間話休題(閑じゃない)

2016年10月 8日 (土)

酒が旨い季節に

Bu20161008

白玉の歯に染み通る秋の夜の...

なんて牧水が歌った季節になった。

(吹く風はもうすっかり涼しくて、夏はもう未練を残しながらも引き返せない遠くに行ってしまった。
終わった恋への未練の様に、いつまでも眩しかった季節にしがみついているのは情け無い。)
...そんな風にこの季節を感じていた時代はとっくの昔に終わっている事に、いまさらながら時の過ぎる事の残酷な速さを思う。

北からの凍える風が吹く迄は、冷や酒の旨さを味わえる幸せな季節だ。
紅葉は間もなく関東の低山迄降りて来て、そこいらの名も知れぬ山や野を名も知れぬ地味な紅葉で奇麗に飾る。
ひんやりとした秋の風は、暑さで緩んだ精神でさえしゃっきりと背筋を伸ばさせる。

もう、摘みに贅沢は言わない。
旨い酒を、「旨い」と飲める事に感謝する。
旨いと感じる、心と身体に感謝する。

遠い友に杯を掲げ、壊れた夢や無くした望みに杯を掲げ、別れた人や懐かしい人に杯を掲げる。


大それた事じゃない...こんな時間を持てる事、こんな酒を飲める事が「悔いない」と言う事じゃなかったか。

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頭を垂れていたって...   (2016年8月25日)

Bu160825

別に負けた訳じゃない。
残暑のきっつい太陽に、顔を背けて疲れ果ててはいるんだけどね。

あれだけ大きく風を受けていた葉だって、もうすっかり枯れて萎んでしまったけれど。
でもまだまだ気持ちだけは、大地に根を踏ん張って、ぶっとい茎で胸を張ろうとしてるんだぜ。

見栄を張っている訳じゃない,,,まあ、たかが痩せ我慢なんだけど。
下を向いているからって、過ぎた時間を悔いているとは限らない。
思い出し笑いして、ニヤついた顔を隠してるだけかもしれないし。


まあ、オレはこの夏を逃げ通したな。
遂に真夏の日の下には出なかった。
それでなくても無防備な頭や、「死にボクロ」とか言うシミが増えて来た顔や、突き出た腹と怪我した左足には「夏」そのものが厳しすぎたからな。
そんな8月の終わりなのに、不意に一陣の涼風が吹く時がある。
不思議なもんだ...あの一瞬の涼しい風は一体どこからやって来るんだろう?
慌ててそこを埋めるようにまた暑い熱風がすぐに吹き込んで来るんだけど、その風が吹いた辺りには赤蜻蛉が飛んでいたりする。



...なんにも無くても、夏は思い出になる。
夏と戦ったひまわりを見て、少し前の自分を思う。

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立秋を過ぎて...   (2016年8月9日)

Bu160809

暦の上では8月7日が立秋。
これは中国から伝わった二十四節気の一つで、「秋に入る日」の意味。
体感的には「これから本物の真夏の日が続く」のに「もう秋」とは違和感があるけど...そもそもこの二十四節気というのは中国の季節に合わせたものなので、緯度経度や気候条件の違いから本当の日本の季節の移り変わりとは微妙にずれているように感じる。

ただ、いかに空が青く、入道雲がそびえ立ち、蝉が鳴き、日向ではチリチリと焼ける音がする程の太陽の強烈な陽射しがあろうと、周りにはいつの間にか「夏の終わり」が始まっているのを感じるのが面白い。

