不整脈 カテーテルアブレーション体験記

2017年5月25日 (木)

術後10日目の運動(ゴルフ練習場)

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手術後、歩いてはいたが運動らしい運動はしていないので、ゴルフ練習場に200発程打ちに行く事にした。
のんびりとした散歩の様なものから、ちょっと瞬発力や激しさもある運動で心臓がどうなるかの確認だ。
それに6月5日にある漫画家コンペに参加予定なので、心臓に負担をかけないスイングの模索も兼ねて色々やってみた。
N先生からは「思い切り振るのはまだ避けて下さい」と言われていたので、あくまでハーフショットからクォーターショット迄。
まず感覚的に左わきを締めて振ると心臓にプレッシャーがかかりそうなので、セオリーである「左わきを締めてスイングする」は無視。
左わきにタオルを挟んだら、どこででもタオルが落ちるようにするイメージだ。
バックスイングではそうすると肩が入り難いので、上半身ごとターンして左わきは開けたまま手を挙げる。
右膝が動かなければ、普通にスイング出来そうだ。
ダウンからインパクトも、意識的に左脇を締めない。
ただこのままだとシャフトが寝てしまうので、左肘を下に向けておく事をイメージ...すると多少は左わきがしまってしまうが「左わきを絞り込む様なイメージ」は絶対に持たないようにする。
うん、なんとか楽しめそうだ。
1時間で200球、汗をかく程に動いたが脈の飛びは出なかった。
手術以来、(4500ポイントも焼いたからだと思うけど)心臓の位置がいつも感じられる感覚(痛みとは違う)があるが、それ以上の違和感や不快感は出ない。
ありがたい。
この程度の運動なら大丈夫だ。
ただ、ゴルフと言うものはスイングではなく野山を歩く事、斜面を上り下りする事が「運動」の大きな要素で、それに天気の暑い寒いが心臓に影響して来る。
手術後ちょっと早い感はあるけど、5日のラウンドはちょっとでも具合が悪く感じたらリタイアするつもりで臨む。
もしこれが何事も無く乗り越えられれば、手術後の経過は素晴らしいと言えるはず。
楽しみでもあり、不安でもある.
心臓に簡単に乱れが出ない事が、日々安心感を増して行っている。

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2017年5月24日 (水)

手術後一週間の状況  (2017年5月22日)

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15日に手術してから1週間経った。
現在胸の痛みもすっかり無くなり、小便時の痛みももちろん何も無い。
一応手術後1週間は「安静にしている」と言う事は当たり前なのだが、どうしても「運動不足のただのデブ」と言う自分の現状が許し難く、少しずつでも動いてみようと19日(手術後4日目)に外を歩いてみた。

これが大変だった。
歩き出すとすぐに心臓の辺りに不快感...いつもの脈が「飛びそう」とか「乱れそう」って時に感じる感覚だ。
手首で脈を取ると...やっぱり脈が飛んでいる。
しょうがないのでそのままゆっくり歩き出したが、1キロも歩かないうちに完全に不整脈の発作状態になってしまった。
「ああ、手術したからってそう簡単には治らないのか」なんて、かなりがっかりしながら木陰のベンチに腰を下ろす。
「こうなると一週間は続くんだよなあ、この状態」なんてため息をつきながら、若葉の木々を見ていた。
と、「あれ?」...胸の不快感が無くなっている。
手首で脈を取るとなんと、かなり脈は速いけど乱れは無く「ドッドッドッ」と規則正しく打ち続けている。
これは驚いた...今迄は一度脈が飛び出すと最低2〜3日、発作で完全に乱れてしまうと1週間はその状態が続いて、すぐに回復するなんて事は一度も無かった。
「へえー...」としか言葉が出なかった。
その後それほど長くはない距離の散歩を続けたが、もう一度「飛び」が始まって、それも座って静かにしているとまた元に戻った。

