双眼鏡

2017年4月24日 (月)

(奥さん向け)究極の双眼鏡となったキャノン10x30is

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元々双眼鏡趣味は私だけのものだった。
見る事、見える事に感激や喜びを感じ、「肉眼で見える世界」とは違う「双眼鏡で見える世界」に夢中になって双眼鏡を集めていた私を、かなり冷ややかに見ていたのが本当の所だろう。
私は双眼鏡に凝る前に、天体望遠鏡を買って土星や月・星雲星団の姿を見て喜んでいたけど、それには殆ど興味を示さなかった。
双眼鏡は、世界の名器を覗かせてみても「うわあ、凄く立体的に見える!」とか「3Dの強調された立体感だ!」なんて事には感動しても、「揺れて眼が疲れる」と「持っているのが重い」と言う事で、それで終わりだった。

それが例の8x25isでちょっと変わった。
「揺れない」事の見やすさには興味を示した。
それで持っていた双眼鏡を整理した時に、8倍では物足りないので10倍で揺れないものを彼女専用に買ってあげる事にして、手に入れたのがこの双眼鏡。
この双眼鏡で重さは約600グラム。
この双眼鏡よりワンランク上の、光学系自体が世界の名器に引けを取らないキャノンの自信作10X42LISというのが有るのだが(当然値段も倍はするが)、これは1キログラムもあって「とても重くて持ってられない」と言うので、結局選択肢はこれしか無かった。
とは言っても、普通の市販の双眼鏡に比べれば十分に明るく解像度も高く、防振気候を働かせれば「奇麗!」と思わず言葉に出るくらいによく見える。
今は散歩に必ず持って行って、鳥や花、景色や星を見るのに常に使っている。
欠点はボタンを押しているときだけしか防振機構が働かない事と、ゴム部分がベタベタして来る事、防水ではない事。
高額性能自体は劣化していないが、ゴム部分の劣化は眼に余る。

女性用にはそんな事情でこの辺が究極の双眼鏡となっているみたいだが、自分の好みとしてはこれでは不満があった。
そもそもこのキャノンの防振機構はバリアングルプリズムと言う液体を満たしたプリズムでの防振(8X25は違うけど)...極僅かのプリズム透過での劣化や、防振性能の幅が小さいものだった。
これに対抗する防振双眼鏡は、フジノン(ニコンはOEM)から発売されていた。
こちらの防振機構は、ジンバル機構に寄る防振。
これは元々キャノンと違って、軍や救助隊などでヘリや艦船など揺れる乗物から地上などをはっきりと見る為に使われていた、言わばプロ用防振...性能重視で重さや大きさを殆ど無視していた防振双眼鏡を、民生用に発売したもの。

自分用にはこちらを手に入れる事にした。
それは次回。

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2017年4月14日 (金)

双眼鏡趣味の転換の契機となった双眼鏡

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かって、その「見える事」の素晴らしさに魅かれて集めだした双眼鏡は60台以上あった。
はじめは皆が持っている様な、手頃で性能の評判のいいものからオクで落とし始めた。
(絵を描くという仕事柄か、「見る」ことにはこだわりがあった。)
それが集まるにつれ、高級双眼鏡と呼ばれるものの見え味が段違いに良い事がわかり、国内外の「名器」と呼ばれるモノを片っ端から集めるようになって行った。
そういうものは中古品であるオクでも安くて5万、いいものだと10万円を超えるものはざらだった。
ただ、有り難い事にそういう「いいもの」は、手に入れてから色々と持ち歩いて使ってみて自分の好みに合わないものはオクで売りに出す事が出来た。
例えば10万で落としたものは、自分が使った分を考えて8万くらいで売りに出せば、例外無く9万5千円から10万1千円くらいで落としてもらえた。
ちゃんと世間で高く評価されているもの程、殆どプラスマイナスゼロでこうした名器を取り引き出来るので、特別に大きな金がかかる訳ではなかった。

そしてやはり世間の評価の通り、スワロフスキーやニコン、ライカ、ツアイスの高級機はいずれも明るく解像度も凄く、それぞれのメーカーの味もあり、見る事も持ち歩いての満足感も大きかった。

それが、ちょっとした好奇心で手に入れたこの一台で変わってしまった。
キャノンの8x25is...防振双眼鏡というものに興味はあったのだが、双眼鏡マニアの間ではあまり評価が高くなく(解像度が劣る、色合いにキレがない、レンズ性能そのものが低い、等々)、一番安くて小さかったこれを落としてみた。
落札価格は新品同様で2万円台半ばだった。

正直驚いた。
確かに普通に見ると、スワロフスキーやニコンの高級機と比べてみると解像度も明るさも色合いも、とても敵わないと感じられる。
が、実際にほぼ同じ口径・倍率のスワロフスキーとニコン2台とこれを持って行き、アオバズクの巣を見に行った時...「よく見えるように感じる」のと「よく見える」のは違うという事が判った。
ニコンのHGやSE、スワロフスキーなどで覗くと、実に明るく雛の産毛迄がシャープに際立って見える...様な気がする。
対してこの8x25isで覗いてみると、防振スイッチを入れる前はそんな風なシャープで切れる様な印象は無い...それが防振スイッチを押した途端に、その雛の産毛や細かな模様や小さな動き迄が「見える」!