蝉の鳴き声の中を赤蜻蛉が飛んでいる。
生い茂った雑草が、それぞれに実をつけ始めている。
雄大な姿で聳え立つ入道雲の上に、細い秋の筋雲が見えるようになる。
...そして、いかにも「夏の花」らしく、太陽に顔を向けて胸を張って咲き誇っていた向日葵が、流石に疲れたように頭を垂れている。
まるで燃える炎の様に、中心から四方に向けて華やかに咲いていた黄色い花びらは、もう残り僅かになって元気無く萎びて、かろうじて花芯に張り付いている。
鮮やかな黄色は所々剥げて茶色に変わり、大きな葉もあちこちに穴が開いてボロボロになっている。
スッキリと胸を張っていた幹は、大きく腰を折って花は真下を向いている。
その姿は、かって栄華を誇った強者の末路の姿とも、戦って破れた敗残兵の姿のようにも見えるけど、その身に抱えた種の姿が「どっこい、ただ負けた訳じゃない」なんて呟いているようにも見える。

でもね、オレの目にはお前は凄くカッコ良い。
「咲いてる姿は格好良かったけど、枯れると汚いな」とか、「みっともないから切っちゃおうか」とか、「あとは種から油を取るだけか」なんて、みんな勝手に言うけどな。
少なくともオレの散り際の姿なんて、絶対にお前よりカッコ悪い。



お前の様に枯れ際を全うするのはな....本当に難しい問題だ。

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2016年10月 7日 (金)

酒とゴルフの日々に...また乾杯   (2016年7月22日)

Bu160722昨日は、ダッファさんとのヒッコリー宴会。

来るべき近い未来...「秋には宴会&ヒッコリーゴルフラウンドを、遠方のパタマンさんもご一緒にやる」と言う話を具体的にすると言う口実のお酒飲み会だ。
飲むのはダッファさん行きつけのお店「つるべ」。
私もここはお気に入りで、昔の様にしょっちゅう都内で打ち合わせや〆切があった時代だったら、実に居心地の良い「行きつけ」の店になっていたはずの居酒屋だ。
何より日本酒についていつも勉強していて、客に「美味い!」「旨い!」と言わせる為の勝負をして来るのがいい。
以前御徒町にあったお気に入りの店...利き酒師でもある店長が「今日は何杯で?」と聞いて来て、「3杯」とか「4杯」とか答えるとその3杯・4杯で酒をいろいろ替えてストーリーを作ってくれる。
もちろん最高に旨い時もあれば、「これ違うだろ?」なんて時もあって実に楽しい。
大体我々普通の酒好きが、毎年出来て来る沢山の純米酒の中から一本一本飲み比べて「あれが旨い」とか「これがいい」とか判断出来るはずが無い...真面目にやってたら金も続かないし、その前にアル中になって肝臓壊しちまう。
だから殆どの自称「酒が判る」とか「酒に詳しい」なんて連中は、名が知れて一定の評価を得た酒を通ぶって推すようになる...酒なんて毎年味が違って、いきなり旨く「化ける」酒もあれば、「ひでえ!」「こんな味になっちまったか!」なんて悪くなる酒もあるのに。
それをこうした店の主人が、毎回仕入れた酒の味をチェックして「今年はこの酒が旨くなりましたよ」とか「これが今は旨いです」なんて教えてくれるのは実に有り難い。
「つるべ」の主人は、今回は「3杯コース」を設定してくれていた。
まずはあの竹葉に似た「端麗辛口」純米酒、それから荒っぽい「斬九郎」、そしてちょっと味の濃い辛口純米酒...だったっけか...「正直酒の名前を覚えていない」(笑)。
酒の名前覚えるより、旨いんで飲むのにばっか集中してた(笑)。

まあ、その間に「甘酒のみのダッファ」さんに辛口純米酒の旨さを教育してあげたり、店主が純米古酒を御馳走してくれたり...