その二日後、真夏日となった暑い日の夕方にも散歩に出る。
暑さの中普段よりずっとゆっくりだが4千歩程の散歩。
この時は脈は速くなったが不整脈は起こらなかった。

酒は全く飲んでいない。
普段なら一杯飲みたい所はノンアルコールビールで我慢している。
これは最低2週間は続けるつもり。

でもこれからが楽しみだ。

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今日の朝、N先生から電話があった。
その後の状態のチェックとブログを読んで頂いての間違いについてだった。
その間違いは、先生から「普通の人の倍の厚さの筋肉」と言う話を聞いて、ネットでそれを調べたら「肥大型心筋症」というのが当てはまると思って記事を書いたのだが、私は「肥大型心筋症ではない」との事。
筋肉が厚いのは心房部分で、心室の厚さは普通と言う事だった。
これは個人の「個性」の範囲で、病気ではないと教えて頂いた。

ネットから得る情報と言うのは、その情報の「表に近いほんの一部」と言う事は感じていたが、この件も「検索すると引っかかる上っ面の部分」で「その下にある基本の大きな情報は見えて来ない」と言うネット世界利用で陥りやすい間違いだと感じた。
便利にはなっても、それが合っているかどうかを知るにはやはり膨大な勉強が必要なんだよねえ...
気をつけなくちゃなあ。

さて、今の所は順調、だと思う。
今週は練習場にも行ってみようと思うし、歩くスピードも速くして心臓に負荷もかけて試して行きたい。
なにしろ、今迄と違って不整脈を起こしてもすぐに回復するんだし。

もちろん、無理はしない。

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2017年5月22日 (月)

手術後一週間の状況

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15日に手術してから1週間経った。
現在胸の痛みもすっかり無くなり、小便時の痛みももちろん何も無い。
一応手術後1週間は「安静にしている」と言う事は当たり前なのだが、どうしても「運動不足のただのデブ」と言う自分の現状が許し難く、少しずつでも動いてみようと19日(手術後4日目)に外を歩いてみた。

これが大変だった。
歩き出すとすぐに心臓の辺りに不快感...いつもの脈が「飛びそう」とか「乱れそう」って時に感じる感覚だ。
手首で脈を取ると...やっぱり脈が飛んでいる。
しょうがないのでそのままゆっくり歩き出したが、1キロも歩かないうちに完全に不整脈の発作状態になってしまった。
「ああ、手術したからってそう簡単には治らないのか」なんて、かなりがっかりしながら木陰のベンチに腰を下ろす。
「こうなると一週間は続くんだよなあ、この状態」なんてため息をつきながら、若葉の木々を見ていた。
と、「あれ?」...胸の不快感が無くなっている。
手首で脈を取るとなんと、かなり脈は速いけど乱れは無く「ドッドッドッ」と規則正しく打ち続けている。
これは驚いた...今迄は一度脈が飛び出すと最低2〜3日、発作で完全に乱れてしまうと1週間はその状態が続いて、すぐに回復するなんて事は一度も無かった。
「へえー...」としか言葉が出なかった。
その後それほど長くはない距離の散歩を続けたが、もう一度「飛び」が始まって、それも座って静かにしているとまた元に戻った。

その二日後、真夏日となった暑い日の夕方にも散歩に出る。
暑さの中普段よりずっとゆっくりだが4千歩程の散歩。
この時は脈は速くなったが不整脈は起こらなかった。

酒は全く飲んでいない。
普段なら一杯飲みたい所はノンアルコールビールで我慢している。
これは最低2週間は続けるつもり。

でもこれからが楽しみだ。

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今日の朝、N先生から電話があった。

その後の状態のチェックとブログを読んで頂いての間違いについてだった。

その間違いは、先生から「普通の人の倍の厚さの筋肉」と言う話を聞いて、ネットでそれを調べたら「肥大型心筋症」というのが当てはまると思って記事を書いたのだが、私は「肥大型心筋症ではない」との事。
筋肉が厚いのは心房部分で、心室の厚さは普通と言う事だった。
これは個人の「個性」の範囲で、病気ではないと教えて頂いた。