これを表現するのは難しいが、敢えて自分なりの表現で書いてみる。
ただし、これはあくまで私個人の感覚なので、「絶対に正しい」訳ではない。
一般の高級双眼鏡の明るくシャープで豊潤な色彩の見え方というのは、一枚一枚が「そう見えている様な気がする」奇麗な一枚の絵の積み重ねなのだ。
何か(一脚や立ち木など)に腕を固定せずに持ってみていると、どうしても(絶対に)見える像は動き続けていて、じっくり見定めるという事は出来ていない。
常にカクカクと動くパラパラ漫画を見ている様な感じと言って良い。
それに比べると、防振機能を使って像の揺れが止まってみると(あくまで手持ちに比べてだが)、その像はスローモーションの動画で続いて行くアップ画像なのだ。
「見る」のではなく「見つめる」事が出来るという訳。
あの産毛が風になびいてその下の地肌が見える、とか瞬きをするとカワイイ顔になるとか、あの色の隣はこういう色なのか、模様の形はこうだったのか、とかの「発見」が凄い。
「おかしいな、高い方の双眼鏡ではっきり見えていたはずなのに」という気持ちになる。
(もちろん高級双眼鏡を三脚に取り付けて固定してみれば、数段凄い見え方をする!
でも、それならばフィールドスコープでいいという事にもなる...双眼鏡というのは手持ちで簡単に見えると言う事が大事な存在意義であるんだから。)

一番安い小型の防振双眼鏡でこれなら、もっと性能のいい防振装置の双眼鏡なら、もっともの凄い発見が有るんじゃないか...意識が変わってしまった。

それから、長い時間をかけて集めた高級双眼鏡は、殆ど全てネットで売り払ってしまった。
全然儲けはしなかったが、殆ど損もせずに防湿庫は2台だけ残してほぼ空っぽになった。
今残っているのは、僅かに6台。
2台を除いて、それから集めた防振双眼鏡が4台。
(この後から集めた防振双眼鏡の話は後程)
散歩のおりも、鳥見や風景見、花見や星見など、見たいものが有る時には必ず防振双眼鏡を持って行く。

前回書いたニコンの8x20は、持っている中で一番小さいので、あくまで万が一の為に入れておくだけ。

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2017年3月31日 (金)

もう一つの趣味・双眼鏡

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最近は毎日欠かさず散歩をしている。
今は全ての原稿がメール入稿になってしまったので都内に出て歩く事も殆ど無くなり、ゴルフのラウンドも減った為に、ジムにでも行かないと絶対に運動不足になる。
このままでは肥満と共に筋力も衰えるのは必然。

ただ、ジムの「室内で汗を流す」事があまり好きではない為に、毎日5千歩以上歩く事にした...のんびりのジジババ散歩ではなく、汗をかく為の「速歩」だ。
ただし、毎日同じ所じゃ飽きて気持ちが続かない。
で、毎日方向を変えて出かける事にし、おまけに何か「目的」あるいは「寄り道をする事にした。

その目的あるいは寄り道は、風景見物・植物見物に鳥見だ。
他にハンバーガーショップでの読書や1円パチンコでの気晴らしなども取り混ぜて、毎日の散歩が同じになって気持ちが切れないように工夫している。
その為にヒップバッグにお絵描き道具と文庫本、それにこの双眼鏡を常時入れて出かける。

この双眼鏡は、一時期ツアイス・ライカ・スワロフスキー・ニコン・ビクセン・高椅他...口径も大きさも違う1級品だけを60台以上オクで集めて、見比べて楽しんだ時期があった。
そんな中で、実際に星や鳥、風景や野の花や昆虫などを見比べて、殆どを売り払い自分が使いやすくよりよく見えると感じたものを4種類・6台だけ残した。
その結果は世の評判とは違い、スワロフスキーやライカ・ツアイスは手元に残さなかった。
その理由は追々書いて行く。

この常時携帯のニコン8x20HGは、こうした小型の双眼鏡の中で抜群の解像度と明るさだった。
自分の感覚では同口径のツアイスやライカ、スワロフスキーなどより数段よく見えると感じたので残した。
この「HG」は、レンズ製作で使う鉛が公害の元凶となるという理由で、鉛を使わずに作られたHGLよりずっとよく見えると感じている旧型の方だ。

これで見るのは散歩の途中の野の花や木々の姿、鳥や魚や昆虫を良く見たい時に実に役に立つ。
また意外な所では、最短焦点距離が短いので居酒屋での黒板メニューやお薦めの文字を読む時や、展覧会での作品をアップで見るときにも役に立つ。
防水でもあり、バッグのポケットに入れておいて全く邪魔にならない。
定価で5万する高級品だが、その価値はある。
ネットで状態の良いモノが2〜3万であったら「買い」だろう。
(星も結構良く見える)。

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