールの様にすぐ脇を線路が走っていて、その姿が選手からは見え難い為にアドレスに入るタイミングを間違うと、とんでもない時に一瞬で急行電車(?)が通り過ぎる光景に思わず笑ってしまったり、成田空港の近くのコースの様に隣にある空港から大型飛行機が飛び立つ姿の大きさに呆れてしまったり...
このロイヤルトルーンと言うコース、コース脇が荒涼とした風景の海岸であるのはリンクスらしくていいけれど、その反対側には電車やら飛行機やら...ひょっとすると試合の行方を左右するかもしれないトラブル(運・不運かな?)の元が存在するようだ。

とりあえず無風状態ではミケルソンがトップだけど、本当の全英オープンは明日からだから、トーナメントの流れは明日を見なくちゃ判らない。

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スコティッシュオープン風景   (2016年7月11日)

Bu160711昨夜は選挙速報とスコティッシュオープンを交互に見ていた。
選挙はほぼ予想通り。

この参院選より都知事選挙の方が、ドラマとしては面白いだろう。
色々とクセのある役者が揃い始めた...しかし、東京都の有権者ってのは....
あのマスゾエを選んだ有権者達は、今度は一体何を基準に投票するんだろう?
政治家を選ぶってのは、やっぱり選挙民の民度が問題...当選するのは選挙民の程度に合った人物だって言うからなあ。
...都民じゃないオレは、高みの見物って言う所。


で、もう一つのスコティッシュオープン。
優勝争いより、THE OPENに出場する最後の椅子をめぐる争いが面白かった。
ゴルフをやっている者なら、全てが目指す全英オープン...それに出場する為に懸命に挑戦するプロゴルファー達は、みんな真剣に精一杯のゴルフをしていた。
日本じゃあ、かって賞金王をとって出場の招待を受けながら「自分のゴルフスタイルに合わないから」と欠場した大バカヤローのプロゴルファーが居たっけ。
あいつは金に汚く品位が無く、評判最低のゴルファーだったが...全英オープンが自分のゴルフに合わないって(笑)、一体あいつのやっている「ゴルフ」ってのはなんだったんだ?


そんなスコティッシュオープンの中継で、一番気になったのがチラッと移ったイラストの様な光景。
7月だと言うのに、冷たい強い風が吹き横殴りの雨が降る中、年老いたギャラリーがまるで真冬の様にダウンやら雨具やらを着込んでまん丸になって、傘を斜めにしてそれに隠れるように座り込んでいる姿。
日本ならば真冬の格好で、雨に濡れながらも動かずにじっとプレーを見ている。
アナウンサーが、この日は日本でいえば11月の寒い日の様な天気だと言う。

...これが英国のハイランド地方なのか...


こちらでは体温を越そうかと言う暑さが続く中、来週は全英オープン。
ハイランド地方は、来週も日本で言えば11月下旬の様な気温で、雨も振ると言う予報。
見ていれば、少しは涼しくなるかもしれない。

あのギャラリーのご老人、寒さで体を壊さなければいいけど。

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タイのヒーロー トンチャイ・ジャイディー   (2016年7月4日)

Bu160704ずっと気になっている男だった。
欧州ツアーで戦っているトンチャイ・ジャイディー...まず名前が気に入って注目するようになった。
タイのキックボクサーの様な精悍な表情と、小柄で非力だが歯切れの良いゴルフ。
絶対的に飛距離は無いが、粘りと小技で淡々とプレーを続けるその態度は、東洋の武人の風格がある。

先週の100回記念(欧州最古)のフランスオープンで、2位を4打引き離して、46歳200何日かと言う「最年長優勝」の記録をおまけにして優勝した。
これで欧州ツアー8勝...「いつの間に」と言う感じだが、今の日本選手には無い逞しさと強さを感じるプロゴルファーだ。

タイ人の他のゴルファーと言うと、日本ツアーに出ていたプラヤド・マークセン(現在はシニア)が知られているが、今の世界のツアーではタイ出身のプロの勢力がもの凄い勢で伸びて来ている。
男子プロではトンチャイ・ジャイディーの他に、若手のキラデク・アフィンバーンラトが欧州ツアーで2勝して度々優勝争いに加わって来ているし、日本女子ツアーではポラニ・チュティチャイが優勝した。