ネットから得る情報と言うのは、その情報の「表に近いほんの一部」と言う事は感じていたが、この件も「検索すると引っかかる上っ面の部分」で「その下にある基本の大きな情報は見えて来ない」と言うネット世界利用で陥りやすい間違いだと感じた。
便利にはなっても、それが合っているかどうかを知るにはやはり膨大な勉強が必要なんだよねえ...
気をつけなくちゃなあ。

さて、今の所は順調、だと思う。
今週は練習場にも行ってみようと思うし、歩くスピードも速くして心臓に負荷もかけて試して行きたい。
なにしろ、今迄と違って不整脈を起こしてもすぐに回復するんだし。

もちろん、無理はしない。

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2017年5月20日 (土)

入院そして手術...その3

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遠くから名前を呼ばれて返事をしたり、「今何時?」と聞いて「もう8時よ」と返事されて驚いた事は覚えている。

が、まだ麻酔が効いていたらしく、それらはぼんやりとした霧の向こうの出来事の様で、いつの間にかまた寝てしまったようだ。
ただストレッチャーからベッドに移す時に、90キロオーバーの重さは看護婦さんには厳しかったようで、若い看護婦さん4人掛かりで気合いを合わせて頑張ってもらったのを恐縮していた自分は記憶に残っている(なんか重くてゴメン、と謝ったような気がする)。
体重を減らさなければいけないよねえ...って、この日は俺よりもずっとありそうな大男がもう一人居たんだから、ホントに看護婦さんも災難だったよなあ。

はっきりと目が覚めたのは、午前2時。
「なんでこんな時間に?」という疑問は、耳元に響いて来るとなりの大男の鳴き声吠え声ですぐ理解した。
「あああ〜」とか「ふうううう〜」とか「おおおううう〜〜〜」とか、苦しそうな痛そうな声を出しっ放しだ。
「やっと静かになったか」なんて思った途端、豪快ないびきが聞こえて来る...が、間もなく唸り声と言うか哭き声と言うか、大きな声を出しっ放しにする。
「この部屋には他に5人もいるんだ、でかい図体してるんだから少しは我慢しろよ!」なんて怒鳴りたくなる...もちろん言わなかったけど。
(この男、昼間も食事以外に袋菓子をバリバリ破り、「バリボリバリボリ」と大きな音を立てて何か食ってるし)

気になったのは胸の痛みと言うか、息が詰まる様な胸の苦しさ。
横になると心臓の辺りが痛い様な気がして、起きると食道の当たりが息苦しく少し痛む...長い手術時間と合わせて「ひょっとすると手術が上手く行かなかった?」なんて不安も湧いて来る。
しかし、この点は昼になってN先生が来てくれて、そういう疑問点一つ一つに丁寧に答えてくれ、「間違いなく手術は上手く行きました」と言う言葉に心底ホッとする。
(昨日3人分、12時間近く手術をしたと言うのに、今日は平気で朝から外来も見ているそのタフさには脱帽です。)

そして、また気持ち悪い導尿の管を外した後、大変だったのは排尿の度の激痛!(無理して出そうとして痛かった先っぽに近い部分が、排尿の度に焼け付くように強烈に痛む...ただこの痛みの度合いは徐々に弱くなって行った)

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先生の話では、私の心臓の筋肉は普通の人の倍の厚さがあるそうだ。

その為に普通の人なら3000ポイント程の処置が、4500ポイントくらい時間をかけてやることになり、手術の時間が多くなったとか。
「筋肉が厚い」と言うと良いことのように聞こえるが、調べてみるとこれは「心筋症」の一種で決して良いことではなく、様々な病気の原因ともなる状態らしい。
今後の人生を後悔せずに送る為には、かなりの「摂生」が必要なようだ。
まあ、自分の俗物・意志薄弱・誘惑に弱い性格は判っているから、それは一番大変なことなんだけど。