楽しい時間をたっぷり過ごしている間も、ヒッコリーラウンドのコースは何処がいいか、とかあと一人ヒッコリーでラウンド出来て酒も楽しい人は誰かいないか、とか...この件はダッファさんが後でまとめる事になった(我こそはって言う人が居たら申し出てね)。

で、その後彼がどうしても紹介したいと言う、女性が一人で頑張ってやっていると言うフランス料理の店に...行こうとしたら「今満席」と言う事で、やはり彼のお気に入りの若い男性が一人でやっているバー「クリフ」に。
ここで酔っぱらいダッファさんがクダを巻いて時間を過ごし、「とげ丸」と言うフランス料理の小さな店の席が空くのを待って、やっとお店に。
ホワイトタイガーさんの境遇に似た魅力的な店主の洒落た料理に、ワインを飲んで...ダッファさんが沈没寸前になった所でお開きになったのでありました。

最後のワインを除いて、この日は旨い端麗な酒ばかりを飲み続け...今日も二日酔いも悪酔いも無く目が覚めて。



昨日の酒は美味かった。
...そういえば、つるべで二人しみじみと言ったっけなあ...

「こんな年になって、まだ旨い酒が飲めてゴルフが出来て...我々はいい人生なんじゃないですか?」

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ガード下のセッション

Bu160626「音楽」と言うものに、昔からコンプレックスを持っている。
聞くことは好きなのに、歌えない演奏出来ない楽譜や音楽の理屈や意味が分からない。

それに絵やイラストと違って、前にいる人に直接自分の表現したいものを訴えることが出来る。
「人前であんな風に音楽を表現出来るなんて...なんて羨ましいんだ」
そんな気持ちを若い頃からずっと持ち続けている。


たっぷり酒を飲み且つ歌った帰り道。

ガード下の騒音の中
聞こえて来るドラムのリズム

人の輪の中
ラッパと太鼓と笛の音

多分男3人のジャズバンド

良いのか悪いのかなんて判らない
ただ
出来るならもう少し静かな場所で
酒飲みながら聞いていたい


車の通る音、電車の通る音、人の話し声。

...音楽を一番楽しんでいるのは、やっている彼等自身だな。

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味     (2016年6月9日)

Bu160609世間じゃあ、「苦労する程味が出る」なんて言うけれど...ありゃあどうなんだろうね。

オレなんか貧乏人の出だから(自慢じゃないが今だって貧乏人だ!)判るんだけど、苦労ってのは良い味になるとは絶対に限らないんだよね。
今迄知り合って来た人間のうち、「この人は根っからのいい人なんだなあ」なんて感じた人は、ほぼ全員いい所の出で経済的に恵まれていて、生活の苦労なんて味わった事が無いんじゃないかって人ばかりだった。

大体「生活の苦労」ってのは、幼い頃から弱肉強食の世界を体験させられ、油断すれば足元を掬われ、「人が良い」と言う事が「馬鹿の代名詞」に使われる世界で、生き続ける苦労の事だ。
この世界を経験し続けて、捻くれた性格にならない事は難しい...「苦労」は人を作るより壊す事の方が多いんだ(もちろん、中には少数だけど神様の様な人物も居るんだけれどね)。
その世界を、勉強ができた事を武器にのし上がって行った男の代表が、某公私混同都知事のような「品性無き成功者」って訳だから、人間てのは切ないもんだ。
苦労すれば味が出るって言ったって...その苦労が人を押しのけ、どんな手を使ってもいいから競争を勝ち抜こう、なんて意味の苦労だったら...品格のある「いい味」なんかになる訳は無いんだよね。


そして、そんな戦いに負け続けたオレのような俗物は、「諦める事」が積み重なって「味」になるって世間は言う。
しかし、しかし、そんな「諦め」が積み重なった味なんて、いくら積み重ねたって「出汁の効いた」良い味になんかなるわきゃないんだ。
せいぜい積み重なったオレの「味」なんて、「苦さ」と「酸っぱさ」と口がひん曲がる「渋さ」を足した、賞味期限切れの缶詰の味ぐらい。


...いい年になって、しみじみ考える。
せめて、酒の肴になるくらいの「人生の味」がオレについてれば...
せめて、「ほろ苦さ」程度の味に薄まっていてくれたなら...

諦める事が今日も一つ。
これを、積み重ねて、発酵させて、じっくり寝かして....