そしてなにより凄いのが、米女子ツアーで初優勝からいきなり3週連続優勝を勝ち取ってしまったアリヤ・ジュタヌガン...僅か20歳ながら、そのスケールの大きなゴルフは韓国選手に席巻されていた米女子ツアーにその勢力図を一気に書き換える程の衝撃を与えている。
このアリヤと共に姉のモリヤ・ジュタヌガンも女子ツアーに参加しているので、これからはタイのゴルファーの活躍を頻繁に聞くことになるだろう。

そんな日米欧全てのツアーで一気に活躍しだしたタイのプロゴルファー達の、「先兵」として道を開いて来たのがこのトンチャイ・ジャイディー。
他の活躍しているタイ人プロの殆どは裕福な環境出身ということだが、このジャイディーは貧しい育ちで、16歳で道端に落ちていた5番アイアンのヘッドに竹の棒を差し込んで見よう見まねでゴルフらしきものを始めたのが最初とか...
まるでセベ・バレステロスの逸話を思い出す様な話だが、ジャイディーはその後軍隊に入り、30歳になってやっとプロに転向した苦労人で、2005年に36歳でやっと世界ランク100位以内に入った超遅咲きのプロゴルファー。

育ちも雰囲気も、その戦い振りも...多分、オレが今一番共感出来る(感情移入出来る)プロゴルファーだ。
粘り強く、カッコ悪く、しぶとく、戦い抜いて欲しい。

そして、やがてメジャーの夢も...

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2016年全米オープン最終日   (2016年6月20日)

Bu160620a本当にD・ジョンソンと言う男は、面倒な運命を持った男らしい。
以前の全米プロの時の様に、いい調子で行くと何かの落とし穴に突き落とされる。
あの時は観客が踏み荒らしていた荒れ地の様なバンカー、今回は見ていた所まだアドレスに入る前に動いたボール。
一応ちゃんと付き添いのルール委員に報告して裁定を仰いでプレーを続けたのに、何ホールがプレーしたあとで競技委員に「プレー後に裁定する」なんて事を言われて....
これは無いよなあ...早速、マキロイやファウラーやスピースがツイッターで抗議していたみたいだが、ホールアウト後にいくつペナルティーが課せられるか判らない状態でプレーを続けるなんて、集中力や緊張感の維持が酷く難しくなるだろう。
ペナルティーならその場で宣告してもらえれば、気持ちを切り替えてまた集中して行けるだろうに。
流石にジョンソンもそのあと2ホールばかりは乱れてしまったが、その後はよく持ち直した。
何度も過去に痛い目にあった事が、諦めない強さになったんだろう...反対にチャンスを迎えながら結局また崩れてしまったウェストウッドやガルシアは、勝ちたい気持ちが強くなる分だけ空回りしてしまう悪循環に慣れてしまって「ああ、またか...」なんて気持ちになっているように見える。

これで、D・ジョンソンは短い時間のうちにメジャーを複数獲る事になるだろう。


しかし、見ている自分は彼等のゴルフをまるでドラマのように見ているだけで、自分と比べて興奮するなんて事は全く無くなったなあ。
以前のパーシモンの時代迄は、ニクラスにしてもバレステロスにしてもアイアンの番手なんかせいぜい1番手くらいしか違わなかったし、色々なものが自分のゴルフの参考になった。
だけど、今のあの連中のゴルフと言ったら全く自分達の遊ぶゴルフとは関係なくなってしまった。
何もかもが参考にならない....自転車に乗っている人間がF1のレースを見て、驚き呆れている様な感じだ。
全く共感は無し。
あっちはあっち、こっちはこっち。


で比べてみれば、ゴルフは自分でやっているジタバタゴルフの方が面白い。
多くの普通のゴルファーにとって、彼等のゴルフは自分とは共通のものが全然無いんだから、メジャーの試合にだって興味は無くなるよなあ。

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