胸の痛みと、多分これは関係ない寝ていて感じる右横腹の鈍痛はあったけど、予定通りに17日に退院。
その日は家に帰ってから羽を伸ばすつもりだったけど、あの隣の男のおかげで寝不足が続いていたため、帰り着くとすぐに自分の布団に入って爆睡してしまった。
正直凄く疲れた。

胸の状態は今の所まだ安定しないで、これからどうなるか判らないと言う感覚だが、先生の話では良くなった感じが判り始めるのに一ヶ月。
完全に回復するには3ヶ月はかかると言うこと。
つまり、完全復調は8月半ば、と言うことだ。

これから本調子になる迄にまだ何度も病院に行く予定だが、とりあえず退院でエピソードの第一幕は終了。
続いて、今後の回復過程も折りに触れて報告して行く。

初めての入院(病気で、と言うこと。怪我なら結構あった)で、あらためて医師・看護婦(敢えて看護士と言わない...現実に接して世話をかけるのは女性の看護士さんだから)さんの仕事の厳しさが実感出来た気がする...そして医療技術の進歩も。

N(中原)先生は、「今ではこうした技術を、以前迄のように一部の「名人」のものにしておかないで、誰がやってもベストの結果が出せるように新しいシステムを作っています」と言っていたが、あの手術室で見かけたシステムがそうらしい。
すなわち「手先指先の感覚の世界から、繊細なタッチを数値化してどんな医師でもミスの無い結果を残せる」様になるらしい...これは患者にとっては有り難いことだろう。

未だに自分では、あの人間の体の中で一番激しく動き続けている臓器である心臓を、動かし続けたままピンポイントで焼いて行く処置、と言うのは信じられない「神業」としか思えない。
(だからこそ失敗例の聞こえて来ない「名医」と呼ばれる人に頼りたくなるんだが...)
全く知らなかったけど、今はそうした方法はかなり一般的になって来ているそうだ。


年をとったり肥満になったり、運動不足や思わぬハプニングなどで、今後この手術を受ける人は多くなるはず。
自分もこれからどうなるかは全く判らないけど、こんな記事が参考になれば良いと思う。



...俺も、仕事で何か人の役に立つことを後に残せたら良いんだけどなあ...



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2017年5月19日 (金)

入院そして手術...その2

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あれだけ隣の大男に大騒ぎされて、少しビビってた導尿の管挿入も大した事無く無事済んだのだけど...
少し経つとジワリジワリと「小便をしたい」と言う感覚が強くなって来る。
「こういうものなのか?」とは思うけど、30分も過ぎるとそれが強い「尿意」となって来た。
ベッドの横になっていると、丁度寝小便間際の下腹部の「小便満タン感覚」が強くなって来て汗が出て来る。
座っていると、今度は少しずつ「キリキリ」と言う感じで尿意プラス痛みまでが強まって、チンチンを抑えて「ああ、トイレに行きたい」と勝手に声が出て来る。
1時間も過ぎると、もう立って足をもじもじしている格好だけが我慢出来る姿勢になった。
それが2時間経っても、まだそのまま待ち続ける...もう足踏みをしっ放しで、あそこを抑えて唸るばかり...
この感覚はビールの大ジョッキを3杯飲んで、もう限界だからとトイレに行くと...何と10人以上が並んでいて、「自分の状態じゃあ絶対に間に合わない」と感じた時の絶望感。
あるいは、トイレを我慢し続けてやっと駆け込んだ目当てのトイレが工事中で閉鎖されていた時の世界の終わり感。
そんな状態で3時間近くになると、もう見栄も外聞も無く、看護婦さんに「なんとかして下さい」と何度も頼みに行く始末。
「どうしようもなければ、トイレで試しに出してみて下さい」と言うので、便器に座ってもう根元迄満タンの(感覚の)尿を出そうとしたら...「出る」と言う感覚の場所でもの凄い激痛!
「イテテテテテ〜」とトイレで一人声を殺して悶絶する自分の姿が情け無い。
もちろんこの試みは、管が入っているので一滴も出ず、強烈な痛みだけがしばらく残っただけ。