オレにも少しはいい味がつくように、今夜も安酒で「諦めの酒」をもう一杯。

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あたしは...男に負けないよ!   (2016年5月26日)

Bu160526

向こうの4人席から聞こえた言葉。
着慣れたスーツ、細くはない体格で、しっかりと黒髪を肩迄伸ばした女性が笑っておりました。

仕事も酒も、あたしは男に負けないよ。
高笑いしつつジョッキを飲み干す姿には、しっかり女性の魅力もありました。
もちろんそれを上回る迫力も。

酒を飲むなら心意気、話をするなら大人の色気、男も女もすべからく。
そうじゃなければ、ただの酒に溺れた酔っぱらい。

かの女性、ちゃんと気遣い出来ておりました。

そんな酒絡みの人模様、酒の摘みに最適で酒も美味しくなりますな。
もちろんこちらの席の話も盛り上がり、あの人この人の噂話はみんないいことばっかりで、
陰口悪口嘘話なんて酒を美味しくさせない話は、全く一切出て来ない。
それは気持ちの良い酒でした。



あたしに任せておきなさい!
そんな声がまたまた聞こえて来る頃は、居酒屋全体に笑い声が溢れておりました。

時は5月。
まだ夏には早い、風が気持ちの良い夜の事。

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2016年10月 5日 (水)

春はあっという間に   (2015年5月20日)

Bu150520

もう、梅雨入りの声が聞こえて来るんだなあ...

一番心地よい季節なんて言う5月が、あっという間に過ぎて行く。
時が駆け足で過ぎて行くのは、十分判っているはずなのに...結局、すり抜けて行く時間を捕まえようなんて事が出来るはずも無いって事を、思い知るだけの日々。

後悔しないようになんて思いながら、日々後悔し...「しっかりしろよ。俺!」なんて言いながら、やる前から言い訳を探してる。
まったくしょうがないヤツだ。
年をとる事が、何の役にも立ってない。

で、一日の終わりに酒を飲みながらつじつまを合わせている。
結局、「俺は俗物なんだ」と諦める事で一日は終わるんだけどね。

しょうがない。
しょうがない。
今生きている事が、十分過ぎる程の幸運の結果なんだから。

腰を痛めたのも、毛が無くなってくのも、腹が出て来るのも、金が無いのも、モテないのも
そんなこたあ、ホントに大した事じゃ無い。
ああ、ホントにホントに、大した事じゃあない。

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酒が旨けりゃ (2015年4月29日)

Bu1504291

とりあえず、幸せ。

「つるべ」にて、ダッファさんと一杯。
つるべのマスターに「おまかせ」の酒コース。

一杯目に、あの竹葉と同じ旨さを感じる「閃」。
そこから2杯目、3杯目、...4杯目、5杯目...(笑)。
摘みは酒に合うようにと刺身を揃えていただいたが、残念ながら良い青魚が無かったとか....刺身は十分旨以上に旨すぎて、青魚に合うかどうかを判断するのは...酒も肴もそれだけで旨ければ十分幸せで、それ以上判断するのは飲んべには無理(笑)。

合間に若い気合いの入った酒蔵の試作品とかを飲ませていただいたり、以前「ゆうかり」での私の「いつもの」コース....竹葉〜田酒〜船中八策〜竹葉...に対抗するのだと、マスターが選んだコースの酒で「どうです?」という勝負(笑)は実に楽しかった。
そんな判定が出来る程私の舌は肥えてはいないので、どれを飲んでも「旨い!」と感じてしまうのはただの酒飲みの意地汚さ、なんだよなあ...マスター、申し訳ない!
...贅沢言って選別出来る程、酒の味が判っている訳じゃありませんのです...わたしは。
ただ、何度も行って飲んでいるうちに、自分の飲みやすいコースが出来てしまうだけなんで。
メインが「閃」というのだけは、決まりましたけど。