やっと順番が来てストレッチャーに乗ったのは、15時10分。
この3時間の苦しみは、ちょっと長過ぎた...1時間なら、それほど苦しまずに待っていたものを。
最後は排尿を我慢していた為の貧血寸前の脂汗と全身の強張りのために、久しぶりに脈が飛び、不整脈の発作が起きてしまった。
でも、「丁度いつもの発作が起きたので、手術ではこれを必ず止めてもらえていいかも知れない」なんて考えが頭を過った。

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スチレッチャーに乗せられて、二人の奇麗な看護婦さんに運ばれて行くのは、古くはベン・ケーシー、あるいは救急救命室ものなんかの映画やテレビで見た光景だけど、自分が運ばれて行く事になるとは思わなかったなあ..

廊下を曲がり、エレベーターに乗り、たどり着いたのはえらく明るい手術室。
大きなモニターが三面並び、色々な計器が置かれていて、二人の青い手術服(?)の看護婦さんと何人かの技師さんと、それにN先生ともう一人のお医者さん...「ん?、二人で手術するの?」と言う事が頭に残った。

手術台の上にセットされて、いよいよアブレーション開始...
まず麻酔をするらしいが「麻酔を入れました」「眠くなって来たでしょう?」
「え?」...感覚的に全く変わらない...で「なにも変わりませんが」
これがいけなかった。
「じゃ、少し増やしましょう」と言われると、間もなくフワーと眠気がやって来た。
「あ、効いてきました」と言った後...完全に落ちた。
その後の記憶は、手術後に先生から呼びかけられた時に返事をした事と、娘や奥さんに呼びかけられた時に「今何時?」と聞いた時迄無い。
「もう8時よ!」と聞いて「え、そんなに...」と驚いたのを覚えている。
自分じゃ、部分麻酔なのでモニターを見ながら観察したかったんだけど、全く完全に寝てしまってその間の記憶は全くない。

ただ、変な夢は見ていた。
起きた時にも、はっきり覚えている不思議な夢だ。
自分は暗い海に裸で浮いている。
その暗い海の向こうから繰り返し波がやって来る。
その波は何故か熱く苦しく、乗り越えると楽になるのだけど、乗り越え損ねると死んでしまう様な気がする波。
そして不思議な事に近付いて来る波頭は、何故か数字で出来ている。
その熱くて苦しい波が来る度に懸命に乗り越えようとする自分だけど、どう言う訳が苦しくなったら自分のつばを飲み込むとなんとか波を越える事が出来るのを知っている。
乗り越えさえすれば、ホッと安心出来る楽な瞬間が来るのだが、波は果てしなく繰り返して続いている。
苦しい時には体をよじっていた様な気さえする。

...なので、気がついた後はえらく全身が疲れていた。
自分のベッドに横になってからは、殆ど寝ぼけながら、15時過ぎから20時近く迄かかった手術の事を考えていた。
が、また薬の所為か意識は消えて行ってしまった。

が、なんにせよ、「これで、もう不整脈の心配はしなくていいんだ」と言う「安心感」は確かに感じていた。



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2017年5月18日 (木)

入院そして手術...その1

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いやあ、入院そして手術というのは疲れるものです。
今はまだ疲れが残っていて、外に出る木にもなりません。

それで、まだ記憶が鮮明なうちに私の不整脈カテーテルアブレーション手術の体験記を残しておこうと思います。
これはただの記録というより、これから増えて来るはずの同じ様な手術を受ける方々の助けや元気付けになる事を願って、俗物の私の感じたままを描く事にします。
なので間違いや記憶違いがあるかもしれませんが、そこはご容赦を。

13日に独協医科大学越谷病院に入院しました。
入院という経験が初めての為に面食らう事ばかりでしたが、このブログをやっていたおかげでTakeさんを始めとする、この病気に詳しい方々から情報を頂き紹介して頂いたおかげで、ここに入院して中原先生に手術して頂いた事を本当にラッキーだと思います。

まず病室は6人部屋。
左側の窓際だった事がなによりラッキーでした。
隣は同じ日に入院した、同じ手術を受けるまだ40代くらいの若い大男。
身長も体重も私より大きな...どこかによく似た知り合いがいるような気がする「山男」(看護婦さんとの会話で聞こえた)。
特に話しはしなかったが、この男に後で悩まされるとは思わなかった...

1日目の最大イベントは剃毛。
だいたい普通の男は、自分の下半身の毛なんか剃った事は一度もないだろう。
私だって、まさか自分が毛を剃る事になるなんて夢にも思わなかった。
想像では、これはベッドに寝ていてシェービングクリームかなんかをつけてから、電動カミソリでジョリジョリ剃って行く、なんて思っていたのだが...
何とシャワールームに連れて行かれて、下にビニールシーツを敷き、素っ裸で立ったまま電動バリカンみたいのでいきなりゾリゾリ行くという・・・まるで全裸磔でチンポコの周りの毛迄剃られる情け無い姿を想像してみて欲しい・・・いや、決して想像しないほうがいい。
それも、若く可愛い看護婦さんと、ついでに見習いの看護婦さん迄二人にも見られてだ。
当然チンポコなんて恥ずかしがって見えないくらいに小さくなって逃げて行く...

なんか一つ人生の大事な問題をやり過ごした様な気さえするイベントであった。
恥ずかしさを平気になれば、人生変わるとか?

このイベントが終わると、13日が土曜日だった為に14日のなんにもしない日が続く。
この14日があまりに暇な為に、持って行った文庫本10冊は9冊迄読み終えてしまった。


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15日は手術日。

私は3番目で手術開始予定が13時。隣の大男が最初の順番だったらしく、朝8時頃か...看護婦さんの声が聞こえた。
「手術前に導尿の管を入れます」
「はい」
「では深く深呼吸して下さい」
「はあ〜 ふう〜 は〜」

と、瞬間沈黙があったあと
「痛い痛いイタイイタイいたいいたい!!!」の大絶叫。
「わああ」「おううううう!」
「うわああああ!!!」
「痛い痛い! うおおおおお〜〜〜!」
「あ〜 あ〜 あ〜」
「おおうおおうおおう!!」

何時迄続くんだ?と感じる男の泣き声と大絶叫が耳元でガンガン響く。
大分時間が経ってから少しずつ
「ふうう ふうう ふうう」となって行って静かになって行ったが、それでもひっきりなしに「おおうおおう」とうなりつづける。

そんなに管を入れるのって痛いのか?
流石に痛みには強いと自信があっても、ビビリの気持ちが忍び寄る。
しかし、彼が手術室に向かった後、次の順番の私より年長の様な人はそれほどの騒ぎにはならなかった。

ちょっと遅れたが、13時予定なので12時過ぎにいよいよ自分の番の管挿入。
かなり痛みを覚悟して望んだが...これは痛みより、経験した事の無い「気持ち悪さ」。
キモ痛いと言うか、ゾワゾワと鳥肌が立つと言うか、「うわあ」とは声が出そうになる悪寒の連続(もちろん声は一切出さなかった)。
足の指が勝手に開いたり閉じたりする。
しかも途中で上手く行かないらしく時間がかかり、半端な状態のまま泌尿器科の先生らしき人を緊急に呼んでの挿入完了となった。
そんなに大騒ぎする程の痛みでは無いけど、また経験したいとは絶対に思わない感覚だった。

しかし、私にとって今回の手術で一番しんどかったのはこの後だった。

それは次に。

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2017年5月17日 (水)

本日退院しました。

本日退院しました。
隣のトンデモ患者と導尿問題と手術時間と胸の痛みとで、現在疲労困憊中。
入院てのは疲れるものですねえ...
手術自体は大成功との事で、今後のゴルフや酒が楽しみです。

詳しくは明日から報告します。
とりあえず、手術成功のご報告迄...