万年青年のダッファさんも、私に付き合って結構飲んだけど大丈夫だったかなあ。
ダッファさんは、同じクラシックアイアン&パーシモン&クラシックパターで平気でラウンドする変態仲間(笑)。
糸巻きボールが無くなりつつあるのが残念だけど、今のボールを使っても今年も変態ゴルフ道まっしぐらと言う事はお互い確認...ゴルフはスコアじゃなくて、遊ぶスタイルが大事です(キッパリ!)。

で、今回は久しぶりにお絵描き道具を引っ張り出して、飲み・食い・描く...いけません、しばらく描いてなかったので手が動かない。
でも、これを切っ掛けにこちらもこれから再開するつもりになりました。

ちょっと飲み過ぎたけど、純米酒だけだったので二日酔いにもならず....今日は良い休日です(笑)。

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2011年8月17日 (水)

別れと・・・

Bu10817

夜が来るから朝が来る

冬が来るから春が来る

別れがあるからまた逢える

ちっぽけな慰めかもしれないけれど
同じではいられない世界は
変わると思うから救いもある

忘れた方がいい事もあれば
覚えていた方がいい事もある
人それぞれだし
事情もそれぞれ

いやだと言っても
朝は来る


(ブログ「人・酒・旅」より)

昨日、京都の大文字焼きが行われた。
結局、陸前高田の千本松原の薪から放射能が検出されたとかで、東北の人が書いた祈りは別な薪に書き写されて燃やされたようだ。
思うのだが、陸前高田と福島原発は240キロ離れている。
ここの松に放射能が検出されたなら、東北どころか東京を含む関東の何からでも放射能は検出されるだろう。

今回の京都の人間の陰湿な放射能拒否の騒ぎは、福島原発が水素爆発を起こした当時の世界の反応と同じだ。
あの時、ドイツで日本人の女性が乗り合わせた電車の席で隣に座った男に話しかけられ、「日本人か?」の問いに「そうです」と答えると、「日本人は放射能に汚染されているから」と席を立った・・・と言うニュースがあった。
普通に考えれば、240キロ離れた松から放射能が検出されるなら、それ以内、いやその外側だって全てのものが多かれ少なかれ放射能に汚染されてしまったと考えるのが普通だ。
それを拒否するなら、行き着く所は「京都に東北や関東の人間は入って来るな」となるんじゃないか?
それが想像出来る騒ぎだったから、今回の京都の事件はもの凄く嫌な感じがしたのだ。
でもその京都だって、原発事故の影響からは逃れられないのが真の現実だろう。
本当は放射能がいやなら、日本を出て行くしかない状況まで来てしまっているのではないか。

我々は諦めて、何処かで放射能と折り合いを付けて暮らして行かざるを得ないんじゃないか。

そして、こんな事態になった原因と責任は絶対に突き止めて公開しなくてはならない。
原子力発電の真の安全性の厳しい検証。
津波があるとの警告を、無視した東電の責任者、および組織への追求。
この事態に人災がプラスされたのかどうかの追求。
そしてこの事故に必死に対応し続ける人たちの、真実の記録。
それに携わった人達のその後の健康。
そして、今はてんでんばらばらに言われている、放射能の本当の影響。

それがはっきりしない限り、東北の津波で亡くなった沢山の人々への想いが放射能によって汚され続けているような気がしてしょうがない。
...お盆の前後にある夏祭りは、本来「鎮魂」と「再生」の思いが根底にあると思う。
その夏祭りが、関東・東北の色々な所で中止になっているのもおかしい。
遠くで開かれる観光のエセ祭りなんぞで、そんな東北や関東の人々の思いなんて判ってもらえるはずがないのに、仏教に共通する行事だからと甘えた結果、こんなことになる。
結局、京都という土地とそこに住む人間がどういうものかよく判った、という事が後に残っただけ。

東北や関東の思いは、地元で大事に繋いで行くしかないものだ。
別れを汚すような事は、もうこれ以上しなくていい。

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