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2017年5月12日 (金)

いよいよ、明日から入院

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さて、いよいよ明日から入院だ。
そして来週月曜日にはカテーテルアブレーションの手術。

今の状態...不整脈さえ起きなければ全く元気でピンピンしているんだから、敢えて病院に近付きたくはない...というのが正直な気持ち。
しかし、何度かあったあの酷い不整脈の発作状態を考えたら、やはり「踏み切るのは今」と言う事は確信している。
酒を飲む時には脈が飛ぶ事が多くなっていたし、ここ十年以上ゴルフのラウンドの時にはいつも心臓の不整脈の事が気になっていたし、発作が起きているのを感じて思い切りのショットを打つ事が出来なかった。
それがいつかスコアをまとめる事への諦めとなり、粘るへ事の忌避となった。
・・・それでも十分ゴルフは面白かったけど、同伴競技者に迷惑がかかるかもしれないという思いは、ラウンド数の減少に繋がった(稼ぎが少なくなったのも大きな原因だけど)。

で、俺の受けるカテーテルアブレーション、という奴。
他の方のブログでの体験記などを読むと、足の付け根からカテーテルを入れる為に結構大きき範囲の毛を剃らなければいけないらしい....これ、第一の不安。
そして手術前にチンポコに管を入れて自動排尿をさせるらしい...これ翌日迄入れっ放しとかで、これが第二の大きな不安。
手術自体は部分麻酔で、意識はあるままで行われ、約2時間くらいかかるんだとか。
この手術は医師の技術が大きく左右すると言われているので、ブログ読者の方の協力も頂いて、名医と評判の独協大学越谷病院の中原先生にお願いする事で、不安は無い。
が、正直...手術の言うのを怖がっている気持ちはある(根が臆病なので)。

なにしろこういう「入院」というのは初体験(今現在厳しい病気で闘病中の方と比べたら、とんだ甘ちゃんなんだけど)なので。

そして、この手術を良い切っ掛けにして、これが終わったら自分の人生も色々な所をリセットするつもり。
不要のものの廃棄とか、パソコン環境の交換とか、ゴルフスタイルの変更とか...
入院してのやることのない時間中に、気持ちをはっきりとさせて行きたい。

では、これでしばらくブログ更新はお休みします。

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2017年5月 8日 (月)

3D映像の為の心臓CDと経食道エコー検査

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朝の8時半に窓口に言って9時から最初の検査、3D心臓CT検査。
血管に造影剤を入れて、CTで精密な心臓の映像を作る為の検査だ。
受付してすぐに上半身を裸にさせられて、上だけ術着の様なものを着せられる。
腕に点滴のチューブを繋いでこれをぶら下げたものを自分で押して、荷物も全部ぶら下げて検査室に行ったり来たりするのだが、まず右腕に(検査の都合上右腕でなくてはいけないらしい)に点滴を指すのに一苦労。
私の腕は筋肉が硬くて、血管は見えるのに指では全く感じられないと以前から言われていた。
いくら腕を触っても血管の位置が判らないとかで、ベテランの採血の上手い人以外はまず1回では入らない。下手な人だと射し込んでから血管をあちこち探すので余計な痛い思いをする事が多かった...なので、あらかじめ上手い人が一発で射すポイントをあらかじめ言っておく事にしている。
しかしそれは左手なので、右手でなくてはいけないとなると筋肉は余計に硬いのでますます難しい...看護婦さんも相当迷った挙げ句、「エイ!」と....(笑)。
「刺さった?」「ええ、上手く行きました」...て、ギャンブルしたな(イチかバチかでやったろ?)(笑)。

で、この後はこれを自分で押しながら看護婦さんに先導されて、あっちの検査室、こっちの検査室、と移動する。

3DCT検査は、心電図をつけて用意した後、血管に点滴から造影剤を入れる。
「パアッと熱くなりますから」
と言われた通り、急に後頭部が熱くなるのを感じ、爪先や何故か肛門の周囲にも熱さを感じた...が、それはすぐに収まり「はい、終わりでーす」で検査終了。
3DCT検査はそれで簡単に済んだのだが、思わぬハプニングが起きた。
「何か、体にちょっとでも異常がありますか?」
「ほんの小さな事でも良いんですが、変わった事があったら言って下さい」
「...あの、ちょっと腕の内側が痒いんですけど..」
「え?...あれ?」
「ちょっと上全部脱いで下さい」
「アレルギー反応が出てますね」

体のあちこちが蚊に刺されたように痒く、赤い発疹が...
知らなかったけれど、この日使った造影剤にアレルギーがあったらしい。
すぐにそれを抑える薬を入れて、かゆみは収まった。

次は経食道エコー検査。
胃迄は入れなくても胃の内視鏡検査と同じ検査だ。
まず、口の中に麻酔剤を入れて、うがいの姿勢で飲まずに貯めて5分間。
これを2回繰り返すと喉の感覚が無くなる。
そして胃の内視鏡検査のときと同じ姿勢になって、口から内視鏡を入れる。
始めると銅座に「鎮静剤を入れます」と言う声と共に、右腕が急にピリピリと痺れて来てその後楽になった。
ちょっと苦しい瞬間はあったけど、特に問題は無く終了。

「血栓も無く、カテーテルアブレーションに問題はありません」との事だった。

さて、これで今週末からだ。

来週末からは、何も心配なくゴルフが出来、旨い酒が飲める...はず。
それを楽しみに。

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2017年5月 7日 (日)

明日二つの検査

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ここしばらくは酒とゴルフを控えている為か、心臓の状態は良い。
起床時血圧もほぼ140以下から80前後で安定している。
不整脈は起きてはいない。
今のままの状態が続くなら手術なんて考えもしないんだけど、ちょっと酒を飲み過ぎたり寝不足でゴルフをしたりするとまず絶対に脈に「飛び」が出て、かなりの確率で酷い不整脈になるのが判っているので手術を受ける事に迷いは無い。
なんたって、まだしばらくはゴルフを楽しみたいし旨い酒も飲みたいから、ここは医師の腕を信じて不整脈を根治したい...なにしろ「発作性の不整脈」の段階で手術すれば根治率は90%というのだから。

明日の検査は血管内にヨードを入れてCTをとり、心臓及びそれの周りの動脈の3D画像を作ると言うもの。
本物の心臓の前に3Dで立体画像があるなら、あらかじめ地図を覚えて運転する様なもので、やはり安心感が違うだろう。
そしてもう一つが内視鏡のように食道にセンサーを口から入れて、すぐ横にある心臓の様子をエコーで調べると言うもの。
これで心臓内の血栓の様子とか、心臓の弁や形態、機能の様子などを知る事が出来るらしい。

これが無事終われば、今週末には手術の為の入院となる。
ただ、自分には病院の入院生活というものの経験が無いので、やはり不安はある。
不整脈さえ無ければピンピンしているので、じっと大人しく入院していなければならないのが気が重い。
更に手術間際には色々と準備がある様で、それを聞いても気が重い。

まあ、上手く行けば2週間後には安心して外を飛び回っていられるはずなので、それ迄の我慢なんだけど。

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